二重整形を受けた女性

眼瞼下垂を切らずに治す埋没法と二重整形の埋没法の違いは?

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 11 分です。

「上瞼が目にかかって見えづらい」「瞼が開きづらくて困っている」とお悩みの方はいらっしゃいますか?
その症状は、眼瞼下垂(がんけんかすい)というものかもしれません。
眼瞼下垂を治す方法として、切開する場合と切らずに治す場合があります。
こちらの記事では、眼瞼下垂を切らずに治す「タッキング法」について詳しく紹介し、似たような施術である「二重術埋没法」についても違いを紹介します。
ぜひ、上瞼にお悩みのある人は、最後までご覧ください。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂を切らずに治す施術とは?

まずは、眼瞼下垂を切らずに治す施術について、詳しい情報を解説します。
眼瞼下垂を切らずに治す施術法はなんというのか、どのような人が対象なのか、施術後のダウンタイムはどのようになるのかを確認してみてください。

眼瞼下垂の手術をしている医師

ミュラー筋を縫いまとめて固定する「タッキング法」

眼瞼下垂の施術で切らずに済ませられる方法に、「タッキング法」という方法があります。 
眼瞼下垂を治すためには、このタッキング法の他に切開する方法もあります。 
タッキング法は施術時間が15分程度と短く、比較的手軽に行える眼瞼下垂の施術となっています。

切開法に比べて効果・持続性が劣る

タッキング法は手軽に行える魅力がありますが、切開法ほどの効果・持続性はないので、しっかりと効果を感じたい場合は切開法がお勧めです。
特に眼瞼下垂が重度だと、タッキング法ではしっかりと効果を出すことができない可能性が高いです。
そのため、重度の眼瞼下垂の場合は、切開法の手術が選ばれることが多いです。

ダウンタイムは1週間ほどと短い期間で済む

タッキング法は切らずに眼瞼下垂を治す方法なので、施術の後のダウンタイムも短い期間で済むのが特徴です。
ダウンタイムは3〜7日程度で、施術後に赤みや軽い痛み、腫れが出ることがありますが時間の経過とともにおさまります。
タッキング法の場合、メイクは48時間後から可能です。洗顔も翌日から可能なので、施術をした後の負担が少ないのが魅力的です。
  

二重術の埋没法の特徴は?

眼瞼下垂のタッキング法と似た施術に、二重術の埋没法があります。
一重瞼や奥二重が気になる人や、二重幅を広げたい人に人気のある施術です。
どのような施術なのか、切開法と比較してどのような特徴があるのかを解説します。

この症例写真は、埋没法の手術前と1週間後の症例写真になります。

埋没法の症例
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・内出血・腫れ・痛み・左右差など

二重埋没法

上瞼を折り込んで糸で固定することで二重幅を作る

二重術の埋没法は、メスを使って手術をする切開法とは違い、希望の二重幅になるように上瞼を折りこみ、糸で固定する施術となっています。
皮膚を切らないので、痛みが少なくトラブルが起こりにくいのがメリットです。
クリニックによって、1点留めから4点留めぐらいまでの方法があります。糸の本数を表していて、数が大きいほどしっかりと固定されますが、料金が高くなり腫れたり痛みが出たりしやすい傾向にあります。
瞼の厚さや希望の二重の幅に合わせて、何本の糸を使うか決めると失敗しにくいです。
また、1点留めはせっかく施術をしても、目を触ったりこすったりすることで取れるリスクがあります。2点留め、3点留めが比較的メジャーです。

切開法より手軽ですが元に戻る可能性も

二重術には、メスで切る手術の切開法もあります。切開法の中でも、小さく切る「小切開法(部分切開法)」や、しっかり切って効果を高める「全切開法」があり、特に全切開法は効果が半永久的です。
それに対して、埋没法は手軽な施術で済みますが、その分日常生活の中で取れてしまい、元に戻ってしまう可能性もあります。
また、埋没法はしっかりと幅の広い二重を作るというよりは、どちらかというとナチュラルな目元を作りたい人に向いています。
二重術を検討しているなら、手軽に行いたいのかしっかりと半永久的な効果が欲しいのかを考えて、埋没法と切開法どちらにするか選んでみてください。

ダウンタイムが短めで傷も残らない

二重術の埋没法も、眼瞼下垂のタッキング法と同じく、ダウンタイムが短めで傷が残らないのが特徴です。
二重術の埋没法は、切開をせずに二重を作る方法なので、傷ができないのでダウンタイムも少し腫れたり赤みが出たりする程度です。
ダウンタイムが短くバレづらいため、施術してすぐに仕事に復帰しなくてはいけないなど、ダウンタイムに休みが取りづらい人に特におすすめします。
痛みが少ないので、美容整形をあまり経験がない人でも、経験しやすい施術だと言えます。

二重埋没法

眼瞼下垂のタッキング法と二重術埋没法の違いは?

ここまで、眼瞼下垂のタッキング法と二重術の埋没法を紹介してきましたが、2つは似ているようで違うものです。

  • どちらの施術を適用するかの診断の仕方
  • それぞれの施術の対象者
  • デザイン性の違い


これらを中心に、2つの違いを比較していきます。

眼瞼下垂のタッキング法と二重術埋没法の違いを説明する看護師

どちらが適用されるかという診断

眼瞼下垂のタッキング法と二重術の埋没法は、どちらも上瞼に施術をするものですが、どちらが適用されるかは診断内容によって判断されます。

  • 眼瞼下垂のタッキング法:眼瞼下垂の症状が軽く、目の開きを大きくしたい場合
  • 二重術の埋没法:二重幅や瞼の状態にお悩みがあり、二重のラインを作りたいと思っている場合


眼瞼下垂のタッキング法は、目の開きを良くすることを目的とした施術なので軽度の眼瞼下垂だと診断された場合に適用されるものです。
それに対して、二重術の埋没法は、施術を受けたい人が瞼の状態や二重幅の状態にお悩みを持っていれば施術を検討することができます。
二重幅の希望やお悩みに合わせて、最適な二重幅のラインをクリニックが提案します。

それぞれの対象者

眼瞼下垂のタッキング法と二重術の埋没法は、それぞれ施術が適用となる対象者も異なるものです。

  • 眼瞼下垂のタッキング法:眼瞼下垂の軽度に該当する人で目の開きを良くしたい人
  • 二重術の埋没法:二重を作りたい、二重幅を広げたい人


どちらも、対象者は軽度までの眼瞼下垂の人に限られます。
タッキング法は眼瞼下垂を治すことを目的にしているのに対して、埋没法は二重を理想の形にする審美的な目的があることが違いです。

デザインの違い

タッキング法と埋没法には、仕上がりのデザインにも違いがあります。

  • 眼瞼下垂のタッキング法:目を開きやすくするための施術
  • 二重術の埋没法:見栄えのよい理想の二重幅を作る施術


当然、どちらも目の形にも影響しますし、目の見えやすさも考慮する必要はありますが、どちらに重きを置いているかで2つのデザインに違いがあることがわかります。
タッキング法は、基本的に眼瞼下垂を治すことが第一目的なので、目の開けやすさをよくすることが最重要ポイントです。
対して、埋没法はきれいな二重を作ることが目的の施術なので、目の開け具合も考慮しながら希望に合わせた美しい二重ラインを実現します。

眼瞼下垂が重度な場合、タッキング法は効果が薄い

眼瞼下垂を治す施術の1つであるタッキング法ですが、切らない施術ということで眼瞼下垂が重度な場合は効果が薄いです。
重度の眼瞼下垂に適用される手術の内容について、詳しく紹介します。

切開法での手術が必要なことも

眼瞼下垂が重度な場合は、タッキング法ではなく全切開法で手術をすることを検討しなくてはいけません。
重度の眼瞼下垂というのは、上瞼を開けようとしても上げることができず、瞳孔の半分ぐらいが隠れてしまっている状態です。
ここまで下がってしまっている場合は、タッキング法をするだけではしっかりと目を開けられるところまで持っていけない可能性が高いです。
そのような状態の人には、全切開法をおすすめします。次に、全切開法と小切開法についての詳しい紹介をまとめていきます。

小切開法の内容

小切開法は、タッキング法よりも効果を得たいけれど、できる限り皮膚は切りたくないという人におすすめです。
切る箇所が小さいため、ダウンタイムが短くて済む特徴があります。
タッキング法より効果を得たく、長持ちもさせたいけれど、なるべく小さな切開で済ませたいという人にぴったりです。
小切開法は全切開法に比べて瞼を切開する長さが短いです。 
切開する長さが短いとはいえ切開をするので、ダウンタイムは2週間ほど続き、1週間ほどで抜糸をする必要があります。
ただ、効果は全切開法に比べて劣りますし、当院の場合はオプションでダウンタイムを最小限に抑えるMD式で全切開法を行うことができるため、ダウンタイムを気にされて小切開法を受けるのであればMD式の全切開法をお受けいただくことがおススメです。
MD式は当院の吉原院長が開発したもののため、ダウンタイムを抑えて手術をおこなうことに関しては自信があります。

全切開法の内容

眼瞼下垂の全切開法は、二重のラインに沿って切開し、挙筋腱膜を縫い縮めて瞼を引き上げる力をアップする方法です。根本的な原因から治療でき、効果も持続しますので、1番お勧めできる方法です。
切開の幅が小切開法に比べて広いため、ダウンタイムは2週間〜1ヶ月ほど続きます。また、入浴は1週間後までできなかったり、メイクも1週間ほどは控える必要があるので注意しましょう。
腫れは全切開法が一番強い可能性が高いですが、その分半永久的な効果が期待できます。

まとめ

こちらの記事では、眼瞼下垂のタッキング法と二重術の埋没法の特徴をそれぞれ紹介しました。 
また、眼瞼下垂を治す方法として、切開法の手術についても紹介しました。
眼瞼下垂にお悩みの方や、二重瞼にしようか悩んでいる方は、どのような施術が適用されるかは医師の診断によります。眼瞼下垂の症状でお悩みの場合は、ぜひ一度当院にお越しいただき、専門医にご相談ください。

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二重埋没法

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Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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