鼻プロテーゼのメリット・デメリットとは?名医の選び方を解説
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。
鼻プロテーゼとは?
鼻プロテーゼとは、シリコンでできた人工軟骨「シリコンプロテーゼ」を鼻に挿入することで、鼻を高くしたり美しい鼻筋へ整える手術法のことです。
手術で使用するシリコンプロテーゼは医療現場で心臓の人工弁や人口関節としても使われており、変形しないため体内に挿入しても安全性の高い素材です。
人間の軟骨の性質に近いので触っても違和感がなく、希望の高さやお顔のバランスに応じて1mm単位で細かく加工できるためより理想的な仕上がりを実現することができます。
この症例写真は、シリコンプロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植の手術前と1ヶ月後の症例写真です。
鼻プロテーゼが向いている人
鼻プロテーゼは下記のような方におすすめの手術法です。
- 鼻を高くしたい
- 鼻筋を通したい
- 立体感のある顔立ちになりたい
- 離れ目を改善したい
- 半永久的な効果を実感したい
シリコンプロテーゼのI型とL型の特徴について
鼻プロテーゼの手術に使われているシリコンプロテーゼには主にI型とL型の2種類があります。
どちらも人体に害がない医療用の人工軟骨である点は変わりありませんが、L型のシリコンプロテーゼは鼻先の皮膚にかかる内部からの圧迫が大きいことから、皮膚が薄くなったり、飛び出てしまう恐れがあります。
更に、鼻根部から鼻先にかけて1本のシリコンが入るため鼻先が固定されてしまい、笑った時の表情が不自然になる可能性もあります。
このようにL型プロテーゼは鼻への負担やリスクが伴うことから、当院をはじめ、様々なクリニックがI型プロテーゼを採用しています。
I型プロテーゼは鼻根部から鼻尖手前までの真っすぐなプロテーゼで、鼻先への負担が少なく、曲がりにくい特徴を持っていることから、ごく自然な仕上がりが期待できます。
ただし、I型プロテーゼは鼻尖(鼻先)まではかからないため、鼻先を高くすることはできません。
I型プロテーゼを使った手術を受ける方で、鼻先を高くしたいご希望がある場合、鼻プロテーゼの手術と併せて、鼻尖形成や耳軟骨等の自家組織を使った移植手術を受けることを推奨致します。
鼻プロテーゼのメリット
自然な仕上がりでバレにくい
鼻プロテーゼは既成のプロテーゼをそのまま挿入するのではなく、お客様の悩みやご希望をお伺いしながら、元々の鼻の形状・お顔立ちをしっかり観察した上で加工したものを挿入します。そのため、仕上がりが非常に自然で、美容整形を受けたことについて周りの方にバレにくいというメリットがあります。
傷口が目立ちにくい
鼻の内部からメスを切開し、シリコンプロテーゼを挿入していくため表面から傷口が目立つことはありません。
また、手術中に鼻に触れるのは約10分程度で、ほとんどの時間がシリコンプロテーゼを鼻の形に合わせて加工しているため、お客様にとって負担の少ない手術法と言えます。
高頻度のメンテナンスが不要
鼻を高くする美容整形の1つにヒアルロン酸注入というものがありますが、ヒアルロン酸は時間の経過と共に体内に吸収される性質を持っていることから、長期的に同じ高さをキープしたい場合、定期的なメンテナンスが必要になります。
一方、鼻プロテーゼは一度定着してしまえば長期的に美しい形状を維持できることから、高頻度のメンテナンスが不要になります。
元の状態に戻すことができる
鼻プロテーゼの手術を実際に受けてみて、もし元に戻したいと感じた場合、プロテーゼ除去手術を受けることで元の状態に戻すことができます。
除去手術も鼻の中を切開するだけなので傷跡が目立つことはありません。また、挿入時よりダウンタイムが短く、1週間程度で腫れが引いていきます。
鼻プロテーゼのデメリット
安定するまでに時間がかかる
鼻プロテーゼは手術から1週間後に抜糸を行うと、目立った腫れや内出血は落ち着き、2週間も経過すればほとんど元の状態に戻ります。
ただし、元の状態に戻って見えるのは表面だけで、挿入したプロテーゼ自体はまだしっかりと安定していません。
プロテーゼを挿入後、組織が形成されて定着するまでには約1ヶ月程度の期間がかかりますので、術後1ヶ月間はなるべく鼻を触らない・洗顔やスキンケアをする際は優しく丁寧に行う等の注意が必要です。
固定を行う必要がある
プロテーゼを挿入した直後はまだ位置が定まっておらず、ズレる可能性があるためギプスやテープで固定をする必要があります。
定着すれば通常通り、日常生活を送ることができますが、固定期間中は洗顔や入浴等に制限が設けられるため普段よりも不自由に感じることがあるかもしれません。
位置がズレてしまう可能性
プロテーゼを間違った場所に挿入してしまうと、上手く定着せず、位置がずれたり曲がってしまう恐れがあります。
このようなミスはよほど技術や知識が未熟な医師でない限り、起こる可能性は低いですが、術後に後悔しないためにも熟練した技術を持つ、信頼性の高い医師を選ぶことが大切です。
感染症のリスク
鼻プロテーゼの手術後は免疫力が低下しやすく、細菌が内部で増殖することによって炎症を引き起こす可能性があります。
万が一感染した場合、抗生物質の投与を行いますので、気付いたらすぐにクリニックにご相談ください。
凸凹が目立ってしまう可能性
プロテーゼそのものは経年劣化することはありませんが、時間の経過と共にプロテーゼの周りが石灰化し、ごく稀に鼻の表面に凸凹が現れて目立ってしまうケースがあります。
少なくとも5~10年後に起こる可能性は低く、タイミング的には数十年先のこととなりますが、鼻プロテーゼの手術を検討する上で、このようなリスクがあることについても知っておく必要があります。
鼻プロテーゼの名医の選び方
鼻プロテーゼの手術実績が豊富な医師
鼻プロテーゼの手術に限らず、受けたい美容整形の手術実績が豊富な医師が在籍しているクリニックであるかどうか確認することは大切なことです。
それぞれの医師のプロフィールに目を通すことで、普段担当している分野や医師自身が得意とする手術についてある程度把握することができます。
症例写真を確認する
美容整形というものは美的センスや緻密なデザイン力が大きく影響することから、同じ専門資格を所有している医師だとしても担当する医師によって術後の仕上がりは異なります。
そのため、気になるクリニックを見つけたら公式ホームページやSNSに掲載されている症例写真を確認し、好みのデザインに仕上げている医師を選び、まずはカウンセリングを受けることをおすすめします。
症例写真が多いクリニックだとより具体的にイメージしやすくなり、名医と出会える可能性も高くなります。
手術内容を詳しく説明してくれる
カウンセリングはお客様にとってベストな方法を提案するために必要な場であり、抱えている不安や悩み、疑問点を解消する場でもあります。
カウンセリング中にメリットだけでなく、デメリットに関してもお客様が納得するまで具体的に説明を行っている医師を選ぶことで、安心して手術を受けていただくことが可能です。
修正手術に対応している
プロテーゼを入れている期間が長いと、周りの組織と癒着している可能性があるため、修正手術は挿入する時よりも更に高度な技術が求められます。
そのため、鼻プロテーゼの修正手術に対応しているクリニックは腕の良い医師が在籍していると考えられます。
MD式を採用している医師
MD(ミニマムダウンタイム)式は当院の吉原院長が考案した術式で、道具や手法など徹底的にこだわり抜くことで、ダウンタイムを極限まで抑えます。
MD式等を採用し、術後にできるだけ腫れないよう最大限に配慮を行っている医師は名医
の基準の1つになります。
鼻プロテーゼを受ける上での注意点
手術内容に納得した上で契約する
カウンセリングでは手術の基本的な流れや注意点、料金などの説明がありますが、内容を聞いてみて万が一納得できない場合、一旦契約を見合わせることを推奨致します。
この場合、別のクリニックで再度カウンセリングを受けることになるため、少し時間と手間はかかってしまいますが、インターネット上の口コミ等を参考にしながら、できるだけ複数のクリニックに足を運んでみると良いです。
無理なオーダーは危険!
過度に高すぎるプロテーゼを挿入してしまうと、不自然な仕上がりになるだけでなく、皮膚に負担がかかり、将来的に鼻からプロテーゼが飛び出してしまう等のトラブルが生じてしまうリスクが考えられます。
医師はお客様の顔のバランスと安全性を考えながら最善なデザインと手術法を提案します。
もしその提案が気に入らない場合であっても、無理なオーダーをするのではなく、一旦手術を見合わせたり、鼻に高さを出す別の美容整形術について検討することをおすすめします。
カウンセリング当日は手術が受けられない可能性がある
医師の説明に納得し、いざ契約をしてもクリニックによってカウンセリング当日に手術を受けられない可能性もあります。予約状況等の関係でカウンセリングを受けてから1~2週間後に手術となる場合があることを知っておきましょう。
ここで注意して頂きたいのは早く手術を受けたい気持ちを優先し、別のクリニックで手術を受けてしまわないということです。
手術内容自体は同じでも、手術を担当する医師によって仕上がりは大きく異なるため、口コミ等の下調べを十分に行っていないクリニックで安易に手術を受けてしまうと後に後悔することになりかねません。
そのようなリスクを避けるためにも、ご自身と相性が良いと感じると共に納得ができる説明を行ってくれた医師に手術を依頼するというのが賢明な判断と言えます。
仕事を復帰するタイミングについて
鼻プロテーゼはギプスやテープ等の固定を外した後から顔全体のメイクが可能となりますので、早ければ3日後よりお仕事に復帰される方もいらっしゃいます。
ただし、術後1週間の間は腫れや内出血が目立ちやすい状態が続いているため、力仕事の方や接客業等、マスクを着用できないご職業に従事している方は約1週間程度を目安に安静にして頂くのが理想です。
鼻プロテーゼなら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、鼻プロテーゼの美容整形を多く行っております。
鼻プロテーゼの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。