埋没法の直後はコンタクトしていいの?
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コンタクトレンズを常用している方の場合では、「埋没法を受けたらしばらくはコンタクトレンスを使えないの?」という不安から、なかなか埋没法に踏み切れないでいるかもしれません。
実は、埋没法の美容整形を受けると、しばらくの間はコンタクトレンズを使用できないのです。
こちらのコラムでは、埋没法の手術の後にすぐコンタクトレンズを使用できない理由や、埋没法の手術後のコンタクトレンズ使用の注意点についてご紹介しています。
埋没法の手術直後のコンタクトレンズは使用不可。その理由とは?
埋没法の手術直後のコンタクトレンズは使用不可ですが、そこには仕上がりに影響する理由が存在しています。
この症例写真は、埋没法の手術前、1週間後、1か月後の経過の症例写真になります。
手術直後はすぐにコンタクトレンズを使用できない理由
手術直後にコンタクトレンズを使用できないのは、以下の理由によるものです。
皮膚を引っ張ることで糸に悪影響が及ぶリスク
コンタクトレンズを常用している方は、コンタクトレンズ使用時に皮膚が受ける刺激を想像してみてください。
コンタクトレンズを使用する際、まぶたを引っ張り上げてはいないでしょうか。
実は、この行為によって埋没法で使用した糸が緩んだり切れたりするリスクがあるのです。
特に埋没法を受けた直後では、糸が組織に馴染んでいない状態ですので、より緩んだり切れたりするリスクが高いのです。
つまり、最低限糸が組織に馴染むまでは、コンタクトレンズの使用を控える必要があるということですね。
視力矯正用のコンタクトレンズを使用している方の場合では、コンタクトレンズ不使用によって物が見えにくいなどの不自由さを感じるかもしれませんが、埋没法の手術直後はすぐには使用できませんので、ひとまずメガネで対応するという方法がおすすめできるでしょう。
また、カラーコンタクトレンズを使用中の方の場合では、カラーコンタクトレンズを使用しないことで目元の雰囲気が変わり、気持ち的に落ち着かないことがあるかもしれません。
しかし、埋没法後すぐにコンタクトレンズを使用してしまうと、せっかく受けた手術で希望通りの仕上がりにならない可能性がありますので、医師の指示に従って一時的に使用をしないようにしましょう。
なお、手術はコンタクトレンズを外した状態で行いますので、視力矯正用コンタクトレンズを常用している方は、手術当日には度付きメガネを持参しておくことをおすすめします。
細菌侵入の懸念
コンタクトレンズは、きちんとお手入れをしていても雑菌が残っている可能性があるため、埋没法直後にコンタクトレンズを使用すると、細菌侵入の懸念があります。
埋没法を受けていない状態でも、細菌が目に侵入すると炎症や充血、痛みなどを引き起こすことがありますが、傷口ができている埋没法後であれば、なおさらそのリスクが高まります。
つまり、目の健康を守るという意味でも、手術後すぐのコンタクトレンズ使用は避ける必要があるということですね。
埋没法をしたらコンタクトレンズを使用できるのはいつから?
埋没法の手術直後はコンタクトレンズ使用が不可だということはわかりましたが、ここで気になるのは「手術後いつからコンタクトレンズを使用できるのか?」という問題なのではないでしょうか。
コンタクトレンズを使用するなら、術後48時間後以降に使用するようにしてください。
しかし、目がゴロゴロする、充血しているなどの症状が見られるようであれば、術後1週間程度は使用を控えたほうが良いでしょう。
無理にコンタクトレンズを使用してしまうと、糸が緩んだり切れたりするリスクが高まるだけでなく、雑菌侵入のリスクもありますので、十分な注意が必要です。
瞼板法と挙筋法ならどちらがおすすめ?
埋没法には、瞼板法(けんばんほう)と挙筋法(きょきんほう)があり、通常では、医師がお客様の状態を確認した上で、適切と思われる技法で手術を行います。
しかし、今後コンタクトレンズを使用するなら、瞼板法よりも挙筋法のほうがおすすめできるでしょう。
まず瞼板法ですが、この技法ではまぶたにある瞼板とという軟骨部部分に糸を通して二重を形成する方法で、簡単な技法であることからダウンタイムが短いというメリットがあります。
しかしその一方で、この技法では瞼板に糸を通して結び目を作ることから、経年で瞼板上に糸が露出してくる可能性があるというデメリットがあるのです。
つまり、コンタクトレンズ使用中の眼球に悪影響を及ぼす可能性があるということなのです。
一方の挙筋法では、まぶたの上部にある筋肉・挙筋腱膜と皮膚を直接つなぐ技法であるため、手術から時間が経過しても、糸が瞼板に露出することがないというメリットがあります。
つまり、コンタクトレンズを使用する方に向いているということなのです。
なお、埋没法のカウンセリングでは、医師からコンタクトレンズ使用の有無を問われ、お客様から「コンタクトレンズ使用中」という申し出があれば、挙筋法での手術になる可能性が高いでしょう。
ハードレンズよりもソフトレンズがおすすめ。その理由とは
あなたが普段お使いなのは、ハードレンズでしょうか、それともソフトレンズでしょうか。
実は、これらのレンズは硬度に差があり、埋没法を受けて後であれば、軟度が高いソフトレンズのほうがおすすめできます。
また、細菌侵入に配慮するのであれば、長期利用タイプよりも使い捨てタイプのほうがおすすめできるでしょう。
1Dayタイプは使い捨てタイプのため、埋没法後でも不安なく使用できます。
仕上がり後にも注意が必要!コンタクトレンズ使用時の注意点について
埋没法を受けた場合は、手術直後だけでなく仕上がり後にも、コンタクトレンズを使用する際には注意が必要です。
皮膚を強く引っ張り上げない
コンタクトレンズ使用時には、ゆっくりと瞼を持ち上げて、二重ラインにテンションがかからないように注意しながらレンズを使用してください。
二重が定着すると安心して、手術以前と同様の使用方法でコンタクトレンズを使用する方がいますが、それでは糸が緩んだり切れたりするリスクが高まります。
そうならないためには、できる限り、まぶたに刺激が加わらないようにコンタクトレンズをつけるように注意することが重要です。
メイク時にもこんな注意が必要
コンタクトレンズの使用とともに注意していただきたいのが、メイク時にまぶたを押さえつけない、クレンジング時にまぶたを過度に擦らないということです。
これらを日常的に行ってしまうと、そうでない場合よりも糸が緩んだり切れたりしやすくなります。
特にマスカラを使用している場合では、マスカラのクレンジング時にまぶたを擦ってしまうことがあるかもしれませんが、それをゴシゴシと強くしてしまうと、せっかくの埋没法がとれてしまう可能性があるのです。
そうならないためには強く擦らないことをはじめ、マスカラをまつエクに変える、お湯でオフできるタイプのマスカラに変えるといった対策が必要になるでしょう。
切開法も視野に入れておく必要性について
「どうしても埋没法で」というこだわりがないのなら、切開法も視野に入れて二重形成を検討してみてはいかがでしょうか。
というのは、切開法での二重形成は、コンタクトレンズに影響を及ぼさない手術だからです。
それでは、切開法の概要と、切開法のメリットについてご紹介しましょう。
切開法とは
切開法とは、埋没法のように目の内部を糸で留めるのではなく、まぶたの皮膚を切開し、皮下にある眼輪筋や瞼板、眼窩隔膜の処理、ケースによっては眼窩脂肪などの除去も行うことで永続的な二重を作る手術です
また、埋没法のように目の内部に糸が残ることがないため、コンタクトレンズを使用している方も不安なく手術を受けられるのです。
それでは、切開法のメリット・デメリットについてご紹介しましょう。
切開法のメリット
切開法には埋没法にはない以下のメリットがあります。
元に戻る心配がない
切開法はまぶたの組織に手を加えて、皮膚と筋肉や腱膜など癒着させる方法のため、1度手術を受ければ二重のラインが浅くなったり取れたりする心配がほとんどありません。
もちろん、末広型や平行型などのお好きなデザインを選べ、二重幅も自由にデザインできます。
つまり、切開法は埋没法よりも自由度が高い二重形成術だということですね。
脂肪の除去でスッキリとした目元を目指せる
切開法では、皮膚を切開した際に余分な脂肪を取り除くことができます。
たとえば、埋没法で二重を形成したのに、すぐに二重のラインが浅くなったり取れたりするようであれば、それは厚いまぶたの脂肪が糸に干渉していることが原因として考えられます。
そして、切開法で厚い脂肪を取り除いてしまえば、腫れぼったさがないスッキリとした目元になれるのです。
皮膚の切除で眼瞼下垂予防も
全切開二重術などの切開法では、たるんだ皮膚の切除も行えます。
まぶたの皮膚がたるむと、やがて瞳に覆いかぶさってものが見えにくくなったり、額の筋肉を使って目を見開こうとする癖がついてしまったりすることがあります。
そしてその結果、額のしわが目立つといったトラブルに発展することも珍しくありません。
しかし、切開法でたるむことで、若々しい目元を目指せるのです。
つまり、切開法の際に皮膚のたるみを取って二重を形成することが、将来的な眼瞼下垂の予防にも役立ちます。
切開法にはデメリットもある?
切開法はメリットが多い手術ですが、実はデメリットもないわけではありません。
修正が難しい
切開法は組織そのものに変化を持たせる手術であるため、1度手術を受けた後には修正は慣れた医師でないと難しいです。
デザインをしっかり決めてから手術を受けないと、のちに後悔する可能性があるので、手術前に医師によるカウンセリングをしっかり行っている美容外科を選ぶことがポイントです。
埋没法よりもダウンタイムが長い
切開法は埋没法のような簡易的な手術ではないため、埋没法よりもダウンタイムが長いというデメリットがあります。
ダウンタイムの長さには個人差がありますが、短い方でも術後1週間程度は目立った腫れや内出血が見られることがありますので、この点についてはあらかじめ頭に入れておく必要があるでしょう。
埋没法なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、埋没法の美容整形を多く行っております。
埋没法の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉 SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
-
慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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