鼻プロテーゼの施術を受けた女性

鼻プロテーゼの老後への影響や後悔しないためのポイント

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

鼻や鼻筋を高くし、理想的な鼻の形に整える「鼻プロテーゼ」は当院でも人気の美容整形の1つです。

鼻プロテーゼの手術を検討しているものの、体内に元々存在しない人工物を挿入することから、「手術後に何か異変が起きてしまうのでは?」等の不安や疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?

こちらでは鼻プロテーゼの手術を受けることで将来的にどのような影響があるのか?また、後悔しないためのポイントについてご紹介致します。

この症例写真は、プロテーゼと鼻尖形成 3D 法と軟骨移植をMD式で受けた女性の手術前と1ヶ月後の症例写真です。

プロテーゼと鼻尖形成 3D 法と軟骨移植をMD式で受けた女性の症例写真
【リスクと副作用】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害等

プロテーゼ

鼻プロテーゼを受けることで考えられる老後への影響

鼻プロテーゼの手術で使用するシリコンプロテーゼは一般病院の手術にて、人工血管や人工関節などの素材としても使われている医療用の人工軟骨です。

非常に安全性の高い素材で、基本的に経年劣化で問題になることは稀です。

ただし、長年鼻の中に入れ続けることによって下記のような不具合が起こる可能性があります。

信頼できる医師のもとで、正しい手術を行えば基本的にメンテナンスや修正手術を受ける必要はありませんが、将来的にトラブルを回避するためにも事前知識として押さえておくことが大切です。

鼻プロテーゼを受けることで考えられる老後への影響を説明している看護師

石灰化が起こる

鼻プロテーゼの手術後、一定期間経過すると身体が生体反応を起こし、プロテーゼは「カプセル」と呼ばれるコラーゲンの皮膜に包まれます。

カプセルは長い年月をかけてカルシウムが沈着化し、石灰化を引き起こす可能性があります。

石灰化が進行すると、鼻に挿入したプロテーゼが凸凹になり、違和感のある見た目になりやすいです。
術後の石灰化が気になる場合は、シリコンと共に被膜を除去することで解消されます。担当医師にご相談ください。

プロテーゼが傾く

年齢を重ねると鼻を支えている軟骨の強度が失われたり、細胞や組織が徐々に痩せていくことから、プロテーゼが正しい位置からズレてしまい、鼻の形に左右差が生じるなどのトラブルが引き起こされる可能性が考えられます。

プロテーゼの形状がはっきりしてくる

加齢に伴い、皮膚が劣化してくるとプロテーゼの輪郭が浮き出てきたり、プロテーゼそのものが飛び出してしまうリスクがあります。

個人差もありますが、年齢を重ねるとこちらのようなトラブルが起きる可能性もあることだけ、事前に知っておくともしもの時に安心だと思います。

元々、自然な薄めのプロテーゼにしておくと、起きにくいため、無理をしないことも大切です。

プロテーゼ

鼻プロテーゼの手術直後に考えられるトラブル

炎症を引き起こす可能性がある

元々体内に存在していた菌や外部から侵入した菌が内部で増殖し、炎症を起こすことで鼻先が赤くなるケースがあります。

これは鼻プロテーゼの手術に限らず、様々な手術において起こりえる「術後感染症」と呼ばれるものです。

手術後は感染に対する抵抗力が弱まっていることから、衛生管理に万全を期しているクリニックでも手術部位の免疫力が低下している影響で、このような炎症トラブルを引き起こす
可能性が考えられますので、異変を感じたらすぐに手術を受けたクリニックに相談するようにして下さい。

拘縮によるひきつれ

患部に炎症が生じると、その周りの組織を修復する過程で「拘縮」という一種の異物反応を引き起こす可能性があります。

拘縮の症状が強ければ強いほど皮膚のひきつれが目立ち、不自然な表情になりやすいです。

拘縮に関しては、術後3-6ヶ月ほどの時間をかけて徐々に落ち着いてきますが、場合によっては6ヶ月以上かかる場合もございます。
ただ時間をかけて落ち着いてきますので、焦らずに様子を見ることをおすすめします。

体質的に異物反応が強い方は除去した方が良い場合もありますので、担当医師にご相談ください。

プロテーゼ

鼻プロテーゼで将来後悔しないためのポイント

適切なサイズのプロテーゼを入れる

プロテーゼは必ず自分の鼻の形や厚みにあったものを挿入するようにしましょう。

形や厚みが合っていないプロテーゼを手術に使ってしまうと、術後にズレが生じたり、炎症を引き起す要因の1つとなります。

鼻の構造は複雑であることから、鼻プロテーゼは美容整形の中でも難易度が高い術式です。

そのため、カウンセリングは医師としっかりイメージの擦り合わせを行いながら十分にシミュレーションを行うことが大切です。

カウンセリングでは顔全体のバランスを確認しながら、適切なサイズのプロテーゼを選ぶようにして下さい。

術後の診察を必ず受ける

鼻プロテーゼの手術では経過観察と共に、抜糸(縫合した糸を外す処置)を行うことから最低でも1度は通院する必要があります。

経過観察では術後に異変がないかどうか、傷跡やプロテーゼの状態、鼻の形等をチェック
します。

将来的にトラブルを防ぐためにも、必ず診察を受けるようにして下さい。

また、1ヶ月程度経過すれば落ち着いてきますが、お客様によっては定着するまでに3ヶ月から1年程度かかるケースもあります。

万が一定着する前にトラブルが生じた際は、すぐに担当の医師へご相談下さい。

リスクを知った上で手術を受ける

シリコンプロテーゼは人体組織に近く、変形・変質の心配がない安全性の高い素材ですが、異物を挿入することには違いありません。

先述した通り、術後感染症や拘縮などのリスクが伴い、これらのトラブルを起こした場合は患部の洗浄や抗生物質の投与を行います。

全ての方に起こるリスクではありませんが、しっかり理解した上で手術を受けるようにして下さい。

鼻プロテーゼの手術をしている医師

理想的なイメージを明確に伝える

鼻プロテーゼの手術内容について、何か不安なことやわからないまま手術に臨んでしまうと術後にトラブルに見舞われてしまう可能性も考えられます。

カウンセリング中に少しでも疑問に感じることがありましたら、ご自身が納得がいくまで
医師に質問されることをおすすめ致します。

また、術後に思い描いていたイメージと違ったという事態にならないためにも、お客様が理想とする鼻の形状やイメージについて医師へ明確に伝えることが重要です。

例えば「鼻を高くしたい」・「鼻筋をはっきりさせたい」という希望があっても、人によってイメージは異なるものです。

口頭だけではイメージの共有が難しい場合もありますので、モデルの写真やイメージ図等を用意しておくとより明確に伝わりやすくなります。

プロテーゼ

鼻プロテーゼ以外の美容整形術について

専門的な知識と技術を持ち合わせた医師を選ぶことで、鼻プロテーゼによるトラブルを避けることに繋がりますが、手術に対して抵抗がある方やもっと手軽な方法で鼻を高くしたいと考えている方はヒアルロン酸注射がおすすめです。

ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分なのでアレルギーを引き起こす心配がなく、メスを使わないためダウンタイム期間もほとんどありません。

また、鼻プロテーゼや二重整形等、切開を伴う手術前のシミュレーションとし人気の術式です。

持続期間は使用する製剤や注入する箇所によって異なりますが、目安としては約半年~2年程度です。

半永久的な効果は期待できないため、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

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美容クリニックの選び方について

実績のあるクリニック

鼻プロテーゼの症例実績が多いクリニックは、鼻整形に関する優れた知識と技術が豊富な医師が在籍している証拠でもあります。

気になるクリニックを見つけたらまずは公式ホームページに載っている症例実績を確認し、各医師のプロフィールや経歴、所有している専門資格について目を通すことをおすすめします。

また、SNSには実際にクリニックで手術を受けた方がビフォー・アフター画像をセットで投稿していることもあります。これは実際の仕上がり具合と医師の技術力について確認できる貴重なデータになりますので、併せて確認しておくと良いです。

美的感覚が合う医師

美容整形で起こりえるトラブルの1つに「イメージ通りに仕上がらなかった」というものがあります。

これは同じ技術力を持つ医師でも、それぞれのデザイン力とセンスによって仕上がりが左右されることから、お客様自身と医師の美的感覚にズレがあると、のちにトラブルに進展するケースが考えられます。

もしカウンセリング中に医師と話してみて、「美的センスや相性が合わない」と感じたら、
少し時間と手間はかかってしまいますが、別のクリニックで再度カウンセリングを受けることも大切です。

デメリットについても詳しく説明してくれる

前述した通り、鼻プロテーゼの手術を受ける上でリスクについて具体的に知っておくことは大切なことです。

カウンセリングの際にメリットだけでなく、リスクや副作用、できないことなどのデメリットに関する側面について説明し、お客様が納得がいくまでシミュレーションを細かく実施している医師は信頼性が高いと考えられます。

費用の明細が明らかであるかどうか

鼻プロテーゼは自由診療につき、保険適用外になります。

クリニックによって料金設定が異なることから、契約後にかかる総額について事前に知っておく必要があります。

麻酔代や術後のアフターケア等も手術費用と別で追加料金が必要になることもあります。

想定外の費用がかかる可能性も否めませんので、鼻プロテーゼの治療にかかる全ての費用を詳しく説明してくれる医師を選ぶことが大切です。

まとめ

鼻プロテーゼは見た目の変化が大きく、手術そのものは短時間で負担が少ないというメリットがありますが、注意点も多い術式です。

経験や実績が豊富で、信頼性の高いクリニックで手術を受けることをおすすめします。

当院では他院での修正手術に対応している他、プロテーゼ以外にもヒアルロン酸注射や自家組織(耳軟骨等)を使った隆鼻術をお選び頂くことも可能です。

無料カウンセリングはLINEより予約可能ですので、お気軽にご相談下さい。

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Doctor 本ページの監修医師

鼻プロテーゼの老後への影響や後悔しないためのポイント

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■ 資格

■ 略歴

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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