鼻尖形成のダウンタイムを医師が徹底解説します
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。
日本人に多いといわれる団子鼻は、鼻尖形成(びせんけいせい)を受けることで改善を目指せます。また、鼻尖形成はプロテーゼなどを挿入することなく受けられる美容整形のため、鼻先の雰囲気を少し変えてシャープな印象になりたいという方には、特におすすめできる美容整形なのです。
鼻尖形成のダウンタイム期間と注意点をご紹介
鼻尖形成は、鼻を高くするというよりかは、鼻先をシュッと細く整えて、鼻の印象をシャープに整えることを目的とした美容整形です。
また、プロテーゼ挿入のように異物を挿入する手術ではないため、ダウンタイムが比較的短いという特徴もあるのです。
とはいえ、手術である以上、ダウンタイムがまったくないということではありません。
それでは、鼻尖形成の概要と、ダウンタイム期間の注意点についてご紹介しましょう。
鼻尖形成とは
鼻尖形成とは、鼻の内部にある大鼻翼軟骨を中央に引き寄せることで、シュッと細長くシャープな鼻先を実現できる美容整形です。
また、団子鼻の原因のひとつとして挙げられるのは鼻先にある過剰な脂肪ですが、鼻尖形成では必要に応じて脂肪も取り除けますので、丸い鼻先が悩みのタネになっている方にもおすすめできる美容整形だといえるでしょう。
なお、当院では新しい手法である鼻尖形成3D法にも対応しています。
ダウンタイム期間と注意点
鼻尖形成は切開部分が小さく、ダウンタイムが比較的短い手術ではありますが、術後数日間はダウンタイムが続きます。
それでは、ダウンタイム期間中に現れやすい症状と、日常生活での注意点についてご紹介しましょう。
腫れや内出血、赤み
オープン法は両側の鼻の穴の間の鼻の付け根を切開して手術します。傷跡は鼻の下の付け根にそってできるため、しわと同化し時間が経てば目立たなくなります。
また、術後当日~3日間は腫れや内出血、赤みが出ることがありますが、これらの症状は約1週間を目安として引いていきます。
この症例は1週間後、2週間後、1か月後の鼻尖形成と軟骨移植を同時にした美容整形手術の経過の症例写真です。1週間後の写真ではすでに外部に目立った内出血などはありません。
なお、当院では「オープン法」「クローズド法」「3D法」のいずれかで手術を行いますが、いずれの場合でも、目立つ腫れや内出血、赤みは1週間程度で目立たなくなります。
ただし、これはあくまでも目安で、人によっては1カ月程度腫れや内出血が続くことがあります。
なお、鼻尖形成は腫れや内出血が引いた段階ではまだ完成形には至っておらず、患部が落ち着いて完成するまでには、約3カ月~6か月間の期間が必要です。
この点についても個人差がありますが、術後6カ月が経過すれば、鼻先がシュッ細く整った鼻が実現します。
短期間で変化が見られないと心配になるかもしれませんが、組織が形成されて落ち着くまでには、どうしても数か月間を要します。
手術からしばらく経って変化が見られないと感じても、毎日少しずつ変化していくのが鼻尖形成の特徴ですので、手術後6か月間は焦らずに完成形になるまで待ちましょう。
痛み
鼻尖形成は事前に麻酔を施すため、手術中に痛みを感じることはありません。
ただし、麻酔は注射で行うため、注射針による痛みは感じます。
また、麻酔が切れると鈍痛が起こりますが、この状態は内服薬の投与で緩和できます。
術後の痛みは2~3日後がピークとなりますが、1週間後には落ち着きます。
鼻先は手で触れやすい場所で、痛みが出ていると気になって触れてしまうことがあるかもしれません。
しかし、組織が形成される前に鼻先にテンションがかかると思うような仕上がりにならず、がっかりすることにもなりかねません。
痛みが強すぎると感じた場合には、手術を担当した医師に連絡をして、追加で痛み止めの処方を受けるなどの対策をすると良いでしょう。
抜糸について
鼻尖形成は皮膚を縫合する手術であり、抜糸までの7日前後は糸が付いたままの状態になっています。
そしてその間は、やや引きつれたような感覚が続くことがありますが、抜糸が完了すればその感覚はなくなります。
なお、抜糸完了後でも、まだ傷口は完全にふさがってはいませんので、気になったとしても傷口に触れず、鼻を押さえるなどの行為も控えて過ごしましょう。
洗顔は当日から行える?
手術当日には鼻を触れませんので、洗顔は翌日から行うようにしてください。
その際には、石けんや洗顔フォームを使用できますが、患部にこれらの成分が付着するとしみる可能性がありますので、患部には石けんや洗顔フォームが付着しないように注意しましょう。
また、患部は不安定な状態になっていますので、洗顔する際には患部を押さえつけたり強く擦ったりする行為は避けてください。
メイクはいつから?
メイクは手術後1週間で行えるようになります。
また、患部以外のメイクは手術当日から行えますが、手術当日には患部のメイクを避ける必要がありますので、マスクで隠すなどで対策すると良いでしょう。
早期にメイクを再開すると、メイクのストレスだけでなくクレンジングのストレスもかかり、患部に悪影響が及ぶリスクが高まりますので、十分な注意が必要です。
入浴は術後1週間からOK
首から下のシャワーは翌日から可能ですが、その際にはなるべく患部を刺激しないように注意してください。
また、シャワーの温度が高いと体全体が温まり、血行の促進作用によって腫れや内出血が悪化することがあります。
シャワーの温度はやや低めに設定し、サッと洗い流す程度で切り上げましょう。
入浴に関しては手術後1週間が経過すれば行えますが、その際には、湯船に長時間浸からないように注意しましょう。
湯船に長時間浸かって体を温めてしまうと、血行が促進されて出血したり、腫れや内出血が悪化したりすることがあります。
運動はいつから?
運動は、1ヶ月程度は控えれば行ってもかまいません。ただし、手術後2~3日は強い腫れや内出血が見られることがあるため、大量の汗をかくほどの激しい運動は控える必要があります。
運動もまた、激しく行えば行うほど血流が促進されて、出血、腫れ、内出血の悪化につながりますので、最低でも術後1ヶ月程度は控えるよう注意しましょう。
また、腫れや内出血が引いても、運動中に異変を感じたのならひとまず運動を中止して、安静に過ごすことを心がけてください。
飲酒について
飲酒は少量であっても血行を促進させますので、手術当日~1週間までは控えましょう。
鼻尖形成の手術直後からは組織の再形成が始まりますが、再形成が落ち着くまでにはおよそ3週間が必要とされています。
つまり、3週間程度は飲酒を控えたほうが良いということですが、3週間の禁酒はあくまでも理想の形であって、手術後1週間は飲酒を控えれば特に問題はないでしょう。
ただし、腫れや内出血がほぼ引く3週間後でも、大量飲酒をすると傷口に悪影響が及ぶ可能性が否めません。
飲酒をするならほどほどを心がけ、患部に悪影響が及ぶリスクを少しでも減らすことが大切です。
食事の注意
香辛料などの刺激物は、出血、腫れ、内出血が治まるまではなるべく控えましょう。
たとえば、トウガラシに含まれるカプサイシンという成分には代謝アップ作用がありますが、この成分は血行を促進することがわかっているため、手術直後の摂取は避けておきたいところです。
普段から刺激物の摂取量が多い方も、抜糸が完了するまではなるべく摂取しないように注意しましょう。
仕事復帰はいつから?
手術当日~3日目までは出血が見られることがあり、腫れや内出血もかなり目立つ状態です。
また、抜糸後までメイクを行えませんので、仕事復帰は馬刺し完了後からが理想的ということになります。
もちろん、マスクを着用すれば腫れや内出血は隠せますが、強い痛みが出る可能性もあるため、仕事復帰するなら術後1週間が経過するまで待つことがベストです。
なお、デスクワークであれば術後3日が経過すれば仕事復帰できますが、体をよく動かす仕事に従事されている方の場合では、術後1週間目以降からの仕事復帰がおすすめできるでしょう。
鼻をかむ際の注意点
手術後には鼻の内部にむくみが出ることがあり、それに伴い鼻水やくしゃみが出ることもあります。
そして、ここで注意しなければならないのは、勢いよく鼻をかんでしまわないということです。
鼻尖形成では外部から傷口が見えませんが、縫合部分は大きなダメージを負っており、とてもデリケートな状態になっています。
そのため、鼻をかむ行為で傷口に刺激を与えてしまうと、出血するリスクが高まるだけでなく、腫れや内出血が悪化するリスクも高まるのです。
術後に鼻をかむ際には、鼻先を押さえつけないように注意しながら優しくかみましょう。
うつぶせ寝はしないこと
普段からうつぶせ寝をしている方は、最低でも1ヶ月後まではうつぶせ寝をしないように注意してください。
抜糸が完了するまでにうつぶせ寝をしてしまうと、鼻先には余分な負荷がかかって仕上がりに悪影響が及ぶ可能性があります。
また、横向き姿勢の場合でも、寝ている間にうつぶせになってしまう可能性がありますので、なるべく仰向け姿勢で寝るよう注意しましょう。
鼻尖形成はメリットが多い美容整形です
鼻尖形成は、プロテーゼを挿入することなく鼻先の雰囲気を変えられる美容整形で、鼻形成術の中では比較的ダウンタイムが短いというメリットがあります。
また、他の鼻形成術との併用が可能、一度手術を受ければ半永久的に効果が持続するというメリットもあるのです。
なお、他の鼻形成術と併用する場合では、ダウンタイムが多少長くなる可能性がありますので、この点については頭に入れておく必要があります。
鼻尖形成は完成形に落ち着くまでに時間がかかるというデメリットはあります。
しかし、手術後には長期間美しい形状を維持できますので、鼻先のコンプレックスでお悩みの方にはおすすめ度が高い美容整形手術だといえるでしょう。
- 団子鼻をシュッと細く整えたい方
- 鼻先に高さを出したい方
- 鼻先の向きを下向きに改善したい方
- 鼻の穴の形を変えたい方
- プロテーゼを挿入せずに鼻の雰囲気を変えたい方
鼻尖形成なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、鼻尖形成の美容整形を多く行っております。
鼻尖形成の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。