目頭切開でできた傷跡はいつまで残る?ケアのやり方や消えない場合の隠し方など徹底解説
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。
「目頭切開の手術がしてみたいけれど、傷跡が残ってしまわないか心配」「目頭切開の傷跡がまだ少し残っているけれどいつごろ消える?」と、悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
目元の傷跡は、いくら小さくても見るたびに気になってしまうものです。
そこで今回の記事では、目頭切開で傷跡が残るのかということや、もしも目頭に傷跡が残ってしまった場合の対処法や上手な隠し方を詳しく解説します。
目頭切開をした人やする予定がある人は、ぜひ最後までご覧ください。
目頭切開をすると傷跡は残る?
目頭切開手術とは、詳しく説明すると目頭の蒙古ひだという部分を切る美容整形です。そうすることで、目が大きく見える効果が期待できます。
こちらの美容整形をすると傷跡が残るのかどうかは、きれいになるために手術を検討している人にとっては気になるポイントです。結論としては、目頭切開の手術をしても、傷跡が残ってしまうことは少ないです。詳しい内容を解説します。
傷跡が残ることは少ない
目頭切開の手術によって、最終的に傷跡が残ってしまうことは少ないです。
万が一多少の傷跡が残ることがあっても、よく見ないとわからないほど薄かったり小さかったりと、目立つ大きな傷が残ることは珍しいでしょう。
ただし、体質などによって、稀に人から見てもわかるぐらいの傷跡が残ってしまうこともないとは言えません。
普段から傷跡が消えにくい人やケロイド体質の方は注意が必要なので、手術前に主治医とよく相談するのが大切です。
手術の方法によって傷跡が変わる
目頭切開とひとくちに言っても、手術の方法は大きく分けて3種類あります。
一昔前の目頭切開の主流は「三日月法」というものでしたが、こちらは傷跡が汚く残りやすかったり、切開してもすぐに元に戻ってしまったりデメリットが多かったので、近頃はあまり使われなくなりました。
現在の主流の目頭切開法は、「W法」や「Z法」「リドレープ法」と呼ばれるもので、傷跡がなるべく目立ちにくい方法となっています。
このあと、目頭切開の種類のそれぞれの特徴について解説します。
目頭切開の種類を紹介
ここからは、目頭切開のそれぞれの種類の特徴を紹介します。
- W法
- Z法
- リドレープ法
目頭切開には、大きく分けて上記の3つの種類があるので、それぞれどのように手術をするのか、どのような特徴があるのかを知っておきましょう。
W法
変化が出やすいのがW法です。目頭からWのような形に切開し、皮膚の切除も行うため、縦方向への変化がつけやすく、理想通りの目に近づけやすいです。
ただ、切開だけでなく切除まで行うということで、Z法に比べて回復までのダウンタイムが長いことや、元の状態に戻すのが難しいことがデメリットとして挙げられます。
ダウンタイムは長いとはいえ、半年もすればスッピンでも傷跡が目立ちにくいほどになるので、それほど心配することはないでしょう。
Z法
目頭をZ型に切開して縫合する手法です。W型より画数が少なく、治りが比較的早いのがメリットです。目頭を尖った形にしやすく、シャープな目元を演出できます。
バランスをみながら切開の調整ができるため、より自然な仕上がりが期待できます。
万が一、手術の仕上がりに不満があった場合でも、逆Z法を施せば、ある程度は修正することもできるので安心です。Z法は傷にかかる力を抑え、傷が目立ちにくくなるため、1番多くの美容外科医が採用しています。
リドレープ法(韓流切開法)
リドレープ法は、「韓流切開法」とも呼ばれています。目頭から下のラインまで切開して縫合します。
傷の位置が目立ちにくいですが、効果が弱いのが特徴です。
蒙古ひだの張りが弱い方や、傷跡が気になる方に適しています。
目頭切開による傷跡の特徴は?
目頭切開をした後の傷跡ですが、手術後しばらくはダウンタイムとなり、大なり小なり気になる症状がでることもあります。
術後の経過日によって、傷跡の形状や特徴は変わっていくので、出現する可能性のある傷跡の特徴をチェックしておきましょう。
この症例写真は目頭切開の術前と手術直後と1ヶ月後と5か月後の経過の症例です。
赤くなり腫れる
いわゆるミミズ腫れやケロイドのような状態の傷跡で、比較的手術から日の浅いときに現れることが多いです。
しばらくは赤くなっていても、だんだんと薄くなり目立たなくなってくるようなら様子を見てください。
しかし稀にケロイド体質の人もいて、その場合赤く腫れている傷跡が残ってしまうこともあるので、心配な場合は事前に主治医などに相談しておきましょう。
また、色素が濃い肌色の人も、傷跡が目立ちにくくなるのに時間がかかったり、最終的に目立ちやすくなったりするので、こちらも先に相談しておくのをおすすめします。
薄い線が出る
手術から時間が経過すると、目立ちにくいけれど薄い線が残っている、という状態になることが多いです。
W法やZ法での手術跡が、うっすらと残っている状態が続くと、「スッピンだと手術跡が見えてしまう」「いつまでも消えなかったらどうしよう」と不安になるかもしれません。
しかし、多くの場合は、うっすらとした線も半年ほどすれば完全に消えて、スッピンでもわからない状態になることがほとんどなので、心配しすぎずに過ごすようにしましょう。
白い点ができる
目頭切開の手術をしたあと、白い点が出てきたという方も中にはいらっしゃいます。
この白い点の原因は2種類あり、1つは成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)で、もう1つが稗粒腫(はいりゅうしゅ)です。
成熟瘢痕は、手術跡の皮膚が再生した時に色が変わってしまった状態で、治ってしまっているのでそれ以上に皮膚の色が戻ることはなかなかないでしょう。
稗粒腫(はいりゅうしゅ)は角質が溜まっている状態です。体質的に出来やすい人がいますが、角質を排出することで、治療可能です。
どちらの場合も、クリニックで相談することで手術などをして改善してもらえることもあるので、気になる人は主治医に話してみましょう。
目頭切開の傷跡の経過をチェック
それでは、実際に目頭切開をした時、どのような経過をたどるのかを詳しく解説します。
前もって知っておくことで、実際に傷跡が残ったり消えにくかったりしても、目安がわかって安心できるでしょう。
手術当日は赤く腫れやすい
手術をした当日は、切開や切除をしたばかりなので、傷跡が赤くなったり腫れたりしやすいです。
小さな切り込みとはいえ、メスで切っているため、出血していたり内出血になっていたりすることもあります。
血が固まったような跡になっていても正常なので、気にしすぎないようにしましょう。
1週間程度で抜糸する
1週間ほど経つと、手術で縫合した部分の抜糸を行います。1週間経つことで、赤く腫れていた傷が治っていたり、内出血が薄れてきていたりすることが多いです。
抜糸による刺激で、少し痛みが出たり出血したりすることもありますが、こちらも2〜3日すれば治まることが多いので、気にして触りすぎないようにしましょう。
手術後1〜2ヶ月経つと傷跡はほぼわからなくなる
手術から1〜2ヶ月もすると、腫れは治まり傷は薄くなることがほとんどです。メスの跡が白い線になっている方が多いかもしれません。
手術から1〜2ヶ月では、まだスッピンでは線がわかってしまうかもしれませんが、半年ほど経つと全く線も見えなくなるケースがほとんどなので、安心してください。
もし目頭切開で傷跡が残ったら?対処法を解説
基本的には、傷跡が残ることはあまりない目頭切開の手術ですが、ここまでも説明したように、人によっては体質で傷跡が残りやすい場合もあります。
もし傷跡が残っても、小さな傷なので気にならないことが多いですが、もし気になるほどの傷跡が残ってしまったらどうすればいいでしょうか。
いくつかの対処法があるので、それぞれどのような方法なのか紹介していきます。
ステロイド注射を打つ
赤みを伴う傷跡は、ステロイドを注射して炎症を抑えることで目立たなくなる効果が期待できます。
ただ、ステロイド注射は、必ず良くなるかはわからず反対に悪化してしまう可能性も否めません。
安易に施術を決めずに、傷跡の様子を見守りながら、クリニックで都度相談して進めるのが安全です。
目頭切開でできた傷跡は、長期にわたって消えづらいこともあるので、まずはなるべく様子を見て、落ち着いていくかどうかを確認しましょう。
修正手術を行う
場合によっては、修正のためにもう一度手術を行うということもあります。
しかし、もう一度メスを入れるということは、さらに傷を増やすとも考えられるので、傷が消えにくい人には逆効果にもなりかねません。
お客様の体質によって効果は変わりますし、どのような傷跡が残っているかによっても変わってくるので、どの対処法が合っているのかは主治医に相談する必要があります。東京シンデレラ美容外科では他院修正やセカンドオピニオンも積極的に承っています。
目頭切開でできた傷跡の隠し方を紹介
最後に、目頭切開で傷跡ができてしまったとき、わからなくなるまでの間に少しでも気にせず過ごすための隠し方を紹介します。
万が一目頭切開後に傷跡が残ることがあったとしても、効果的な隠し方を知っていたら少しは安心して手術が受けられるのではないでしょうか?
小さな傷はしばらく消えないこともあるので、上手なごまかし方を知って、傷が残ったときに備えましょう。
コンシーラーなどでメイクして隠す
傷跡は、コンシーラーやファンデーションを重ねて、メイクで隠すのが最も効果的です。
ただし、手術後1週間ほどは、アイメイクをすることができませんので、抜糸をしてからはこの方法でごまかすのがいいでしょう。
傷跡のタイプによって、サラッとしたリキッドファンデーションや、固めのコンシーラーなど隠しやすいコスメは変わるので、いろいろと試してみててください。
メガネや髪型でわかりづらくする
メイクをしなくても隠したい、というときは、メガネをかけたり前髪を少し長めにおろしたりすることで、傷跡をわかりづらくします。
普段からメガネをかけている人なら、違和感なく隠せていいでしょう。
髪の毛で隠したいという場合は、目頭切開をする前から少し前髪を長めに伸ばしておくのがおすすめです。
まとめ
こちらの記事では、目頭切開で傷跡が残るのかということや、もし残った場合の対処法や隠し方についても幅広く解説しました。
目頭切開は、目頭の皮膚を切除したり切開したりすることで、目を大きく見せる手術。目を大きく見せたいということは、当然自分の好みの可愛らしい、きれいな目元にしたくて手術を検討する人がほとんどでしょう。
それなのに、目元に傷跡が残ってしまうのは、とても辛いことなので心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの記事で解説したように、目頭切開の手術で傷跡が残ることはほとんどありません。けれど、人によってはうっすらと消えない傷跡が残ることもないとは言えないのが実際のところです。
普段から傷が残りやすい人は注意が必要なので、事前にクリニックでしっかりと相談してから手術を検討してください。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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