糸リフトで「こめかみ」が痛いと感じる原因は?対処法や注意点を医師が解説
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 11 分です。
糸リフトは、皮膚の下に糸を挿入するため、少ないですが痛みを生じる場合があります。
糸リフトでこめかみが痛いと感じる原因や対処法、注意点についてご紹介致します。
糸リフトでこめかみが痛いと感じる原因は?
糸リフトの施術後、会話や食事、歯磨き等をする時などに、こめかみ付近に痛みを感じることがあります。
これはこめかみ部分に糸を挿入していたり、糸が通過していることが原因です。
こめかみの痛みは一般的に1週間程度で治まることが多く、更に2週間~1カ月ほど経過すれば糸が肌に馴染み、違和感も消えていきます。
体質によって期間は前後しますが、基本的に痛みや違和感が続くということはありません。
この症例写真は、手術前と2週間後の症例写真二なります。当院では、痛みを感じないように気を付けて施術をしております。
糸リフトの施術後、こめかみが痛い時の対処法
クリニックから処方された薬を服用する
糸リフトによる痛みの度合いには、個人差がありますが、我慢できないほどの痛みを感じることはありません。
具体的な例としては、筋肉痛のようなズキズキとした痛みと表現されることがあります。
多くのクリニックでは術後に痛み止めや抗炎症薬が処方されますので、用法用量を守りながら服用し、痛みが治まるまで様子を見るようにして下さい。
【糸リフト】術後に痛みを抑えるために気を付けるべきこと
顔を大きく動かさない
糸リフトの施術後、食事や会話をする際に、顔を無理に動かしてしまうと刺激が加わり、こめかみ部分に痛みがでてしまう他、糸がずれてフェイスラインが崩れる原因となります。
糸が馴染み安定してくるとスムーズに顔を動かせるようになるので、術後しばらくの間は大きく口を開けて笑ったり、強い咀嚼力が必要な固い食べものはお控え頂くことをおすすめします。
血行が良くなる行為を避ける
身体が温まり、血行が促進されると糸リフトによる痛みを感じやすくなります。
飲酒や運動、長風呂・サウナなどの血行が良くなる行為は1週間程度お控え頂き、医師にご相談の上で許可が降りてから行うようにして下さい。
顔を触らない
糸リフトの施術後、患部(施術部位)に刺激を与えてしまうと、痛みが強くなったり、傷口が開いてしまうリスクが考えられます。
症状が落ち着くまでは顔を触らないようにし、フェイシャルマッサージやHIFU等もお控え下さい。
うつ伏せで寝ない
うつ伏せや横向きの状態で寝てしまうと患部が圧迫されるため、痛みやひきつれを起こしたり、挿入した糸がズレる原因となります。
施術後数日は寝具に顔が当たるような寝方を控えて頂き、できるだけ仰向けの状態で睡眠をとるよう心がけて下さい。
痛みが改善されない場合は?
糸リフトの施術から一定期間経過後、安静に過ごしていたにも関わらず痛みやひきつれ等の違和感を感じる場合には、適切な処置が必要になることもあります。具体的な期間として、1カ月程度経っても症状がなかなか治らないのであれば、施術を担当した医師に一度相談するようにして下さい。
糸の種類によっては修正手術が難しい可能性があるため、予め確認しておくことをおすすめします。
糸リフトの施術で痛み以外に現れやすい症状
内出血・腫れ
糸リフトはメスを使わない術式のため、皮膚を切開するフェイスリフトに比べると内出血や腫れの程度は軽度なものが多く、長くても1~2週間程度で治まります。
また、糸リフトは施術当日よりメイク可能ですので、症状が気になる場合はコンシーラーやファンデーション等のメイク用品で隠すことができます。
ただし、クレンジングをする際にゴシゴシと擦ってしまうと糸がずれたり、傷口が開く恐れがありますので優しくメイクオフするよう心がけて下さい。
むくみ
施術中に使用した麻酔の量が多いと、むくみが起こりやすい傾向にありますが、約1~2週間程度経過すればスッキリと引いていきます。
少しでも早くむくみを改善したい場合、体内に溜め込んだ水分を排出作用があるカリウムが豊富な食材を積極的に取り入れることをおすすめします。
<カリウムが豊富な食材>
【動物性食品】牛もも肉、豚もも肉、鶏ささみ、真鯛、カツオ、鮭、牛乳等
【野菜類】ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ、トマト、きゅうり等
【果物】アボカド、メロン、キウイフルーツ、あんず、グレープフルーツ等
つっぱり感
糸リフトの施術後は皮膚を引き締め、コラーゲンを生成するためにつっぱり感を感じることがあります。
しかし、この症状が現れるのはむしろ効果が出始めている証拠です。
不快なつっぱり感は約1週間程度で落ち着き、2~3週間程度経過すると肌のハリを感じることができます。
顔が引っ張られるような違和感があっても、糸がずれてしまう可能性がありますので過度なマッサージはお控え下さい。
肌の凸凹
肌の凸凹はつっぱり感と同じタイミングで生じるケースが多く、これは挿入した糸を吊り上げた際に肌表面が歪んでしまったことが原因です。
あくまでも一時的な症状で、2週間~1ヶ月程度経過すれば徐々に落ち着いてきます。
糸リフトの施術で使用する麻酔の種類について
糸リフトの施術では、適切に麻酔を使用するため、施術中に痛みを感じることはありませんのでご安心ください。
局所麻酔
局所麻酔は手術を行う場所に注射で麻酔液を注入し、注入した部位の神経を一時的に麻痺させます。
意識そのものは残るため、施術中は医師と会話をしたり、途中で仕上がりを確認することも可能です。
笑気麻酔
鎮痛作用がある医療用のガスを鼻から吸引することで、痛みだけでなく不安や緊張感を軽減する麻酔です。
局所麻酔や静脈麻酔のように注射を使用しないため、針による痛みを感じることなく麻酔効果を得ることができます。
笑気麻酔にはお酒に酔った時のようなリラックス作用がありますが、完全に意識を失う方法ではありません。
糸リフトの施術で後悔しないために抑えておきたいポイント
糸リフトで得られる持続期間について把握しておく
施術に使用する糸の種類や本数によって異なりますが、糸リフトの効果持続期間は約半年~2年程度です。
メンテナンスが必要になりますので、一度の施術で半永久的・永久的な効果を得たい方の場合、メスを使用する切開リフト等も選択肢に入れることを推奨致します。
ただし、糸リフトは繰り返し施術を受ける毎に持続期間が長くなる他、挿入した糸が真皮層を刺激し続けることで肌内部のコラーゲンが増殖することから、将来的なたるみやシワを防ぐことに繋がります。
糸リフトには向き不向きがある
皮下脂肪が多い方は糸リフトに向いていません。皮下脂肪の量が多いと糸にかかる負担が大きくなるため、上手くたるみを引き上げられなかったり、効果が続かない可能性が考えられます。
また、鼻から下の顔の面積が小さい方も糸リフトに適していない傾向にあります。
脂肪の量や顔周りのお肉の付き方、骨格等によっては糸リフト以外の施術が向いているケースがありますので、医師にしっかりと相談するようにして下さい。
保証制度について確認する
糸リフトの施術後、稀に痛みや腫れが治まらない・仕上がりに左右差が生じるなどのトラブルが起こるケースが考えられます。
気になるクリニックを見つけたら口コミで保証制度の有無を確認したり、直接お問い合わせフォームやLINE等を通じてクリニックへ質問されることをおすすめ致します。
信頼できる医師を選ぶ
糸リフトはお客様の症状に合わせて、糸を挿入する場所や深さ等をきめ細かく調整する必要があるため、高い技術力と豊富な経験を持つ医師の元で施術を受けることが大切です。
より理想的な仕上がりを叶えるためにも、カウンセリングでご自身のイメージをしっかりと医師に伝えるようにして下さい。
当院ではお肌の構造やメカニズムを熟知した、美容外科専門医並びに、日本美容外科学会正会員の医師がお顔全体のバランスと今後の変化を考慮しながら、一人一人に適切な施術法をご提案しております。
お問い合わせやご予約はLINEより24時間承っておりますので、糸リフトの施術を検討しているお客様はお気軽にご連絡下さい。
糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、糸リフトの美容整形を多く行っております。
糸リフトの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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