全切開法で目を大きくした女性

全切開の抜糸までの過ごし方を医師が解説

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全切開は抜糸までの過ごし方が重要

全切開のダウンタイム中の過ごし方は、全切開後から抜糸を実施するまでの期間をどう過ごすかで、その後の仕上がりを左右するといっても過言ではありません。
それは、傷口が完全にふさがるまでの間に不用意な行動をとってしまうと、傷口はふさがったとしても傷跡が目立つ、傷跡が盛り上がった状態で完成してしまうなどのトラブルに見舞われる可能性があるからです。
また、傷口がふさがっても、しばらくの間は注意深く過ごす必要があります。
この回復期間はダウンタイムと呼ばれ、注意事項を守らずに過ごしてしまうことで、思っていたのとは違う仕上がりになってしまうこともあります。
それでは、ダウンタイムの過ごし方と注意点について見ていきましょう。

全切開は抜糸までの過ごし方を説明する看護師

抜糸までのダウンタイムの過ごし方と注意点

全切開は、手術当日~3日目までは目立った腫れや内出血、むくみが見られますが、抜糸を境として、それらの症状は徐々に目立たなくなっていきます。
ただし、この時点ではまだ患部が落ち着いておらず、切開部分には赤みが残っていることもあります。
つまり、抜糸完了後も、ダウンタイムがしばらく続く可能性があるということです。
当院の全切開二重術はMD式(ミニマムダウンタイム式)で行うことができます。MD式で行うと極限までダウンタイムを少なくすることができます。MD式は当院の吉原院長が考案した術式になります。
またMD式であれば、縫合時の糸を透明にすることも可能です。
極力縫合時の糸を目立ちにくくさせたい方は、MD式で施術を受けることをおすすめしますm 

抜糸までにある腫れのピーク時には患部を冷やす

全切開当日の患部には、やや強い腫れや内出血、むくみが見られますが、これらの症状がピークを迎えるのは手術当日ではなく、2~3日後です。
また、瞼のむくみは朝起きたときに最も強く出やすいのですが、これは横になっている姿勢が長時間続くことで、血液や水分が顔に集まりやすくなるからです。
たとえば、朝に顔全体がパンパンにむくんでいるというようなことはないでしょうか。
この状態は、水分やアルコール成分を過剰に摂取したことで起こるとされていますが、全切開後にもそれと同様のことが起こり、強いむくみが出ることがあります。
また、むくみに伴い患部の腫れが悪化したように見えることがありますが、この状態はむくみによって引き起こされているため、心配する必要はありません。
とはいえ、むくみや腫れが強く出ると痛みも強く出る可能性がありますので、そうなってしまったら、氷を包んだタオルや保冷剤などを患部に優しく当てて冷やすようにしてください。
それにより血液の流れが緩やかになり、腫れやむくみ、痛みの緩和に役立ちます。

抜糸前の洗顔時はここに注意

全切開の傷口がふさがり始めるのは、術後およそ48時間後とされています。
したがって、術後48時間が経過するまでは、傷口を濡らす洗顔は避ける必要があるということです。
また、全切開部分以外の洗顔は行ってもかまいませんので、その際には患部を濡らさないよう、注意深く行いましょう。
そして48時間以降には洗顔フォームや石けんを使用した洗顔も行えるようになりますが、洗浄成分が患部に残っていると、患部に悪影響が及ぶ可能性があります。
術後48時間以降で抜糸が未完了な状態で洗顔をするなら、洗浄成分を完全に洗い流し、洗浄成分から患部を守ることが大切です。

洗顔をしている女性

抜糸前にシャワーを浴びる場合は翌日からOK

シャワーやシャンプーは全切開の翌日から行ってかまいません。
また首から下のシャワーやシャンプーは48時間後から可能です。
ただし、その際には洗顔と同様に、患部が水に濡れてしまわないように注意してください。
また、熱すぎるお湯でのシャワーもおすすめできませんので、なるべく43℃以下の温度に調節したお湯でシャワーを浴びましょう。
なお、湯船に浸かって体を温めてしまうと血行が促進されて、腫れや内出血が悪化したり、痛みが強くなったりすることがありますので、術後1週間程度は控え、シャワーで済ませるのがベストでしょう。

シャワー後の女性

特に傷口がふさがっていない術後48時間以内に湯船で体を温めてしまうと、腫れや内出血、痛みだけでなく患部から出血するリスクも高まります。
そうなると、傷口がふさがるタイミングが遅れる可能性が高くなりますので、そうならないためには入浴に注意しなければなりません。
もちろん、サウナや岩盤浴など、血行が促進される行動も控える必要があります。

抜糸がまだ済んでいない場合は運動はしばらく控える

家の中を歩き回る、簡単な家事をするといった日常的な動作は、全切開を受けた当日から行ってもかまいません。
一方、ウォーキングのような軽い運動であっても、大量の汗をかくほど長時間実践してしまうと、血行の促進により患部に悪影響が及ぶ可能性がありますので、手術当日から1週間程度は控えたほうが良いでしょう。
特に傷口がふさがる前に大量の汗をかいてしまうと、汗の成分で傷口が沁みて痛い思いをしたり、繁殖した雑菌が傷口から侵入したりするリスクが高まります。

ジムに通う女性

運動を習慣化している方の場合では、1日でも中止したくないという気持ちになるかもしれません。
しかし、全切開は美容整形手術であるため、基本的には安静に過ごすことを前提として行われます。
全切開できれいな仕上がりにするためにも、術後1週間程度は運動を控え、なるべく安静に過ごすことを心がけましょう。
またランニングや筋トレなどの激しい運動は1ヶ月は控えるようにした方が良いです。

抜糸をするまでは塩分多め食事を控える

全切開後には食事の内容にも注意を払いましょう。
特に塩分を過剰に摂取してしまうと、血中の塩分濃度を下げる目的で血中の水分量が増え、むくみが出やすくなるため注意しなければなりません。
特に腫れや内出血、痛み、むくみがピークを迎える術後2~3日後に塩分過多の食事をしてしまうと、強いむくみに悩まされる可能性が高くなります。
また、患部に刺激を与える可能性がある飲酒もおすすめできません。
飲酒をするのなら、最低でも腫れなどのピークが去るまで控えましょう。
飲酒は塩分過多の引き金になることもありますので、塩分の過剰摂取と飲酒は1セットと捉え、患部が落ち着くまでは控えることが大切です。

起きている時間には姿勢に注意

上記では、朝起きたときが最もむくみやすいとお伝えしましたが、日中の起きている時間でも、横になっている時間が長時間に及んだ場合では、強いむくみが出てしまうことがあります。
全切開後には、だるさや発熱などの症状が見られ、横になりたいと考えることがあるかもしれません。
しかし、横になっている時間が長ければ長いほどむくみが出やすくなりますので、体がだるい、発熱で辛いと感じたときでも、なるべくソファの背もたれに寄りかかるなどで対処することをおすすめします。

末広二重はもちろん、埋没法では作れないような幅広の二重も作ることができて、しかも効果の持続期間が半永久ということで人気の全切開。
しかし、全切開を受けた直後は縫合部分に糸が付いているため、注意深く過ごさなくてはなりません。
こちらの記事では、全切開二重術の概要と抜糸のタイミング、抜糸までの過ごし方と注意点についてご紹介しています。

全切開二重術

全切開の抜糸はいつ?

全切開二重術とは、二重のラインで皮膚を切開し、理想的な二重を形成するための手術です。
それでは、全切開二重術の概要や抜糸のタイミングなどについてご紹介します。

この症例写真はMD式たるみ取り全切開法+他院修正の術前、直後、1週間後、2週間後、1か月後、3か月後の経過の症例写真になります。

060_MD式たるみ取り併用全切開法二重術+他院修正(3915)
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等

全切開二重術

抜糸時に痛みはある?

全切開では、約1週間後に抜糸が完了します。
縫合部分に糸が付いている状態では、目を開きにくい、ひきつれが気になるなどの症状が見られますが、抜糸が完了してしまえば、そのような不自由さからは解放されます。
そこで気になるのは、抜糸時の痛みなのではないでしょうか。

抜糸時には皮膚が引っ張られますので、痛みを感じるイメージがあるかもしれませんが、実際には痛みは少なく、短時間で完了します。
なお、こちらの記事では抜糸のタイミングを約1週間後とお伝えしていますが、お客様の状態によってタイミングがずれる場合もございます。
そのような理由から、1週間後の抜糸は、一応の目安としてお考えいただく必要があります。

早めに抜糸をするとどうなるのか

「糸がうっとうしいから早めに抜糸したい」
「傷口がふさがっているように見えるので、できるだけ早く抜糸したい」
このような要望を出されるお客様がいますが、抜糸のタイミングは医師が診察の上で決めさせて頂きます。

それは、抜糸のタイミングを誤ると、仕上がりに悪影響が及ぶリスクが高まるからです。
たとえば、1週間後を予定していた抜糸を5日後に早めたとしましょう。
その際、すでに傷口がふさがっているお客様もいますが、傷口がふさがっておらず、抜糸不可となるお客様もいます。

そして、後者に該当するお客様に対して無理に抜糸を行ってしまったら、傷口が開くリスクが高まるだけでなく、雑菌の侵入による炎症のリスクも高まります。
糸が付いたままの状態では、ひきつれで違和感を覚えたり、洗顔時に糸が引っかかったりと、何かと不自由さを感じるかもしれません。

しかし、二重のラインを美しく仕上げるためには、多少の不自由さを感じたとしても、縫合期間は厳守しなければなりません。
全切開の手術後の抜糸は、タイミングを早めてしまうと危険ですので、まずはこの点についての理解を深めてから手術を受けるよう注意しましょう。

以前に受けた埋没法の糸は抜糸が必要?

以前に埋没法を受けていた場合、全切開二重術の手術をする際は、埋没法で使用した糸の抜糸は必要なのでしょうか。
埋没法で使用されている糸は溶けるタイプではないため、基本的に全切開を受ける際には取り除く必要があります。

そもそも全切開二重術とは

全切開二重術とは、あらかじめ決めておいた二重のラインに沿って広く皮膚を切開し、瞼の内部処理をすることで二重を作ることができる美容整形です。
埋没法とは異なり切開するため、末広二重はもちろん幅広の平行二重も作ることが可能です。
また、全切開では余分な脂肪を取り除いたり皮膚を切除することも同時に行えますので、脂肪のせいで腫れぼったく見える目元や、年齢によってたるんだまぶたの皮膚の改善も可能です。
特に目の開きがよくない眼瞼下垂という症状をお持ちの方は、眼瞼下垂手術という施術を併用することで、目の開きをよくすることが可能です。

さらに、目頭切開や目尻切開を併用することで、より魅力的な目元を目指すこともできます。
このようにメリットが多いのが全切開ですが、皮膚を切開するため傷口の縫合が必要になり、傷口が塞がるまでは糸が付いた状態で過ごさなくてはならないというデメリットもあります。とはいっても縫合に使用する糸は極細で目立ちづらいため、不安になる程のデメリットではありません。実際に術後の糸がついている状態が嫌だからと言って全切開二重術を嫌がる方はほとんどいらっしゃいません。

全切開二重術

全切開で迷ったら東京シンデレラ美容外科

東京シンデレラ美容外科ではダウンタイムに配慮して全切開の手術を行っています。美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。抜糸も丁寧に行っています。スタッフ一同心よりお待ちしております。

東京シンデレラ美容外科のエントランス

全切開二重術

CASE 症例情報

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当クリニックでは、専門カウンセラーによる無料カウンセリングを行っております。
患者様お一人おひとりの様々なご要望やご事情を丁寧に伺い、最適な施術をご提案させていただきます。
もしもご提案の中で不要と感じる施術がございましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ。

全切開二重術

Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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①体験談の削除
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患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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