糸リフトで不自然な仕上がりになる原因を医師が解説
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糸リフトで不自然な仕上がりになる原因
糸リフトはメスを使うことなく、手軽にリフトアップできる美容医療の1つです。
ただし、お手頃とは言えど顔に施す施術となりますので、安易に受けてしまうと「左右差が大きい・挿入した糸が透けて見える・肌が凸凹になる」等の不自然な仕上がりになってしまったという事例も報告されています。このような失敗事例がなぜ起きてしまうのか、原因について解説致します。
この症例写真は、糸リフトの手術前と1週間後の症例写真になります。当院では、不自然な仕上がりにならないように気を付けて施術を行っております。
医師の技術不足
簡単な施術のように思える糸リフトですが、どの術式においても医師自身の技術次第で期待通りの仕上がりにならなかったり、失敗のリスクが高くなることがありますので、医師選びは慎重に行うことが大切です。
ただ、医師が適切に処置をしたとしてもお客様の体調や体質によって仕上がりが異なる場合があるので事前に注意が必要です。
皮下脂肪の量が多すぎる、少なすぎる
皮下脂肪の量が少なすぎると、肌表面から糸が目立ってしまう可能性があります。
逆に多すぎると脂肪の重みによって上手くリフトアップできないというリスクも考えられますので、糸リフトは程良い脂肪がついている方に向いている施術法です。
東京シンデレラ美容外科では、カウンセリングや診断を経験豊富な医師が行いますので、脂肪の状態を見ながら適切な施術をご提案させていただきます。
糸リフトの仕上がりが不安という方でも、まずはお気軽にご相談ください。
カウンセリング不足
糸リフトの施術を成功させるためには、自分が理想とするイメージを医師にしっかりと伝えることは重要なポイントのひとつです。
美容整形はカウンセリングの時点でスタートしていると言っても過言ではありません。
そのため、カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶことをお勧めします。
過剰な本数の糸を挿入している
たるみやしわの状態にもよりますが、糸リフトは片側で4-8本程度挿入するのが一般的です。
糸を過剰に挿入してしまうと、引きつれを起こし、不自然な表情になってしまう可能性がありますので、医師のアドバイスを受けて適切な本数を挿入するようにして下さい。
糸リフトで不自然な仕上がりを回避するための対策
専門医の資格を所有しているか確認する
日本美容外科学会専門医や日本形成外科学会専門医を取得するためには、所定のカリキュラムに沿って修練を行い、厳しい審査に通過する必要があります。
これらは非常に難易度が高い専門医資格であるため、日本美容外科学会専門医や日本形成外科学会専門医の資格を所有している医師は、医療に関する知識や経験も豊富と言えます。
気になるクリニックを見つけたら、専門医資格をもつ医師が在籍しているかどうか確認しておくと良いです。
症例写真を確認する
糸リフトの仕上がりは人によって良し悪しが異なるため、症例写真を確認することは大切です。
糸の挿入本数が1本違うだけでも印象が大きくことなりますので、イメージに近い施術を受けることができるのか、医師が自分の美的センスや感覚が近いかどうか等、症例写真を通じてチェックしておくと良いです。
他院修正を受け付けているクリニックを選ぶ
糸リフトのセカンドオピニオンに対応しているクリニックの場合、糸リフトを失敗しないための方法や修正技術について熟知した医師が在籍している可能性が高く、不自然な仕上がりを回避することができます。
技術力の高い医師でなければ他院修正を受け付けることが難しいため、技術力の高い医師をお探しの方は、他院修正が可能なクリニックを選ぶというのもおすすめです。
カウンセリングからアフターケアまで同じ医師が行っているか
医師と理想のイメージを共有することは、糸リフトの施術を成功するためにとても大切なことです。
しかし、カウンセリングの際にご自身が抱いている理想をしっかり伝えられたとしても、施術を担当する医師が異なる場合、イメージの齟齬が生じやすいです。
このようなリスクを避けるためにも、1人の医師がカウンセリングから手術、アフターケアまで一貫して行っているクリニックを選ぶことを推奨致します。
脂肪吸引など他の施術法と併用する
糸リフトは施術を受けるお客様の肌質によっては、ヒアルロン酸注射や、ボツリヌス注射、ハイフ・レーザー等のマシンを使った施術と併用することで、より満足の行く結果を得ることができます。
特に皮下脂肪の量が多い方は糸リフト単体では受けられないと判断されるケースもありますので、その場合は脂肪溶解注射等の併用についても検討されると良いです。
これって失敗?糸リフトで後悔した事例について
ダウンタイム中の副作用
糸リフトのダウンタイム期間中は下記のような副作用が生じる場合があります。
- 腫れや痛み
- ひきつった感じがする
- 頬が腫れ、顔が大きく見える
- 顔の一部が凹む
これらの副作用は数日から1週間程度経過すると徐々に落ち着いてきます。
万が一、あまりに長引く場合は、医師に相談して適切な処置を受けるようにして下さい。
持続期間が想像していたよりも短い
糸リフトは半永久的な効果が期待できず、定期的にメンテナンスを受ける必要性があります。溶けるタイプの糸を使用する場合、持続期間は約半年~1年程度。
こちらはあくまでも目安ですので、施術時の条件や個人差で持続期間が短くなる可能性がありますが、メンテナンスを受ける度にコラーゲンやエラスチンの生成量が増加し、持続期間もその分長くなります。
糸リフトの施術後に気を付けたいこと
糸リフトは医師が適切な方法で施術を行っていても、術後の過ごし方次第ではフェイスラインが崩れてしまう可能性がありますので、下記のような点に十分ご注意下さい。
擦ったり、引っ張ったりしない
糸リフトは施術を受けてすぐにメイクをすることができます。ただし、擦ったり引っ張ったりしてしまうと患部(施術部位)に負担がかかりやすいため、メイクやクレンジングをする際は気を付けるようにして下さい。
クレンジングアイテムもシートタイプではなく、オイルタイプのものなど、力を入れずに落とせるものを選ぶこともポイントです。
うつ伏せで寝ない
糸リフトの施術後にうつ伏せで寝てしまうと顔面が圧迫され、糸がずれて効果が薄まってしまったり、強い痛みを感じる等のリスクがあります。
そのため、普段からうつ伏せで寝る癖があると言う方は、仰向けの状態を意識して寝るよう心がけて下さい。
口を大きく開けない
術後は笑いづらかったり、口が開けにくいと感じる場合があります。
1週間程度経過すれば糸が定着化し、これらの違和感は徐々に解消されていきますが、無理に口を開けようとすると糸が変形する原因になるため注意が必要です。
また、食事内容に関しても、ツッパリ感がある間は、おかゆやゼリーなど、できるだけ柔らかいものを食べるようにして下さい。
糸リフトを受けるメリット
傷跡が残りにくい
糸リフトはメスを使わないことから、傷跡が残りにくく美容医療初心者の方も気軽に受けやすい術式です。
糸は生え際等、髪の毛で隠れやすい部分から通していくので周りの方に施術を受けたことについて気付かれることはほとんどありません。
即効性が高い
糸リフトは物理的に皮膚・筋肉を引っ張り上げるため、すぐに効果を実感しやすい点も施術を受けるメリットの1つです。
また、皮膚を切開するフェイスリフトより施術時間自体も短く、翌日にはシャワー浴が可能になるため、日常生活には特に支障はありません。
美肌効果
糸リフトは糸の先端についているコグによる刺激で皮膚内の細胞が活性化し、コラーゲン・エラスチン等の肌の土台を支える成分が作られることから、今あるたるみと将来的にでてくるたるみの両方にアプローチすることができます。
小顔効果
フェイスラインのもたつきをリフトアップすることで、小顔効果や二重顎を改善する効果が期待できます。
そのため糸リフトはエイジングケアを目的とした方だけでなく、フェイスラインをV字ラインにしたい方やたるみはまだ気にならないけど小顔になりたいという10~20代の若い世代の方にも人気が高い施術法の1つです。
糸リフトはこんな方におすすめ
大事なイベントが近い方
スキンケアやマッサージ等のセルフケアでは、リフトアップ効果を実感するまでにそれなりの時間がかかります。
技術力の高いエステティシャンによるマッサージの場合、ある程度リフトアップされることはありますが、重力の影響ですぐ元の状態に戻ってしまうことがほとんどです。
糸リフトは先述した通り、即効性が高い施術方法なので、大事なイベントが間近に迫っており、できるだけすぐに効果を実感したい方におすすめです。
できるだけ低価格で施術を受けたい方
糸リフトは美容医療の中でも比較的低価格で受けられる術式で、予算やなりたい姿にあわせて挿入する本数を医師に相談しながら決めることができますので、できるだけ費用を抑えて即効性のある施術を受けたいという方におすすめです。
ダウンタイムがあまり取れない方
お仕事が忙しく、長期的にお休みを取ることが難しい方はダウンタイムが短い糸リフトがおすすめです。
お試し感覚でフェイスリフトをしてみたい方
メスを使うフェイスリフトの場合、皮膚の一部を切除するため元の状態に戻すことは難しいです。
一方、糸リフトの場合、持続期間は半年間~1年間程度なので、フェイスリフトを受ける前にシミュレーションとして、どのようになるか試してみたいという方にも適しています。
糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、日本形成外科学会専門医並びに日本美容外科学会正会員(JSAS)の資格を所有する、
皮膚の構造やメカニズムを熟知した医師が在籍しております。
他院修正に関するカウンセリングについても承っていますので、糸リフトにご興味がある方やセカンドオピニオン先を探している方はお気軽にご相談下さい。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉 SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
-
慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。