瞼板法(埋没法)のメリット・デメリットは?後悔しないために知っておきたいポイント
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埋没法は切らない二重形成法で、“プチ整形”とも呼ばれているように、美容医療初心者の方も気軽に受けやすい施術の一つです。
埋没法には「挙筋法」と「瞼板法」の2種類があり、同じ埋没法でもそれぞれに違ったメリット・デメリットがあり、カウンセリングではお客様の理想のイメージや目元の状態を考慮しながら最も適した術式を選んでいきます。
今回は埋没法の中でも瞼板法について注目し、メリットやデメリット、施術を受ける上で知っておきたいポイントについてご紹介します。
瞼板法のデメリット
幅広い二重ラインが作れない
瞼板の高さは7~8mm程度であることから、瞼板法の施術を受ける場合、物理的に10mm以上の二重ラインを作ることが難しいです。
二重ラインを広げる範囲が狭い分、瞼板法は挙筋法以上にナチュラルな仕上がりになりますが、二重ラインが大きく、パッチリとした目元に仕上げたい方には挙筋法を提案するケースが多いです。
角膜が傷つくリスク
瞼板は挙筋腱膜(※挙筋法で糸を通す箇所)よりも眼球に近い位置にあることから、万が一糸が緩んだ際、瞬きをする度に糸が角膜に接して傷をつけてしまうリスクがあります。
東京シンデレラ美容外科では、技術力の高い医師のみが手術を行いますので、リスクを最小限にしながら最高の仕上がりを実現することが可能です。
埋没法を受ける際には、値段だけでクリニックを選ばず、必ず実績があり、技術力の医師を選ぶようにしましょう。
一般の眼科での診察に支障をきたす可能性
瞼板法によって瞼板部分にしっかりと糸を結びつけると、上まぶたが反転しづらくなる傾向にあることから、眼科で検診を受ける際に目の治療を受けることが難しくなる可能性があります。
しっかりリスクを把握し、医師と相談の上で手術をおこなうようにしてください。
ラインが修正しづらい
瞼板法は糸を取り除くことで修正施術をすることができますが、瞼板に結びつけられた糸は比較的取りづらく、何度も抜糸を繰り返すと瞼板を歪めるリスクがあるため、できるだけ一度の施術でイメージ通りの目元に仕上げるのが最も理想的です。
挙筋法と瞼板法の共通点は?
挙筋法と瞼板法は、糸を留める部位に違いがありますが、基本的な原理は同じです。下記では挙筋法と瞼板法の具体的な共通点について解説致します。
ダウンタイム
挙筋法、瞼板法はどちらも施術後に約1週間後のダウンタイム期間があり、施術後に腫れ・内出血などの症状が現れますが、挙筋法の方が強く腫れやすい、瞼板法の方が内出血を引き起こしやすいなどの違いは特にありません。
傷跡
埋没法はメスを使わないため、挙筋法・瞼板法のどちらで施術を受けても二重完成時に傷跡が目立ちにくいという特徴があります。
料金
挙筋法・瞼板法はどちらも同等の金額でプランを提案しているクリニックが多い傾向にあります。
当院ではお客様のご希望や目元の構造に合わせて6種類の埋没法をご用意しており、長期的に効果を持続させたい方のために、より二重ラインが取れにくい「クイックシンデレラ・ダブル」、「クイックシンデレラ・トリプル」などの施術法もございますのでご興味がある方は以下をご確認下さい。
【二重埋没法】挙筋法と瞼板法に共通する失敗例について
ハム目になる
ハム目とは、二重ラインから下の皮膚がまつ毛に乗るようにぷっくりとして目立ち、不自然な状態のことを指します。
ハムが糸で縛られている状態を見た時に、糸からぷにっとお肉がはみ出している部分に似ていることから、そのような名称がつけられています。
ハム目は皮膚のたるみやまぶたの脂肪に影響されることが多く、これらの要因を改善する施術法を組み合わせることで、ごく自然な仕上がりを叶えることができます。
ただし、施術直後は腫れやむくみ等が原因でハム目になる期間があるため、患部が安定するまでまずは様子を見ることをおすすめします。
二重ラインのがたつき
埋没法の施術で糸を留める位置にズレがあると、術後1カ月以上経過しているにも関わらず、まぶたを閉じた時に二重ラインがひきつっているように見えたり、ガタガタした状態に見えることがあります。
このような失敗を避けるためにも経験豊富で技術力の高い医師を選ぶことが重要です。
糸が出てくる可能性がある
埋没法は医療用の糸を使うため、仕上げの工程で必ず糸の結び目を作る必要があります。
その際、糸の結び方が緩かったり、しっかり皮膚の下に埋没されていないと、まぶたの裏から糸が飛び出てくる恐れがあります。
万が一、糸が飛び出てしまうと眼球に傷が入ったり、化膿する恐れがありますので、しっかりとアフターフォローを受けられるクリニックを選びましょう。
平行型二重を作ることが難しい場合もある
生まれつき蒙古ヒダが強い方は埋没法だけでは平行型二重に仕上げるのは難しく、埋没法と一緒に目頭切開の併用をおすすめするケースがあります。
希望通りの仕上がりを実現するためには、シミュレーションの時点で別の選択肢を含めてお伝えする必要があるため、技術力の高い医師選びが大切になります。
【二重埋没法】施術後の注意点
二重埋没法のダウンタイム期間は個人差もありますが、術後2~3日程度が腫れのピークで、1週間も経過すればほとんど術後の症状が目立たなくなります。
二重埋没法は美容医療の中でも比較的ダウンタイムが短い術式です。
ただし、施術後の過ごし方を誤ってしまうと患部に大きな負担がかかり、ダウンタイムが長引いてしまう恐れがあるため下記のような点に十分注意して下さい。
食生活に気を付ける
施術後に腫れや内出血などの症状が出ている場合、血流が良くなると症状が更に悪化する可能性がありますので、唐辛子等のスパイスを含む辛い食べ物はお控えいただくことをおすすめします。
その他、水分や塩分の過剰摂取によってむくみが生じると目元が膨張し、腫れなどの症状が更に目立つリスクが考えられるため注意が必要です。
まぶたを刺激しない
まぶたは顔周りの皮膚の中でも特に薄く、刺激に弱い場所です。施術後は特に刺激に敏感になっていますので、ダウンタイムを早く終わらせるためにも外出する際は日傘をさしたり、サングラスを着用する等して紫外線対策をしっかり実践することが大切です。
また、洗顔をする際に目元をゴシゴシ擦るようにして洗うと傷口に洗顔料や菌が侵入し、化膿する恐れがあるので、擦らないよう優しく丁寧に洗うことを心がけて下さい。
飲酒や喫煙を避ける
アルコール類は辛い食べ物と同様に、血流を促進して術後の腫れや内出血を悪化させる要因となるため、患部の状態が落ち着くまではできるだけ飲酒をお控え下さい。
また、タバコは血流を悪くさせてしまう作用があります。
血流が良くなると腫れ・内出血の治りが遅くなる原因になるとご説明しましたが、血流の悪化も細胞に上手く栄養が行き届かず、傷や腫れなどの症状を長引かせる原因になります。
喫煙者の方は、美しい仕上がりを実現するためにも、ダウンタイム期間中の喫煙を控えるようにお願いいたします。
二重埋没法で後悔しないために知っておきたいポイント
過去の症例写真を確認する
二重整形は医師のセンスによっても仕上がりが異なります。気になる医師が居たら、HPに掲載されている症例写真を確認し、”派手系の目元”・”ナチュラル系の目元”など症例がご自身の好みに最も近い医師を選ぶことをおすすめします。
この症例写真は、埋没法の手術前と1週間後の症例写真になります。
イメージ画像を用意しておく
二重埋没法で最も大切なのは仕上がりのイメージを医師と共有することです。
なりたい二重の傾向が決まっていましたら、理想の二重まぶたの画像をスマートフォン等の端末に用意しておくと、言葉だけよりもしっかりとイメージの擦り合わせを行うことができます。
広すぎる二重幅は選ばない
二重幅が広ければ広いほど眠たそうな印象になったり、瞬きがしづらくなるケースがあります。似合う二重幅は人それぞれ異なりますので、もし広めの二重幅を希望している場合は
自分の目元に合っているかどうか、納得がいくまでシミュレーションを行うようにして下さい。
リスクについても知っておく
埋没法は半永久的に効果を持続できるタイプの施術ではありません。
半永久的に二重ラインを保ちたい場合、切開法が適していますが、切開法にも傷跡が目立ちやすい、皮膚を除去するため修正手術が難しいなどのリスクがあります。
二重形成の施術にご興味がある方は、埋没法、切開法のリスクをそれぞれ把握した上で、どちらの術式を受けるべきかじっくりと検討されることをおすすめします。
保証制度が整っている
埋没法はその術式の特性から、どうしても糸が緩んでしまったり、外れてしまう可能性が考えられます。外れてしまう要因は医師の技術不足だけでなく、施術を受けた方の生活習慣にも大きく左右されます。
保証制度が充実しているクリニックを選ぶことでトラブルを回避することに繋がります。
埋没法なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、埋没法の美容整形を多く行っております。
埋没法の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。