タレ目形成(グラマラスライン)のメリットやデメリット!後悔しないための注意点
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。
欧米人は二重ラインが広く、目元がパッチリとしている方が多い傾向にありますが、日本人を含む東洋人は目尻側の下まぶたがつり上がっていることが多く、それによってどこかキツイ印象を与えてしまうことがあります。
「タレ目形成」は下まぶたの外側を1/3程度下方向に引き下げることによってつり目を改善し、タレ目で優しい雰囲気の目元へ整える手術法です。
タレ目形成は目元の美容医療の中でも近年、特に人気が上昇している手術法です。
そこで今回はタレ目形成のメリットやデメリットをはじめ、後悔しないための注意点について解説していきます。
タレ目形成(グラマラスライン)の種類について
タレ目形成の手術方法は大きく分けて「埋没法(タッキング法)」・「結膜切開法」・「皮膚切開法」の3種類があり、当院でもこれらの手術方法を採用しています。
この症例写真は、目頭切開とタレ目形成を受けた女性の症例写真になります。
埋没法
埋没法はメスを使わずに結膜側から瞼板に医療用の糸を通し、瞼板が下がるようにキュッと糸を結ぶことでタレ目に仕上げる術式です。
ダウンタイムが短く、身体的な負担が小さいことが大きなメリットです。また、万が一イメージ通りでなかった場合もやり直しができるという特徴があります。
切開法
メスを使わない埋没法に対し、切開法はメスを使って皮膚を切除する必要がありますが、切開法は半永久的な効果が欲しい方やつり目が強く、埋没法では後戻りしやすい方に適しています。
結膜切開法
結膜側からメスを入れ、余分な皮膚を取り除いたら下まぶたの腱膜と瞼板を糸で固定し、結膜を縫合することで下まぶたを拡大する手術法です。
麻酔を使用するため、手術中は痛みを感じることはありません。麻酔が切れると少し痛みが現れることもありますが、クリニックから痛み止めや抗生物質が処方されることが一般的です。
皮膚切開法
下まぶたの表面からメスを入れ、余分な皮膚を切除したら希望のタレ目に合わせて下方向に皮膚を縫い縮めながら傷口を縫合します。
ほとんどの場合、結膜切開法だけで十分な効果を得ることができますが、つり目の程度が強い場合は皮膚切開法を提案することがあります。
タレ目形成(グラマラスライン)のメリット
ぱっちりと大きな目元に仕上がる
目元を大きく見せる方法の一つとしては、上まぶたの二重切開などがありますが、タレ目形成によって、まぶたを下方向に下げることでも目元を大きくすることが期待できます。
また、より大きな目元を叶えたい場合には、目頭切開や目尻切開などの手術法を組み合わせることも可能です。
この症例写真は、タレ目形成の手術前と3か月後の症例写真になります。
つり目を改善できる
タレ目形成によって目尻を下げ、下まぶたの縁を広げることでつり目を改善し、メイク無しでも優しい印象の目元を手に入れることができます。
カラコンが似合う目元になる
タレ目形成術は下まぶたを拡大することで白目の面積が増えるため、カラコンを付けた時に目のバランスが良くなり、クリっと可愛らしい印象の目元を作ることができます。
タレ目形成(グラマラスライン)のデメリット
傷跡が残る可能性がある
メスを使用するタレ目形成術の中でも結膜切開法の場合、まぶたの裏側からのアプローチとなるので傷口が正面から見えることはありません。一方、まぶたの表側からメスを入れる皮膚切開法は、下まつ毛の生え際あたりに傷跡が残る可能性があります。
コンシーラーやアイシャドウでカバーできる程度の薄い傷跡で、ほとんど目立つことはありませんが、普段からすっぴんで過ごす機会が多い方やあまりアイメイクをしないという方は結膜切開法、もしくは切らない術式の埋没法を選ぶのがおすすめです。
三白眼になる可能性がある
タレ目形成術によって下まぶたを大きく下げれば下げるほど、可愛らしい目元になるとは限りません。
過度に下まぶたを下げると白目の割合が大きくなり、三白眼になってしまうケースがあるため注意が必要です。
三白眼になると、形自体にはタレ目だとしても、ややキツイ印象やクールな雰囲気になってしまうため、カウンセリングの際にじっくり医師に相談し、理想の目の形状や下まぶたの下げ度合いなどデザインを入念に決めるようにして下さい。
年齢と共に下まぶたにたるみが現れやすい
タレ目形成術は下まぶたを拡大するため、加齢によって目元の皮膚が衰えるとまぶたのたるみが強く出やすい傾向にあります。
また、タレ目形成で表現できる目元はどちらかというとキュートで幼い雰囲気であることから、年齢が上がるにつれて目元だけ子供っぽい印象が残ってしまう可能性があります。
タレ目形成(グラマラスライン)が向いている人
タレ目形成は下記のような方に向いている美容医療です。
- パッチリと大きな目元を手に入れたい方
- 可愛らしい印象の目元にしたい方
- 目が細く、鋭い印象に悩んでいる方
- たれ目メイクだけでは満足ができない方
- 寄り目がちな印象を改善させたい方
- 目尻部分の白目の面積を広げたい方
タレ目形成(グラマラスライン)が向いていない人
タレ目形成は女性的で可愛い目元を作ることができますが、クールなイメージの目元を理想としている方には適していないこともあります。
力強く、知的な印象の目元を手に入れたいと考えている場合、他の術式について検討されてみることをおすすめします、
- クールな目元を手に入れたい方
- 切れ長でミステリアスな雰囲気の目元になりたい方
- 離れ目を改善させたい方
- 女性らしい目元を避けたい方
タレ目形成(グラマラスライン)のダウンタイム中の過ごし方
メスを使わない埋没法の場合、ダウンタイムはほとんどありませんが、切開法を受けた場合、約1~2週間程度のダウンタイム期間があります。
ダウンタイム中の過ごし方次第で術後に現れやすい、腫れや内出血等の症状を早めに落ち着かせ、ダウンタイム期間を短くすることにも繋がりますので、下記のような点を心がけてみて下さい。
洗顔
手術当日は濡れタオル等を使った目元以外の拭き取り洗顔は可能です。翌日から目元以外の洗顔が可能となり、翌々日には目元を含む洗顔ができるようになります。ただし、洗顔を行うことで患部にダメージを与えてしまう可能性がありますので、しばらくの間は洗顔料の使用を控え、水やぬるま湯で優しく丁寧に洗うことを意識してください。
シャワー
手術当日はシャワーを浴びることができません。洗顔と同様に、翌日からは目元以外のシャワーが可能で、翌々日からは通常のシャワーを行っていただけます。
シャワーの圧力が手術した部位に大きな負担をかけてしまう可能性がありますので、直接目元に当たらないよう十分注意して下さい。
また、手術した翌日よりシャンプーができるようになりますが、目元にシャンプー剤が入らないようシャンプーハット等を利用されることをおすすめします。
メイク
手術当日よりメイクが可能ですが、目元部分に関しては手術から一週間後、抜糸を行うまでは避けて頂く必要があります。
手術から一週間の間は目元の腫れや赤みが目立ちやすく、アイメイクができませんので周囲の方に気づかれたくない方は、最低でも一週間程度はお休みを確保し、大切な予定などを入れないようにして下さい。
コンタクト
コンタクトは抜糸をした翌日より可能となります。ただし、まだ違和感を感じる場合はお控え頂き、もう少し様子をみて頂く必要があります。
飲酒・運動
飲酒や激しい運動は血流を良くし、術後に現れやすい内出血の症状を悪化させてしまう可能性がありますので約1週間程度はお控え下さい。
タレ目形成(グラマラスライン)の後悔しないための注意点
目元の印象だけで決めないこと
女性芸能人やKPOPアイドルの間でもよく見かけるように、女性らしく大きなタレ目はトレンドの目元ではありますが、芸能人と同じ髪型をしてみたものの、なんとなくしっくりこないと感じることも多いように、イメージだけで決めてしまうと顔のバランスが崩れてしまう可能性があります。
目元の印象を上手く変えるには、顔全体とのバランスを見ることが重要となりますので、タレ目形成が適しているのか、もしくは別の手術を受けることでより理想的な仕上がりを叶えることができるのか、医師と共にじっくりと時間をかけてシミュレーションを行い、メリットやデメリットを理解した上でご自身に最も合った手術法を選ぶようにして下さい。
まずは切らない施術(手術)を行うのもおすすめ
メスを使う切開法は半永久的に効果を持続させることができますが、簡単に元の状態に戻すことが難しいというデメリットがあります。
一方、埋没法の場合は皮膚を切除していない分、限りなく元の状態に修正することが可能です。
タレ目形成に限らず、どの術式にも言えることですが、手術を受けた直後は満足をしていても「もっとこのようにすれば良かった」、「なんとなく左右のバランスが悪い気がする」と感じてしまうことは少なくありません。
そのようなリスクを避けるためにも、まずは切らない施術法によって、長期的にも違和感がない仕上がりなのかどうか、一度確認して頂くというのがおすすめです。
アフターフォローが万全
タレ目形成は比較的ダウンタイムが短いこともあり、美容医療の中でも気軽に受けることができますが、一定のリスクが伴います。
万が一トラブルが起きた時のことを考えて、保証がついているアフターフォローが万全なクリニックを選ぶ方が良いと言えます。
値段が平均よりも極端に安いクリニックの場合、保証がついておらず、まぶたの腫れや痛み、まぶたが開けづらいなどのトラブルが起きた際も一般的には無料で行われている事が多いアフターケアに対して別途料金が発生し、返って高額な費用がかかってしまう可能性がありますので、必要な費用の内訳についてしっかり確認することが大切です。
タレ目形成(グラマラスライン)なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、タレ目形成(グラマラスライン)の美容整形を多く行っております。
タレ目形成(グラマラスライン)の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
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②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。