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マッサージピールはセルフでやると危険!?

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ターンオーバーの促進作用やコラーゲンの生成作用によって美肌を目指せるマッサージピールは、短期間で理想のお肌を目指せる人気の施術です。
最近では、マッサージピールをセルフで行っている方もいるようですが、実はこの行為には危険が伴うのです。
こちらの記事では、マッサージピールに期待できる効果や、マッサージピールをセルフで行うことの危険性についてご紹介しています。

マッサージピールに期待できる効果とは

マッサージピールとは、薬剤を皮膚に馴染ませて洗い流す施術で、「トリクロロ酢酸」「過酸化水素」「コウジ酸」等の作用によって、理想のお肌を目指せます。
それではまず、成分ごとに期待できる効果からご紹介しましょう。

マッサージピールの製品

マッサージピール

トリクロロ酢酸

繊維芽細胞の活性化によるコラーゲン産生効果を期待できるピーリング成分です。
この成分は強いピーリング作用がある成分で、そのままの状態で使用すると肌荒れや炎症の原因になることがあります。
そして、以下でご紹介する過酸化水素と融合させることで抗炎症作用が生まれ、肌荒れや炎症を起こすことなく美肌を目指せるのです。

年齢によってターンオーバー周期が長引くと、若い頃には気にならなかったくすみが目立ってきたり、できているシミがなかなか薄くならなかったりするトラブルが起こりやすくなります。
そして、このような肌トラブルに対応できるのが、トリクロロ酢酸と過酸化水素なのです。

過酸化水素

強いピーリング作用や炎症作用を抑える成分です。
また、この成分は真皮層に存在する細胞に直接アプローチできるため、繊維芽細胞の活性化によるターンオーバー促進効果を期待できます。
上記でも触れましたが、この成分はトリクロロ酢酸が持つ強いピーリング作用や炎症作用を緩和させる働きがありますので、肌細胞にマイルドに働きかけてコラーゲン産生の促進を行えます。

コウジ酸

美白成分として知られているコウジ酸には、メラニン色素の発生を抑制する作用があるほか、糖化の原因となるAGEs(終末糖化産物)の発生を抑制する作用もあります。
また、肌老化の原因となる活性酸素の働きを抑制する作用もあるため、積極的にエイジングケアをしたい方には特におすすめできる成分なのです。

このように、マッサージピールにはあらゆる効果を期待できますので、エイジングケアを行いたい方や美肌になりたい方には特におすすめできる施術だといえるでしょう。

マッサージピールのセルフケアは危険!?その理由とは

マッサージピールに配合されているトリクロロ酢酸はお肌に与える刺激が強い成分であるため、本来ではクリニックでしか取り扱うことができません。
しかし近年では、SNSの情報などによって個人輸入で薬剤を入手して、セルフでマッサージピールを行う方が増えているといいます。
マッサージピールのセルフケアには、クリニックよりも安い費用で施術をを行うことができ、お好きな時間に施術を行えるというメリットはあります。

マッサージピールのセルフケアは危険性について解説する女性

しかし、マッサージピールのセルフケアには、数々の危険が潜んでいるのです。
それでは、どのような危険が潜んでいるのか、ご紹介していきましょう。

マッサージピール

薬剤の品質が不透明

マッサージピールの薬剤は個人輸入で入手できますが、海外製の薬剤は数多く存在し、その中には品質が不透明な種類も存在しています。
また、海外製の薬剤は取扱い説明も外国語表記となっているため、実際にどのような成分が配合されているのかをしっかりと確認できない可能性もあります。
特に、極端に安価な薬剤になると、品質に問題があったり、肝心の成分の配合量が少なすぎたりすることがあり、思うような効果を得られない可能性もあるのです。
さらに、防腐剤などの配合量が多すぎる製品の場合では、成分の働きによって肌荒れや炎症が起こるリスクもあります。
一方、クリニックで用いられる薬剤は正規品であるため、配合成分をきちんと確認することができますので、不安なく施術を受けることができるのです。

もちろん、個人輸入で入手した薬剤がすべて低品質だということではありませんが、品質を確認できないままで購入した薬剤の中には、低品質な種類も混じっている可能性があります。
つまり、個人輸入で入手した薬剤を使用してのマッサージピールには、危険が潜んでいると考えておく必要があるということなのです。

肌トラブルはすべて自己責任扱い

個人輸入で入手した薬剤の使用で肌トラブルが起こった際には、すべて自己責任で対処しなければなりません。
それは、本来であればクリニックで受けるはずの施術を、美容医療の知識がない方が間違った方法で使用した結果だからです。
そうなってしまうと、今度は肌トラブルを改善するための施術が必要になることがあり、余分に費用がかかる可能性が広がります。

クリニックでは、お客様のお肌の状態を確認しながら慎重に薬剤を塗るため、肌荒れや炎症のリスクを軽減させた状態で施術を受けることができます。
一方、セルフでマッサージピールを行う場合では、肌チェックをしないまま施術をすることになりますので、薬剤の使用量を間違えるといったトラブルが起こる可能性があります。
そしてその結果、肌荒れや炎症が起こることになるのです。

マッサージピールが適していない可能性

クリニックでは、カウンセリングや診療時にお客様のお肌の状態をよく確認し、マッサージピールによる施術の可否を決定します。
つまり、お肌の状態によっては、マッサージピールではなく別の施術のご案内になることがあるということです。
たとえば、すでに肌荒れが起こっている状態でマッサージピールを行ってしまったら、肌荒れが悪化したり炎症に発展したりすることがあります。
そして、そのような状態を避ける目的で、別の施術を提案することがあるということです。

一方、マッサージピールでセルフケアをする場合では、何も考えずに薬剤を使用することになりますので、マッサージピールが適していない状態で薬剤を使用してしまう可能性があります。
特にニキビが悪化している状態で薬剤を使用してしまった場合では、ニキビがさらに悪化するリスクが高まります。
また、敏感肌の方がセルフでマッサージピールを行ってしまったら、炎症が起こって取り返しがつかない状態になる可能性もあるのです。
マッサージピールによる施術が適切かどうかは医師が判断するものであり、素人では判断することができません。
つまり、マッサージピールのセルフケアは行うべきではないということなのです。

使用頻度を間違えると肌トラブルの原因に

マッサージピールは定期的に受けることで理想のお肌を目指せる施術です。
そして、ここで注意していただきたいのは、お客様一人ひとりのお肌の状態によって、マッサージピールを受ける頻度が異なるということです。

しかし、マッサージピールのセルフケアでは、適した頻度がわからず、どうしても短い間隔で施術を行ってしまい、ターンオーバーの周期が極端に短くなるなどのトラブルが起こることがあるのです。
ターンオーバーの遅れはシミやくすみの原因になるため改善しなければなりませんが、反対に短すぎた場合では、敏感肌になってしまうことがあります。
敏感肌はバリア機能が低下している状態であるため、外部からの刺激を受けやすく、ちょっとした刺激で肌荒れや炎症を起こすことがありますので、この状態だけは何としてでも避けなくてはなりません。

一度敏感肌になると改善までに時間がかかったり、市販の化粧品では対応できなくなったりすることがありますので、それを避けるためにも、セルフでのマッサージピールは行うべきではないのです。

保管方法に対する不安

クリニックでは、衛生管理が行き届いた場所で薬剤を保管するため、保管によって品質が劣化する心配がありません。
一方、お客様ご自身で薬剤を保管する場合では、一般的な冷蔵庫で保管することになりますので、衛生面や品質の劣化などに対する不安があります。

また、マッサージピールの薬剤の消費期限は思いのほか短く、期限内に消費しきれなかった薬剤はあっという間に劣化してしまいます。
こう聞くと、「使用頻度を高めて早めに使い切ろう」という発想になる方がいるかもしれません。
しかし、上記でも触れたように、マッサージピールの適した頻度には個人差があり、使用頻度が高すぎたことで敏感肌になったり炎症が起こったりするリスクが高まるのです。
そうならないためには、クリニックで安全にマッサージピールを受けるというのが一番の方法でしょう。

マッサージピールはクリニックで受けましょう

マッサージピールは、薬剤さえ入手できればセルフで行える施術です。
しかし、セルフでのマッサージピールには数々の危険が伴うため、おすすめできません。
つまり、マッサージピールを受けるなら、美容医療を熟知した専門医や看護師に任せるのがおすすめの方法だということですね。
なお、クリニックでのマッサージピールは、以下に該当する方におすすめです。

マッサージピールについて説明している医師
  • 従来のケミカルピーリングで肌荒れを起こしたことがある方
  • ターンオーバーの促進でシミやくすみを改善したい方
  • 繊維芽細胞の活性化やコラーゲンの産生でエイジングケアをしたい方
  • 肌質改善をしたい方
  • 定期的に施術を受けられる方
  • 年齢を感じさせる首のしわを改善したい方
  • ダウンタイムがほとんどない施術でエイジングケアをしたい方

クリニックのマッサージピールは、お客様一人ひとりの状態をよく確認した上で行いますので、セルフケアで起こる可能性があるトラブルの不安なく、施術を受けることができます。
マッサージピールのセルフケアには、安価でお手軽に行えるというメリットはありますが、その一方で数々のトラブルに見舞われる危険があるということも知っておかなくてはなりません。
また、セルフケアでトラブルが起こった際の責任は、すべて自分で負わなくてはならないというデメリットもあります。
セルフでのマッサージピールの危険やデメリットがいくつもありますので、それらを回避するためにも、クリニックで施術を受ける方向で検討することが望ましいといえるでしょう。

マッサージピールなら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、マッサージピールの美容整形を多く行っております。
マッサージピールの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

東京シンデレラ美容外科の看板

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マッサージピール

Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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