糸リフトで失敗しないか心配している女性

糸リフトで後悔する理由は?

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 10 分です。

医療用糸を挿入して行われる糸リフトは、特に40代以上の方のたるみ美容整形としておすすめです。
しかし、糸リフトを受けた方の中には、手術後に後悔したという意見を寄せる方もいます。
では、それはどのような理由なのでしょうか。
こちらの記事では、糸リフトで後悔する理由と、糸リフトで後悔しないための対策をご紹介しています。

糸リフト

糸リフトは後悔する?その理由とは

糸リフトは、医療用糸で皮下組織を引き上げてリフトアップを狙う合理的な美容整形で、お手軽に手術を受けられる、短期間で効果を実感できるなどの理由から、高い人気を誇っています。
しかし、糸リフトを受けた方の中には、手術を後悔している方も存在しているのです。
それではまず、糸リフトで後悔する理由から見ていきましょう。

この症例写真は糸リフトの手術を受けた女性の手術前、手術直後、1週間後、1か月後の経過の症例写真になります。

1週間後と1か月後の糸リフトの症例

思っていたほどの効果を実感できなかった

糸リフトはたるみ改善のための手術であるため、もともとたるみがあまり目立たない方の場合では、思っていたほどの効果を実感できない場合があります。
また、手術前にたるみが目立っていた方の場合でも、カウンセリングで仕上がりのイメージを医師と共有できていなかった場合では、イメージ違いで後悔する可能性もあるのです。
医師にイメージを伝えるコツとしては、まずお客様の悩みを説明し、どうなりたいのかを細かく伝えるということです。

それをしておかないと、本当はマリオネットラインをなくしたいのに、仕上がってみたらマリオネットラインが以前と変わらない状態で目立つなどで、後悔する可能性があるのです。
糸リフトでは、目指す仕上がりによって糸の挿入位置が異なり、もみあげ部分から挿入するのか、こめかみ部分から挿入するのかという違いがあります。
またしっかり改善させたいのか、それともナチュラルに改善させたいのかによって、提案する糸の本数も異なってきます。 

つまり、お客様のイメージが医師にしっかりと伝わらなかった場合では、糸の挿入位置や本数を間違えてしまい、仕上がりにも違いを生じてしまうということなのです。
糸リフトは半永久的に効果が持続するものではないため、時間が経過すれば元の状態に戻ります。
しかし、近年の手術で使用されている糸はハイスペックタイプで持ちが良いため、半年以上は形状を維持した状態で過ごすことになるのです。
糸リフトで後悔しないためには、お客様のイメージがきちんと医師に伝わるまで、じっくりとカウンセリングを受けることが何よりも大切でしょう。

効果の持続期間が思いのほか短かった

糸リフトで得られる効果の持続期間は、糸の太さやコグ(トゲのような返し)の数、糸の強度、形状などによって異なりますが、多くの場合、半年以上は美しい形状を維持できます。
そして、強度が弱い糸を使用した場合では、半年を待たずして効果が薄れ、後悔することがあるのです。

また、使用する糸の本数が少なすぎた場合でも、思いのほか早い段階で効果が薄れてしまうことがあります。
使用する糸の本数については個人差があり、お客様の現在の状態や、希望する仕上がりなどによって調節しますが、医師が診断を誤ると本数が足りず、短期間で効果が薄れることがあるのです。
そしてもうひとつ、お客様がダウンタイム期間中の注意事項を守らなかったことで、効果が薄れてしまうこともあります。

糸リフトを受けると、手術当日から数日間は糸の挿入部分に痛みや違和感、口を大きく開けられないなどの症状が現れます。
そしてこの状況において、口を大きく開く、気になってフェイスマッサージをするなどをしてしまうと、埋め込まれた糸がずれて、効果を維持できる期間が縮まる可能性があるのです。
ダウンタイム期間中の注意事項については医師から説明がありますので、注意事項をしっかりと守ってダウンタイムを過ごすことが、糸リフトの効果を長持ちさせる秘訣です。

表面の凸凹が目立つ

お客様の皮膚が薄い場合では、糸を挿入する深さに細心の注意を払わなくてはなりません。
それは、糸リフトは挿入する深さによっては表面に影響が出やすい美容整形だからです。
特に皮膚が薄いお客様に対し、太い糸を浅い部分に挿入してしまった場合では、手術後しばらくして凸凹が目立ってしまうことがあります。

このようなトラブルは、医師の知識不足や技量不足によって引き起こされるもので、手術後しばらく経てば、自然に改善されることもあります。
一方、目立つ凸凹が手術後数カ月経過しても改善しない場合には、手術を受けた美容外科に連絡をして、適切な処置を受けることで改善を目指す必要があるでしょう。
ただし、その際には再診ということになり、別途料金が発生する可能性がありますので、注意が必要でしょう。

糸リフト

糸リフトで後悔しないために

糸リフトで後悔する方は後を絶ちません。
しかし、糸リフトを受ける前段階で対策をしておくことで、手術後の後悔を軽減させることは可能なのです。

納得できるまでカウンセリングを受ける

お客様ご自身が納得できるまでじっくりとカウンセリングを受けること、これが糸リフトで後悔しないために、しておかなくてはならないことです。
仕上がりが自分のイメージと違う、効果を実感できないという場合、その多くは医師とのコミュニケーション不足が原因として考えられます。

お客様の現在の状態を確認した医師は、その場で仕上がりをイメージしてお客様にアドバイスを行いますが、その仕上がりイメージがお客様のイメージと異なっていたらどうでしょうか。
手術後にはお客様のイメージと異なる仕上がりになって、後悔する可能性がありますよね。
そしてそうならないためには、医師のアドバイスに耳を傾けつつ、お客様の希望を医師にしっかりと伝えることが大切なのです。

糸リフトで後悔しないためにしっかりカウンセリングをしている医師



もちろん、糸リフトではできることとできないことがあり、もしお客様の希望に添えない可能性があると医師が判断した場合では、別の美容整形の提案や、糸リフトと併用したほうが良い手術の提案を受けられます。

効果の持続期間を確認しておく

糸リフトはお手軽に受けられて、しかも効果が半年以上続く手術ですが、手術内容やダウンタイムの過ごし方によっては、予定よりも短期間で効果が薄れる可能性もあります。
糸リフトを受けるなら、まずはこの点の理解を深めておいてください。

糸リフトでは、挿入する糸の種類や本数によって効果の持続期間に差が出ることがありますが、カウンセリングでは、医師によって効果の持続期間が長い方法の提案があります。
もちろん、その提案をそのまま受け入れるかどうかについてはお客様に決定権がありますが、長期間美しい形状を維持したいなら、医師の提案に従って美容整形を受けるというのもひとつの方法でしょう。

手術後の注意事項について

糸リフトはダウンタイムが短いことで知られる手術ですが、ダウンタイム期間中の注意事項を守らなかった場合では、仕上がりに悪影響が及んだり、効果の持続期間が短くなったりすることがあります。
上記では、手術後に口を大きく開こうとすると、効果の持続期間が短くなるというリスクについてお伝えしましたが、糸リフトの手術後には、その他の注意事項についても守らなければならないのです。
まず、糸リフトは糸を何本も挿入する手術であり、手術直後には糸が不安定な状態だということを理解しておきましょう。

糸リフトの問診表を書いている女性



そして、この不安定な時期に、入浴で体を温める、運動で体温が上昇するなどの行動をとってしまうと、糸がずれたり、血行の促進で組織が刺激を受けたりして、予定していた仕上がりにならない可能性があります。
もちろん、サウナや岩盤浴なども術後1週間は控えてください。

また、飲酒も血行を促進する可能性があるため、手術後しばらくは控える必要があるでしょう。
飲酒では、血行の促進のほか、酔って患部をぶつける、無意識のうちに患部を触ってしまうなどの原因になることもありますので、手術後最低でも1週間は控えるよう注意しましょう。
なお、腫れや痛み、むくみ、内出血が強く出ている場合では、ダウンタイムが落ち着くまでは飲酒を控えて安静に過ごすことを心がけてください。
また、特に注意が必要なのは、食事はもちろんのこと、笑うときに大きな口を開けないということです。

糸リフトの手術後には多かれ少なかれ痛みが出ますので、そもそも口を開いて笑うこと自体が難しいかもしれません。
とはいえ、面白いことが起こったり、面白いものを見たりしたときに反射的に笑ってしまうのが人間ですので、笑う際には口をなるべく開かないように意識する必要があるのです。
なお、糸リフトのダウンタイムは1~2週間と短いのが特徴ですが、痛みや腫れ、むくみ、内出血が目立たない状態になったとしても、糸はまだ安定しておらず、組織に馴染んではいません。
糸リフトで後悔しないためには、糸リフトの性質をよく理解した上で、ご紹介したダウンタイム期間中の注意事項を守り、イメージ通りの仕上がりを目指すことが大切です。

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小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

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ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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