バッカルファット除去のダウンタイムってどのくらい?
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食べ物を噛んでいるときに、頬の内部のお肉まで噛んでしまう。このような状況が頻繁に起こるのは、バッカルファットが原因かもしれません。しかし、バッカルファット除去を受けてしまえば、頬の内部のお肉を噛むことがなくなるだけでなく、美しく理想的なフェイスラインを目指せるのです。
バッカルファット除去・術後に現れやすい症状について
バッカルファットは頬の外側に存在する脂肪で、この脂肪が年齢によって下垂してくると、それに伴いほうれい線やブルドッグライン、マリオネットラインが目立ってきます。
とまり、バッカルファット除去を受けてしまえば、これらの悩みを解消できるということですね。
また、バッカルファット除去は手術でバッカルファットを取り除く美容整形美容整形であるため、ダウンタイムが発生します。
そしてダウンタイム期間中には、口腔内の痛みや腫れ、むくみなどの症状が現れます。
それではまず、バッカルファット除去後に現れやすい症状と、症状が落ち着くまでの期間についてご紹介しましょう。
口腔内の痛み
バッカルファット除去は、口腔内の粘膜部分を小さく切開し、切開部分から脂肪を取り出す美容整形です。
そのため、手術当日から数日間は患部とその周辺にやや強い鈍痛が起こることがあり、その状態は約1~2週間続きます。
特に口を開く際には患部が動くため、痛みが出やすいです。
また、切開部分は粘膜であるため、外部の皮膚よりも治癒スピードが速いという特徴がありますが、切開、脂肪除去、縫合を行っているため、どうしても痛みは発生します。
なお、手術後には痛み止めが処方されますので、痛み止めの服用で痛みの緩和は可能ですが、痛み止めを服用したとしたとしても、痛みが完全に消えることはありません。
とはいえ、我慢できないレベルの痛みではないため、日常生活に支障をきたす心配はないでしょう。
腫れ、むくみ
バッカルファット除去後には、口腔内に腫れやむくみが生じ、この状態は1~2週間程度続きます。
腫れの度合いには個人差がありますが、親知らずを抜歯した後のような腫れだと考えるとわかりやすいでしょう。
また、人によっては外部のむくみが目立つことがありますが、この場合では頬全体が大きくむくむようなことはありませんので、マスクで隠せば外部からむくみがわかることはありません。
腫れについても個人差がありますが、腫れのピークは手術当日から翌日に迎え、その後は1週間程度で目立たなくなります。
ただし、腫れやむくみが治まったとしても、まだ完成形ではないため、日常生活の中では注意しなければならないこともあるのです。
さらに、人によっては口腔内にツッパリ感が現れる場合もありますが、この感覚も1~2週間でなくなります。
バッカルファット除去・ダウンタイム期間中の注意点
バッカルファット除去は切開幅が小さい手術で、ダウンタイムが比較的短いという特徴があります。
また、上記でも触れたとおり、ダウンタイム期間は約1~2週間程度続きますが、その間には日常生活の中で注意しなければならない点があるのです。
洗顔・メイク
バッカルファット除去後には、当日から洗顔を行えます。
ただし、手術当日には麻酔が切れた後にやや強い痛みが出ることがありますので、なるべく患部を押さえつけず、優しく洗顔することを心がけてください。
また、メイクも手術当日から行えますが、クレンジングで患部に負担がかかると、より強い痛みが出やすくなります。
その様な理由から、メイクをするならクレンジングで下端に落とせる程度に留め、患部への負担をできるだけ軽減する工夫が必要でしょう。
入浴
バッカルファット除去後は、当日からシャワーを使用できます。
しかし、熱いお湯を長時間患部に当ててしまうと、血行が促進されて出血したり、痛みや腫れが悪化したりする可能性があるため注意しなければなりません。
また、湯船にも手術の翌日から浸かれますが、熱いお湯であったり長時間浸かったりすると血行が促進されますので、こちらもあわせて注意する必要があります。
お湯に浸かるなら、ややぬるいと感じる温度に設定し、長時間温まらないようにしましょう。
さらに、サウナや岩盤浴は体温の急上昇で一気に血行が促進されますので、手術後1ヶ月後からをお願いしております。
シャンプーに関しては、手術当日から行ってかまいません。
食事
食事は手術の当日から通常通り摂ることができます。
ただし、手術当日は痛みがある上に傷口がまだふさがっていませんので、刺激物や熱い食べ物などを摂ることで痛みが強まったり、傷口から出血したりする可能性があります。
目安としては、術後3時間程度が経過したあとに、口腔内に刺激を与えにくい食品をゆっくりと摂るということです。
手術直後にはまだ出血が見られることがありますので、出血が止まったことを確認出来てから食事を楽しみましょう。
また、サイズが大きい食品は大きな口を開けて摂ることになりますので、手術当日は避け、痛みや腫れが落ち着いたら摂るようにしましょう。
ダウンタイム期間中には、とにかく患部に刺激を与えないことに注力する必要がありますので、刺激物、熱い食品、サイズが大きい食品は極力避けるように注意してください。
飲酒
アルコール成分が傷口に付着すると、それだけでしみて痛い思いをします。
それだけでなく、飲酒によって血行が促進されると、出血する可能性があるほか、腫れやむくみが悪化するリスクが高まるのです。
具体的には、手術後1か月間はなるべく禁酒して、血行の促進を押さえる必要があるでしょう。
1か月間の禁酒が難しい場合でも、手術後最低2~3日は飲酒をせずに過ごしてください。
手術後2~3日目はむくみや腫れがピークを迎えますので、ここで飲酒をしてしまうとそれらが悪化して、ダウンタイムを長引かせることになります。
運動
手術当日~2~3日は軽い運動も控えて、できる限り安静に過ごしましょう。
また、軽い運動であれば手術後2週間が経過すれば行ってもかまいませんが、激しい運動は手術後1カ月程度避けるよう注意してください。
手術から2週間以内に激しい運動をしてしまうと、血行の促進によって出血したり、腫れが悪化したりする原因になることがあります。
そうなると、本来であれば1~2週間で終了するはずのダウンタイムが、3週、4週と長引くリスクが高まりますので、激しい運動は腫れがすっかり治まるまで待ってから行いましう。
激しい運動に関しては、手術後1ヶ月間は控えて頂くようお願いいたします。
喫煙
喫煙はダウンタイムと無関係のように思えますが、実は、これらはおおいに関係があるのです。
それは、喫煙すると血管に収縮が起こり、血流が滞ることで感染症などのリスクが高まるからです。
血行の促進は出血や腫れが悪化する原因になりますが、反対に血液がスムーズに流れなくなることでも、このようなトラブルが起こるリスクが高まるのです。
喫煙がどうしてもやめられないなら、ニコチンやタールを含まない水蒸気タイプの喫煙具などでしのぎ、血管が収縮する物質は体内に取り込まない工夫をする必要があるでしょう。
歯磨き
口腔内の衛生環境を保つためには、食前食後を問わず、歯磨きをしなければなりません。
バッカルファット除去後には、いつも通りの歯磨きを行えますので、口腔内の衛生環境を悪化させないためにも、なるべくいつも通りの歯磨きを行ってください。
ただし、歯ブラシによって患部が強い刺激を受けてしまうと、出血や腫れの悪化につながる可能性が広がります。
そうならないためには、患部に刺激を与えないように注意しながら、ゆっくり丁寧に歯磨きをすることが大切です。
フェイスマッサージ
手術後1週間は、バッカルファットを取り除いた部分の組織が急ピッチで再生され始めているため、この時期にフェイスマッサージで余分な負担を与えると、ダウンタイムが長引きます。
術後1週間後からフェイスマッサージは可能ではありますが、組織の修復スピードには個人差がありますが、ほぼ修復されるタイミングは術後約1カ月後となりますので、フェイスマッサージをするなら術後1カ月を目安として再開すると良いでしょう。
バッカルファットの効果の現れ方
バッカルファット除去は、美容整形手術の中では比較的ダウンタイムが短く、痛みや目立つむくみ、腫れは1~2週間後を目安として落ち着きます。
しかし、この時点ではまだ組織が完成しておらず、完成するまでには数か月かかります。
それでは、ダウンタイムから完成形になるまでの経過について、大まかにご紹介しましょう。
この症例のように、バッカルファット除去は糸リフトと組み合わせるとさらに小顔効果が期待できます。
【手術直後~3日後】
痛み、むくみ、腫れがピークを迎え、日によっては外部に内出血が見られることがあります。
また、場合によっては傷口から出血が見られることもありますが、ダウンタイム期間中の注意事項を守っていただけば、出血などのトラブルを回避できます。
【3日目~2週間後】
3日目以降でもむくみや腫れは見られますが、出血はほぼ止まり、急速に回復に向かいます。
そして1週間~2週間が経過すると、むくみや腫れは目立たなくなります。
ただし、組織はまだ安定しておらず、輪郭も落ち着いた状態には至っていません。
【2週間後~1カ月後】
術後1カ月が経過するとむくみや腫れはほぼなくなり、自然な輪郭に落ち着きます。
また、術後1カ月が経過すると、手術前と同様の生活に戻れ、入浴や運動、飲酒、喫煙も行えるようになります。
【1カ月後~6か月後】
術後1カ月ではほぼフェイスラインが決まりますが、この時点ではまだ完成形ではなく、6カ月程度の時間をかけてゆっくりと引き締まり、完成形となります。
なお、完成形になるまでの期間については個人差があり、6か月以降になって完成形になる方もいます。
術後6カ月が経過してなかなか引き締まらないと感じても、皮下組織は確実に回復に向かっていますので、焦らず完成形になるまで待つことが大切です。
バッカルファット除去なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、バッカルファット除去の美容整形を多く行っております。
バッカルファット除去の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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