フェイスラインが綺麗な女性

糸リフトの腫れの経過を医師が解説

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

今回は、糸リフトで腫れる理由と腫れの経過、腫れを最小限に留めるための対策についてご紹介しています。

糸リフト

糸リフトは腫れる?腫れの経過をご紹介

小顔になりたかったり、ほうれい線やマリオネットラインが気になる方で、メスを使用する手術を避けたい方におすすめなのが糸リフトです。
糸リフトは手軽な分、人気の施術ですが、体質など場合によっては手術後に腫れたり、人によっては腫れがしばらく続く可能性もあります。
糸リフトの施術後に腫れる理由や、腫れの経過をご紹介します。

この症例写真は、糸リフトの手術前、手術直後1週間後、1か月後の経過の症例写真になります。
当院では、腫れが少ないように丁寧に手術しております。

糸リフトの手術前、手術直後1週間後、1か月後の経過の症例写真
【リスク・副作用】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害など

糸リフトで腫れる理由

糸リフトは糸を通すだけの簡単な施術だと思われがちですが、実は決して簡単な施術ではなく、施術直後からしばらくの間は、皮下組織が大きなダメージを受けた状態になっています。
挿入する糸は医療用で安全性に配慮されてはいますが、皮下組織の内部を糸が通るわけですから、その部分には一時的な傷ができ、その修復過程で腫れるのは当然のことです。
腫れるということは傷ができ、その修復作業が開始されたサインだと捉える必要があるということです。
なお、腫れの度合いについては、お客様のもともとの体質や年齢、挿入する糸の本数によって異なるため、糸リフトを受けた方すべてに同様の腫れが見られることはありません。適切な手技で行ったとしても腫れてしまう場合があります。もちろん、当院ではなるべく腫れないように手術を行っています。 
50代の方が片側5本ずつ、合計10本の糸を挿入した場合では、10本分の傷ができることになるため、その分強い腫れが出やすいと考えられます。
一方、30代の方が片側3本ずつ、合計6本の糸を挿入した場合では、6本分の傷ができることになるため、前者よりも腫れが少ない可能性が考えられるでしょう。
このように、糸リフトの腫れについては個人差がありますので、強い腫れが見られたとしても、それは回復段階で起こるものと捉え、落ち着いて回復を待つことが大切です。

糸リフトの腫れは2~3日後がピーク

糸リフトは、施術当日よりも1-3日後に強い腫れが見られる施術で、人によっては糸の挿入部分から頬にかけて大きく腫れて、驚くことがあります。
このような状態になると、失敗したと感じるかもしれませんが、この状態は急に糸が挿入されていたことによる反応で、失敗ではありません。
特に頬が横に張り出すと、フェイスラインがひとまわり大きく見えて、小顔になるはずが逆効果になったと感じるかもしれませんが、このような大きな腫れは間もなく治まります。
なお、腫れがピークを迎える術後2~3日目には、腫れと同時に強い内出血も見られることがありますが、内出血もまた、ピークを過ぎれば少しずつ気にならないレベルになっていきます。
また、腫れや内出血とともに感じる可能性があるのが痛みで、人によっては強い痛みが1週間程度続く場合がありますが、このような痛みも術後2週間以内には治まるでしょう。

目立った腫れは術後1週間程度で落ち着く

施術から1週間が経過すると、強い腫れはほとんど治まり、横に張り出していた頬も徐々に小さく変化し始めます。
ただし、糸の挿入本数が多い方の場合では、施術後1週間が経過しても、まだ腫れが残ることがあるのです。
とはいえ、腫れがピークを迎えた2〜3日後と比較した場合では、かなり快方に向かっていることがわかりますので、この時期はできるだけ安静に過ごし、経過を見守ることが大切です。

糸が馴染み始めるのは術後2週間から

施術後2週間が経過すると、目立った腫れはほとんど見られなくなり、これまで感じていたひきつれ感やツッパリ感、痛みが薄れてきます。
それは、この時期に入ると、大きな修復作業は終了し、糸が皮下組織に馴染み始めるからです。
つまり、おおむねダウンタイム終了といえる時期が訪れたということです。
しかし、まだ糸がしっかりと組織化されたわけではありませんので、油断をすることなく、できるだけ安静に過ごさなくてはなりません。
ここで油断して患部を強く押したり、大きな口を開けてしまったりすると、その衝撃で糸の位置がずれる可能性が否定できませんので、十分に注意した上で生活する必要があるでしょう。

1カ月後には腫れが見られなくなる

2週間でおおむねダウンタイムが終了すると、フェイスラインが少しずつ整い、1カ月が経過したあたりでは、理想のフェイスラインに仕上がります。
この時期になると、患部に少々衝撃が加わったとしても、糸の位置がずれるなどのトラブルが起こる可能性は低いでしょう。

糸リフト

糸リフトの腫れを最小限に留めるためにしたいこと

糸リフトは腫れが出やすい施術ですが、腫れがほとんど出ず、そのままダウンタイム終了となる方もいます。
つまり、糸リフトの腫れについては個人差が大きいということですが、強い腫れが見られた場合でも、対策をすることで腫れを最小限に留めることはできるのです。
それでは、腫れを悪化させないための対策についてご紹介しましょう。

糸リフトの腫れを最小限に留めるためにできることを説明する看護師

できる限り患部に触れないこと

糸リフト後において最も大切なこと、それは、できる限り患部に触れず過ごすということです。
腫れだけではなく、内出血や痛み、ひきつれ感などが出ると、不安になって患部に触れたくなることがあるでしょう。
しかし、このときに患部をギュッと押すなどの衝撃を与えてしまうと、腫れが悪化する可能性が高まるだけでなく、糸がずれるリスクも高まるのです。
糸を挿入するということは、施術以前にはなかった感覚が出るのは当然のことですので、気になったとしても、できる限り患部に触れないこと、これが大事です。

禁止事項を守ること

糸リフトのダウンタイム期間中には、なるべく血行を促進させる行為を控えて過ごしてください。
たとえば、熱いお湯での入浴や激しいスポーツ、飲酒などがこれに該当し、施術直後から血行を促進させる行為を行ってしまうと、腫れや内出血が悪化したり、強い痛みが出たりすることがあります。
つまり、2週間で終了するはずだったダウンタイムが、3週間、1か月間と延びてしまう可能性を広げるということです。
これらの注意点については施術後に医師から説明がありますので、ダウンタイム期間中には医師の説明通りの生活を送り、腫れの悪化を防ぐことが大切です。

口の開閉に注意すること

糸リフトの施術後には、一時的に口の開閉が困難になることがありますが、この状態は糸についているコグが皮下組織をグッと引き上げることで起こります。
そして、口を開くことが困難な状態で無理に大きな口を開いてしまうと、腫れや内出血、痛みの悪化だけでなく、糸がずれる原因になります。
食事や笑うとき、会話をするときなど、口を開く機会はいくらでもあります。
このようなときに無理に大きな口を開こうとすると、その後の仕上がりに悪影響が及ぶ可能性がありますので、ダウンタイム期間中にはなるべく大きな口を開かないよう注意が必要です。

強い腫れが出た場合

強い腫れや痛みで辛いときには、クリニックから処方されている抗炎症鎮痛薬をクリニックから指定された容量を守って内服するようにしてください。

糸リフト

糸リフトの腫れが引かない!そんなときには?

対策をしても腫れが引かないときには、以下の方法で対策をしてみてください。

糸リフトを受けたクリニックに相談する

腫れや内出血が引かない、強い痛みが引かないなどのときには、糸リフトの施術を受けたクリニックに相談しましょう。
クリニックでは、痛み止めなどの処方をしてくれるはずですので、まずは処方薬を服用して、ダウンタイム期間を過ごしてみてください。
これにより、腫れや内出血、痛みを多少なりとも軽減できるでしょう。

糸リフトの腫れの相談をしている女性

クリニック選びの段階で注意することも大切

糸リフトは簡単そうに見える施術ですが、実は決して簡単な施術ではなく、医師の知識や技術、センスがダイレクトに反映されやすい施術です。
つまり、施術を担当する医師によって、腫れや内出血の度合いが変わったり、仕上がりに差が生じたりすることがある施術だということです。
たとえば、糸リフトに用いられる糸には複数の種類があり、お客様に合った種類を選んで挿入しないと、施術後に腫れや内出血、痛みが出やすくなったり、イメージ違いの仕上がりになったりすることがあります。
また、挿入する糸の本数についても慎重に決めないと、施術後の腫れや内出血、痛みが出てしまう場合があるのです。
クリニック選びは難しくて迷うかもしれません。
そのようなときには、カウンセリングを丁寧に行い、施術のリスクについてもきちんと説明してくれる医師が在籍するクリニックであることを基準として選べば、失敗は少ないでしょう。
また、アフターケアにも対応しているクリニックを選ぶことも大切で、このようなクリニックなら、強い腫れや内出血、痛みが出た場合でも適切なアドバイスを受けられます。
糸リフトを受けるからには、腫れや内出血、痛みを極力感じることなく、ダウンタイムを過ごしたいですし、思い通りの仕上がりを期待したいですよね?
そして、これらを叶えるために欠かせないのがクリニックを慎重に選ぶということですので、ぜひ、こちらのコラムを参考にしていただき、クリニック選びに役立ててみてください。

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糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、リフトアップの美容整形を多く行っております。
糸リフトの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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