小顔の女性

顔の脂肪吸引でたるみは解消できる?

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。

気になる顔のたるみは、脂肪吸引を受けることで解消することが可能です。
しかし、そのたるみが生活習慣の影響で目立ってきているのなら、脂肪吸引を受けて終わりではなく、生活習慣の見直しもあわせて行う必要もあります。
こちらのコラムでは、顔にたるみができてしまう生活習慣と、顔の脂肪吸引に期待できる効果について医師が丁寧に分かり易い言葉でご説明します。

顔のたるみは年齢だけではない!?原因を知っておこう

顔にたるみが生じるいちばんの原因、それは年齢によるコラーゲンの減少です。
皮膚は表面から順に、表皮・真皮・皮下組織の3層からなっていますが、真皮の約70%を支えているのが「コラーゲン」という線維です。
肌のハリや弾力を生むコラーゲンが減少したり古くなったりすると、皮膚が重力に耐えられなくなり、たるみに繋がります。
また、生活習慣の中にたるみの原因が隠されていることもあります。
それではまず、顔にたるみが生じる原因をご説明します。
この症例写真は、顎の脂肪吸引の1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後の症例の経過の症例写真になります。このように当院では綺麗なしあがりになるように丁寧に顔周りの脂肪を吸引しています。

顎の脂肪吸引の1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後の症例
【リスク・副作用】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害・吸引部の皮膚が硬くなる・凹凸になるなど

脂肪の下垂

フェイスラインがもたつく、顔の下方に脂肪が流れていると感じたなら、年齢による脂肪の下垂を疑う必要があるでしょう。
顔にはもともと脂肪が存在し、コラーゲンの体内量が十分保たれている状態であれば、脂肪が下垂することはほぼありません。
しかし、年齢によってコラーゲンの体内量が減少すると、コラーゲン繊維同士をつなぐ役割を持つエラスチンや、保水を担うヒアルロン酸の体内量も減少し、お肌は弾力を失います。
すると、これまでコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸によって支えられてきた脂肪が重力に耐え切れなくなって、どんどん下方に垂れ下がることになります。

顔の脂肪の下垂のイメージ


そう聞くと、「食品やサプリでコラーゲンを摂ればいい」「化粧品に配合されているコラーゲンをお肌に浸透させればいい」という発想になる方がいるかもしれません。
しかし、食品やサプリからコラーゲンを摂ったとしても、それがコラーゲンの生成に結びつくとは限りません。
また、化粧品に配合されているコラーゲンは、角質層に送り届けることができたとしても、それがコラーゲン繊維の増殖につながることはありません。
コラーゲン不足による脂肪の下垂は、食品、サプリ、化粧品での改善は難しいです。

筋肉の衰え

顔には多くの表情筋が存在し、顔の表情をつくり出したり、脂肪を支えたりしています。
しかし、普段からあまり表情筋を使う機会がないと、表情筋はどんどん衰えて細くなり、筋力が低下します。
そしてその結果、ほうれい線やブルドッグライン、マリオネットラインが目立つことになります。
これらのラインは、それがあるだけで老けた印象になることがあるため、深く刻まれてしまう前に対策をしておくことが重要です。
そして、その対策として役立つのは顔のエクササイズですが、すでにほうれい線やマリオネットラインが深く刻まれている場合では、エクササイズだけでは改善が難しい事があります。顔に刻まれた線を大きく改善したい場合は、美容医療の対応が有効です。

急激な体重減

脂肪の下垂や筋肉の衰えは、加齢によって起こりやすいとされていますが、顔にたるみが生じる原因はこれらだけではなく、急激な体重の減少で起こることもあります。
たとえば、ダイエットを実践して体重の減少に成功したとします。
この場合、もともとの体重が50㎏であれば、1カ月あたり2.5㎏~3㎏の体重の減少なら問題はないとされているので、それによって顔にたるみが生じる可能性は低いと思います。
しかし、体重50㎏の方が、1カ月当たり5㎏以上体重を減らすと、それに伴い顔の脂肪が急激に減少し、皮膚余りが生じることでたるみが生じやすくなります。
つまり、ダイエットが原因でたるみを生じさせたくないなら、無理な体重の減少は避けた方が無難です。
なお、脂肪の落ち方については個人差があり、体重が減少したとしても顔の脂肪が落ちにくい方もいます。
そしてこの場合では、急激に体重が落ちたとしてもたるみが生じる可能性は低いです。

体重計に乗る女性

姿勢の悪さによる老廃物の滞留

下を向いて長時間過ごすことが多かったり、前傾姿勢が癖になっていたりする方は、老廃物や水分が顔に溜まり、それによってたるみが生じている可能性が考えられます。
試しに、うつむいて1分間程度そのまま過ごしてみてください。
何となく顔が重いと感じることはないでしょうか。
このように、短時間うつむく程度では顔に悪影響が及ぶ心配はありませんが、この姿勢が長時間続くと、老廃物や水分が顔に溜まり、マッサージしたくらいでは改善できない状態になることがあります。
近年では、スマートフォンの長時間使用で顔にたるみが生じた若い方が増えているといいますが、これこそが、悪い姿勢によって老廃物や水分が顔に溜まり、そのまま定着している状態なのです。
この状態を防ぐには、常に姿勢に注意して生活することが大切です。

顔の脂肪吸引はたるみの改善に役立ちます

顔のたるみは、年齢のせいだけではなく、生活習慣によって起こる可能性があるということがわかりました。
では、いずれの原因でたるみが生じたとしても、脂肪吸引を受ければスッキリとしたたるみのない顔を目指すことは可能なのでしょうか。

顔の脂肪吸引はこのようなたるみに適応可能

まず、老廃物や水分の滞留によってむくみが生じている可能性があるなら、ひとまずリンパマッサージを実践して、それでむくみが解消されるかどうかを確認してみてください。
そして、そのままむくみが解消されたのであれば、頬についた脂肪ではなく老廃物や水分によるむくみだった可能性があります。
一方、リンパマッサージの実践でむくみが解消されないなら、それは脂肪によるたるみである可能性があるため、顔の脂肪吸引を検討することも一つの手です。
また、年齢による脂肪の下垂や筋肉の衰えによってたるみが生じていると考えられるなら、なるべく早めに顔の脂肪吸引を受ける方向で検討してみると良いと思います。
ただし、強いたるみが見られる場合では、顔の脂肪吸引だけで対応しきれない可能性もあり、フェイスリフトや糸リフトとの併用が必要となる可能性があります。
なお、急激な体重の減少でたるみが生じている場合では、これ以上脂肪を減らす必要はないと考えられるため、顔の脂肪吸引ではなくフェイスリフトや糸リフトなど、リフトアップ術での対応になる場合があります。
どのような施術での対応が可能かについては、医師にご相談ください。

たるみ改善だけではない、顔の脂肪吸引の効果

顔にたるみが生じると、それだけでグッと老けた印象になることがあるため、いち早くその状態から抜け出したいと考えますよね?
そして、その対策として役立つのが顔の脂肪吸引ですが、顔の脂肪吸引には、たるみ改善に加えて以下の効果も期待できます。

小顔効果

顔の脂肪吸引で余分な脂肪を吸引すると、フェイスラインが引き締まった印象になり、小顔効果が生まれます。
やみくもに脂肪をたくさん吸引してしまうと、頬がコケてしまうため、ますます老けて見える可能性があります。
当院ではお客様一人一人に合った適量を吸引しますので、ご安心くださいませ。
小顔が実現すると、実年齢より若く見える効果が生まれるだけでなく、スタイルアップ効果も狙えます。

引き締め効果

顔がたるんでいると、口元が何となくだらしない印象になることがありますが、この状態は脂肪の重みで口角が引き下げられることが原因で起こります。
そして、このようにだらしない印象になってしまった口元でも、口元近くの脂肪を吸引することで改善を目指せます。
口角が上がっているのと下がっているのとでは、見た目年齢に差が付きますし、口角が上がった引き締まった口元のほうが、初対面の人にも良い印象を与えます。
なお、十分な引き締め効果を期待する場合、顔の脂肪吸引だけではなく、糸リフトとの併用もおすすめです。実際に当院でも顔の脂肪吸引と糸リフトの併用した方が、お客様の仕上がりが優れていることが多いです。

顔の脂肪吸引でたるみが生じるリスクはある?

上記では、顔の脂肪吸引で得られる効果についてご紹介しましたが、反対に、顔の脂肪吸引を受けたことでたるみが生じるリスクはないのでしょうか。
たるみを改善したくて顔の脂肪吸引を受けたのに、余計にたるんでしまったら、悲しい気持ちになりますよね。
それでは、顔の脂肪吸引で起こる可能性があるリスクについてご紹介しましょう。

小顔脂肪吸引のカウンセリング中の医師

余った皮膚で一時的にたるみが生じる可能性

もともと強めのたるみが見られた方の場合では、顔の脂肪吸引後、一時的に脂肪があった部分にたるみが生じることがあります。
脂肪吸引した部分は、突然脂肪がなくなることで空洞状態になっていますので、圧迫固定した状態で数日間過ごし、皮膚の癒着を促すことになります。
そしてそれにより、その後の皮膚あまりによるたるみを防げることになるのです。
しかし、ある程度年齢を重ねた方の場合では、圧迫固定後の回復が少々遅れる可能性があり、それにより一時的に皮膚あまりによるたるみが生じる可能性がまれにあります。
このようなたるみは数か月で回復しますが、回復スピードについては個人差がありますので、まずは焦らず回復を待つ姿勢が大切です。

過剰な脂肪吸引がたるみの原因になることも

吸引した脂肪の量が多すぎた場合では、そうでない場合よりも空洞部分が大きくなり、たるみが生じやすくなります。
脂肪のとりすぎは、顔の脂肪吸引に関する知識が浅い医師が手術を担当したことで起こりやすくなるといわれています。
反対に、顔の脂肪吸引に関する知識や経験が豊富な医師であれば、たとえお客様からの要望があったとしても、過剰な脂肪吸引は行わず、適量を吸引します。
顔の脂肪吸引は、医師の腕次第で仕上がりが大きく異なる手術ですので、これから手術を受けようとお考えの方は、知識や経験が豊富な医師が在籍しているクリニックを選ぶことをおすすめします。
ただ、どんなに適切な手技で顔の脂肪吸引を行ったとしても、体質や加齢により、たるみが生じる場合がまれにあるため、この点も留意が必要です。

顔の脂肪吸引で迷ったら東京シンデレラ美容外科

東京シンデレラ美容外科ではなるべくたるみがでないように顔の脂肪吸引の手術を行っています。美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。スタッフ一同心よりお待ちしております。 

東京シンデレラ美容外科新宿院の看板

CASE 症例情報

まずはお気軽に無料カウンセリングを
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当クリニックでは、専門カウンセラーによる無料カウンセリングを行っております。
患者様お一人おひとりの様々なご要望やご事情を丁寧に伺い、最適な施術をご提案させていただきます。
もしもご提案の中で不要と感じる施術がございましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ。

頬の脂肪吸引

顎の脂肪吸引

Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

医療広告ガイドラインについて

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①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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