脱脂を受けた女性

目の下の脱脂と裏ハムラ法の違いや手術をして10年後を医師が解説

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

目の下のたるみやクマはメイクだけでは隠しづらく、どこか疲れた印象を与えがちです。
これらのトラブルを改善する脱脂は若々しい印象になれるとして高い評価を受けている手術法ですが、10年後も効果を持続することができるのか、もしくは劣化してしまうのではないか?といった疑問を抱くお客様も少なくないかと思います。
また、こちらでは脱脂と同じく、たるみやクマを改善する手術法『裏ハムラ法』と脱脂の違いなどについても解説させて頂きます。

目の下のクマ取り

脱脂を受けた10年後はどうなる?

目元周りを含め、体内に存在する脂肪細胞の数は生まれつき決まっており、尚且つ除去した脂肪細胞は再び増殖することはありませんので、脱脂によって適量の眼窩脂肪を取り除くことで半永久的な効果が期待できます。
ただし、体重の増加によって脂肪細胞が大きくなったり、加齢によって皮膚がたるんでしまうと再びクマが目立ってしまう可能性が考えられますので、体型の維持や日々のスキンケアに関しても欠かさず行うようにしましょう。

この症例写真は目の下のクマ取りを受けた女性の手術前と手術後3か月の経過の症例写真になります。

目の下のクマ取りの手術を受けた女性の症例写真

目の下のクマ取り

脱脂とはどんな手術?メリット・デメリット

下まぶたのたるみやクマは主に加齢によって眼球を支えている靭帯が緩むことで眼球が下がり、眼球のクッションような役割を持つ眼窩脂肪が前方へ突出することが原因の1つとして考えられています。
脱脂は、下まぶたの裏側に5~10mm程度切開し、適切な量の眼窩脂肪を除去することでたるみやクマの改善に導く手術法です。
下記では脱脂のメリット・デメリットについてそれぞれまとめてみました!

脱脂のメリット

半永久的な効果が期待できる

一度取り除いた脂肪細胞は再生されないため、脱脂によって眼窩脂肪を除去すれば取り除いた分の脂肪が再生することはありません。

手術跡が残らない

脱脂は下まぶたの裏側にある粘膜の部分を切除し、皮膚にはメスを入れないため見た目には傷が残りません。また、粘膜の切った部分は1週間ほどすれば自然と傷口がふさがります。

痛みが少ない

脱脂は局所麻酔を行うため、痛みを抑えて手術を受けることができます。
手術後に麻酔が切れた後に鈍痛や痛みを感じることがありますが、処方された鎮痛剤を内服することによって日常生活に影響がない程度に抑えることができます。

コストパフォーマンスが良い

目の下のたるみに対する治療法の一種であるヒアルロン酸注入の場合、1回あたりの施術料金は安く済みますが、体内に吸収されるため効果を持続させるには継続的に治療を行う必要があります。
一方、脱脂はヒアルロン酸注入に比べると1回あたりにかかる料金は高いものの、1度の手術で半永久的に効果が続くことから、結果的にコストパフォーマンスが良いと言えます。

目の下のクマ取り

脱脂のデメリット

ダウンタイム症状がある

内出血や腫れなどのダウンタイム症状があるため、手術後は安静に過ごすよう心がけましょう。
ただし、脱脂のダウンタイム期間は美容整形の中でも短く、腫れのピークは約1週間程度。内出血に関しては約1〜2週間程度で、ほとんどの場合がメイクでカバーすることが可能です。

小じわができる可能性

脱脂は眼窩脂肪を除去した後、皮膚を切り取ることはしないため、元々しわが多い方や手術中に皮膚が余ってしまった場合、脱脂の手術を行う前よりも更にしわが目立ってしまう可能性があります。

元々脂肪が少ない人には適していない

脱脂は目の下の眼窩脂肪が原因のたるみ・クマに関する手術法であることから、原因が脂肪ではなく皮膚が原因の方や、元々眼窩脂肪の量が少ない方は治療対象となりません。

適切な量の脂肪が取れない場合がある

脱脂の仕上がりは医師の技術に大きく左右されるため、医師自身の技術不足によって眼窩脂肪を取り過ぎたり、取り残しなどのリスクが考えられます。
眼窩脂肪は取り過ぎてしまうと凹みが生じ、取り除く量が少なすぎると変化が現れにくくなります。

目の下のクマ取り

脱脂と裏ハムラ法の違いについて

裏ハムラ法も脱脂と同様に下まぶたの裏側からアプローチして、たるみやクマを改善する手術法ですが、眼窩脂肪の処理の仕方に大きな違いがあります。
裏ハムラ法は眼窩脂肪を切り離すことなく、血管のある脂肪弁として適切な位置に移動し、固定させます。
一方、脱脂は結膜の部分を切開して眼窩脂肪を必要な分だけ取り除き、裏ハムラ法のように眼窩脂肪自体を移動させることはありません。
ただし、目と頬の間の溝(眼頬溝)が深いと脱脂だけではくまが改善されにくいため、脂肪注入を併用したり、裏ハムラ法の方が良い可能性があります。

脱脂と裏ハムラ法の違いについて説明する看護師

目の下のクマ取り

【脱脂】ダウンタイム期間中の過ごし方

洗顔・シャワー

洗顔やシャワーは24時間後から可能です。
洗顔の際は手術部位を強く押すなどしないようにしましょう。

身体が温まる行為を避ける

血流が良くなると腫れや内出血などの症状が悪化する可能性がありますので、サウナや激しい運動、重い荷物を持つ等の身体が温まる行為は避けるようにしましょう。

メイク・コンタクトレンズ

アイメイクは24時間後より可能となります。しかし、強く押したりこすったりしないように十分注意しましょう。
また、コンタクトは1週間後からご使用いただけますが、目がゴロゴロする場合はもう少し期間を空けてからの使用を推奨します。

運転

手術後は血の涙によって視界が遮られることがありますので、手術から1週間程度は車の運転を避けるようにしましょう。
また、手術当日も麻酔の影響で一時的に目のかすみを感じることがあるため、安全の為にも公共交通機関を利用し、ご本人様での車やバイクの運転はお控えください。

頭の位置を高く保つようにする

心臓よりも頭の位置を高くした方が腫れがひきやすくなりますので、ダウンタイム期間中は枕の下にクッションを重ねるなどして頭を高くした状態で就寝することをおすすめします。

顔に刺激を与えない

スキンケアをする際、目元のマッサージを行う習慣がある方もいらっしゃるかと思いますが、腫れや内出血を悪化させてしまうので手術後1カ月程度は控えるようにしましょう。
また、手術後1週間くらいの間は目をギュッと閉じると痛みを感じることがあります。こちらもダウンタイム期間を長引かせる原因になるため、まばたきする際は優しく行うよう心がけましょう。

目の下のクマ取り

脱脂や裏ハムラ法以外の選択肢について

目の下リフト

目の下のシワが目立ってきた場合や、目の下のたるみの原因が皮膚である場合に適している手術法で、余分な皮膚を切り取った後に縫合していきます。
時間の経過と共に目立たなくなりますが、下まぶたの表面に傷が入りますので、周りにバレたくない方はメガネやサングラス等を活用することをおすすめします。

表ハムラ法

まつ毛の生え際部分にメスを入れ目の下のしわやたるみを切り取りつつ、眼窩脂肪をくぼんだ部分に移動させる手術法です。
表ハムラ法は目の下リフトと同様に傷跡が入るものの、時間の経過とともに白く薄くなっていきます。たるみと凹凸の両方を一度に軽減できる手術となりますが、脂肪の量によっては適応とならない場合があります。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は皮下脂肪に直接薬剤を注入して脂肪の分解を促進する施術法で、分解された脂肪は尿や汗と一緒に排出されます。ただし、目の下の脂肪に対しての脂肪溶解注射はあまり効果が期待できないとされています。

目の下のクマ取り

脱脂で後悔しないために知っておきたいクリニックの選び方

たるみやクマに関する手術の選択肢の多いクリニック

今回のコラムでもお伝えしたとおり、脱脂以外にも目の下リフトやハムラ法などさまざまな方法が挙げられます。そうした中で脱脂しか取り扱っていないクリニックで相談してしまうとおのずと、1つの解決方法しか提案してくれません。HPなどで事前に取り扱っているメニューを確認してからカウンセリングへ行くのをお勧めします。

カウンセリングにしっかり時間をかけている

カウンセリングに訪れた際、流れ作業のように目元の状態を確認したり、すぐにおすすめの手術を提案する医師やクリニックの場合、一度思いとどまった方が良いかもしれません。
お客様の気持ちに寄り添い、納得がいくまで丁寧にカウンセリングを行ってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

丁寧にカウンセリングをする医師

手術費用が極端に安いクリニックは要注意

平均的な価格よりも極端に安い手術費用をHP等に提示しているクリニックの場合、お薬代やアフターケア費用が追加のオプションで支払わなければならないケースが考えられます。
もちろん、金額が安くても満足の行くサービスを提供しているクリニックも多くありますのでカウンセリングの際、見積もりを作成してもらったり、なぜ安いのかドクターに詳しく質問するようにすると良いでしょう。
また、できるだけ手術費用を抑えたい場合、顔写真などが様々な媒体に出ることに抵抗がなければモニターに参加することで通常の金額よりも安く手術を受けることができますので、そのような方法に関しても一度検討されることをおすすめします。

立地を考慮して選ぶ

脱脂は1回の手術で高い効果を得られることから、特に通院の必要はありませんが、万が一トラブルが起きた時のことを考えてクリニックがご自宅から近い場所にあるとすぐに受診することができるため安心です。
ただし、医師の技術力を優先する場合、どうしても遠方になってしまうこともあるかと思います。
手術自体は遠方で受けたとしても、後日何かトラブルが発生した際、すぐに相談できるよう手術を受けたクリニックの支店がご自宅の近くにあるかどうか事前に確認するようにしましょう。

目の下のクマ取り

目の下の脱脂と裏ハムラ法なら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、目の下の脱脂と裏ハムラ法の美容整形を多く行っております。
目の下の脱脂と裏ハムラ法の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

東京シンデレラ美容外科の看板

CASE 症例情報

まずはお気軽に無料カウンセリングを
お試しください

当クリニックでは、専門カウンセラーによる無料カウンセリングを行っております。
患者様お一人おひとりの様々なご要望やご事情を丁寧に伺い、最適な施術をご提案させていただきます。
もしもご提案の中で不要と感じる施術がございましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ。

目の下のクマ取り

Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。

①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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