目頭切開の手術後の経過やダウンタイムを短くする方法について
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 11 分です。
目頭切開は左右の目の間が離れている方、欧米人のようにハッキリとした目元になりたい方におすすめの手術法です。
顔全体の印象が華やかな雰囲気になるとして若い女性を中心に人気の美容医療の1つです。ただ、メスを使用するため、傷跡の状態や痛み・腫れなどの経過について気になるところではないかと思います。
今回こちらでは目頭切開の手術後の経過をはじめ、ダウンタイムを短くする方法などの情報をご紹介します。
【目頭切開】手術後の経過について
目頭切開の手術は約30分程度で完了し、術後の診察で問題がなければ当日中にご帰宅頂けます。
患部が癒着し、痛みや腫れなどの症状が落ち着いて普段通りの生活が戻るまでにかかる期間のことをダウンタイムと呼びます。
下記では目頭切開を行った後のダウンタイムの経過はどのような流れなのか解説します。
この症例写真は、目頭切開の手術を受けた女性の手術前、手術直後、1か月後、5か月後の経過の症例写真になります。
手術当日~3日後
目頭切開の手術を行った当日から3日間は患部に赤みや腫れ、軽い痛みが表れることが多いです。
また、程度には個人差がありますが、切開部分はメスを入れているため出血や内出血を起こす場合があります。
痛みに関してはクリニックから処方される鎮痛剤などで抑えることができますので、医師の指示通り内服し、安静に過ごすようにしてください。
手術から1週間後
術後1週間程度で抜糸を行います。抜糸時は手術当日に比べると腫れの状態は少し落ち着いていきますが、むくんだような感じの腫れは2週間程度続く場合があります。
ただし、この段階で強い腫れは引いており、糸が取れればメイクなどを行うことができますから、人と話している時も気付かれにくい状態となっています。
また、内出血を引き起こしていた場合も手術から約1~2週間程度で徐々に目立たなくなります。
手術から1カ月後
抜糸時よりも痛みや腫れ、内出血の症状が更に落ち着き、だいぶ綺麗な状態になります。
メスを入れた切開部分には白い線のような傷跡が見られる場合がありますが、コンシーラーやアイシャドウでカバーできる程度です。
メイクや洗顔をする際は強い刺激を与えないよう十分注意してください。
手術から3カ月~半年後
術後3ヶ月程度経過すれば抜糸後に残る傷跡も塞がっており、むくみや腫れなどもほとんど解消されます。
傷跡の状態を含め、最終的な仕上がりが確認できるまでには約3ヶ月~半年程度の期間がかかると考えておくと良いです。
目頭切開は術式によってもダウンタイムが異なる
目頭切開は大きく分けてZ型形成とW型形成の2種類の手術法があり、それぞれの術式によってダウンタイムに差があります。
Z型形成
Z型形成は目頭の皮膚をZのような形に切開し、切開した部分の皮膚を入れ替えて縫合する手術法です。
皮膚の切除は行わず、もともとの目の形が反映されるため、万が一お好みに合わなかった場合はほぼ手術前の形へ戻すことが可能です。
強い痛み・腫れが続くのは約3~5日程度で、一般的には1~2週間程度で落ち着くことが多いです。
W型形成に比べるとダウンタイム期間が比較的短い術式ですが、完全に理想的な目元に仕上がるまでには数カ月から半年程度は見ておく必要があります。
W型形成
W型形成は目頭の皮膚をW型に切開し、W型にした皮膚の中央部分を目頭の奥へ差し込むようにする手術法です。
ただし、皮膚自体を切除するため元の状態へ修正することは難しく、ダウンタイムもZ型形成よりも長めになる傾向があります。
痛みは手術から約5日程度でほとんど落ち着いてきますが、腫れなどの症状は2週間程度続き、半年程度の期間をかけてごく自然な目元に仕上がっていきます。
ダウンタイム中の過ごし方
ダウンタイム中は下記のような点に注意して安静にお過ごし下さい。
仕事を再開できるタイミング
デスクワークなど身体に負担がかからない仕事であれば手術の翌日から再開できますが、周りの目が気になる方や接客業など人と接する仕事の場合、抜糸をする術後1週間程度までお休みを取る方が多いです。
また、身体を動かす機会の多い仕事の場合は、腫れや痛みなどの症状が悪化する恐れがありますので、もし可能であればダウンタイムが落ち着くまで約2週間程度業務内容を調整することをおすすめします。
入浴はしばらく控える
ダウンタイム中の入浴は血流が良くなることで内出血が出やすくなるため、診察時に執刀医から許可がおりるまでは湯船に浸かるのは控え、シャワー程度で済ませるようにしてください。
洗顔は手術から2~3日目以降
目頭切開は患部が癒着するまでに2日程度の時間を要すため、その期間は洗顔するのを避けてください。
また、切開部分に洗顔料の泡が付着してしまうとダウンタイムの症状が悪化する可能性があるため、抜糸を行うまではぬるま湯で優しく洗い流すようにし、刺激の強い洗顔料や熱いお湯の使用は避けてください。
アイメイクは抜糸後から
ファンデーションやチークなどのメイクは翌日から可能ですが、切開部がまだ癒着していないため抜糸をするまではアイメイクをすることはできません。
ただし、抜糸後であっても、濃いアイメイクをしてしまうと、クレンジングを行う際に強い刺激が加わりダメージとなってしまうので、しばらくの間は軽めで落としやすく目元の負担にならないナチュラルなメイクを心がけるようにしてください。
ダウンタイム中はお酒とたばこを控える
アルコールは血流を促す作用があるため、腫れや内出血などの症状を悪化させてしまいます。
煙草はアルコールと逆で血行を阻害しますが、血流が阻害されると傷の回復を妨げる要因となります。ダウンタイム中の飲酒・喫煙はお控えください。
患部に血が溜まらない姿勢を心がける
目頭切開のダウンタイム中に起こりやすい内出血の原因は、主に血液が手術箇所に溜まってしまうことです。
そのため、スマホを見るために顔を下向きにしている時間が長かったり、ソファやベッドに横になっている時間が長いと、患部に血液が集まりやすくなり、症状がひどくなります。
術後2~3日程度はできるだけ顔を下に向けないよう注意しましょう。寝る時も頭が心臓より高い位置に来る姿勢になるよう、枕の底にタオルやクッションを重ねるなどの工夫をすることをおすすめします。
激しい運動は手術から2週間程度控える
ダウンタイム中は血流が良くなる行動は避ける必要があるため、入浴やアルコールと同様に激しい運動は避けるのが望ましいです。
また、激しい運動をすると目元に力が入り、患部に大きな負担がかかる可能性があります。
腫れ・内出血は2週間程度で徐々に引いていきますので、それまでは安静を心がけるようにしてください。
ダウンタイムを短くする方法
処方薬を指示通り服用する
術後は痛みを抑えたり、感染を予防するためにクリニックから痛み止めや抗生物質が処方されます。
ダウンタイムを長引かせないためにも、医師の指示通りに内服するようにし、症状が治まっていると感じても処方された日数分飲むようにしてください。
傷口を触らない
術後は切開した部分がどの程度治っているか気になるかと思いますが、傷口に触れてしまうと細菌が入り、化膿してしまう恐れがあります。また、治癒が遅れやすくなるため、傷口には触らないよう十分注意してください。
目頭切開の手術後、バレない工夫の仕方について
先程ご紹介した通り、目頭切開は手術から1週間後、抜糸をすればアイメイクをすることができますが、抜糸後もしばらくの間は目元が腫れたり、以前より目の横幅が広くなったと言われることがあるかもしれません。
周りの方にバレないための対策として、手術前から目頭部分に切開ラインを入れるなど、目の横幅を広く見せるアイメイクを行っているお客様もいらっしゃいます。
また、伊達メガネであればよりナチュラルにカモフラージュすることができます。もし濃いめのアイメイクに抵抗があったり、仕事上難しい場合はメガネを取り入れることをおすすめします。
目頭切開で傷跡が残った際の対処法
目頭切開は鼻や顔の美容整形手術に比べると傷口がさほど大きくないため、ほとんど目立つことはありません。万が一傷跡が残ってしまった場合は、火傷や事故の傷跡を目立ちにくくする『レーザー治療』をはじめ、ケロイドなどの赤みや凸凹した傷跡に効果的な『ステロイド注射』などの施術で解消することが可能です。
目頭切開の仕上がりは担当する医師の技術力次第で異なりますので、より理想的な目元にするためにも、医師の経歴や症例写真などをしっかり確認するようにし、クリニック選びは慎重に行うことをおすすめします。
まとめ
東京シンデレラ美容外科では、ダウンタイムを最小限に抑えるMD式の開発者の吉原院長をはじめ、経験豊富な医師が目頭切開を担当します。
専門のカウンセラーによる無料のカウンセリングも実施しておりますので、目頭切開術にご興味がある方は是非一度お気軽にご相談下さい。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
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