埋没法の痛みはどれくらい?痛みを和らげる方法も解説
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二重整形の一つである埋没法は気軽に受けられる美容整形手術として若い世代を中心に人気があります。切開を必要としない手術方法ですが手術中、そして手術後の痛みはどれくらいなのでしょうか。今回はそんな埋没における痛みについてご紹介します。痛みが出るタイミングや痛みを和らげるための方法なども詳しく解説するので、埋没に興味がある方や手術を検討されている方は是非参考にしてみてください。
埋没は痛みの少ない手術
美容整形手術の中でも、埋没法は比較的痛みが少ないとされています。瞼を切開する切開法と違い、埋没法では皮膚を直接切ることなく、細い糸を使用して皮膚の下層と筋肉層を結びつけるため、侵襲が少なく術後の痛みも軽微です。
手術自体は局所麻酔下で行われるため、手術中の痛みはほとんど感じません。また、手術時間も場合により10分~20分程度と短いことも、手術に対する不安を和らげる要素となっています。
痛みを感じやすい人の特徴は?
埋没は痛みの少ない手術ですが、中には痛みを感じやすい人もいます。痛みを感じやすいのは以下のような方です。
- 注射が苦手
- 手術に緊張している
麻酔は注射で行うため、注射に苦手意識がある方は体に余分な力が入ってしまい痛みが増すことがあります。
また、埋没を受ける方の多くは美容整形手術が初めてです。手術に対して不安感があり、緊張している方は痛みに対して敏感になってしまう可能性があります。
とはいえ、当院では痛くないように配慮して手術を行うため、ほとんどのお客様は思ったより痛くなかったとおっしゃっています。
埋没で感じる3つの痛み
埋没の二重整形手術で痛みを感じる可能性があるのは以下の3つのタイミングです。
- 麻酔時
- 手術中
- 手術後
それぞれの痛みについて詳しく見ていきましょう。
麻酔時の痛み
埋没では局所麻酔をまぶたに打ちます。注射で麻酔をするためチクッとした痛みがあります。痛みというよりは刺激程度です。予防注射の痛みに比べるとほとんど痛くはありません。
麻酔時の痛みの感じ方は人それぞれで、針の太さ、注射の刺し方などによっても痛みの度合いは変わります。
緊張していると痛みを感じやすいので、リラックスすることをおすすめします。
手術中の痛み
手術中は麻酔をしているため痛みはほとんど感じません。ただ、針や糸を通す際に違和感があるため、それが痛みのように感じる方がいらっしゃいます。
手術中に麻酔が切れることはめったにありませんが、もし麻酔の効きが悪いなと感じたら早めに医師に伝えるようにしましょう。
手術後の痛み
手術後、麻酔が切れてくると痛みを感じることがあります。これも痛みの度合いは人それぞれで全く痛みを感じないという方もいれば、手術後2~3日痛みが続く場合もあります。
痛みはものもらいのような痛みだったり、ジンジンとした傷跡のような痛みだったりとこちらも人によりさまざまです。
埋没での痛みを和らげる方法
埋没手術を受ける際、できれば痛みはないほうが良いという方がほとんどだと思います。ここからは埋没での痛みを和らげる方法についてご紹介していきます。
埋没手術中の痛み緩和方法
麻酔時、手術中の痛み対策として取り入れたいのは以下の3つです。
- 細い麻酔注射針を使用する
- 細い糸を使用する
- 笑気麻酔を併用する
それぞれについて詳しく解説します。
細い麻酔注射針を使用する
局所麻酔に使う注射針は細ければ細いほど皮膚への圧力が減り、痛みが少なくて済みます。美容整形で認められている最も細い針は34Gという外径0.2mmの針です。34G針での局所麻酔は痛さではなく、ピッとした刺激を感じる程度なので注射が苦手な方に特におすすめです。
細い糸を使用する
手術中は麻酔をしているため痛みをほとんど感じませんが、できるだけ細い糸で縫合することで目の違和感を減らすことができます。細い糸は手術後の目のゴロゴロ感軽減にも効果的です。
ただ、細い糸は切れやすいためその素材に注意しなければなりません。強度が高く、持続力のある非吸収性の医療用の糸を選ぶようにしましょう。
笑気麻酔を併用する
痛みに対して不安がある方は、局所麻酔にプラスして笑気麻酔を使用するのがおすすめです。笑気麻酔とはお酒を飲んだようにフワフワとした感覚になる麻酔で、不安や痛みを感じにくくなります。
中には、全身麻酔で手術を受けたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、全身麻酔をしてしまうと途中で二重の幅や目の形の確認ができません。体への負担も大きく、費用も高額になってしまうため埋没法での全身麻酔はおすすめできません。
埋没手術後の痛み緩和方法
手術後、麻酔が切れてきたタイミングで感じる痛みには痛み止めが効果的です。埋没手術ではクリニックから痛み止めが処方されるので指示に従って服用してください。薬を飲んでから痛みが和らぐまで少し時間がかかるので、必ず用法容量を守って服用します。
また、処方された痛み止めと市販の痛み止めの併用は避けてください。もしも、よく飲んでいる薬などがあり、併用したい場合は医師や薬剤師に同時に服用が可能か確認するようにしましょう。
埋没での痛みを悪化させてしまう行動
埋没手術を受けたあと、痛みを悪化させないために気をつけたい行動は以下の通りです。
- まぶたを触る
- コンタクトレンズをつける
- うつ伏せで寝る
- 飲酒する
- 長時間の入浴
- 激しい運動
これらの行動を避けることで、手術後の痛みと不快感を最小限に抑えることが可能です。それぞれについて解説していきます。
まぶたを触る
まず一つ目は、手術直後はなるべくまぶたを触らないようにすることが挙げられます。手術後のまぶたは、傷つきやすく感染しやすい状態になっています。そのため、手でまぶたを触ってしまうと、刺激を与え、痛みを増幅させたり、感染症を引き起こすリスクを高めてしまいます。
また、まぶたをこすったり引っ張ったりすると、埋没法で使用した糸が移動したり、皮膚が傷ついたりする可能性があります。これにより、二重のラインが乱れたり、術後の回復が遅れるなどの問題が生じることがあります。
コンタクトレンズをつける
手術直後のまぶたは非常にデリケートな状態にあります。そのため、コンタクトレンズをつける行為は、まぶたや眼球に過度な刺激を与え、痛みを引き起こす可能性があるためできるだけ控えましょう。
また、コンタクトレンズは、目やまぶたに直接触れるものなので、感染症のリスクを高める可能性があります。特に手術直後は、傷口が完全には癒えていないため、細菌などが侵入しやすい状態にあります。
手術直後は可能な限り眼鏡を使用し、医師からの指示があるまでコンタクトレンズの使用を避けることが推奨されます。
うつ伏せで寝る
手術後の体勢も、痛みの悪化に影響を与える要素の一つです。特に、うつ伏せで寝ることは痛みを増幅させる可能性があります。うつ伏せは、まぶたに対する圧力が増し、それが術後のまぶたや目の周りの痛みを引き起こしやすくします。
手術後は仰向けで寝ることを心掛け、頭部をやや高くすることが推奨されます。これにより、まぶたへの圧力を軽減し、血液やリンパの流れを良くして痛みや腫れを和らげることができます。
飲酒する
術後すぐにアルコールを摂取すると、血管が拡張し血流が増加するため、まぶたの腫れや痛みを増幅させる可能性があります。
さらに、アルコールは体の水分を奪い、乾燥を引き起こします。これにより、眼球やまぶたの乾燥が進み、違和感や痛みを感じやすくなる可能性があります。特に、手術後のまぶたは敏感な状態にあるため、その影響を強く受けやすいです。
また、アルコールは睡眠の質を低下させ、充分な休息を取ることを妨げます。手術後の回復には十分な睡眠と休息が必要なので、飲酒は体の回復を遅らせる要因となってしまいます。
長時間の入浴
長時間湯船に浸かると、体の温度が上昇し、血流が増加します。これにより、術後のまぶたの腫れが増すことがあります。また、湯船の中での不用意な動きや水圧が手術部位に刺激を与え、痛みを引き起こす可能性もあります。
そのため、手術直後はシャワーを使った短時間の入浴を推奨し、湯船に浸かるのは、まぶたの腫れや痛みが引いてからにするとよいでしょう。
激しい運動
運動を行うと心拍数が上昇し、血流が増えるため、まぶたの腫れや痛みが増します。そのため術後すぐに激しい運動を始めると、手術部位の痛みや腫れを増加させてしまう可能性があります。
そのため、手術後は医師の指示に従い、適度な安静を保つことが推奨されます。体の回復を優先し、ランニングなどでの有酸素運動やジムでのトレーニング、激しい動きをともなうスポーツは適切なタイミングで適度な運動から再開するようにしましょう。
埋没手術後はすぐにお仕事や学校に復帰できるとされていますが、体力を使う仕事をされている場合はお休みするのがベターです。
そもそも埋没法とは
埋没法は二重を形成するためによく用いられる整形手術です。非侵襲的なのが大きな特徴で、医療用の糸を使って皮膚の下層と筋肉層を繋ぎ留めることで二重のラインを作ります。
糸で留めているだけの手術のため、糸を外せば元の状態に戻すことも可能で、手術自体は短時間で完了します。そのため学生さんなどでも挑戦しやすい気軽な美容整形手術として人気があります。
埋没法では糸を固定する場所を変えて二重をデザインします。希望の形、二重幅、ダウンタイムの長さなど希望に応じて手術方法を選ぶことができます。
この症例写真は、埋没法の手術前と手術直後の症例写真です。
切開法との違い
切開法は名前の通り、瞼の皮膚を切開して脂肪や筋肉を調整し、二重瞼を作り出します。これに対して埋没法は、皮膚を切らずに特殊な糸を使って皮膚の下層と筋肉層を結びつけることで二重瞼を形成します。そのため、埋没法は切開法に比べて手術時間が短く、術後の腫れやダウンタイムも少ないという利点があります。
ただし、切開法は埋没法よりも二重のラインが安定して長持ちするとされ、特に厚い瞼や脂肪の多い方に対しては切開法の方が適している場合もあります。
また、痛みの観点からも差があります。切開法は埋没法に比べて侵襲を伴うため、術後の痛みや腫れが埋没法よりも強く出ることが一般的です。とはいえ、術後の痛みに関しては切開法もそれほど気にならない程度です。
埋没法なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、埋没法の美容整形を多く行っております。
埋没法の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉 SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
-
慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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