バッカルファット除去の腫れピークは?
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。
バッカルファット除去は、頬のたるみ改善を行えることで人気の手術です。
しかし、手術である以上、術後には腫れや内出血が見られ、その状態はしばらく続く場合があります。
こちらのコラムでは、バッカルファット除去後に見られる腫れのピークやダウンタイム期間中に現れやすい症状、腫れを最小限に抑えるための対策についてご紹介しています。
バッカルファット除去の腫れ、ピークはいつ?
バッカルファットは、口腔内の奥側の粘膜部分を1cm程度切開し、切開部分からバッカルファットを取り出す手術です。
そのため、手術直後から数日間は患部がダメージを受けた状態となるため、外部に腫れが見られることがあります。
それでは、バッカルファットの手術直後から1か月目までの様子について、ご説明します。
この症例の経過は、バッカルファット除去と糸リフトの手術前と1か月後の経過の症例写真になります。当院では、腫れの少ないように手術しております。
腫れのピークは術後1~2日目
バッカルファット除去後の腫れは、手術当日よりも1~2日後に強く出ることが多く、ピークを迎えます。
また、3日目以降になると急速に腫れが引き始めますが、バッカルファットを取り除いた部分には違和感が残っています。
術後1週間目
手術後1週間が経過すると、表面から見える腫れはほとんどなくなり、目立たない状態にまで回復します。
しかし、患部の組織はまだ落ち着いていないため、引き続き注意深く過ごす必要があります。
ダウンタイム期間中の注意点は以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
術後1か月目
手術から1か月が経過すると、腫れはほとんど見られなくなり、頬が引き締まった状態に落ち着きます。
ただし、まだ完成形ではなく、完成形に仕上がるまでには約3か月間を要します。
なお、完成形に仕上がるまでの期間には個人差があり、3か月以前に完成する方がいれば、3か月以降になって完成する方もいます。
つまり、3か月間というのはあくまでも目安の期間として捉えておく必要があるということですね。
腫れだけではない、ダウンタイム期間中に現れやすい症状
今回は、バッカルファット除去後の腫れについてお伝えしていますが、手術によって起こるのは腫れだけではありません。
これを知らずに手術を受けると驚くことになりますので、これからご紹介する症状が出る可能性も頭に入れた上で手術に臨みましょう。
痛み
バッカルファット除去の切開口は狭いですが、比較的大きな脂肪を取り出したことで、患部はダメージを受けています。
そのため、手術後に麻酔の効果が消失すると、じわじわとした鈍痛が起こり、人によっては痛みを感じることがあります。
また、痛みに関しても腫れと同様に、手術当日よりも1~2日目に強く出る傾向にあります。もちろん、手術後には痛み止めが処方されますので、処方薬を服用することで痛みを緩和することができます。
内出血
バッカルファット除去は口腔内を切開するため、外部に出血が見られることはありません。
しかし、脂肪を取り出す手術のため、バッカルファット除去部分からは出血し、その出血は内出血となって表面に現れます。
内出血の度合いについては、お客様の体質や除去したバッカルファットの量などによって差が生じますが、およそ1-2週間続く場合があります。
なお、内出血のピークも術後1~2日に訪れて、この間は赤紫色のような色で現れます。
そしてその後は、ゆっくりと黄色っぽく変化し、2週間が経過したあたりでは、ほとんど目立たない状態にまで回復します。ただ、内出血がでたとしても、メイクで隠すことが可能です。
バッカルファット除去の腫れを最小限に抑えるには
バッカルファット除去は手術後に腫れが見られますが、対策をすることで、腫れを最小限に抑えることはできます。
それでは、腫れを抑えるための方法をご紹介します。
患部を安静にする
バッカルファット除去後に見られる腫れのピークは1~2日後に訪れ、この時期には内出血も見られたり、強い痛みが出たりします。
そして、これらの対策として実践していただきたいのは、患部を保冷材などで冷やすということです。
まずは、良く休みましょう。強く力を入れたり大きく動かさないようにもしてください。
長湯は禁止
バッカルファット除去では、手術後しばらくは内出血が続きますので、血行を促進させる行動は避けなくてはなりません。
特に血行を促進させる長湯は、手術後1週間が経過するまでは行えません。
またサウナや岩盤浴は入浴以上に血行を促進させる原因になりますので、手術後1ヶ月が経過するまでは利用しないように注意しましょう。
また、シャワーは手術の当日から行えますが、熱いお湯を浴び続ける、患部に当てるなどすると、血行が促進されることがあります。
シャワーを使用する際には、熱すぎない温度に調節し、なるべく短時間で済ませることを心がけましょう。
運動は腫れが引いてから
運動もまた、血行を促進させる行動ですので、手術後2週間程度は控えましょう。
日常的な歩行程度では急激に血行が促進されることはありませんが、速足の歩行やウォーキングは血行が促進される原因になりますので、十分な注意が必要です。
また、緩やかな動きのストレッチでも、15分、20分と長時間行うことで血行が促進されますので、手術直後には行わず、2週間経過後から少しずつ行うようにしてください。
刺激物の摂取に注意
バッカルファット除去後には、患部に刺激を与えるような飲食は控えましょう。
たとえば、香辛料などの刺激物の大量摂取や、アルコール成分の摂取などは血行を促進させるだけでなく、含有成分によって患部に悪影響が及ぶリスクが高まります。
また、熱い食品も患部に刺激を与えますので、腫れや痛み、内出血がピークを迎える時期には摂取を控えてください。
そしてもうひとつ、盲点ともいえるのが喫煙で、喫煙によって血流が滞ると、ダウンタイムが長引くことがあるだけでなく、感染症のリスクも高まります。
日常的に喫煙をしていると、いきなりの禁煙は辛いかもしれません。
しかし、患部に刺激を与えるという意味では、喫煙はおすすめできません。
喫煙をするなら、手術後1週間が経過するまでは控えるのが理想でしょう。
バッカルファット除去とは
バッカルファットとは、バッカルファットとは頬の上部の深い層にある脂肪のことで、『口の中で吸える、噛んでしまう脂肪』というと分かりやすいと思います。
そして、この脂肪を取り除く手術はバッカルファット除去と呼ばれています。
ではなぜ、バッカルファット除去でたるみを改善できるのでしょうか。
バッカルファットは頬に広く分布する脂肪であり、年齢とともにこの脂肪が下垂してくると、頬がどんどん垂れ下がってきます。
そして、バッカルファットを取り除くことで、脂肪の重みによるたるみを改善できます。なお、バッカルファット除去は既にできているたるみ改善にも効果的ですが、将来のたるみを見据えるという意味で、20代、30代という若い年代のうちに取り除いておくというのもおすすめできる方法です。
この症例写真は、バッカルファット除去と糸リフト8本の手術前と1か月後の経過の症例写真になります。手術1か月後で綺麗なフェイスラインになりました。
バッカルファット除去がおすすめなのはこのような方
バッカルファット除去は、手術後に腫れや痛み、内出血が起こる手術ではありますが、1度手術を受けてしまえばその効果は半永久的に持続し、年齢を感じさせるたるみから解放されます。
なお、バッカルファット除去は以下に該当する方には特におすすめできますので、該当項目がある方は、この機会に手術を検討してみると良いでしょう。
たるみ予防をしたい方
20代、30代の方は、まだ目立ったたるみが見られず、将来的なたるみを予測できないかもしれません。
しかし、両親にたるみが見られるのなら、この骨格を受け継いだあなたも、将来たるみに悩まされる可能性は十分に考えられます。
そして、その対策として役立つのが、将来を見越したバッカルファット除去です。
バッカルファットが下垂してくると、ほうれい線やマリオネットラインが目立ち、一気に老けた印象になることがありますが、早期にバッカルファット除去を受けておけば、その心配がなくなります。
美容医療でエイジングケアをしたい方
顔のエクササイズや化粧品の使用だけでは、得られる効果に限界があり、いずれ美容整形の力を借りなければならないタイミングが訪れるかもしれません。
そして、そのようなときにおすすめしたいのがバッカルファット除去です。
その理由として挙げられるのは、顔のエクササイズや化粧品でのケアでは、効果が現れるにしても長期間を要する可能性が高く、挫折してしまう可能性があるということです。
一方、手術で物理的に脂肪を取り除くバッカルファット除去なら、短期間でエイジングケア効果を実感しやすいというメリットがあります。
小顔を目指したい方
たるみ改善目的とは別に、小顔を目指したい方にもバッカルファット除去がおすすめです。
それは、バッカルファットは頬に広く分布している脂肪で、手術で取り除くことでフェイスラインに引き締め効果が生まれ、小顔を実現できるからです。
何をやっても小顔になれなかったという方は、バッカルファット除去で小顔の夢をかなえることができるかもしれませんので、まずはカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
傷跡が残らない手術をお望みの方
バッカルファット除去の傷跡は口腔内に留まり、外部に傷跡ができることはありません。
美容整形で心配なのは傷跡が残るということですが、バッカルファット除去なら、口腔内からアプローチするので、他者から見える部分に傷跡が残る心配も不要で手術を受けられます。
バッカルファット除去で迷ったら東京シンデレラ美容外科
東京シンデレラ美容外科では腫れのピークを意識してバッカルファット除去の手術を行っています。美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
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②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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