糸リフトは小顔になる?医師がわかりやすく解説
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糸リフトは切開リフトのようにメスを使うことなくリフトアップができる美容施術です。
施術時間自体も20~30分程度と短いため、比較的気軽に受けやすい美容医療のひとつです。
また、糸リフトは頬や顎のたるみ、ほうれい線やマリオネットラインなどを改善できるエイジングケアの一つですが、お顔の引き締め効果が期待できることから、最近では小顔効果を目的として10~20代の方にも人気の施術になっています。
こちらでは糸リフトの魅力や施術後の経過・過ごし方等の情報についてご紹介致します。
糸リフトの魅力について
即効性が高い
スキンケア用品やマッサージによるセルフケアは効果を実感するまでに時間がかかりますが、糸リフトの場合、施術を受けてすぐにリフトアップ効果を実感していただくことが可能です。
傷跡が目立ちにくい
メスを使う切開リフトの場合、どうしても傷跡が残りやすく2~3日程度フェイスバンドを着用する必要性があります。
一方、糸リフトは側頭部の生え際や、顎の下等の箇所に極細の針を使って挿入していくため、傷跡が目立ちにくいです。
施術した当日は赤い点状になっていますが、翌日になればほとんど消えており、メイクで十分にカバーすることができます。
ダウンタイムが短い
糸リフトはダウンタイムが非常に短く、日帰りで施術が受けられることから、仕事や学校で忙しく長期的にお休みが確保できない方にもおすすめの施術法です。
痛みが少ない
糸リフトは麻酔を使用するため、痛みを感じることなく施術をお受け頂けます。
また、術後1週間程度はチクチクとした痛みが続く場合もありますが、日常生活に影響が出るほどの痛みではありません。
美肌になる
糸リフトは小顔効果だけでなく、肌質を改善する効果も期待できます。糸を挿入すると、先端のコグによって皮膚内の細胞が刺激され、コラーゲンの産生が行われます。
コラーゲンは年齢と共に減少していき、肌の潤いや弾力に欠かせない成分であることから、
しわやたるみが改善されるなど様々な肌の若返りをもたらしてくれます。
施術費用が比較的安い
糸リフトは美容医療の中でも施術費用が比較的安く、挿入する糸の本数によっても料金がことなるので、ご自身の予算に合わせながら本数を変えられるという点も魅力の一つです。
糸の種類やお客様の肌の状態によっておすすめの本数は変化しますので、一概には言えませんが、挿入する本数は最低でも3~4本程度が目安です。
糸リフトが向いている人・向いていない人の特徴
糸リフトは気軽に受けやすい美容医療ですが、向いていない方が繰り返し施術を受けても思ったような効果が期待できないケースが考えられます。
下記では糸リフトが向いている人、向いていない人の特徴について解説致します。
糸リフトが向いている人
糸リフトは皮膚が柔らかく、適度な皮下脂肪がついている方におすすめの美容医療です。
糸を引っ張る際、皮膚が柔らかいと綺麗にリフトアップしやすく、フェイスラインをよりすっきりと整えることができます。
糸リフトが向いていない人
糸リフトでアプローチできるのは、皮膚と筋肉のみなのでエラの張りなど、骨格が原因で顔が大きく見えている方の場合、糸リフトの施術に適していない場合があります。
また、皮下脂肪の量が多い方の場合、糸にかかる負担が強くなるため、持続期間が短くなる傾向にあります。
糸リフトの施術後の経過・過ごし方について
施術当日
糸リフトは糸を挿入する際、同時に麻酔液を注入することから、顔周りの水分量が増える影響でむくんだような腫れが生じます。
施術自体にかかる時間は非常に短く、術後すぐにメイクや洗顔が可能となりますが、大きく口を動かしたり、強くぶつけてしまうと糸が適切な位置がズレてしまう可能性も考えられますので、施術を受けた当日はなるべく安静にしてお過ごし下さい。
翌日~1週間
翌日になれば麻酔が抜けることによって表情がスムーズに動かしやすくなり、シャワー浴が可能となりますので、概ね普段通りの生活を送ることができます。
腫れの症状も落ちつくため、早ければ翌日よりお仕事に復帰される方も多いです。
ただし、飲酒やサウナ、運動などの行為は血流が良くなることで、内出血等の症状を引き起こしやすくなるため控えて頂くようお願い致します。
1週間~2週間
この頃には飲酒・サウナ・運動といった行動制限もなくなり、挿入した糸の周囲にコラーゲンが増えてくるため引き締め効果と同時に、リフトアップ効果が徐々に強化されていることをご実感頂けます。
また、2週間経過すると施術箇所にできた瘡蓋も自然と剥がれ落ちるため、傷口が気にならなくなります。
小顔効果が期待できる生活習慣
溶ける糸を使った糸リフトの場合、持続期間は約1年~1年半程度です。
半永久的に効果が続く施術法ではありませんが、生活習慣について見直すことでより高い小顔効果が期待できる他、糸リフトのメンテナンス頻度を抑えることにも繋がります。
姿勢の改善
猫背、なで肩、頬杖をつくなどの姿勢をとっていると、血液やリンパの巡りが悪くなるため顔太りの原因となりますので普段から正しい姿勢を心がけることが大切です。
特にデスクワークが多い方は机の高さを調整したり、姿勢をサポートするタイプの椅子に変えることをおすすめします。
料理は薄味を心がける
塩分量の多いメニューを食べ過ぎると水分を溜め込みやすくなることから、顔がむくむ原因に繋がります。
小顔対策の1つとしてできるだけ薄味のものを口にするよう心がけることで、塩分の過剰摂取を防ぐことができます。
また、野菜類や果実類、芋類に含まれるミネラル成分「『カリウム」』には、摂り過ぎた塩分の排出を促す働きがありますので、普段の食生活に積極的に取り入れると良いです。
アルコールを摂り過ぎない
アルコールを摂取すると、水分の代謝を活発化させる働きがある「ビタミンB1」を消費・排出しやすくなるため、むくみを引き起こし、顔が大きく見えてしまいます。
お酒を飲む際は適量を心がけ、おつまみにはビタミンB1(ナッツ、ほうれん草、大豆、カリフラワー、豚肉等)を多く含む食材を取り入れることをおすすめします。
睡眠時間を確保する
睡眠は疲労回復効果が期待できるだけでなく、代謝を促進し、顔周りの脂肪を燃焼しやすい体質に改善することにも繋がります。
また、しっかりと睡眠をとることで食欲を増進させるホルモン「『グレリン」』の分泌が抑えられるため、顔や身体に脂肪がつくのを防ぐ効果が期待できます。
質の良い眠りになるよう、寝室の環境を見直したり、就寝前にはスマートフォンやPCの使用を控える等の工夫を行うと良いです。
紫外線対策を徹底する
紫外線を浴びると肌の老化が進行しやすく、顔がたるむことによってフェイスラインが崩れたり、顔が広がって大きく見えてしまう原因となります。
その他、しみ・そばかす等のトラブルの原因にもなりますので、普段から日焼け止め・日傘・サングラスといったアイテムを使って紫外線対策を徹底するようにして下さい。
また、UV-Aという種類の紫外線は窓ガラスを通り抜ける性質を持つことから、家の中にいても紫外線によるダメージを受けている可能性があります。
室内に居る時もスキンケアの後に、日焼け止めを塗ることを習慣にしたり、UVカット加工タイプのカーテン等のアイテムを設置しておくと安心です。
糸リフトと併用できる美容医療について
糸リフトの施術だけでも十分に小顔効果を得ることができますが、下記のような施術と併用することで持続期間を伸ばすことが可能です。
脂肪吸引
糸リフトは皮下脂肪が多いと糸に重みがかかるため、引きつれ起こしたりすぐに元に戻ってしまう可能性があります。
この場合、脂肪吸引によって余分な脂肪を取り除いた上で糸リフトの施術を行うことで糸の負担が軽減され、長持ちしやすくなると共にナチュラルな仕上がりを叶えることができます。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は体内に元々存在する成分でアレルギー反応が起こりにくく、長い時間をかけて自然と吸収されていきます。
例えば、ヒアルロン酸を顎に注入し、高さを出すことでお顔全体がシャープでほっそりとした印象に変わります。
ボツリヌス注射
ボツリヌス注射は、ボツリヌストキシン=A型ボツリヌス毒素製剤を注入することで、筋肉の発達によるエラの張りを解消し、小顔を形成する施術法です。
エラの部分にある筋肉『咬筋』を委縮させるボツリヌス注射と、医療用の糸で口元の横から頬までをリフトアップする糸リフトを併用することで、Vラインの輪郭へ整えることができます。
ハイフ
ハイフは強力な超音波を照射することで、リフトアップ効果が得られる美容医療です。
ハイフは真皮層のコラーゲン・エラスチンの生成を促す作用がある他、脂肪を溶解するため、糸リフトと組み合わせることで更なる引き締め効果が期待できます。
糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ
糸リフトの施術を受ける際は、術後に後悔しないためにもカウンセリングをしっかり行っており、経験や実績が十分にある信頼性の高いクリニックに依頼することが大切です。
当院には美容外科専門医や日本形成外科学会専門医の資格を所有し、糸リフトを含む小顔整形の実績が豊富な医師が在籍しております。
お一人ひとりのご希望や現在の皮膚・お顔の形に合わせて、最も適した施術方法を提案させて頂きますので、フェイスラインに関するお悩みがある方は是非、お気軽にご相談ください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉 SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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