糸リフトで起こるひきつれについて医師が解説
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糸リフトは、医療用糸に付いたコグと呼ばれるトゲで組織を持ち上げて、リフトアップを目指せる施術です。しかし、糸リフトの口コミを調べてみると、「糸リフトはひきつれが起こる」という口コミをちらほら見受けます。
では、糸リフトを受けると本当にひきつれが起こるのでしょうか。
こちらの記事では、糸リフトでひきつれが起こる理由や、ひきつれが続く期間、注意点についてご紹介しています。
糸リフトはひきつれが起こりやすい?原因をご紹介
糸リフトは、施術を受けたからといって、必ずひきつれが起こるものではありません。
しかし、実際に施術を受けた方の中には、ひきつれが起こって驚いた、失敗したと感じている方も存在しているのです。
では、糸リフトでひきつれが起こる理由はどのような点にあるのでしょうか。
この症例写真は、糸リフトの手術前と1か月後の症例写真になります。
当院では、糸リフトの手術後にひきつれの起きないように丁寧に手術しております。
糸が馴染むまではひきつれを感じやすい
糸リフトは、皮膚を切開せずに受けられる施術であることから、「回復も早いだろう」と考える方がいます。
しかし、糸リフトで用いられる糸は、安全性が高いとはいえ、体にとっては異物です。
そして、いきなり異物が挿入されてきたことで、皮下組織はあわてて挿入部分の修復作業を開始しますが、修復作業が開始されても、糸がすぐに組織に馴染むことはありません。
そして、その修復作業中に感じることがあるのが、患部のひきつれなのです。
ひきつれを感じると、「本当に治るのだろうか」「リフトアップできるのだろうか」など、不安があれこれと湧き上がってくるかもしれません。
しかし、糸リフトのひきつれは、糸が組織に馴染む過程で起こりやすい現象ですので、大きな不安を抱く必要はないのです。
もともと皮膚が薄い
もともと皮膚が薄い方が糸リフトを受けると、表面からコグの凸凹がわかったり、ひきつれを感じたりすることがあります。
このようなひきつれは、糸が組織に馴染むまで続くことがありますが、この状態はやがて落ち着きます。
ただし、施術後1ヶ月が経過しても引きつれが治らない場合では、糸の挿入位置に問題があった可能性が考えられます。
このような場合には再治療も検討しなければなりませんので、すみやかに施術を受けたクリニックに相談しましょう。
多くの場合マッサージで対応することになります。
なお、マッサージはお客様ご自身では行えませんので、施術を受けたクリニックに相談して受けるようにしましょう。
神経の影響
糸リフトの糸は、お客様の要望や状態によって挿入する位置が決まります。
そして、靭帯という皮膚の支えになっているものののすぐ近くに糸を通した場合では、ひきつれを感じることがあるのです。
このように、糸の位置によるひきつれが起こると、「失敗かも」と心配になるかもしれません。
しかし、このような状態は失敗ではありませんので、もうしばらく様子を見てください。
ひきつれを感じる期間については以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
引き上げすぎ
糸リフトはリフトアップを目指すための施術ですが、引き上げが強すぎると、その状態に組織がついていけず、ひきつれを感じることがあります。
引き上げすぎによるひきつれは、カウンセリングが不十分だったことで起こると考えられますので、カウンセリングは時間をかけて行い、お客様と医師の仕上がりイメージを同一にしておきましょう。
ほんの少しでもカウンセリング時「医師に自分の希望が伝わっていないかも」「医師の説明が不十分で不安」などと感じたのであれば、少々時間がかかったとしても、医師に最終確認をしておくことが大切です。
それをしておくことで、引き上げすぎのトラブルを軽減できるでしょう。ただ、医師が適切に処置して引き上げすぎていない場合でも個人の感覚により引き連れを感じる場合があります。
糸リフトのひきつれはいつ治る?
糸リフトで引きつれを感じると、本当に驚きますし、それが治るのか心配になりますよね?
糸リフトの引きつれは、施術を受けたすべてのお客様に起こるものではありませんが、上記でご紹介した理由で起こる可能性は十分に考えられるのです。
では、糸リフトの引きつれはいつ治るのでしょうか。
糸リフトのひきつれは1カ月程度続く可能性
糸リフトのひきつれは、以下の流れで少しずつ解消されていきます。
施術当日~翌日
施術当日は最もひきつれを感じやすく、人によっては強いひきつれを感じることがあります。
そして翌日になると、当日よりもひきつれ感は弱まりますが、まだ強いひきつれ感が引かないこともあります。
上記でも触れましたが、施術当日と翌日に感じるひきつれは、突然挿入されてきた糸に対して組織が順応しようとしている時期ですので、ひきつれは起こるものと考えて、なるべく安静に過ごしましょう。
施術3日後~1週間後
施術から3日が経過すると、2日目よりもさらに引きつれ感が薄れてきます。
そして、約1週間かけて糸が馴染み、違和感も薄れます。
施術1週間後~2週間後
施術1週間~2週間後には、強いひきつれがほぼなくなり、施術を受ける以前とあまり変わらない感覚を取り戻せます。
ただし、引き上げが強い場合では、まだひきつれが残っていることがあります。
糸は完全に組織に馴染んでいない状態ですので、擦ったり押したりしないように注意してください。
患部に強い力が加わると、糸の位置がずれるリスクがありますので、十分に注意しましょう。
施術1カ月後
ひきつれはほぼなくなり、施術以前と同様の生活に戻ることができます。
この流れは、糸リフトを受けた方の平均的な回復過程ですが、挿入した糸の本数が多い場合ではこの限りではなく、1カ月が経過してもひきつれが残ることがあります。
この時点で違和感が軽減されないようであれば、ひとまず施術を受けたクリニックに相談し、診断を受けてみると良いでしょう。
糸リフトの注意事項について
糸リフトでひきつれを感じたら、まずは慌てずにしばらく様子を見てください。
糸リフトでひきつれを感じた際の注意事項についてご紹介しています。
ひきつれのセルフマッサージは逆効果
ひきつれを感じると、セルフマッサージで何とかしようと考える方がいますが、この行為は逆効果になることがあるため、お客様ご自身によるマッサージは行わないでください。
特に施術1週間以内は糸の位置が安定していませんので、マッサージで余分な力を加えてしまうと、糸の位置がずれてしまうことがあります。
クリニックの担当医師にマッサージについてはご相談ください。
口の動きには注意が必要
ひきつれがある間は、口を大きく開かないように注意しましょう。
実際に口を開くとわかりますが、口を開く際には頬の筋肉が動きます。
つまり、糸が安定する前に口を大きく開いてしまうと、糸がずれる原因になるということなのです。
食事などで口を開けなければならないとき、笑うときなど、口を開く機会は生活の中でいくらでもあります。
しかし、糸が安定する前に口を大きく開いてしまうと、その後のトラブルが起こる可能性が高くなるということは頭に入れておく必要があるでしょう。
切開手術が必要になるケースもある
施術から1カ月が経過しても強いひきつれがある、違和感があるなどのときには、糸を抜去する必要がでてくる場合があります。
マッサージで改善を目指せる場合がありますが、マッサージで改善できない場合では、外部から切開して糸を抜去しなければならないこともあります。
そうならないためには、初めからひきつれが起こりにくい施術を受ける必要があるのです。
ひきつれが起こりにくい施術の受け方については次の章でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ひきつれなく糸リフトを受けるには
糸リフトでは、多少なりともひきつれが起こることがありますが、ひきつれが起こりにくい施術を受けるための対策方法はあり、その答えはクリニック選びにあるのです。
糸リフトを得意としている医師が在籍していること
糸リフトを受けるクリニックを選ぶ際には、糸リフトを得意としている医師が在籍していることを確認しておいてください。
たとえば、クリニックのホームページを確認してみて、糸リフトについて医師が詳しく解説しているようなクリニックであれば、ひとまず糸リフトを得意としている医師が在籍している傾向にあります。
反対に、糸リフトについての説明が少ない、症例写真がほとんどないといったクリニックには、糸リフトを得意とする医師が在籍していない可能性があります。
カウンセリングが的確であること
クリニックを選ぶ際には、カウンセリングが的確かどうかという点も、大切なポイントになります。
ただお客様の要望をそのまま受け入れて施術する医師ではなく、お客様に合った的確な提案ができる医師の方が、納得のいく仕上がりになる可能性が高いです。
またカウンセリングは、施術の仕上がりを決めるといっても過言ではない大切な時間ですので、施術の内容や仕上がりだけでなく、ダウンタイムやリスクについての説明も受け、疑問をすべて解消した上で施術に臨みましょう。
糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、糸リフトの美容整形を多く行っております。
糸リフトの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
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