二重整形の埋没法を施術後、糸が出てくる?
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 11 分です。
「二重整形の埋没法の施術をしたけれど、瞼から糸が出てきてしまった」「瞼の裏がごろごろするけど、二重整形の埋没法をしたせい?」というような話を聞いたことがあるかもしれません。そうした心配事が起こった時、どのように対処すればいいか悩んでしまうものです。
鏡を見た時に瞼から糸が出ているのを目視できたら確実ですが、目がごろごろする症状ももしかすると裏側で糸が出ている可能性があります。
こちらのコラムでは、埋没法の糸が出てくるかどうかについて、気になる情報を幅広くまとめています。
埋没法の手術後、糸が出るかもしれない点が心配な方は、ぜひ最後までお読みください。
埋没法の糸が瞼から出てきたら
埋没法の糸は、基本的にしっかり正しく施術されていたら、瞼から出てくることはほとんどありません。ただ個人差があるため、正しく施術を行ったとしてもまれに糸が出てきてしまう場合があります。また、時間の経過とともに糸が瞼から出てきてしまう場合もあります。
埋没法では安全性の高い医療用縫合糸を使うので、皮膚の中にある状態なら糸が切れてもリスクは少ないです。
この症例写真は埋没法の手術前と1か月後の症例写真二なります。当院では、糸が出ないように気を付けて施術しております。
埋没法の糸が瞼から外に出てしまう理由
埋没法の糸が瞼から出てしまっているということは、なんらかの理由で、切れたり取れたりしてしまったということです。
生活をしていく中での癖なども、糸が取れたり出てきたりすることに関係があります。そのため、理由を知れば糸が取れないように注意を払いながら生活をすることができます。
瞼の中でしっかりと糸が留まっていなかった可能性
埋没法の糸が出てきてしまう原因として、糸がゆるく留まっていた可能性があります。
埋没法の糸は、取れないようにきつく縫い付ければいいというものではありません。ただきつくすると、二重ラインがゆがんでしまうことがあるため、絶妙な力加減が必要になります。
きつく締め付けすぎてしまうと腫れが生じることが予想される場合や、「腫れないこと」を優先してあえてゆるく糸をかける場合もあります。その場合は糸が取れやすくなります。
腫れないことを重視するか、取れづらさを重視するかで、糸の取れるかどうかの結果は変わるので、糸が取れることは失敗というわけではなく、その時の手術の方針により糸が取れる確率が変わります。もちろん基本的には糸が取れないように手術を行います。
厚めの瞼に埋没法を行った
厚い瞼に埋没法を施術したとすると、薄い瞼に施術した埋没法よりも二重のラインをキープしにくい可能性が高いです。
厚めの瞼を折り曲げてラインを作っても、元に戻ろうとする力が強く働くからです。
例えば、厚みのある布と薄い布を折りたたんだ時、厚みのある方は自然と広がってきてしまいます。これと同じように、二重瞼も厚みのある瞼の方が維持しづらいということです。
元々瞼が腫れぼったく厚みがあるという自覚がある方は、全切開をする方が長持ちします。
二重幅が広いほど取れやすい
埋没法で二重を作る際、好みの二重幅に調整して施術してもらいますが、幅の広い二重を埋没法で作ると、幅の狭い二重よりも取れやすくなります。
理由は、瞼の厚さによるものです。瞼の厚みは、上に上がるにつれて増えていきます。
先ほども書いたように、瞼が厚いところの方が二重のラインを上手に作るのが難しいです。瞼の上の方が厚いので、幅が広い二重にする場合は幅が狭い二重にする場合に比べて、取れやすい傾向にあります。たた瞼の状態によって取れやすさは異なります。幅が広い二重の場合に、切開法を行う理由はそこにあります。
無意識に目を触っている
二重整形の埋没法は、瞼を糸で縫い付けて二重のラインを作っているため、ゴシゴシと瞼をこするようなことをすると、それによって糸が取れてしまうかもしれません。
普段から目をこする癖があったり、目の周りに手を持っていきがちだという方は、そのせいで糸が外れる可能性もあるため、注意が必要です。
触ってしまって糸が取れてしまうケースは、施術してから日が浅くその状態に比較的慣れていないうちに起こりやすい傾向があります。
埋没法の施術をしたことをしっかりと認識しながら生活して、なるべく目を触らずに過ごす癖をつけてください。
太って瞼に脂肪がついた
こちらも瞼の厚みによる理由ですが、施術した時は瞼が厚くなかったのに、その後体重が増えてしまい、瞼の厚みが増えたという場合も糸が取れる原因になりかねません。
特に、瞼の厚みが増えてしまうということは、施術した時の糸のかけ具合では強度的に耐えられないということも考えられます。
埋没法の施術をしたら、なるべく瞼の脂肪が増えたりむくんだりしないように、薄い瞼をキープすることを心がけたいものです。
体重を急激に増やさない、むくみやすい塩分の多い食事を控えるなど、できることから意識してみてください。
埋没法の施術をしたところから糸が出た際の危険ポイント
それでは、上記のような理由で糸が切れたり取れたりしてしまった時、糸が出てきてしまった場合の危険ポイントはどのようなことが考えられるでしょうか。
瞼の表面と裏側のどちらから出てくるかによって対応が異なりますので、それぞれの危険な点を紹介していきます。
表面から糸が出てきたら細菌感染の可能性がある
もし、鏡を見て自分で目視できる場所に糸が出ているなら、そこから細菌が目の中に入り、感染症を起こす可能性があります。
細菌感染が起こると、施術でできた傷口が炎症したり化膿したりする恐れがあるため、すぐに対処が必要です。
感染が心配だったり、糸が出ていて気持ち悪かったりして、自分で対処したくなりますが、それは絶対にやめてください。
市販の薬をつけたり、糸を引っ張ったり切ろうとしたりすると、もっとひどい状態になる可能性があるので、むやみにいじらないようにするのが重要です。
裏側から糸が出ている場合は眼球を傷つける可能性があります。
外から見てもわからないけれど、瞼の中でごろごろした感じがする場合は、瞼の裏側から糸が出ている可能性があります。
この状態になると、眼球を糸が傷つけてしまう可能性があるので、当然この場合もすぐに対処が必要です。
瞼を裏返さないとどのようになっているかわからないので、自分でどうにかするのは表面から出てきた時よりも難しいですが、いずれにしてもむやみに触らないようにしてください。
表面から出ているよりも、裏側から出ている方が、目に当たって痛みを感じる可能性が高いです。できる限り早めに相談するようにしてください。
埋没法の糸が瞼から出てきたときに行いたい対処法
ここからは、埋没法の施術後に、瞼から糸が出てきた時に、どのような対処をしたらいいかを解説します。
基本的に、自分でできる対処法はないと考えて、早めにクリニックに相談する必要があります。
クリニックに連絡をする
まずは、どのような状態でも異常が表れた場合は、クリニックに迅速に相談してください。
瞼から糸が出ていると、どうしても気になって引っ張ったり抜いたりしたくなるかもしれませんが、触ることで感染してしまうリスクが上がってしまいます。
また、見た目や痛みに特に問題がなければ、しばらく放置しておきたいという気持ちになるかもしれません。
しかし、放っておくと細菌感染したり眼球に傷ができたりするリスクがあるので、すぐにクリニックに連絡するようにしてください。
抜糸をしてもらう
埋没法の糸が出てきた場合、特に裏側に出てきて見た目にわからず、特に痛みも感じないとそのままにしていても良い気がしますが、基本的には抜糸をした方がさまざまな理由で安心です。
外れた糸は、瞼の中で皮膚にどんどん埋もれて取りにくくなってしまうかもしれないので、早いうちに抜糸をして取り除くことをおすすめします。
特に自分でも見える外側に糸が出てしまっているなら、見た目にも気になりますし放っておくことはできないので、抜糸をする可能性が高いです。
抜糸をしてから、改めて同じように埋没法を施術してもらうのか、切開法で二重整形を行うのかを決めていきます。
埋没法をした瞼をどうしても触ってしまうなら、切開法で二重を作ることを検討してもいいかもしれません。
まとめ
こちらのコラムでは、二重整形の埋没法をして糸が出てしまった場合に知りたい、気になる情報を網羅的に解説しました。
せっかく二重のラインができたのに、糸が取れて出てきてしまうのはショックですし不安も大きいことです。
当院ではできるだけ、糸が出てこないように丁寧に埋没法の手術を行っています。実際に糸がまぶたから出てきたというトラブルはほとんどありません。埋没法の症例も多く、ホームページで症例写真を多数掲載しているため、併せてご覧ください。
当院は日本美容外科学会(JSAS)専門医や日本形成外科学会専門医が在籍しています。埋没法をご検討の方や埋没法の修正手術をご検討の方は、ぜひ当院のカウンセリングをご利用ください。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉 SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
-
慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。