脂肪吸引で後悔する理由と後悔しないための対策を医師が解説
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 10 分です。
脂肪吸引は、脂肪細胞を吸引することでスリムな体が作れる人気の美容整形です。ところが、実際に脂肪吸引を受けた方の中には、手術を受けたことを後悔しているという方も存在しているのです。
こちらの記事では、脂肪吸引で後悔する理由や、脂肪吸引で後悔しないための対策についてご紹介しています。
この症例写真は、脂肪吸引(腹・ウエスト・腰)の手術前と6か月後の症例写真になります。
脂肪吸引で後悔する理由
脂肪吸引は、理想のボディラインやフェイスラインを目指せる手術で、一度手術を受ければリバウンドしにくいという特徴があります。
また、食事制限なしで理想のボディラインを目指せるという、見逃せないメリットもあるのです。
しかしその一方で、手術を受けたことを後悔するケースもあるといいます。
それでは、脂肪吸引で後悔することがある理由についてご紹介しましょう。
凸凹がいつまでたっても治らない
脂肪吸引後には拘縮(こうしゅく)という状態が起こり、しばらくの間凸凹が目立つことがあります。
このような拘縮は、脂肪吸引を受けた方すべてに起こり得る現象で、手術によって組織が受けたダメージが回復に向かう途中に見られます。
つまり、拘縮による凸凹が目立つ状態になったとしても、時間の経過とともに自然な仕上がりに落ち着くということですね。
基本的には3-6ヶ月経過すれば、拘縮は落ち着きますが、場合によっては6ヶ月以上拘縮が続く場合もございます。
長期間経過しても拘縮が収まらない場合は、施術を受けたクリニックに経過を診てもらうことをおすすめします。
吸引部分の段差が目立つ
脂肪吸引は仕上がりのバランスを考えて行うべき手術であり、バランスを考えて行われなかった場合では、脂肪吸引部分と周辺に段差ができてしまうことがあります。
脂肪吸引部位だけではなく、全体のバランスを見て脂肪吸引を行うことが重要です。
左右差ができてしまった
人体にはもともと左右差があり、脂肪吸引をしたことで、さらに左右差が強調されてしまうことがあります。
これは、もともと左右差が目立っている状態で、左右とも同じ量の脂肪を吸引したことで起こります。
もともとの左右差を考慮した上で脂肪の吸引量を決めていく必要があります。
あまり変化が感じられない仕上がりになった
脂肪吸引を受けたのにも関わらず、手術前とあまりかわり映えしない仕上がりになって後悔したという話を耳にすることがあります。
脂肪を吸引すれば、多少なりとも外見に変化が見られますが、吸引する脂肪の量が少なすぎた場合では、思っていたよりも細くなっておらず、後悔することがあるのです。
また、ふくらはぎの筋肉や、顔のエラ張りなどは脂肪吸引だけでは改善を目指すことが難しく、別の手術や施術を併用しないと、思っていた結果を得ることができません。
切開の傷跡が残った
脂肪吸引の際には、皮膚を狭い範囲で切開し、その部分からカニューレを挿入して手術が行われます。
皮膚の切開幅は1㎝程度ですので、通常であれば時間の経過とともに目立たない状態に回復します。
脂肪吸引は目立ちにくい場所を選んで切開をしますが、誤って目立つ場所を切開してしまった場合では、仕上がり後に傷跡が目立ち、後悔することがあります。
たるみが目立つ
年齢などによってできたたるみがある部分の脂肪吸引を行うと、皮膚が余ってよりたるみが目立つ状態になることがあります。
皮膚は、表皮層、真皮層、皮下組織といった構造になっており、細胞が活性化されている状態であれば、脂肪吸引直後にたるみが見られたとしても、時間の経過で引き締まります。
しかし、ある程度年齢を重ねており、細胞の活性力が弱っている方が脂肪吸引を受けた場合では、脂肪吸引でたるんだ皮膚がそのまま戻らず、たるんだ状態で定着してしまうことがあるのです。
そしてもうひとつ、必要以上に脂肪吸引をしてしまうと、脂肪があった部分の空洞が大きくなり、より皮膚がたるみやすくなります。
多くの量を脂肪吸引をする必要がある場合では、数回に分けて手術を受けることで、たるみを回避することが可能です。
また、脂肪吸引後には皮膚と皮下組織の接着を速める目的で圧迫固定をしますが、この段階でしっかりと圧迫固定をしておけば、術後のたるみはある程度回避することができます。
手術以前よりも老けた印象の顔になった
顔の脂肪吸引で脂肪を摂りすぎてしまうと、皮膚が垂れ下がって手術以前よりも老けた印象になることがあります。
このような状態もまた、細胞が活性化されている状態であればやがて回復すると考えられます。
しかし、加齢によって細胞の活性力が低下している状態の場合、脂肪吸引でたるんだ皮膚が戻らなくなるリスクがあるのです。
そしてそうならないためには、別の施術での対応も視野に入れて検討することが大切でしょう。
脂肪吸引で後悔しないために。大切なのは「クリニック選び」
脂肪吸引で後悔しないためには、手術を受けるクリニックを慎重に選ぶことが大切です。
とはいえ、脂肪吸引を行うクリニックは数多く存在しているため、選ぶ段階で迷う可能性が否定できません。
その様なときには、以下でご紹介する内容を基準として、クリニック選びを行ってみてください。
カウンセリングが丁寧
脂肪吸引で後悔しないためには、医師としっかりコミュニケーションをとり、お客様の希望をきちんと医師に伝えるだけでなく、医師のアドバイスに耳を傾けることが大切です。
つまり、時間をかけて丁寧なカウンセリングを行うクリニックなら、脂肪吸引で後悔する可能性が低いということなのです。
カウンセリングでは、お客様の脂肪の付き具合や左右差、たるみなどを確認しますので、どうしても時間がかかります。
反対に、カウンセリング時間が短い、医師の説明が不足しているなどのクリニックには注意しましょう
経験豊富で技術力に優れた医師が執刀
カウンセリング時に、脂肪吸引に求められる効果や仕上がりイメージ、リスクなどについてしっかりとした説明を行う医師であれば信頼できます。
特にリスクの説明は重要で、たるみや左右差などについてもきちんと説明できる医師なら、信頼できると判断できます。
アフターケアが充実していること
脂肪吸引は、脂肪を強制的に除去する手術であるため、たとえ範囲が狭かったとしても、体は大きなダメージを受けます。
そのため、ダウンタイムが長く、その間には痛みや腫れ、内出血など、不安が膨らむ症状が現れやすいのです。
そして、この間に誤った過ごし方をしてしまうと、仕上がりに悪影響が及ぶ可能性が広がります。
つまり、術後のダウンタイム期間中にアフターケアを受けられるクリニックを選ぶことが大切だということなのです。
反対に、手術後のメール相談や電話相談は受け付けないようなクリニックを選んでしまうと、ダウンタイム期間中の過ごし方がわからない、体に現れる変化が正しいものかどうかを判断できないなどのトラブルに見舞われる可能性があります。
脂肪吸引は、手術を受けたらそれで終わりというような簡単な手術ではありません。
したがって、ダウンタイム期間中やそれ以降も、しっかりとサポートを受けられるクリニックを選ぶことが重要なのです。
医師に対して無理な注文をしないことも大切
脂肪吸引を検討し始めると、何が何でも脂肪を減らしたいという心理が強く働くことがあるでしょう。
しかし、脂肪吸引はお客様の現在の状態に合わせた方法で実施されるべきであり、無理な方法で実施すべきではないのです。
医師としては、安全面はもちろんのこと、お客様の年齢や現在の状態を確認した上で最適だと思われる提案をします。
お客様のご意向を伺いながら、専門的な知見を元に最適な脂肪吸引の方法をご提案させていただきます。
脂肪吸引なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、脂肪吸引の美容整形を多く行っております。
脂肪吸引の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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