眼瞼下垂手術は保険適用なの?
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。
眼瞼下垂の手術を受けるなら保険適用で!とお考えの方は多いのではないでしょうか。
保険適用による眼瞼下垂の手術は、保険適用外よりも費用が安価というメリットがありますが、その一方で、少々問題となる点もあるのです。
こちらの記事では、保険適用と保険適用外の違い、眼瞼下垂の手術では保険適用外のほうがおすすめできる理由についてご紹介しています。
保険適用と保険適用外の違いとは
私たちは日ごろ、風邪や怪我などでクリニックを利用していますが、その際に受けている診療の多くは、保険適用による手術や施術です。
一方、美容外科クリニックなどで行われているのは保険適用外の手術や施術です。
しかし、これら違いはわかりにくく、どのような違いがあるのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
この症例は、保険適用外の自由診療で行った眼瞼下垂手術の1週間後と2週間後と1ヶ月後と3ヶ月後と6ヶ月後の経過の症例です。保険適用外で行っているため、目の開きの機能面だけでなく、見た目の美しさの美容の面も意識して手術を行っています。
それではまず、保険適用と保険適用外の違いからご紹介していきましょう。
保険適用とは
保険適用とは、国民健康保険などの保険が適用される範囲内で行われる手術や処置などをいい、お客様負担は全費用の3割と定められています。
また、保険適用の手術や治療は、全国どこで受けても支払金額は同一です。
こう聞くと、「安い費用で受けられる」というイメージが強まり、眼瞼下垂の手術も保険適用で受けたいと考えるかもしれません。
しかし、保険適用の場合では、あくまでも保険で賄える範囲内での手術や施術となるため、必ずしもお客様が希望する結果を得られるとは限らないのです。
さらに、使用できる医療器具や薬品なども限られており、それ以外のものは一切使用できないルールとなっています。
つまり、お客様の希望に沿った治療や、ベストな治療は受けられない可能性があるということなのです。
そして、保険適用の最も大きな特徴は、「病気や怪我などの治癒目的のみで手術や施術が行われる」ということです。
たとえば、傷口が開く怪我をして、縫合が必要になったとしましょう。
このような場合の保険適用診療では、傷口を縫合して、傷口がふさがったら抜糸するという内容になりますが、このときには仕上がりの美しさに配慮した診療は行いません。
つまり、「傷が治ればいい」という部分だけに重点を置いた処置が行われるということなのです。
眼瞼下垂に関しても保険適用で手術を受けることができますが、上記でお伝えした通り、見た目は配慮しない手術となるため、美しい仕上がりは期待できません。
保険適用で眼瞼下垂の診療を受けるなら、どのような仕上がりになっても文句は言えないと割り切る必要があるでしょう。
- 費用は安いが決まりきった診療のみに留まる
- 同じ診療内容であれば、全国どこのクリニックでも同額の費用
- お客様の希望通りの診療は受けられない
- 限られた時間内で診療が行われる
- 医療器具や薬品などは、規定内のものに限られる
- 見た目は配慮しない手術となる
保険適用の特徴をまとめると、このようになります。
なお、例外的に、保険適用外の高度先進医療などの導入が必要だと医師が判断した場合では、高度先進医療にかかる費用は10割のお客様負担、その他保険適用診療に関してはお客様の3割負担という内訳になります。
ただし、保険適用の診療を行うクリニックの多くは、保険適用外に対応していませんので、この点に関しては注意が必要でしょう。
さらに、医師が「日常生活に支障をきたさない」と判断した場合では、お客様が眼瞼下垂を訴えたとしても手術を受けられない可能性がありますので、この点もあわせて注意する必要があるでしょう。
保険適用外とは
保険適用外は、自由診療もしくは自費診療と呼ばれることもある手術や施術を意味し、国民健康保険をはじめとする保険が一切適用されません。
つまり、支払金額はお客様の10割負担になるということです。
こう聞くと、「診療を受けるだけで10割負担?」という疑問が湧き上がるかもしれません。
しかし、保険適用外では保険適用では行えない診療を行えるというメリットがあるのです。
まず、保険適用外では、クリニック側でどのような医療器具や薬品を使用するのかを決定でき、診療内容もクリニックが自由に決められます。
また、保険適用とは違い、流れ作業的な診療ではなく、お客様一人ひとりと向き合い、丁寧な診療を行うという特徴もあるのです。
もちろん、お客様の希望に沿った内容での診療も受けられるため、お客様の満足度が高いことはいうまでもありません。
そして、保険適用外の最大の特徴は、見た目重視で仕上がりにこだわった診療を行うという点にあります。
たとえば眼瞼下垂なら、皮膚を切開した部分の縫合は、できる限り傷跡が残りにくいという点に配慮して行われますので、美しい仕上がりを期待できるのです。
- 費用は高額になる可能性があるが、診療内容の自由度が高い
- 医療器具や医薬品などは、クリニックが選定して導入できる
- お客様の希望に沿った内容での診療が可能
- ベストな診療を提案
- お客様に寄り添った丁寧な診療が可能
- 見た目重視の手術で、お客様の満足度が高い
保険適用外をまとめると、このようになります。
たとえば、衣類で隠れた部分の診療を受けるなら、わざわざ保険適用外を選ぶ必要はないかもしれません。
しかし、眼瞼下垂のように目立つ部分の処置となると、やはり仕上がりにはこだわっておきたいところです。
保険適用外は高額でハードルが高いとお考えかもしれませんが、あとになって後悔したくないのなら、美しい仕上がりを期待できる保険適用外のほうがおすすめできるでしょう。
保険適用外の自由診療の眼瞼下垂の手術も選択肢の1つ
眼瞼下垂の手術をお考えなら保険適用外の眼瞼下垂手術はいかがでしょうか。眼瞼下垂手術では手術後、思いもよらなかったトラブルに見舞われるリスクがあります。
眼瞼下垂の手術を受けた際に起こり得るトラブルについてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
当院の保険適用外の眼瞼下垂手術では、このようなトラブルをなるべく回避するような手術を行っています。
トラブル1・左右非対称に仕上がった
眼瞼下垂の手術でよく聞かれるのは、左右非対称に仕上がってしまったというトラブルです。
これこそが、見た目は配しない手術の怖いところで、保険適用では左右非対称に仕上がったとしても、眼瞼下垂さえ改善されればひとまず成功とみなすドクターも中にはいます。しかし、眼瞼下垂自体が改善されたとしても、左右非対称では見た目的によろしくありませんし、お客様としては残念な気持ちでいっぱいになるでしょう。
そうならないためには、美容医療を理解し、デザインセンスにも長けた美容外科医に手術を任せる必要があるのです。
トラブル2・縫合が粗く傷口が目立つ
眼瞼下垂は改善されたけれど、縫合が粗かったせいで目立つ傷跡が残ってしまった。
このような状態も、保険適用で起こる可能性があるトラブルです。
ところが、目立つ傷口が残ったとしても、眼瞼下垂が改善されていれば、ひとまず手術は成功したというのが、保険適用の考え方なのです。
傷口に関してはメイクで隠せば目立たなくはなりますが、メイクを落としたあとに現れる傷口を目の当たりにしてしまうと、悲しい気持ちになるでしょう。
一方、丁寧に傷口を縫合する保険適用外であれば、このようなトラブルが起こる確率はきわめて低いのです。
トラブル3・アフターフォローを受けられなかった
保険適用外で手術を受けた場合では、術後の過ごし方など、手厚いアフターフォローを受けられます。
眼瞼下垂手術後には、痛みや腫れ、内出血などが見られ、本当にきれいな状態に仕上がるのか不安になることがあります。
そして、そのような不安の中で相談できる人がいないと、その不安はますます大きく膨らんでしまうでしょう。
つまり、眼瞼下垂の手術を受けるなら、アフターフォロー体制が整っているクリニックを選ぶ必要があるということなのです。
一方、保険適用で手術を受けた場合では、アフターフォローを受けられず、不安な時間をたった1人で過ごさなければならなくなることも珍しくありません。
アフターフォロー体制の有無は見逃してしまうことがあるチェックポイントですが、手術後のアフターフォローがあるのとないのとでは、気持ちの持ちようが違います。
眼瞼下垂の手術を検討中なら、できる限りアフターフォロー体制が整っているクリニックを選ぶようにしましょう。
トラブル4・再手術を断られた
保険適用の手術では、とりあえず眼瞼下垂が改善されていれば成功という概念であるため、仕上がりに不満があったとしても、再手術を受け付けてもらえない可能性があります。
一方、保険適用外の手術であれば、手術を受けたクリニックでの再手術はもちろんのこと、他院修正にも対応してもらえるのです。
また、保険適用外の手術では、あらかじめ綿密なカウンセリングを行って、お客様と医師で仕上がりイメージを共有してから手術を行いますので、修正の必要がないケースがほとんどです。
眼瞼下垂の手術は大きな手術ではありませんが、多かれ少なかれ、体に負担がかかることには違いありません。
つまり、眼瞼下垂の手術を受けるなら、初めから修正の必要がほとんどない保険適用外の手術のほうがおすすめできるということなのです。
これらは、保険適用で起こる可能性があるトラブルの例です。
これらのトラブルは頻繁に起こるものではありませんが、保険適用である以上、すべてのお客様に起こる可能性があるトラブルだと捉えておかなくてはなりません。
このようなトラブルのリスクを冒してまで、保険適用にこだわる必要があるでしょうか。
眼瞼下垂の手術で失敗したくないなら、少々費用が高額になったとしても、初めから保険適用外で手術を受けるというのが賢明な考え方でしょう。
眼瞼下垂の手術を受けるなら、保険適用と保険適用外の目的を理解した上で、最終決定することをおすすめします。
眼瞼下垂手術なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、眼瞼下垂手術の美容整形を多く行っております。
眼瞼下垂手術の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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