目尻切開を「やりすぎる」とどうなる?
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。
目の幅を広げることができる手術として、目頭切開とともに人気の目尻切開。
目尻切開は切れ長の目元や大きな目元を目指したい方におすすめの手術ですが、やりすぎてしまうと、不自然な仕上がりになってしまうことがあります。
こちらの記事では、目尻切開をやりすぎることで起こるトラブルや、やりすぎを防ぐための対策についてご紹介しています。
また、当院では目尻切開後の仕上がりに満足いかない方のために修正手術も承っています。
目尻切開とは?手術の概要と得られる効果をご紹介
目尻切開とは、目尻部分を数mm切開することで、目の幅を広げられる手術です。
また、目尻切開は目頭切開と組み合わせて受けることで、より大きくパッチリとした目元を目指せます。
それでは、目尻切開の概要と、期待できる効果についてご説明します。
この症例はたるみ取り全切開+眼瞼下垂+目頭切開+目尻切開+他院修正※MD式の術前、1か月、3か月6か月後の経過の症例写真になります。
目尻切開とは
目尻切開とは、目尻の皮膚を数mm程度切開し、目の形そのものを大きく変化させるための手術で、つり目でお悩みの方や、目が細くキツい印象でお悩みの方におすすめな美容整形です。
また、目頭切開や二重整形と組み合わせることで、より大きく魅力的な目元を目指せるという、大変人気な手術です。
目尻切開に期待できる効果
目尻切開には、以下の効果を期待できます。
目の幅が広くなる
数mmの切開というと、「あまり変わらないのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、目尻は細かい部分であるため、数mm切開しただけでも顔のイメージが変わります。
ただし、もともとの顔立ちによって目尻切開だけではあまり雰囲気が変わらない場合もありますので、このようなときには医師の判断で目頭切開との併用することをおすすめする場合があります。
つり目の改善効果
目尻切開を受けると、自然に横方向に広がりますので、つり目の改善効果が生まれます。
つり目にはシャープな印象があり、それはそれでチャームポイントにはなる場合があります。
しかし、つり目が目立ってしまうと、きつい印象の目元になってしまう可能性があることも確かです。
そして、つり目によるきつい印象を緩和でき、ソフトで優しい印象の目元に変えるには、目尻切開にタレ目形成を併用すると効果的です。
小顔効果
お顔のバランスが良くなり、小顔に見えるため目尻切開でこめかみ側に目の幅が広がると、それだけで小顔効果が生まれます。
目尻切開をやりすぎるとどうなる?
目尻切開にはあらゆる効果を期待できますが、やりすぎてしまうと、思いもよらないトラブルが起こることがあります。
では、それはどのようなトラブルなのでしょうか。
切開部分にまつ毛が生えず、不自然な印象に
目尻切開では、切開した部分からまつ毛が生えてくることはありません。
それは、切開部分にはもともと毛根がなく、新たに毛根が作られることがないからです。
つまり、切開幅が広ければ広いほど、まつ毛が生えていない部分が目立つため、それにより不自然な印象になることがあります。
特に、普段から下まつ毛にマスカラをしている方は、手術後にはマスカラを控えめにするなどの工夫が必要になります。
粘膜部分が露出している
目尻切開を受けると、目尻部分の白目の露出が多くなり、それによって目元がパッチリとした印象になります。
しかし、切開幅が広すぎた場合では、白目だけでなく粘膜部分まで露出してしまい、粘膜のピンク色が目立ってしまうことがあります。
特に、目尻をこめかみ側に引っ張ってみて、白目部分が1.5mm未満の場合では、無理に切開幅を広げることで粘膜部分が目立ってしまうことがあります。
このような方は目尻切開をやり過ぎない方が良いでしょう。
ドライアイになる
目尻切開で必要以上に切開幅を広げてしまうと、露出している白目部分が乾きやすくなり、いわゆるドライアイになることがあります。
また、切開部分のまぶたは閉じにくくなる傾向が強く、これもまた、ドライアイの原因になると考えられます。
目尻切開のやりすぎを防ぐ方法
目尻切開をやりすぎてしまうと、見た目が不自然な印象になるだけでなく、ドライアイによる不調が起こることもあります。
しかし、目尻切開のやりすぎは、対策をすることで回避できます。
高いデザインセンスを持った医師に手術を任せる
目元の手術は簡単そうに思えるかもしれませんが、実は難易度が高く、医師の技術やデザインセンスがダイレクトに反映されやすい手術です。
特に目尻切開では、ほんの数mm切開幅が違っただけで、仕上がりがかなり変わりますし、切開幅が広すぎた場合では、不自然な印象になったり、ドライアイになったりと、お客様の体質による場合もありますが、未熟な医師が手術を行うとトラブルに見舞われるリスクもあります。
そして、このようなトラブルになる確率を下げるためには、目元の整形を得意とする医師が在籍したクリニックを選ぶことが大切です。
さらに、優れたデザインセンスを持つ医師に手術を任せることも大切で、この対策をしておくことで目尻切開のやりすぎを防ぐことができます。
なお、クリニックの選び方は簡単ではないため、迷ってしまうことがあるかもしれません。
そのようなときには、クリニックの公式ホームページやインスタグラムを開き、実績の有無について確認してみてください。
目尻切開を得意とするクリニックなら、手術の詳細や症例画像が掲載されていますので、クリニック選びの参考になります。特にポイントなのが、成功した症例だけを載せるのではなく、沢山の症例を載せているクリニックを選ぶことがポイントです。
また、お客様の要望を丁寧にヒアリングし、提案をする医師は相談しやすいと判断できますので、こちらもあわせて参考にしてください。
シミュレーションで仕上がりを確認しておく
施術の前には、医師によるカウンセリングが行われますので、その際にはシミュレーションで仕上がりイメージを確認しておきましょう。
その際には、目尻の白目がどの程度露出するのか、粘膜部分は露出しないかというように、細かい部分もチェックしてください。
それにより、目尻切開のやりすぎを防ぐこともできます。
また、シミュレーションには、お客様のイメージと医師のイメージを同一にし、それを共有できるというメリットもあります。
お客様と医師のイメージが異なっていると、満足できる仕上がりにならないことがありますので、カウンセリングでは必ずシミュレーションでイメージを確認し、医師と共有するよう注意しましょう。
ただ、お客様の体質や過去の手術の有無などによりシミレーションと仕上がりが異なる場合もあります。ただ、当院ではシミュレーション通りの仕上がりに極力近づけられるように真摯に美容整形手術を行っています。
他の手術も視野に入れて検討する
目尻切開を受けたいと考えると、その手術にだけ目が向き、他の手術には目が向かないかもしれません。
しかし、目尻切開は向き・不向きがある手術であるため、不向きな方が手術を受けてしまうと、手術以前と代り映えしない仕上がりになったり、不自然な仕上がりになったりすることがあります。
たとえば、目尻をこめかみ側に引っ張ってみて白目が1.5mm未満の方の場合では、目尻切開よりも目頭切開のほうが適している場合があります。
また、このような方は、目尻切開は控えめにしておいて、目頭切開で目の幅を広げるという方法もあります。
いずれの場合でも、目尻切開が不向きな方が手術を受けると、仕上がりに満足できない可能性がありますので、このような方は他の手術も視野に入れて目元の美容整形を検討してみると良いです。
目尻切開はこんな方におすすめです
目尻切開には向き・不向きがありますので、これから手術を受けたいとお考えの方は、ご自身が以下に該当していることを確認した上で検討を進めてみてください。
目尻の白目部分が1.5mm以上ある方
上記でも触れていますが、目尻切開に向いているのは、こめかみ側に目尻を引っ張ったときに、白目が1.5mm以上ある方です。
もちろん、白目部分が1.5mm未満の方でも目尻切開は受けられますが、この場合では効果をほとんど感じられない場合があります。
また、切開幅を無理に広げると粘膜部分が露出するなどのトラブルが起こりやすくなりますので、十分な注意が必要です。
目尻の白目が1.5mm未満の方の場合では、目尻切開ではなく目頭切開のほうがおすすめできる可能性がありますので、詳細については医師に直接確認してみると良いです。
目の幅を広げたい方
目尻切開は、目尻を数mm切開することで目の幅を広げられる手術であるため、目の幅を外側に広げて幅を持たせたい方におすすめです。
ただし、もともと両目の間隔が広い方の場合では、目尻切開を受けることでその状態が強調される可能性がありますので、この場合では目頭切開との併用がおすすめできます。
また、目尻切開を受けると目全体が大きく見えますので、目の大きさ自体を変えたいという方にもおすすめです。
小顔効果を狙いたい方
目尻切開では、こめかみ側に目の幅が広がりますので、こめかみと目尻の距離が縮まることで小顔効果が生まれます。
また、目が大きくなることで視線が目元に向きやすくなるため、目元に視線を集めて小顔効果を狙いたい方にもおすすめできます。
より高い小顔効果を狙いたい場合には、目頭切開の併用で目元を強調する方法がおすすめです。
きつい印象のつり目を改善したい方
つり目はきりっとしてシャープな印象ではありますが、特に女性の場合では、どうしてもきつい印象になってしまうことがあります。
そして、このような悩みに対応できるのが目尻切開とタレ目形成の併用です。
目尻切開とタレ目形成の併用を受けると、自然に目尻がやや下がりますので、つり目改善には効果があり、きつい印象の目元を優しい印象に変えることができます。
目元の印象が変わるだけで顔全体の印象も変わりますので、きつい印象を払拭したいという方は、この機会に目尻切開とタレ目形成の併用を検討してみる事も一つの手です。
寄り目を目立たない状態に改善したい方
寄り目とは、目が顔の中央寄りの状態を意味し、このような顔立ちは求心顔とも呼ばれ、シャープな印象を持たれやすいという特徴があります。
また、クールビューティーで大人っぽい印象でもありますが、意外と寄り目がコンプレックスになっている方が多いという事実もあるようです。
しかし、目尻切開で目の幅を外側に広げてしまえば、目全体が大きく見えるようになって寄り目が目立たない状態になります。
なお、寄り目の方が目頭切開を併用すると、今以上に寄り目が目立つ状態になりますので、目尻切開のみの手術で検討してみることも選択肢の一つです。
目尻切開で迷ったら東京シンデレラ美容外科
東京シンデレラ美容外科ではやりすぎに配慮して目尻切開の手術を行っています。美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
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②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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