フェイスラインが引き上がっている女性

糸リフトのデメリットは?

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

糸リフトには、短時間で美容整形を受けられて、しかもダウンタイムが短いというメリットがあります。
しかしその反面、美容整形の前に知っておかなくてはならないデメリットもあるのです。
そして、デメリットを知らずに手術を受けてしまうと、後悔することにもなりかねません。
こちらの記事では、糸リフトのデメリットについて解説していますので、糸リフトを受けるかどうかでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

糸リフト

手術を受ける前に。知っておきたい糸リフトのデメリット

糸リフトは、糸を皮下に埋め込むだけでリフトアップが叶う美容整形で、自然な仕上がりを期待できることから、手術を希望する方が年々増えています。
しかし、手術を希望するお客様の中には、糸リフトのデメリットを知らず、手術後にがっかりするケースがあるのです。
では、糸リフトにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

糸リフト3部位の症例写真

効果を実感しにくいケースがある

リフトアップ手術には複数の方法があり、最もリフトアップ効果が高いのは、皮膚を切開・切除するフェイスリフトです。
フェイスリフトは、たるみ部分の皮膚を切除して縫合することでリフトアップ効果が生まれる手術で、一度手術を受ければ長期に渡り効果を維持できるというメリットがあります。
一方糸リフトでは、フェイスリフトほどの高いリフトアップ効果を実感できない場合があるのです。
それは、糸リフトではたるみ部分はそのままに、糸で皮膚を引っ張り上げることでリフトアプを実現する美容整形であり、たるみが悪化している場合では効果を実感しにくいことがあるからです。
もちろん、糸の本数を増やせば、一時的にフェイスリフトと同様の効果を得られることもありますが、やはりその効果はフェイスリフトよりも弱いと考えておくのが妥当でしょう。
特に、すでにほうれい線の溝が深くなっている、ブルドッグラインやマリオネットラインが悪化しているという場合では、糸リフトだけでは思うような効果を実感できない場合があります。
これらに該当する方は、別の手術も視野に入れた上で糸リフトを検討する必要があるでしょう。

半永久的な効果を期待できない

糸リフトに用いられる糸は溶けるタイプの糸であるため、時間が経過したことで糸が溶けてしまうと効果が消失して元の状態に戻ります。
なお、糸リフトでは皮下のコラーゲン増殖効果を期待でき、リフトアップだけでなく美肌も目指せるというメリットがありますが、糸が溶けてなくなると、美肌効果も薄れていきます。
糸リフトの効果の持続期間については、挿入する糸の種類や本数によって異なりますが、多くの場合は1年以内に効果が薄れる、もしくは消失すると考えておく必要があるでしょう。
つまり、効果が消失したタイミングでの再手術が必要になるということで、その分費用がかさみやすいというデメリットがあるということです。
そして、ここで気になるのが「糸リフトは何回まで受けられる?」という点ではないでしょうか。
糸リフトには基本的に手術回数の制限がないため、何回でも繰り返し美容整形を受けることが可能です。
また、次回手術のタイミングについては医師からアドバイスを受けられますので、なるべくアドバイスに従って再手術を受けてみると良いでしょう。

失敗のリスクがないわけではない

糸リフトは、糸が溶ければ自然に元の状態に戻る手術ではありますが、万が一失敗したと感じた場合では、そのままの仕上がりでしばらく過ごさなくてはなりません。
では、糸リフトではどのような失敗が起こり得るのでしょうか。

  • 引き上げが強すぎて頬が引きつった
  • 糸のコグが表面からわかり、凸凹が目立つ
  • 糸が透けて見えている

引き上げが強すぎて頬が引きつった

糸リフトでは、挿入する糸の本数や引き上げ度合いによって、リフトアップのレベルを調節することができます。
その際には、あらかじめ決めたデザインに従って手術が行われますが、引き上げが強すぎた場合では、頬が引きつって表情をうまく作れなくなるといったトラブルが起こることがあるのです。
このようなトラブルは、「できるだけ頬を引き上げたい」というお客様の希望を聞き入れた結果として起こる場合もありますが、その多くはお客様の体質による場合がほとんどです。 
そして、このような失敗を防ぎたいなら、腕が良い医師に手術を任せるだけでなく、お客様が欲張りすぎないことも大切なのです。
引き上げ度合いについて医師から説明を受けたら、どのような仕上がりになるのかのシミュレーションを確認し、納得できた場合のみ、美容整形に踏み切るようにしましょう。

糸のコグが表面からわかり、凸凹が目立つ

糸リフトでは、皮膚の表面と平行するように糸を挿入しますが、糸の位置が浅すぎたり、手術後に何らかの原因によって糸がずれたりした場合では、コグの一部が表面に浮き出てしまうことがあります。
反対に、えくぼのようにボコっと凹む場所ができたりすることもあるのです。
このような凸凹は、糸リフトを受けた方全員に見られるものではありませんが、このような状態になって失敗したと感じる方が多いことは事実です。
糸リフトによる凸凹は、糸が組織に馴染む約1カ月後にはほぼ目立たなくなることがほとんどです。
一方、1カ月が経過してもまだ目立つようなら、適切な処置を受ける必要性が高まるでしょう。
凸凹の対処方法としては、医師や看護師によるマッサージを受ける、糸を追加挿入するなどがあります。
なお、凸凹が気になることでお客様ご自身がマッサージをしてしまうと、よけいに糸がずれて凸凹が悪化することがあります。
糸リフト後の凸凹が気になったら、まずは1カ月が経過するまで待ち、それでも改善が見られない場合には、美容整形を受けた美容外科を受診して、適切な処置を受けるよう注意しましょう。

糸が透けて見えている

糸リフトに用いられる糸にはあらゆる種類があり、コグの形や糸の太さもまちまちです。
そして、太いタイプの糸を挿入したことで起こりやすいのが、表面から糸が透けて見える状態です。
特に皮膚が薄い方に太いタイプの糸を挿入してしまうと、表から糸が透けて見えるだけでなく、手で触れたときに糸の感触がわかることがあります。
そして、このような状態になったとしても、手術後1カ月が経過すれば改善が見られることがほとんどです。
しかし、手術から1カ月が経過してもそのままの状態なら、ひとまず失敗だと考えなくてはならないでしょう。
お客様に合った糸の選定は医師が行いますが、経験や知識が少ない医師が手術を担当すると、糸選びや挿入位置を間違える場合もあります。とはいえ、美容外科や医師選びで失敗しない限り、このトラブルが起こる確率は低いでしょう。

糸リフト

向き・不向きがある

糸リフトは、お客様のタイプによって向き・不向きがあり、不向きな方が手術を受けるとはっきりとした効果を実感できない場合があります。
つまり、糸リフトを検討するなら、まずはご自身が糸リフトに向いているか否かをチェックしておく必要があるということなのです。

糸リフトの向き・不向きについて説明する医師

糸リフトが向いている人

糸リフトは、以下に該当する方に向いています。

  • 皮膚が柔らかい方
  • 脂肪の量が多すぎない方
  • 軽度のたるみがある方

糸リフトはカニューレで皮下に糸を受け込む手術で、皮膚が柔らかい方ほど適正な位置に糸を挿入しやすいという特徴があります。
また、糸リフトでは脂肪の除去を行えないため、脂肪の量が多すぎないことや軽度のたるみであることも美容整形を受ける条件として知っておく必要があるでしょう。

糸リフトが向いていない人

糸リフトは、以下に該当する方には不向きです。

  • 皮膚が硬くなっている方
  • 脂肪が多すぎる、もしくは少なすぎる方
  • 強いたるみが見られ、ブルドッグラインやマリオネットラインが悪化している方
  • あごが大きくで目立つ方

皮膚が硬い方や脂肪が多い方の場合では、糸を挿入する段階で正しい位置に挿入できない可能性があります。
また、無事に挿入できたとしても、脂肪に阻まれて糸本来の力を発揮できず、効果を実感できない場合もあるのです。
反対に、脂肪が少なすぎる場合では、挿入した糸が透けて見える、凸凹が目立つなどのトラブルが起こりやすくなります。
さらに、強いたるみが見られる方の場合では、糸リフトだけでの対応が難しいため、フェイスリフトでの対応を考える必要があるでしょう。
そしてもうひとつ、糸リフトで頬を引き上げることでVライン効果が生まれますが、あごが大きくて目立つ方の場合では、よりVラインが強調されてしまうことがあります。
つまり、顔全体のバランスが崩れてしまう可能性があるということなのです。
この点については、お客様ご本人が気にならなければ問題はないかもしれませんが、糸リフトであごが目立つ仕上がりになる可能性は知っておいたほうが良いでしょう。

糸リフト

デメリットを理解した上で手術を検討すること

糸リフトは手術ではありますが、皮膚を切開することなく受けられることから、高い人気を誇っています。
また、ダウンタイムが短いというメリットもあるため、学校や会社をなかなか休めないという方にも人気の手術となっています。
しかし、その人気とは裏腹に、糸リフトはデメリットがある手術でもあるのです。
また、糸リフトには向き・不向きがあり、不向きの方が手術を受けると、あまり代り映えせず、失敗だと感じる可能性もあります。
糸リフトはお手軽に受けられる手術ではありますが、メリットだけではなくデメリットもあります。
今後糸リフトを受けてみたいとお考えの方は、メリットだけでなくデメリットとなる部分の理解も深めた上で、手術を検討してみると良いでしょう。

糸リフトのデメリットについて説明している看護師

糸リフト

糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、糸リフトの美容整形を多く行っております。
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東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

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糸リフト

Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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