人中短縮の失敗例は？対策方法もご紹介

鼻の下の長さをキュッと短くして洗練された印象にする人中短縮手術。
人中が短くなると顔のバランスが整い、キュッと小顔に見せることもできます。
人気の女優やアイドルは人中が短い方が多いこともあり、近年特に人気のある手術のひとつです。
しかし、一歩間違えると「失敗した」と感じてしまいやすい手術でもあります。
そこで今回の記事では、人中短縮の失敗例とその対策方法について詳しくご紹介します。

人中短縮

人中短縮とは？手術方法とメリットをご紹介

人中とは、鼻と上唇の間にある溝のことです。
この溝の部分の皮膚を切除して縫合し、物理的に短くする手術を人中短縮と言います。
鼻の下の長さにコンプレックスがある方を中心に、近年非常に人気のある手術です。
人中を短くすることで、いわゆる“黄金比”に近づけることが可能となります。
結果として顔のバランスが整い、顔が小さく見えるというメリットがあるのです。
また、加齢や生活習慣により表情筋が衰えることで口元がたるみ、人中が伸びることもあります。
そのため、「若い頃はそうでもなかったのに最近のっぺりした印象になってきた」という方にも最適な手術です。
人中を短縮するだけで一気に若々しい印象になったというお客様もいらっしゃいます。
またリップリフト効果が期待でき、上唇が自然に上を向くので、顔に立体感をプラスできる点もメリットです。
ヒアルロン酸注入によって一時的に人中短縮効果を得る方法もありますが、手術の場合は実際に皮膚を切り取るため、効果が半永久的なものとなります。

人中短縮

人中短縮の失敗例とリスク

「人中短縮」はメイクの用法としてもよく聞くワードですから、何となく手軽な施術をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、実際には手術になるためデメリットもあります。
ここからは、実際に人中短縮ではどのような失敗例やリスクがあるのかについて詳しくご紹介していきます。

傷跡が目立つ

人中短縮の場合、通常は鼻の付け根に沿って切開することになるので、うまくいけばそこまで傷跡は気になりません。
しかし、慣れていない医師が手術をおこなった場合、傷跡が大きく露骨な形で残ってしまうケースがあります。
鼻は顔の中心にあるパーツなので、傷跡が残ると目立ちやすいです。
このような失敗が起きてしまった場合には、レーザー治療による傷跡の修正やステロイド注射などで対応していくことになりますが、完治するとは限りません。
最悪の場合、ケロイドが発症する可能性もあります。
人中短縮はメスを入れる手術なので、プチ整形のように軽い気持ちで臨むと後悔するかもしれません。
美容外科医や形成外科医としての経歴があり、専門知識と経験のある医師を選ぶようにしてください。
また、執刀医の腕だけではなく、術後のご自身での傷の管理も大切になってきます。
必要以上に触りすぎてしまったり、擦ってしまったりすると、傷の治りが悪くなります。
傷口は常に清潔に保ち、あまり触らないようにしてください。

ガミースマイルが悪化する・口が閉じにくくなる

笑ったときに3mm以上歯茎が見えてしまう状態のことをガミースマイルと言います。
もともとガミースマイルの方が人中短縮の手術を受けると、より歯茎が見えやすくなってしまう可能性が高いです。
人中短縮の術後は上唇が少しめくれ上がったような状態になるためです。
ただし、手術前にガミースマイルでなかった方が、人中短縮手術を機にガミースマイルになるリスクは少ないとされています。
また、ごく稀なケースではありますが、人中短縮手術によって口が閉じにくくなるリスクもゼロではありません。
切除する皮膚の量を誤りさえしなればそのような状態にはならないので、クリニック選びや医師選びは慎重におこなうことをおすすめします。

上唇に厚みが出る

人中短縮手術をした場合、上唇がめくれてキュッと持ち上がり、女性らしいボリュームが出る可能性があります。
しかしながらもとの唇に厚みがある場合ですと、人中短縮の手術を受けたことでいわゆる“たらこ唇”のようになってしまうリスクもあります。
バランスを整えるために人中短縮をするはずが、逆にバランスが悪くなってしまっては本末転倒です。
ただし、上唇の薄さにお悩みの方は、人中が短くなるとともに上唇に自然な厚みを出せるので、一石二鳥であると言えます。
つまり、メリットと出るかデメリットと出るかはお客様個人の顔のバランスによるということです。
「自分の唇が一般的に厚い部類に入るのか分からない」という方は、一度カウンセリングをして医師に相談してみてください。
もしかするとほかの施術が適しているかもしれません。

鼻の穴や小鼻が広がる

人中短縮では、鼻の付け根の部分を切除し、縫合します。
その際に、デザインによっては皮膚が下に引っ張られるような形になってしまい、鼻の穴が大きく目立って見える可能性があります。
また、同じ理由で小鼻が大きく広がるリスクも少なからずあります。
特に小鼻縮小の経験がある場合、前回の手術と近い部分を切開することになるため、縮小した小鼻が後戻りしてしまうかもしれません。
過去に美容整形手術歴がある場合は事前に伝えた上で、入念にデザインの相談をおこなってください。
少しでも気になることがあれば事前に質問をして、不安を解消しておくと安心です。

人中短縮で切除した皮膚はもとに戻せない

人中短縮手術では、実際に皮膚の一部を切り取ってしまうことになります。
つまり、完成形を見て気に入らなかったからもとに戻す、いわゆる修正はできません。
そのため、軽い気持ちで手術に踏み切ると後悔する可能性があるのです。
絶対に失敗したくないなら、ヒアルロン酸注入などによって人中を短く見せる方法もありますので、まずはそちらを検討してみてください。

人中短縮

人中短縮で失敗しないための対策

ここまで、人中短縮の失敗例やリスクについて解説してきました。
それでは、人中短縮における失敗リスクを極力抑えるためにはどのような対策が必要になってくるのか、解説します。

本当に必要な手術であるか考える

手術を受ける前に、「本当に自分に必要な手術であるのか」をもう一度よく考えてみてください。
一般的に長いとされる人中の長さは17mm以上であると言われています。
また、理想的なバランスは鼻～口の間：口の間～顎先＝1：2とされています。
しかし、最終的にもっとも気にするべき問題は自分が気になっているかどうかです。
人中短縮には、メスを入れずに一時的に人中を短くできる施術もあります。
迷っているならそちらから試してみるのもいいかもしれません。
ただし、効果が半永久的に続くことなど、人中短縮手術にしかないメリットもあります。
「人中の長さを短くしたい気持ち」と「失敗したらもとには戻らないかもしれないリスク」とを天秤にかけて、それでもどうしても手術を受けたいのであれば、踏み切ってみてください。

クリニック・医師選びは慎重におこなう

人中短縮手術を成功させるためにもっとも重要と言えるのが、クリニック・医師選びです。
高度な技術を持っていることはもちろん、医師としての経歴の長さや専門知識の有無なども大切な判断基準になります。
先に述べたように、人中短縮手術は失敗してから後悔しても取り返しがつきません。
後悔したくないのであれば、クリニックや医師についてあらかじめ把握しておくことをおすすめします。
クリニックについて知るためには、ホームページに載っている情報の確認や、口コミの確認が有効です。
口コミはSNSや美容整形のアプリ、口コミサイトからチェックすることができるので、活用してみてください。
一方、手術を任せる医師の経験は5年以上あると安心です。
術後直後の仕上がりだけでなく、経年による状態の変化はどうかといったところまで把握している可能性が高いためです。また、万が一のトラブルへの対処も、経験によって蓄積されます。
経歴・技術・知識、これらが揃っている医師を選ぶようにしてみてください。

仕上がりイメージの共有

クリニックや担当医師が決まったら、自分の理想とするデザインをできる限り正確に伝えます。
人中短縮は人中の長さだけでなく、唇の厚さや小鼻の大きさなどほかのパーツによっても適したデザインが変わってくるので、入念な相談は不可欠です。
美的感覚は個人によって異なります。
「相手はプロなのだから最初から自分の理想が伝わっているはずだ」という思い込みは大変危険です。
とは言え、医師はさまざまなお客様の症例を経験していますので、お客様がご自身で気づけなかった意見を持っていることもあります。
自分の希望イメージを聞いてもらうだけでなく、医師の方からも意見を出してもらった上で、最終的なデザインを決めると失敗が少ないです。

まとめ

今回は、人中短縮の失敗リスクと対処法についてご紹介してきました。人中短縮は切開手術であり、皮膚の一部を切除してしまうため、一度手術を受けるともとには戻りません。
メリットばかりに注目せず、必ずデメリットについても確認した上で手術に踏み切るようにしてください。
人中の長さによっては、切除の必要はなく、メスを使わないほかの施術が適応となるケースもあります。

東京シンデレラ美容外科では、人中短縮の美容整形を多く行っております。

人中短縮の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の３院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

人中短縮