小顔で美しい女性

顔の脂肪吸引のデメリットを美容外科医が解説!

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

小顔になりたい、たるみを改善したいなどの理由から、顔の脂肪吸引を希望されるお客様が増えてきています。
顔の脂肪吸引は入院の必要がなく、ダウンタイムも比較的短いことから、高い人気を誇る手術となっていますが、実は、顔の脂肪吸引にはデメリットもあります。
こちらのコラムでは、顔の脂肪吸引のデメリットや、手術の魅力についてご紹介しています。

顔の脂肪吸引にはデメリットもある!?

顔の脂肪吸引を受けると、頬だけでなく、あご下やフェイスラインをスッキリ美しく整えることができます。
また、顔の脂肪吸引は入院の必要がなく、ダウンタイムが比較的短いため、手術の予定を立てやすいというメリットもあります。
しかしその一方で、顔の脂肪吸引にはデメリットもあります。
では、それはどのような点なのでしょうか。
この症例写真は、頬・顎下のアキーセル脂肪吸引+バッカルファット除去の手術前と1週間後の経過の症例写真になります。当院ではこの症例のようになるべくデメリットが出ないように手術を行っています。

頬・顎下のアキーセル脂肪吸引+バッカルファット除去の手術前と1週間後の経過の症例写真
【リスク・副作用】
【脂肪吸引】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害・吸引部の皮膚が硬くなる・凹凸になるなど
【バッカルファット】だるさ、熱感、頭痛、じんましん、かゆみ、むくみ、発熱、咳、冷や汗、胸痛などが出る、左右差・凹み、頬がこける、皮膚のたるみ

場合によってはたるみが残ることがある

たるみ改善目的で顔の脂肪吸引を受けたのに、たるみが残ってしまうケースがあります。
このようにたるみが残ってしまう原因の多くは、残しておくべき脂肪をすっかり取り除いてしまったという場合です。もちろん、適切な方法で手術をした場合でも、体質や加齢などによりたるみが生じてしまう場合が稀にあります。
頬のたるみは、年齢による皮膚のたるみや筋肉の衰えで起こることもありますが、頬についた脂肪が下垂することで目立ってくることもあります。
つまり、頬の脂肪を取り除くことがたるみの解消につながるのですが、残しておくべき脂肪まで取り除いてしまうと、余った皮膚によってたるみが強調されることがあります。
また、必要以上に頬の脂肪を取り除いてしまうと、頬がげっそりとこけて、手術以前よりも老けた印象になってしまう場合も稀にあります。
このような状況は頻繁に起こるものではありませんが、医療行為には限界があるため、このような症状は意図せずに稀に起こってしまう場合があります。

ダウンタイム期間中に目立つ症状が出る可能性

顔の脂肪吸引後には、目立った腫れや内出血、むくみなどの症状が見られることがあり、人によっては強い症状が見られます。
また、顔の脂肪吸引では約1~2週間程度で目立った症状は改善されますが、人によっては1カ月間程度かそれ以上、むくみが続いたというケースもあります。
腫れや内出血はメイクで隠せますが、強めのむくみが出た場合ではマスクで隠さなければならず、しばらくマスク生活が続くという状況を覚悟しておかなくてはならないでしょう。
つまり、仕事や学校などがある方は、ダウンタイムが長引くことも想定した上で、スケジュールを立てておく必要があります。
テレワークやオンライン授業であれば問題はないかもしれませんが、出勤や登校の必要がある方の場合では、日時に余裕を持ってスケジューリングしておくことが大切です。

左右差が生じることも

人間の顔はもともと左右対称ではなく、脂肪の付き方や骨格などが左右で微妙に異なります。
そのため、顔の脂肪吸引で微調節をしながら左右の脂肪を取り除かなかった場合では、左右差が生じて、それが目立つ仕上がりになることがあります。
もちろん、もともと左右の頬の脂肪の付き方に差がある方の場合でも、医師が左右差を確認しながら手術を行うことで、目立つ左右差を回避することは可能です。
また技術に問題がない医師が手術を担当したとしても、目立った左右差が生じる可能性があるということは頭に入れておく必要があります。もちろん、当院ではなるべく左右差がでないように顔の脂肪吸引をしています。 
そして、ここで注意していただきたいのは、顔の脂肪吸引で組織が落ち着き、ほぼ完成形になるのは手術から1カ月目以降だということです。
つまり、手術から1カ月が経過するまでに生じる左右差については、完成形に向かう途中で起こる腫れの問題である可能性があるという点です。
顔の脂肪吸引でほぼ腫れが引くと、そこで完成形だと考え、左右差が目立つと失敗したと感じるかもしれません。
しかし、この段階で失敗だと決めつけるのはまだ早すぎますので、あと数か月は様子を見て、左右差がどう変化していくのかを見守る必要があります。

アフターケアが必要になる可能性

顔の脂肪吸引の手術後には、もともと脂肪が存在していた場所に空洞ができ、その空洞を埋める目的で、皮下組織では急速な修復作業が始まります。
そして、その過程で起こる可能性があるのが、むくみや「拘縮(こうしゅく)」と呼ばれる現象です。
まず、むくみですが、この現象は手術で用いる麻酔液が体内に残ることで起こるものと、手術の刺激によって起きているものがあります。
必要な時期はフェイススバンドをして安静にして、水分や塩分を摂り過ぎないようにしましょう。 
そしてもうひとつ、手術後3週間目~1カ月目あたりで起こる可能性があるのが、表面の皮膚が凸凹して見える拘縮という現象です。
この現象は、もともと脂肪があった部分を埋める目的で起こりますが、手術後すぐに起こることはなく、およそ3週間後~1カ月後に起こることが多いとされています。
なお、拘縮は手術後半年程度で自然に治まることがほとんどですので、マッサージは必ず行わなければならないというものではありません。

アフターケアについて説明している医師

医師の技術やセンスがダイレクトに反映されやすい

顔の脂肪吸引は、簡単そうに見えて、実は医師の技術やセンスがダイレクトに反映される大変デリケートな手術です。
たとえば、頬やフェイスラインのどの部分の脂肪を吸引するのか、どれくらいの量の脂肪を吸引するのかによって、仕上がりに大きな差が生じる可能性があります。
脂肪吸引でよくあるトラブルとして挙げられるのは、脂肪の吸引量が多すぎたために起こるたるみや仕上がりのイメージ違いですが、このようなトラブルの多くは、医師の技術力不足で起こります。ただし、適切な手技で行った場合でも稀にたるみが生じてしまう場合もあります。
また、知識量は豊富でも、実際に積んだ経験が少ない医師による手術を受けた場合でも、これらのトラブルが起こりやすくなると考えておく必要があります。
つまり、顔の脂肪吸引は選ぶクリニックひとつで仕上がりに大きな差が生じる可能性がある手術です。
これは顔の脂肪吸引に限ったことではありませんが、経験が少なく技術力が低い医師が手術を担当した場合では、イメージ違いの仕上がりになる可能性が否めません。
そして、このような状況を避けるためには、高い技術力を持った医師や高い技術力を持った医師の下で訓練を受けた医師に手術を依頼することが大切です。

完成形までに長期間を要する

美容整形にはあらゆる種類があり、施術直後から効果を実感できるヒアルロン酸注射や、施術後2~3日で効果を実感できるボツリヌストキシン注射など、即効性を期待できる施術もあります。
その一方で、顔の脂肪吸引には即効性を期待できず、完全な完成形に仕上がるまでには、およそ6か月間、場合によってはそれ以上の期間を要する可能性もあります。
まず、ヒアルロン酸注射やボツリヌストキシン注射でも、施術直後から数日間は内出血が見られることがありますが、この内出血の原因は、注射針の刺激によるものです。
また、ヒアルロン酸やボツリヌストキシン製剤の注入量が多い場合には、組織が一時的なダメージを受けて内出血が見られることもあります。
しかし、これらの施術は皮下組織に直接手を加えることがないため、ダウンタイムがあったとしても短く、すぐに効果を実感しやすいという特徴があります。
一方、顔の脂肪吸引では、脂肪細胞という組織を吸引する手術であるため、皮下組織が受けるダメージが少なからずあるため、回復には時間がかかるという特徴があります。
特に細胞の活性スピードがやや遅れ始める40代や50代、あるいはそれ以上の年代の方では、皮下組織の再編成に時間がかかり、完成形までに少し時間がかかってしまう場合もあります。
また、若い年代の方の中には、「自分は若いから、顔の脂肪吸引の回復も早いだろう」とお考えの方がいるかもしれません。
しかし、若い年代であっても、顔の脂肪吸引で皮下組織がダメージを負ったのなら、回復までには時間がかかってしまう場合があります。
つまり、顔の脂肪吸引を受けたのなら、即効性を求めるのではなく、数か月後の完成形をイメージして、気長に回復を待つ必要があります。

顔の脂肪吸引はデメリット以上にメリットが大きい手術です

今回は、顔の脂肪吸引を受けるにあたってのデメリットについてご紹介してきました。
これだけのデメリットがあると知ると、顔の脂肪吸引はやめておこうと考えてしまうかもしれません。
しかし、美容整形は、どの種類であってもメリット・デメリットがあり、手術や施術を受ける前には、それぞれについての知識を得ておく必要があります。
というのは、デメリットを知らずに手術に踏み切ってしまうと、ダウンタイム期間中や完成形まで過程で「こんなはずではなかった」と後悔することになりかねないからです。
今回はデメリットのご紹介でしたが、顔の脂肪吸引には、「美しい形状を長期間維持できる」「エイジングケアを実現できる」「小顔を実現できる」というメリットもあります。
顔の脂肪吸引をお考えなら、メリットとデメリットを擦り合わせた上で、手術を受けるかどうかを検討してみると良いと思います。

小顔脂肪吸引のカウンセリングしている医師

顔の脂肪吸引で迷ったら東京シンデレラ美容外科

東京シンデレラ美容外科ではなるべく、デメリットを抑えて顔の脂肪吸引の手術を行っています。美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。スタッフ一同心よりお待ちしております。 

CASE 症例情報

まずはお気軽に無料カウンセリングを
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当クリニックでは、専門カウンセラーによる無料カウンセリングを行っております。
患者様お一人おひとりの様々なご要望やご事情を丁寧に伺い、最適な施術をご提案させていただきます。
もしもご提案の中で不要と感じる施術がございましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ。

頬の脂肪吸引

顎の脂肪吸引

Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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