埋没法の施術を受けた女性

埋没法が10年以上癒着するか医師が解説

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 14 分です。

埋没法は、メスで皮膚を切開することなく二重を形成できる美容整形であることから、お手軽に二重を手に入れたい方に人気の手術となっています。
しかしその一方で、「埋没法を受けたのに元に戻った」という声も多く挙がっている事実があるのです。
とはいえ、埋没法で癒着が起これば、美しい二重を10年以上キープできる場合もあります。
こちらの記事では、埋没法の癒着とは何か、埋没法で癒着が起こりやすい方や元に戻りやすい方の特徴、美しい二重を長時間持続させる方法についてご紹介しています。

二重埋没法

埋没法が10年以上、癒着するかどうか?メリットとデメリットを交えてご紹介

埋没法の癒着とは、二重のラインを形成している皮膚が筋肉とくっつくことで起こる現象で、この現象が起これば、10年以上美しい二重を維持できる可能性が高くなります。
また、埋没法では簡易的な方法と癒着しやすい方法があり、クリニックによって技法が異なるため、癒着をお望みの方は、癒着しやすい技法を取り入れたクリニックを選ぶ必要があるでしょう。
しかし、埋没法の癒着にはメリットもデメリットもあるため、少々注意が必要なことも確かなのです。

【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・内出血・腫れ・痛み・左右差など

癒着のメリット

埋没法で起こる癒着のいちばんのメリットは、ご希望の二重を長期間維持できるという点にあります。
埋没法は医師の手技やまぶたの厚み等によって二重のラインが取れてしまう場合がある手術として知られており、人によっては稀に短期間で元の状態に戻ってしまうことがありますが、癒着が起こればその心配がなくなります。
また、癒着が起こることで10年後も二重のラインがキープできます。ただし、加齢によるまぶたのたるみなどで、 二重のラインがぼける場合があります。

癒着のデメリット

埋没法で起こる癒着のデメリット、それは、手術で糸を外したとしても二重のラインがとれにくい状態になるという点にあります。
たとえば、埋没法のデザインが気に入らなくて再手術を希望したとしましょう。
この場合では、埋没法での手術が難しく、全切開での手術が必要になることがあります。

埋没法で癒着が起こりやすい方と元に戻りやすい方の特徴

埋没法を同じ技法で受けたとしても、癒着が起こりやすい方とそうでない方がいます。
では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
それでは、埋没法で癒着が起こりやすい方と、癒着が起こらず元の状態に戻りやすい方の特徴をご紹介しましょう。

埋没法で癒着が起こりやすい方と元に戻りやすい方の特徴を紹介する看護師

癒着が起こりやすい方の特徴

埋没法で癒着が起こりやすいのは、まぶたの脂肪が少なく、皮膚自体が柔らかいタイプの方です。
また、目元にむくみが出にくい方も、埋没法で癒着が起こりやすいでしょう。
しかし、その裏を返すなら癒着で元に戻りにくくなる可能性があるということですので、将来的に二重のラインを変えたいとお考えの方にとってはデメリットになる可能性があります。

癒着が起こりにくい方の特徴

まず、日本人の特徴ともいえる蒙古ヒダが多い方は、埋没法で癒着が起こりにくいと考えられます。
また、まぶたの脂肪が多い、皮膚がたるんでいる、皮膚が硬いという方も、癒着が起こりにくいでしょう。
なお、まぶたの脂肪が多い方は、埋没法の二重が取れやすい可能性があるため、切開法での手術で検討したほうが良いかもしれません。

埋没法が元に戻る原因

まぶたの脂肪が多い方は、そうでない方よりも癒着が起こりにくいだけでなく、元の状態に戻る可能性が高いと考えられます。
しかし、埋没法で癒着が起こりにくくなったり、二重がとれたりする原因はこの限りではなく、別の部分に原因が隠されていることもあるのです。

埋没法の図解

急激な体重の増加

埋没法を受けた後に急激に体重が増加すると、まぶたに脂肪が蓄積されて癒着が起こりにくくなったり、とれたりすることがあります。
特にもともとまぶたの脂肪が多い方の場合では、さらに脂肪が蓄積されることで、比較的早い段階で埋没法の二重がとれてしまうことがあります。
また、顔にむくみが出やすい方も、そうでない方と比較した場合には、埋没法の二重が取れやすいと判断できるでしょう。

幅広の二重を形成した

埋没法では二重の幅を決めて手術を受けることができますが、欲張って幅広にしすぎると、糸が耐え切れず、癒着が起こりにくくなるほか、埋没法の二重がとれやすくなります。
埋没法では、7mm以下の幅で二重を形成することでとれにくくなるとされていますので、癒着を起こしやすく埋没法の二重のとれにくさで考えるなら、なるべく7mm以下の二重幅でデザインを決めると良いでしょう。

1点留めで処理をしていた

埋没法では、1点留め、2点留め、3点留めというように、糸で留める箇所を決めることができますが、留める数が少ないほど耐久性が弱くなります。
つまり、1点留めで処理した二重は癒着が起こりにくくとれやすいということになります。
1点留めには腫れや内出血が少なく、回復が早いというメリットはありますが癒着の起こりにくさや二重のとれやすさで考えるなら、なるべく避けたほうが良いでしょう。
ただし、留める数が多くなる分ダウンタイムが長引く可能性がありますので、この点についてはあらかじめ頭に入れておく必要があるでしょう。

年齢による皮膚のたるみ

まぶたの皮膚は年齢とともに変化する可能性があり、年齢によってたるんでしまった場合では、癒着が起こりにくくとれやすくなります。
反対に、若い年代の方の場合では、まぶたの脂肪や細胞が入れ替わる周期が短いため、それによって癒着が起こりにくくとれやすくなることがあります。

目元に刺激を与え続けた

目を擦る癖があったり、フェイスマッサージで目元に刺激を与え続けたりすると、その刺激によって糸が緩む、切れるといったトラブルが起こることがあります。
なお、フェイスマッサージは術後1カ月以上が経過していれば行えますが、毎回強い力を目元に加えてしまうと、埋没法の二重がとれやすくなります。

美しい二重を長期間キープさせるには?方法をご紹介

埋没法で癒着を起こさせたり、二重の美しいラインを長期間維持させたりするには、どのような対策が必要なのでしょうか。
それでは、3種類の対策方法についてご紹介しましょう。

目頭切開と併用する

日本人の特徴でもある蒙古ヒダは、人によって大きさが異なり、蒙古ヒダが大きくて目頭の粘膜部分をすべて覆っている場合では、癒着が起こりにくく埋没法がとれやすいと考えられます。
そしてその対策として挙げられるのは、埋没法と目頭切開を併用するということです。
目頭切開手術で蒙古ヒダを取り除けば、それだけで二重のラインを形成しやすくなったり、二重のデザインに関する自由度が高くなったりするというメリットが生まれます。
なお、目頭切開で蒙古ヒダをすべて取り除いてしまうと、粘膜部分がすべて露出して不自然な仕上がりになることがありますので、この点については注意が必要でしょう。

目頭切開のデザインについてはカウンセリング時に相談でき、シミュレーションで仕上がりイメージを確認することもできます。
なお、その際には医師がお客様とは異なる提案をすることがありますが、医師は目元だけでなく顔全体のバランスを考えた提案をします。
そのような理由から、目頭切開を併用するなら、なるべく医師の提案に沿った手術で検討することをおすすめします。

埋没法と目頭切開の症例写真
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等

幅広の二重を避けたデザインにする

日本人の顔は欧米人とは異なり、どちらかというと平面に近い雰囲気であることが多いです。
そのため、立体感がある欧米人のような彫が深い二重に憧れるお客様は後を絶ちませんが、彫が深い二重が、果たして日本人の顔に雰囲気に合うでしょうか。
日本人の顔の雰囲気に合うのは、欧米人のように幅広の二重ではなく、7mm以下の幅に整えられた二重です。

ここで、「7mmではほとんど変化が見られないのでは?」と考えるかもしれませんが、二重形成では、二重のラインが奥に引っ込みますので、手術後には想像以上の変化を確認できます。
つまり、欲張って幅広にしようと考えなくても、二重形成自体が立体感を生み出し、顔の雰囲気をガラリと変えられる手術だということなのです。

もちろん、お客様のタイプはさまざまであり、もともと彫が深い顔立ちの場合では幅広の二重が似合うケースもあり、幅広のデザインで二重を形成することも可能です。
しかし、幅広のラインでデザインをすると癒着が起こらなかったり、元に戻ったりする可能性が高くなるのです。
そうならないためには、7mmの範囲内で、お客様に最も似合うラインを見つけ出し、手術を行うことが大切です。

全切開法で手術を受ける

まぶたの脂肪が厚い方は、埋没法を受けたとしても癒着が起こりにくく、とれやすいという特徴があります。
また、アレルギーなどで目を擦る癖がある方も、そうでない方よりも癒着が起こりにくくとれやすいという特徴があります。
そして、これらに該当する方におすすめしたいのは、埋没法ではなく全切開法なのです。
全切開法では、脂肪除去を同時に行えるため、埋没法よりもスッキリと整った二重を目指せ、1度手術を受けると、10年、20年と、手術の効果が持続するというメリットがあります。

もちろん、目頭切開も併用できますので、より理想に近い目元を目指したいなら、全切開法で検討するというのもひとつの方法でしょう。
全切開法では、皮膚を切開したり脂肪を除去したりするため、埋没法よりも強い腫れや内出血が見られることが多く、ダウンタイムも埋没法より長いというデメリットはあります。
しかし、手術で皮膚と筋肉を固定するため、埋没法のように癒着を待つ必要がなく、美しい二重を形成できるというメリットがあるのです。

MD式たるみ取り併用全切開二重術をした女性の症例写真
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等

特に埋没法を繰り返し受けている方の場合では、そもそも埋没法が合っていない可能性があります。
そのような方は、10年後、20年後でも美しい二重を維持できる切開法を受ける方向で検討してみると良いでしょう。

埋没法の症例写真

二重埋没法(クイックシンデレラ・トリプル)をした女性の症例写真
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等
埋没法の症例写真
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等
大宮の20代男性の埋没法の症例
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大宮の20代女性の埋没法の症例
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大宮の10代女性の埋没法の症例
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大宮の20代女性の埋没法の症例
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等
たるみ取り併用全切開法二重術と眼瞼下垂手術と埋没法抜糸をMD式で受けた女性の症例写真
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等
大宮の20代女性の埋没法の症例
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等
二重のりを使用したが、埋没法でパッチリ二重になった女性
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等

埋没法なら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、目元の美容整形を多く行っております。
埋没法の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

東京シンデレラ美容外科の看板

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当クリニックでは、専門カウンセラーによる無料カウンセリングを行っております。
患者様お一人おひとりの様々なご要望やご事情を丁寧に伺い、最適な施術をご提案させていただきます。
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二重埋没法

Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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