脂肪吸引後にリバウンドしないようにトレーニングをしている女性

脂肪吸引はリバウンドしにくいってホント?

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 11 分です。

脂肪吸引は、サイズダウンを実現できる美容整形で、リバウンドしにくいという特徴があります。
では、脂肪吸引後にリバウンドする可能性はあるのでしょうか。
こちらの記事では、脂肪吸引後にリバウンドしにくい理由と、リバウンドする可能性や原因、リバウンドしないための対策についてご紹介しています。

脂肪吸引はリバウンドしにくい!その理由とは

クリニックの痩身術にはいくつかの種類がありますが、その中でもリバウンドしにくいことで知られているのは、脂肪吸引です。
それではまず、脂肪吸引後にリバウンドしにくい理由や、ダイエットでリバウンドする理由についてご紹介しましょう。

この症例写真は、脂肪吸引の手術前と3か月後の症例写真になります。

脂肪吸引の手術前と3か月後の症例写真
【リスク・副作用】だるさ、熱感、頭痛、じんましん、かゆみ、むくみ、発熱、咳、冷や汗、胸痛などが出る、貧血、吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる、思ったより細くなっていないと感じる、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、 皮膚のたるみ、皮膚の色素沈着など

脂肪吸引は脂肪細胞を除去する手術

脂肪吸引とは、カニューレ(吸引器)を用いて余分な皮下脂肪を吸い出し、サイズダウンを行う手術です。
また、脂肪吸引器にはいくつかの種類があり、現在では、超音波(ベイザー波)で脂肪を液状に溶かして吸引するベイザー脂肪吸引と、高周波で皮下脂肪を粒状に変化させて吸引するアキーセル脂肪吸引が主流となっています。
いずれも人体への安全性が高く、お好みのデザインに仕上げやすいという特徴がありますが、ベイザー脂肪吸引は熱を発生させることから、やけどのリスクがあります。
一方のアキーセル脂肪吸引では熱を発生させることがないため、やけどのリスクがないというメリットがあるのです。
さらに、アキーセル脂肪吸引で吸引した皮下脂肪には幹細胞が含まれているため、豊胸などの脂肪注入に使用しやすいというメリットもあります。
どちらが良い、悪いという話ではありませんが、やけどのリスクを減らしたい、あるいは脂肪注入を考えているという方には、アキーセル脂肪吸引のほうがおすすめできるでしょう。

なお、これらのいずれかで脂肪吸引を受ければ、リバウンドのリスクを軽減できます。
それは、脂肪吸引は脂肪細胞自体を取り除く手術であり、手術を行った部位の脂肪細胞の数を劇的に減らすことができるからです。
肥満の大きな原因は、一つひとつの脂肪細胞が肥大するという点にありますが、脂肪細胞自体を取り除いてしまう脂肪吸引を受ければ、そもそも肥大する脂肪細胞の数が少ないわけですから、リバウンドしにくいというのも頷けますね。
とはいえ、リバウンドの可能性がまったくないということではなく、特定の条件を満たしてしまった場合では、リバウンドすることもあるのです。
その原因については以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ダイエットでは脂肪細胞自体がなくならない

正しい方法でダイエットをすれば、高い確率で体重を落としたりサイズダウンしたりすることができるでしょう。
しかし、ダイエットを中止したとたんにリバウンドしてしまうという、残念な真実があるのです。
では、一度落ちた体重が戻ったり、サイズが元に戻せったりしてしまう裏には、どのような理由が隠されているのでしょうか。
脂肪吸引では脂肪細胞を除去するため、手術をした部位の脂肪細胞の数が減るとお伝えしました。
一方ダイエットでは、一時的に脂肪細胞のサイズが小さく変化するに留まり、脂肪細胞自体がなくなるわけではありません。
つまり、脂肪細胞が大きくなるような生活を送れば、リバウンドしてしまう可能性が十分に考えられるということなのです。
この部分が、脂肪吸引とダイエットの最大の違いです。
ダイエットで理想の体型を維持したいと考えるのであれば、太る可能性が低いダイエットメニューを継続する必要があります。

脂肪吸引でもリバウンドすることはある?原因は?

脂肪吸引はリバウンドする可能性が低い手術ですが、生活習慣によってはリバウンドの可能性もあります。
それでは、脂肪吸引でリバウンドする可能性についてご紹介しましょう。

脂肪吸引でもリバウンドするか解説する看護師

脂肪吸引でリバウンドする可能性はゼロではない

脂肪吸引で脂肪細胞の数自体を減らすということは、リバウンドの原因を減らすということでもあります。
そしてこの点が、脂肪吸引はリバウンドしにくいと考えられるいちばんの根拠となります。
しかし、脂肪吸引を受けたからといって、手術以前よりも暴飲暴食をする、運動をまったくしないなどの生活を送っていると、少なからずリバウンドのリスクが高まるのです。
その理論は実に単純で、飲食でカロリーオーバーになれば、余剰カロリーは体内に蓄積されて、やがて一つひとつの脂肪細胞を肥大させる原因になるということです。
つまり、脂肪吸引を受けた部位に残っていた脂肪細胞が肥大して、手術以前に近いサイズにリバウンドする可能性があるということですね。

こう聞くと、「脂肪吸引を受けても好きなものは食べられない?」と心配になるかもしれません。
しかし、リバウンドの原因になるのはあくまでも暴飲暴食を繰り返す生活習慣であって、通常の食事を摂り続ける分には、リバウンドする可能性は低いのです。

脂肪吸引していない場所が太りやすくなるって本当?

リバウンドはもちろん気になりますが、脂肪吸引を受けるにあたってもうひとつ気になるのは、「脂肪吸引をうけた部位以外の部位が太るのではないか?」ということなのではないでしょうか。
実は、脂肪吸引後には、脂肪吸引を受けていない部位が太りやすくなるという可能性もゼロではありません。
それは、脂肪吸引を受けた部位は脂肪細胞の数が少ないのに対し、脂肪吸引を受けていない部位の脂肪細胞はそっくりそのまま同じ場所に残っているからです。
つまり、脂肪細胞の数が多い分、脂肪吸引を受けていない部位は太りやすくなるということですね。

ただし、この状況もまた、暴飲暴食を繰り返す、運動をまったくしないという生活などが原因となるため、脂肪吸引そのものが原因ではありません。

脂肪吸引のリバウンドは対策で予防できます

脂肪吸引はリバウンドしにくい手術ですが、術後の生活習慣によってはリバウンドのリスクを高めます。
そしてそうならないためには、リバウンドしないための対策をする必要があるのです。
それでは、脂肪吸引後のリバウンドを防ぐための対策をご紹介しましょう。

リバウンドしないように筋トレしている女性

2日以上続けて暴飲暴食をしない

1日暴飲暴食をしたからといって、翌日にすぐ体重が増えたり、サイズが元に戻ったりすることはありません。
それは、暴飲暴食をした翌日に節制することで、摂取カロリーと消費カロリーのつじつまが合うからです。
一方、2日以上続けて暴飲暴食をしてしまうと、1日目の余剰カロリーに加えて2日目、3日目の余剰カロリーが、脂肪として蓄積されるリスクが高まるからです。

たとえば、基礎代謝量が1日1,500kcalの方が1日3,000kcalの食事を摂取したとしましょう。
この場合、単純に考えれば余剰カロリーが1,500kcalということになりますが、家事や運動などで1日500kcal消費するとして計算をすれば、余剰カロリーは1,000kcalということになります。
しかし、1日1,000kcal程度オーバーしたとしても、増える体重は140g前後と、気にしなくても差し支えない増加に留まるからです。
とはいえ、暴飲暴食を何日も続けてしまうと、140gが積み重なり、やがて見た目でわかる体重増につながってしまうリスクが高まるのです。
暴飲暴食は内臓に大きな負担をかけるという意味でもおすすめはできませんので、万が一暴飲暴食をしてしまったら、翌日にはやや控えめな食事を摂ることを心がけましょう。

運動で筋肉量を増やす

「太りやすい体」と「太りにくい体」の違いはどのような点にあるのかご存じですか?
正解は、「基礎代謝量の違い」です。
基礎代謝量とは、特に運動をしなくても、内蔵を動かしたり体温を保持したりする際に使われるエネルギーを意味し、基礎代謝量が多い方ほど太りにくいという特徴があるのです。
そしてそのカギを握るのが筋肉量で、筋肉量が多い方ほど基礎代謝量が多く、太りにくいとされています。
たとえば、年齢を重ねると基礎代謝量が減って太りやすくなるという話がありますが、この場合でも筋肉量の減少が原因として考えられるのです。
筋肉量は筋トレやストレッチなどで増やすことができますので、なるべく毎日実践して筋肉量を増やし、太りにくい体を目指すことが大切でしょう。

なお、脂肪吸引後にはしばらく安静に過ごす必要があり、最低でも術後2週間程度は運動を控える必要があります。
また、2週間という期間はあくまでも目安であって、1回の手術で複数個所の脂肪吸引をした場合では、2週間以上痛みやひきつれが続くこともあるため、1カ月程度運動を行えない場合もあります。
つまり、脂肪吸引後に運動をするのなら、体と相談しつつ再開し、少しずつ時間を伸ばしたり強度を高めたりしなければならないということです。
リバウンドが怖いからといって早期に運動を始めてしまうと、その後の仕上がりに悪影響が及んだり、不調につながったりするリスクが高まります。
つまり、ダウンタイム期間が伸びてしまう可能性が広がるということですね。
ただでさえ辛いダウンタイム期間が伸びてしまったら、さらに辛い時間が続いてしまいます。
リバウンドする可能性がゼロではないとはいえ、脂肪吸引後すぐにリバウンドするようなことはありません。
脂肪吸引後のリバウンド予防目的で運動をするなら、まずは慌てずに、体の状態が安定するまで待つというのが賢明な考え方でしょう。

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■ 資格

■ 略歴

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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