綺麗な輪郭の女性

糸リフトのダウンタイムを美容外科医がわかりやすく解説

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。

ダウンタイムが短いリフトアップをお望みなら、糸リフトではいかがでしょうか。糸リフトには、短期間でリフトアップ効果を実感しやすいというメリットもあります。

糸リフトのダウンタイムで見られる症状

糸リフトは、皮膚を切開するのではなく、カニューレという医療器具を用いて特殊な糸を頬に挿入し、リフトアップ効果を狙うための治療です。

この症例写真のように、糸リフトだけでここまでフェイスラインを引き上げて小顔にすることができます。

糸リフトは皮膚を切開するフェイスリフトのような美容整形よりもダウンタイムが短いということですが、それでもダウンタイムがまったくないということではありません。

糸リフトの1ヶ月後の症例写真

また、糸リフトでは左右で6~12本の糸を挿入することが多い治療で、挿入した本数によって、ダウンタイム期間中の症状の現れ方が異なる場合があります。

それではまず、糸リフトのダウンタイム期間中に見られることが多い症状からご紹介しましょう。

腫れやむくみ

この症例写真は手術直後と1週間後と1か月後の症例です。糸リフトは、あらかじめ麻酔を施して行われるため、治療当日~3日目あたりまでは強い腫れやむくみが見られることがありますが、ほとんどの場合あまり気にしなくていい程度です。

腫れやむくみの度合いについては個人差があり、人によっては顔が一回り大きく見えるレベルにむくむことがありますが、このような腫れやむくみは治療後3日以降になると急激に引いていきます。

1週間後と1か月後の糸リフトの症例

ただし、人によっては1週間程度腫れやむくみが続くこともあります。

いずれの場合でも、腫れやむくみはいつまでも続くものではありませんので、治療当日~3日目までは、なるべく安静に過ごすことを心がけてください。

糸リフト

内出血

糸リフトは医療用糸を皮下に通す治療であるため、異物が挿入されたことで一時的に組織がダメージを受けて、内出血が見られることがあります。

内出血もまた、腫れやむくみとともに治療後3日目までは強く出ることがありますが、メイクで隠せるレベルで治まることがほとんどですので、あまり深刻に考える必要はありません。

なお、内出血は挿入した糸の本数が多いほど起こりやすいとされていますが、治療後1週間が経過したあたりから黄色っぽく変化し、やがて通常の肌色に戻ります。

頬のひきつれ

糸リフトは長めの糸を頬に挿入するため、糸が周辺組織に馴染むまでには違和感を覚えることがあります。

そして、違和感の中でも多いのは頬のひきつれですが、この状態は糸リフトに用いられる糸についたトゲのような「コグ」が組織を上に引っ張り上げることで起こります。

また、人によっては表面が凸凹したような感じになることもあるのです。

いずれの場合でも、糸リフトを受ければ起こる可能性がある変化で、これらの変化は治療後約1カ月で目立たない状態に落ち着きます。

ひきつれや凸凹が目立つと驚きますし、失敗したと感じるかしれません。

しかし、これらはいつまでも続くわけではありませんので、気になるならマスクで隠すなどで対応し、状態が落ち着くまで待ちましょう。

痛み

糸リフトの治療中には麻酔が効いているため、皮膚が引っ張られるような感覚はあっても

痛みを感じることはほぼありません。

また、痛みを感じたとしても軽度であり、耐えられないほどの痛みではありません。

そして気になるのが、治療後の痛みなのではないでしょうか。

治療が終了すると少しずつ麻酔の効果が薄れて痛みが出始めますが、処方薬の痛み止めを服用することで軽減できます。

口を開きにくい

糸リフトで皮下に挿入した糸は、やがて馴染んで組織化されますが、組織化されるまでは違和感とともに口を開きにくいといった不自由さを感じることがあります。

口を開きにくい状態がいつまで続くのかについては個人差があり、ほとんど感じない方もいれば、2~3週間後になって、やっと改善の兆しが見えてくる方もいます。

口を開きにくくなると、特に食事の際に不自由さを感じる可能性がありますが、それは糸が組織されるまでの話ですので、しばらくの間は我慢して過ごしましょう。

なお、糸リフトは患者さんごとに使用する糸の種類や挿入する本数が異なり、それによって口の開きにも差が出ます。

この点について詳しく知りたい方は、カウンセリング時に医師に直接確認してみると良いでしょう。

傷跡について

糸リフトでは、こめかみの生え際部分から糸を挿入しますので、挿入部分には小さな針穴の痕ができます。

そしてこの針穴は、治療直後~3日間程度は腫れが目立つことがあり、場合によっては針穴を中心に赤みが目立つこともあるのです。

とはいえ、その傷跡は髪で隠せるレベルの大きさであり、治療後数日間で目立たない状態に回復します。

糸リフトをしているところ

糸リフト

ダウンタイム期間中の注意事項

糸リフトのダウンタイム期間には、以下の点に注意してすごしてください。

洗顔・メイク

洗顔やメイクは治療当日から可能ですが、糸を挿入した部分に強い刺激がかかると、糸についているコグが外れて仕上がりに悪影響が及ぶリスクが高まります。

そのような理由から、洗顔をするならお肌をなぞるように優しく、メイクをする際には患部になるべく負荷がかからないように注意しなければならないということです。

そして注意していただきたいのは、クレンジングによって患部が受ける負荷です。

洗顔をしている女性

クレンジング時には、メイクをしっかり落とそうという意識が働くため、知らず知らずにうちに指に力が入ってしまうことがあります。

特に治療直後~3日目までは大切な時期ですので、クレンジング時に余分な力を加えないよう注意しましょう。

入浴

治療当日~1週間目までは、強い腫れやむくみ、内出血が見られることがありますので、お風呂はシャワーのみで済ませましょう。

また、湯船に浸かると血行が促進されて、腫れや内出血が悪化するリスクが高まりますので、むくみ、はれ、内出血が治まるまでは控えてください。

治療後1週間が経過して、むくみ、腫れ、内出血が治まったのなら、湯船に浸かることができます。

ただし、湯船に浸かる時間が長すぎると、血行が促進されて腫れが再発することがありますので、注意する必要があります。

もちろん、急激に血行が促進されるサウナや岩盤浴なども、治療後1週間程度は控える必要があります。

運動

入浴と同様、汗をかくほどの激しい運動をすると、血行の促進によって腫れや内出血が悪化することがあります。

激しい運動をするなら、最低でも治療後1週間が経過するまで待ちましょう。

特に声を出すような運動は顔の筋肉を使うため、患部に強い刺激が伝わる可能性がありますので、十分な注意が必要でしょう。

また、ヨガのように激しい動きがない運動でも、血行が促進されるという意味では激しい動きをするスポーツと変わりありませんので、治療後1週間は行わないように注意してください。

飲酒

飲酒も血行を促進する原因になりますので、治療後1週間目は控えましょう。

また、飲酒で酔ってしまうと、患部をぶつけたり無意識のうちに患部を触ってしまったりする可能性がありますので、治療後1週間目以降になっても、患部が落ち着くまではほどほどの飲酒を心がける必要があります。

フェイスマッサージ

治療後に凸凹ができると、「フェイスマッサージで改善できるのではないか」と思うかもしれません。

しかし、治療後の凸凹は糸が組織に馴染んでいないことで起こるもので、マッサージで改善できるものではありません。

それどころか、治療後間もなくしてフェイスマッサージをしてしまうと、コグが外れてしまうリスクが高まるのです。

そうなると、思うようなリフトアップ効果を得られなくなる可能性が高くなりますので、十分な注意が必要です。

なお、糸リフトによるむくみや腫れ、内出血は治療後1週間を目安として目立たなくはなりますが、この時期にはまだ糸が組織化されていません。

糸が組織化するまでには1~2カ月程度かかりますので、フェイスマッサージをするなら、最低でも治療後1か月以降から開始するようにしましょう。

慌ててフェイスマッサージをしてしまうと、余計にひきつれや凸凹が悪化する可能性がありますので、十分な注意が必要です。

食事中の注意点について

上記でも触れましたが、糸リフトの治療後には、急に糸が挿入されてきたことでひきつれが起こり、口を開きにくくなることがあります。

そして、ここで注意していただきたいのは、食事中に無理して大きな口を開けないということです。

無理に大きな口を開けようとすると、糸がずれたりコグが外れたりするトラブルが起こりやすくなりますので、少々不自由だと感じても、食事中にはや口を大きく開けないよう注意しましょう。

テーブルの上にのっている食事

これは日常会話でも同様で、大きな口を開けて笑ったり、大げさな表情を作ってしまったりすると、その刺激によって糸にトラブルが起こりやすくなります。

治療後には、なるべく大きな口を開けない、表情を大きく変えないなどに注意して過ごしましょう。

なお、口を開けにくい状態は約2週間程度続きますが、その後は自然に口を開けられるようになります。

歯科治療

糸リフトの治療後しばらくは大きな口を開けられませんので、歯科治療も受けられません。

歯科治療が必要な方は、糸リフトを受ける前に済ませておきましょう。

なお、虫歯などで急な痛みが出たとしても、治療後1か月間は歯科治療は受けられませんので、なるべく早めに歯科治療を済ませて糸リフトの治療に備えておきましょう。

糸リフト

糸リフトはこんな方におすすめです

糸リフトはダウンタイムがある治療ですが、その期間は他の美容整形よりも短く、短期間で効果を実感できるというメリットがあります。

また、糸リフトには手術をせずにリフトアップできるというメリットもあり、特に以下に該当する方にはおすすめできる治療なのです。

  • 加齢によって下ぶくれが目立ってきた方
  • ほうれい線やブルドッグライン、マリオネットラインが目立っていた方
  • 手術を受けずにリフトアップをしたい方
  • 短期間でリフトアップ効果を実感したい方
  • ダウンタイム期間中に学校や会社を休めない方
  • 自力でのリフトアップ対策に限界を感じている方

糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、糸リフトの美容整形を多く行っております。
糸リフトの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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糸リフト

Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
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ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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