脂肪吸引をして痩せている女性のイメージ

脂肪吸引のデメリットを医師が分かり易く解説

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

脂肪吸引は、お客様ご本人が特別な努力をせずにサイズダウンできるというメリットがある痩身術です。そのため高い人気を誇る美容整形としてよく知られていますが、実は、脂肪吸引にはメリットだけでなくデメリットもあります。

これだけは知っておきたい脂肪吸引のデメリット

脂肪吸引とは、カニューレと呼ばれる特殊な脂肪吸引器を用いて、気になる皮下脂肪を直接吸引する美容整形です。

「食事制限をして痩せたのに、数か月もしないうちにすぐ元の状態に戻る」

「食事制限の壁を越えられず、毎回ダイエットに失敗する」

「年齢による代謝の低下で、食事制限をしても痩せにくくなった」

このような悩み、あなたも抱えたことがありませんか?

脂肪吸引なら、これらの悩みを抱えることなくサイズダウンを狙えます。

シンデレラ脂肪吸引の症例写真61同様1

そう聞くと、脂肪吸引はメリットだらけで夢のような手術だと感じるかもしれませんね。

しかし、脂肪吸引にはデメリットもあります。

脂肪吸引の詳細はこちら

脂肪吸引のデメリットとは

脂肪吸引は数々のメリットがある美容整形ですが、その一方でデメリットもあります。

そして、デメリットの部分を知らずに手術を受けてしまうと、手術後に後悔することになりかねません。

つまり、脂肪吸引を受けるのなら、メリットだけではなくデメリットにも目を向けて検討をする必要があるということですね。

それでは、脂肪吸引のデメリットについて見ていきましょう。

脂肪吸引を医師がしているところ

ダウンタイムが長い

通常の脂肪吸引は、カニューレで脂肪細胞を無理やり引き剥がして吸引する手術であるため、吸引部位によってはダウンタイムが長引くことがあります。

たとえば、お腹の脂肪を吸引した場合では、約1カ月程度のダウンタイムが必要になるとがあり、その間は日常生活の中で痛みを感じる、動きにくいなど、生活の中で不自由さを感じることもあります。

また、脂肪吸引のダウンタイム期間中に目立つのは腫れと内出血、むくみ、痛みですが、これらの症状は術後3日目あたりにピークを迎え、特に痛みについては、ひどい筋肉痛のような痛みが出ることがあります。

ダウンタイム期間中の痛みは内服薬で緩和できますが、吸引範囲が広いほど強い痛みが続く可能性がありますので、この点についてはあらかじめ知った上で手術を受けることが大切です。

もちろん、寝込むほどの痛みは出ないと考えられますが、学校や仕事がある方は、強い痛みが出ることを想定してスケジューリングする必要があるでしょう。

思っていたほどの体重減少が見られない

脂肪の重さは意外と軽く、多めに吸引したとしても大きな体重の変化が見られることはありません。

また、脂肪吸引は、顔、二の腕、お腹、お尻、太ももなどをピンポイントに狙って行われる美容整形ですので、全体痩せには適しておらず、部分痩せとして捉えておく必要があります。

大幅な減量を希望するのなら、脂肪吸引だけに頼るのではなく、食事制限や運動も併用して全体痩せを目指す必要があるでしょう。

脂肪吸引で大幅な減量を期待していると、自際にはそれほど体重が落ちず、がっかりしてしまう可能性があります。

脂肪吸引を希望するなら、部分痩せでサイズダウンを狙える手術という捉え方をしておく必要があるでしょう。

もちろん、全身の脂肪吸引も可能ですが、この場合では一度手術を行わず、数回に分割して手術を受けていただくことになります。

患部の凸凹が目立つリスク

脂肪吸引後には、組織が傷を治そうとする力が働き、それによって拘縮(こうしゅく)という現象が起こります。

そしてこの現象が起こると、表面が凸凹としたような感じになりますが、ダウンタイム期間中にはほぼこの現象が起こりますので、あまり深刻に考える必要はありません。

一方、術後数か月経過しても凸凹が残るようであれば、脂肪が均一に吸引されなかったことが原因である可能性が考えられます。

このような凸凹を回避するためには、数多くの脂肪吸引を手掛け、なおかつ知識力や技術力が高い医師を選んで手術を受ける必要があります。

内臓脂肪減少は不可

脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があり、脂肪吸引で落とせるのは皮下脂肪のみです。

それは、内臓脂肪は皮下脂肪よりも深い部分にあり、胃や腸を取り囲むようにして存在しているからです。

つまり、内蔵のすぐ隣にある脂肪だということで、この脂肪を脂肪吸引で取り除くことは出来ません。

内臓脂肪は暴飲暴食によって蓄積されやすいといわれていますが、裏を返せば、食内容を変えることで落としやすい脂肪だと捉えることができます。

内臓脂肪がある女性

お腹の皮下脂肪は指でつまめますが、内臓脂肪は指でつまむことができないという特徴がありますので、つまめないポッコリお腹が気になるなら、まずは食事制限に取り組む必要があるでしょう。

費用が高額になる可能性

脂肪吸引を含む美容整形手術はすべて自由診療(自費診療)になるため、全般的に費用が高額に設定されています。

また、脂肪吸引の場合では、吸引する範囲によって費用が変動し、吸引部分が広範囲にわたる場合では、かなり高額な費用が必要になることもあります。

脂肪吸引の費用は部位ごとに異なりますが、どの部位でも高額な費用が必要になることがほとんどですので、まずは費用を確認してから手術を検討することをおすすめします。

左右非対称になる可能性

人間の顔や体はもともと左右対称ではありませんが、脂肪吸引によって左右差がより目立ってしまうことがあります。

たとえば、太ももの脂肪吸引で右側よりも左側のほうが太いなどということは、実際にあり得るトラブルなります。

このようなトラブルは、利き脚の関係で筋肉量の違いなどもありますが、初めから知識量が豊富で経験値が高い医師に脂肪吸引を任せれば、正しい診断と手術の提案が受けられるでしょう。

他の部分に脂肪がつくことも

脂肪吸引は部位単位で行われる手術で、脂肪吸引した部位に再度脂肪がつく可能性は低いと考えられます。

しかし、脂肪吸引したことで安心して暴飲暴食を繰り返すと、余剰カロリーが脂肪として体内に蓄積され、脂肪吸引していない部分に脂肪がついてしまう可能性があります。

また、脂肪吸引した部位でも脂肪細胞が全くないわけではないため、暴飲暴食で残ってる脂肪細胞が肥大すると、リバウドしてしまう可能性が否めません。

脂肪吸引をするのなら、その後の食生活に注意しなければならないということは、知識として頭に入れておく必要があるでしょう。

手術後にほとんど変化が見られない?

お腹の脂肪吸引を希望する場合では、内臓脂肪が多く皮下脂肪が少ないと、手術後には大きな変化が見られない可能性があります。

また、もともと筋肉質で脂肪細胞が少ない方の場合でも、手術後に大きな変化が見られる可能性は低いでしょう。筋肉によって脚や二の腕が太く見える場合は、同時にボツリヌストキシン注射を併用することで、より効果を実感できます。

脂肪吸引が適しているか否かについてはカウンセリングで確認できますので、この点については医師による診断を受けて、実際に脂肪吸引を受けるかどうかを検討してみることをおすすめします。

過剰な脂肪除去で皮膚がたるむリスク

脂肪吸引を希望されるお客様の多くは、「できるだけ脂肪を知りたい」という希望を出されます。

しかし、もともと皮膚にたるみが生じている部分の脂肪を必要以上に除去してしまうと、脂肪はなくなってもたるみが以前よりも目立つといったトラブルが起こることがあります。

このようなトラブルは顔やお尻の脂肪吸引で見られることが多いトラブルですので、もともとたるみが生じている部分の脂肪吸引は慎重に行う必要があるでしょう。

また過剰な脂肪除去では、皮膚と筋肉の癒着による引きつれの問題もあり、この状態になると元の状態に戻すことが困難になります。

引きつれが起こってしまうと日常的な動作に支障をきたすリスクが高まりますので、脂肪吸引をご希望なら、すべての脂肪を取り除こうとしないことが大切です。

脂肪吸引の詳細はこちら

脂肪吸引は慎重に検討すべき手術です

今回は、脂肪吸引のデメリットについてお伝えしてきました。

脂肪吸引には、短期間で痩身効果を実感でき、リバウンドしにくいというメリットがあります。

しかしその一方で、見逃せないデメリットがあることも事実です。

たとえば、脂肪吸引で最も多いとされるのは、「手術を受けたのに体重がほとんど減っていない」という問題でしょう。

脂肪吸引の打合せをしている医療従事者

しかし、脂肪の重量は1000㏄で約0.9㎏程度ですので、脂肪吸引で5000ccの脂肪を吸引したとしても、減少する多重は4.5㎏程度と、大幅な減量効果は期待できません。

また、脂肪吸引は全般的に費用が高額に設定されており、医師の技量がそのまま仕上がりに現れる手術だという点も、デメリットとして捉えておく必要があるでしょう。

さらに、脂肪吸引はダウンタイムが長く、体にかかる負担が大きいというデメリットもありますので、手術を希望するなら、この点も頭に入れて上で慎重に検討しなくてはなりません。

脂肪吸引は決して簡単な手術ではありませんので、実際に手術を受けたいとお考えなら、メリットだけを見て即座に手術を決めるのではなく、デメリットの部分にも目を向けて検討する必要があります。

デメリットを知らずに脂肪吸引を受けてしまうと、思ったほどの効果を得られなかった、イメージ違いでがっかりしたなどのトラブルが起こりかねません。

このようなトラブルが心配な方は、ひとまずカウンセリングを受けてみて、実際に手術を受けるかどうかについて検討してみると良いでしょう。

脂肪吸引がおすすめなのはこんな方

脂肪吸引は以下の方におすすめです。

  • 部位を選んで部分痩せしたい方
  • ダイエットで気になる部分の脂肪が落ちない方
  • 短期間で痩身効果を実感したい方
  • リバウンドがほとんどない方法で痩せたい方

脂肪吸引なら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、脂肪吸引の美容整形を多く行っております。
脂肪吸引の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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