眼瞼下垂と一重の違いとは?自力で治す方法はある?放置することで生じるデメリット
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生まれつき一重の方は二重の方に比べると視野が狭く、目の形自体が眼瞼下垂と類似していることから、眼瞼下垂を引き起こしているかもしれないと悩んでいる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
こちらでは眼瞼下垂と一重の違いに関する解説をはじめ、自力で治す方法などの情報についてご紹介します。
眼瞼下垂と一重の違いとは?
眼瞼下垂とは、まぶたが下がることで視野が狭くなり、周りが見えにくくなる状態のことで先天性と後天性に分けることができます。
先天性の場合、まぶたを引き上げる『眼瞼挙筋』という筋肉の発育不全が主な原因です。
眼瞼下垂の程度は上まぶたの縁と黒目の中央部との距離によって判定します。
- 〈軽度〉上まぶたの縁と黒目の中央部との距離→約1.5~2.7㎜
- 〈中等度〉上まぶたの縁と黒目の中央部との距離→ 約-0.5~1.5㎜
- 〈重度〉上まぶたの縁と黒目の中央部との距離→ 約-0.5㎜以下
眼瞼下垂は視力の発達の経過を観察しながら、3歳以降から手術をすることができますが、程度が軽い場合、大人になってから眼科で診察を受けた際に先天性眼瞼下垂が見つかることもあります。
一方、後天性眼瞼下垂症の主な原因は加齢による皮膚のたるみ・眼瞼挙筋のゆるみです。そのほか、長年にわたってコンタクトレンズを使用していたり、アレルギーで目を日頃からこすっていたことや、白内障手術などが原因となる場合もあります。
中には一重まぶたの方が、自分自身が眼瞼下垂なのではないか?と悩み、クリニックで診察を受けるケースも見られます。
一重の人の方が二重の人よりも眼瞼下垂がある方は多いです。しかし、一重と眼瞼下垂は別物です。
皮膚のかぶりを取り除いた際、まぶたの粘膜の縁が黒目にかかっている場合は眼瞼下垂と診断され、進行具合によっては保険適用の手術を受けることができますが、一重の方で下垂がない場合は自費の美容的な二重整形術になります。
いずれの場合の手術にしても視野が広がるため、眼精疲労や肩こり・頭痛などを改善することにもつながります。
眼瞼下垂を自力で治す方法はある?
結論から申し上げますと、眼瞼下垂は下記に記載しているようなセルフケアで一時的に改善することができたり、進行を遅らせることができても自力で完全に治す方法はありません。
進行を食い止めるためにはできるだけ早めにクリニックで医師に診てもらうことが大切です。
目元をこする癖をなくす
花粉症やアトピーなどの症状などで目をこすってしまう癖がある方は、眼瞼挙筋に大きな負担をかけ、眼瞼下垂になったり悪化させたりする恐れがあります。
目元をこする癖がある方は触らないよう気を付け、目元のかゆみの原因がアレルギーなどの疾患である可能性がある場合は、耳鼻咽喉科や内科、眼科など症状に応じたクリニックで診察を受けることをおすすめします。
ハードコンタクトレンズをやめる
ハードコンタクトレンズは目からレンズを出し入れをする際、まぶたの上を外側へ強く引っ張ることがソフトコンタクトレンズに比べて多い傾向があります。このため、この動作によって瞼板と挙筋腱膜の接合部分のゆるみが誘発されることから、長年ハードコンタクトレンズを装着していると眼瞼下垂になる場合があります。
そのため、眼瞼下垂の症状に悩んでいる方にはハードコンタクトレンズの使用はおすすめできません。
スマホ・パソコンの長時間使用を控える
スマホやパソコンの長時間の使用は眼精疲労の要因となるほか、目を酷使すると眼瞼挙筋に悪い影響を及ぼし、眼瞼下垂の症状を悪化させる可能性があります。
長時間の使用は控えるようにし、適度に休憩を挟むようにして下さい。
眼瞼下垂を放置することで生じるデメリット
眼瞼下垂は軽度であれば日常生活に支障が出ることは少ないため、放置をしても問題ないだろうと判断する方もいらっしゃいますが、症状は確実に進行していきます。
視界が狭くなる
眼瞼下垂はまぶたの開きが悪くなり、皮膚が覆いかぶさるため視野が狭くなります。
特に上方向や外側が見づらくなるため、頭をぶつけてしまったり、横側から向かってくる人や車を上手く確認することができず、最悪の場合交通事故によって命を落としてしまうことさえあります。眼瞼下垂かもしれないと心当たりがある場合はクリニックで速やかにカウンセリング及び診察を受けることをおすすめします。
頭痛・肩こりを引き起こす
眼瞼下垂を長期的に放置してしまうと、常に目の周りが緊張状態となり、頭痛や肩こりを併発してしまうケースが多いです。手術を受けた方の中には眼瞼下垂が原因となっていた頭痛・肩こりなどの症状も治ったという事例も多数報告されています。
精神面においても悪い影響を及ぼす
眼瞼下垂になると自ら目を大きく開こうとするため、交感神経にストレスがかかり、自律神経が乱れることでイライラや不安、焦り、情緒不安定などの症状を併発する恐れがあります。
名医が在籍しているクリニックの見分け方
眼瞼下垂手術の実績がある医師
まずは気になるクリニックに眼瞼下垂手術の実績がある医師が在籍しているかどうか確認してみてください。
実績が多いほど、眼瞼下垂手術に対する深い知識と高い技術を身につけている医師であることが予測できます。
また、症例写真があるとどのような仕上がりになるかイメージしやすいため、カウンセリングの際に担当の医師に過去の症例写真を見せてもらうよう依頼してみるとよいです。
当院の医師は多くの眼瞼下垂手術を執刀してきましたので、安心してお任せください。
眼瞼下垂の手術後の注意点について
眼瞼下垂のダウンタイムは、小切開法の場合は約2週間、全切開法の場合は2〜4週間です。デスクワークなど身体に負担がかからない業務であれば、術後すぐにお仕事を再開して大丈夫ですが、術後1週間程度はお休みを取る方がほとんどです。
下記では眼瞼下垂の手術後の注意点について記載しておりますので、ダウンタイムを短くするためにも是非参考にしてみてください。
入浴
手術48時間後より洗顔・洗髪していただけます。ただし、患部に泡が付着しないよう十分注意をし、抜糸を行うまでは濡れタオルで顔を洗ったり、シャンプーハットなどを用いて洗髪することをおすすめします。
メイク・コンタクト
ファンデーションやリップなどのメイクは手術当日から可能ですが、アイメイクに関しては手術から1週間後、抜糸をするまでは避けてください。
術後の運動を控える
術後すぐに運動をすると患部が開き、出血する恐れがあるため、最低でも1週間程度はお控えください。
頭を高くして睡眠をとる
入眠時は頭を高くして寝ると腫れやむくみの軽減につながります。術後の症状が落ち着くまでは、枕の下にタオルを2~3枚程度敷くなどして高さを上手く調整することをおすすめします。
まとめ
眼瞼下垂手術の中にはメスを使用しないタッキング法などもありますが、東京シンデレラ美容外科では、より長期的に効果を実感できる『全切開法』の眼瞼下垂手術をお勧めしています。
また、視界不良の症状を改善するだけでなく、お客様自身のご希望をお伺いしながら目の開き具合やバランスなどの美容観点も考慮しながら手術を行いますので、より理想的なパッチリとした目元を叶えることが可能です。
その他、一重まぶたを解消する『二重埋没法』・『全切開二重術』などの手術法も幅広くご用意しておりますので、目元に関する悩みを抱えている方は是非お気軽に当クリニックまでご相談下さい。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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