埋没法はどんなリスクがある?
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埋没法はどんなリスクがある?トラブルが起きた時の対処法もご紹介
まぶたに糸を埋め込むことで二重のラインを形成する埋没法はまぶたを切開することなく二重を作り出す美容整形です。
そのため手術中の出血が少なく手術時間も切開法と比べると短い傾向にあります。
その一方で埋没法にはまぶたの表面や内部の組織に異変が生じるリスクもあるのです。
それでは埋没法にどのようなリスクがあるのか、加えてトラブルが起きてしまった時にどのように対処するのかという点について解説します。
埋没法にはどのようなリスクがある?
本来、経験を積んだ医師が美容整形を行えば埋没法の経過は良好なものとなります。
一方で場合によっては手術後にトラブルが起こるケースもあり、まぶたが炎症を起こしたりまぶたに強い痛みが生じたりする可能性もあります。
それでは埋没法の後どのようなトラブルが生じるリスクがあるかについて詳しくお伝えします。
まぶたが炎症を起こす
埋没法でまぶたに糸と針を通した影響で数日間まぶたが腫れる傾向にあります。
通常腫れは泣いた後のような腫れで1週間程度で治まるのですが、経過が良くないと体がまぶたに留められた糸を異物とみなし、大きく腫れたり腫れる期間が長引いたりすることがあります。
また人によって手術箇所の周辺にニキビができる可能性もあります。
内出血やかさぶたができる
手術直後のダウンタイムではまぶたに紫色の内出血が生じる傾向にあり、また針を刺した部分に黒い点のようなかさぶたが形成されることも多いです。
内出血もかさぶたも時間の経過にともなって目立たなくなっていきますが、皮膚が元通りになるまでの間にまぶたの見た目を気にしてしまう方も少なくありません。
そのため人目が気になるという方は内出血とかさぶたが生じることを把握した上で埋没法を受けることを推奨します。
また内出血やかさぶたがある状態でやむを得ず外出する場合は、太めの縁があるメガネやサングラスで目元を隠すことをおすすめします。
まぶたがむくむ
麻酔薬を注入した影響や手術後患部を修復しようと目元に血液が集まる影響で、手術後は1週間程度まぶたがむくむリスクがあります。
糸が外側に出てくる
表から留める埋没法の場合、手術の際に糸を緩く留めてしまうと、手術直後に糸がまぶたの外側へ出てくる可能性があります。
加えて手術後目をこするなどして糸に刺激が加わることも糸が出てくる要因になります。
化膿
手術後まぶたを触ると、手指に付着していた細菌が傷口から細菌が入り感染症を引き起こしまぶたが化膿する場合があります。
また留めた糸が万が一外に出てきた時に何らかの要因で糸の断面に雑菌が付着し、それがまぶたに入って感染症や化膿に繋がることがあります。
まぶたにしこりができる
手術の後まぶたが感染症を引き起こした時、まぶたの内部でしこりができる場合があります。
その他の要因としては手術に用いた糸の結び目がしこりに繋がるパターンがあります。
糸の結び目は通常皮膚の奥に埋め込まれまぶたの表面からは見えにくくなるのですが、結び目がうまく埋め込まれていないと皮膚の層の浅い部分に結び目が留まります。
そうなると結び目の部分にでっぱりが生じ、しこりができているように感じられる可能性があるのです。
角膜が傷付く
糸が眼球に触れてしまう場合は、糸によって角膜が傷付くおそれがあります。
眼瞼下垂症を引き起こす
眼瞼下垂症はまぶたを持ち上げる挙筋の働きが弱まったり眼瞼が異常をきたしたりしてまぶたが持ち上がりにくくなり、垂れ下がったまぶたで視界が塞がれる病気です。
この眼瞼下垂症の発症は埋没法と関わりがありますが、埋没法そのものが発症の直接的な要因になるリスクは低いです。
希望の二重のラインによっては、固定部にかかる負荷が強まる為、経過と共に開きにくさが生じる場合があります。
二重のラインが取れる
まぶたに刺激が加わるなどして糸が切れたり劣化したりすると、二重のラインが取れたり薄くなったりするリスクがあります。
二重が取れる時は何らかの前兆がある場合が多く、二重のラインが時々消える、ラインが薄くなる、二重だった部分が三重になるなどの異変を経てラインが取れる傾向にあります。
こうした異変がみられた時点で医師に相談するのが望ましいです。
埋没法の後トラブルが起こった時の対処法
埋没法の後まぶたが炎症を起こした、二重が取れたなどのトラブルが起きた時は決して自分で対処しようとせずにクリニックで診察を受けることを推奨します。
二重のりやアイテープを使って二重を作り直したりまぶたから出た糸を引っ張ったりする方もおられますが、そのような自己流の対処法はかえって状況を悪化させてしまう恐れがあります。
トラブル発生時は必ず医師に相談しましょう。
クリニックではまぶたの状態に応じて留めた糸を取り除いたり再度埋没法を実施し二重のラインを作り直したりすることがあります。
抜糸
まぶたが化膿している場合や糸が切れている場合は医師が糸を取り除くことを判断するケースがあります。
抜糸する際はまぶたを何mmか切開しそこから糸を取り出します。
そしてまぶたが感染症を起こし化膿している場合は抗生剤が投与されます。
再度二重のラインを形成する
お客様が希望すれば再び二重のラインを形成する手術が行われる場合があります。
この時再び埋没法が実施できることもありますが、まぶたの状態によっては実施できない可能性があります。
例えば眼瞼下垂症を発症している状態で再び埋没法を実施しても糸がまぶたの筋肉を持ち上げきれないため、二重ラインが形成できたとしてもすぐに取れてしまう可能性が高いです。
そのため眼瞼下垂症を発症している場合はまぶたのたるみを取る治療を行ってから埋没法を実施するなど状況に応じた手段で二重を再形成することがあります。
埋没法のリスクを下げるための方法
二重術においてリスクをゼロにすることは困難ですがリスクを少なくすることは可能です。
具体的なリスク軽減方法としてはクリニック選びなどに注意をすることが挙げられます。
幅の広い二重ラインが希望の場合はよく医師と相談する
二重の幅を広くとると留める糸に負担がかかりやすくなり切れやすくなります。
また二重の幅が過度に広いと目の大きさとうまく調和せず、アンバランスな仕上がりになる恐れもあるのです。
そうしたリスクがあることから手術時幅の広過ぎる二重ラインを希望する場合はどのぐらいの幅が現実的であるのかを医師に相談しましょう。
医師の実績をチェックする
比較的手軽にできる美容整形ではありますが、執刀者によって技術の差は出てきます。
そのため美しい二重ラインを手に入れるのであれば実績を積んだ医師が在籍するクリニックを選ぶことをおすすめします。
そこで医師がどのような実績があるかを知るためには、クリニックの公式ホームページを確かめてみましょう。
ほとんどのクリニックではホームページに在籍医師のプロフィールを掲載しているので、プロフィールから二重術での実績を積んでいることがわかる医師であれば信頼できる医師だといえます。
実績を積んだ医師は多くの症例に対応した手術をしてくれる可能性が高いので、顔全体のバランスが考慮されたクオリティーの高い二重術を提供してくれる傾向にあります。
また医師が何らかの学会に所属している場合もプロフィールに掲載されていることが多いです。
美容外科の医師が所属する学会としては「日本美容外科学会」(JSAPS)などが挙げられます。
医療のフィールドにはありとあらゆる分野の学会が存在するのですが、学会に入っている医師は自分の専門分野への関心が非常に高いです。
そして美容外科の関連学会に所属する医師は症例や手術方法の情報を日々積極的に取り入れている傾向が強いので、手術について何通りもの提案をしながらニーズに合った美容整形を実施してくれる可能性があります。
クリニックの対応をチェックする
まず医師やその他のスタッフの対応の良さをチェックしましょう。
医師がカウンセリングを丁寧に行いお客様の仕上がりイメージをじっくり聞き取ってくれるクリニックであれば、手術も丁寧に行ってくれる傾向があります。
また受付スタッフなど医師以外のスタッフの対応を確認することも大切です。
丁寧でニーズに合った手術を行うクリニックは院内のスタッフの教育をしっかり行う傾向にあるため、スタッフの対応が良いかどうかを確かめてみましょう。
さらにアフターケアや保証に関してクリニックがどのように対応しているかどうかもチェックしておくことを推奨します。
多くのクリニックでは手術後の経過観察などのアフターケアや保証を設けていますが、それらの具体的な内容はクリニックによって異なります。
そのため気になっているクリニックのアフターケアや保証の細かな内容を把握し、自分が安心できる内容かどうかを判断しましょう。
特に保証については元々手術に付いているケースとオプションとして保証が付くケースがあります。
オプションで保証が付いてくる場合は手術費用とは別にオプション費用がかかるので、保証を付けた時にどのぐらいの出費になるのかを把握した上で手術に臨みましょう。
埋没法なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、埋没法の美容整形を多く行っております。
埋没法の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉 SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
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