鼻筋の高い女性

鼻尖形成と鼻中隔延長の違いを医師が解説

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

自家組織(軟骨)を使用して鼻を美しく整えられる鼻尖形成(びせんけいせい)と鼻中隔延長(びちゅうかくえんちょう)は、どちらも高い人気を誇る鼻整形です。
しかし、これらの手術は似たような部分に手を加えるため、混同してしまうことがあるかもしれません。
こちらの記事では、鼻尖形成と鼻中隔延長の違い、それぞれの特徴やメリット・デメリットについてご紹介しています。

また、鼻尖形成と鼻中隔延長の違いを医師が動画で解説しています。

鼻尖形成と鼻中隔延長の違いは何?

鼻尖形成と鼻中隔延長は、一見すると似た美容整形のように思えるかもしれませんが、実は、これらの手術では手術で変化を持たせる場所に違いがあるのです。

まず鼻尖形成ですが、この手術は鼻先をスッキリとした形に整えるための美容整形で、特に団子鼻の改善に適しています。
一方の鼻中隔延長では、左右の鼻を仕切る鼻中隔という部分の長さを延長することで、鼻先の向きを大きく変えたり、鼻先を高くすることができる美容整形です。

鼻尖形成と鼻中隔延長の症例写真

特に日本人に多いとされているのは団子鼻で、それがコンプレックスになっているお客様はたくさんいらっしゃいます。
しかし、鼻尖形成を受ければ、永年悩んできた団子鼻の問題を解消できるのです。
ただし、鼻尖形成は鼻先をスッキリと整えるに留まり、鼻先の高さを大幅に変えられるものではありません。

また、鼻中隔部分が短い方の場合では、鼻先が上向きになる、いわゆる”アップノーズ”
の状態になることが多いのですが、鼻中隔延長で鼻中隔を長めに整えれば、鼻の穴が正面から見える状態を改善できるのです。
反対に、鼻先がグッと下を向いている方も、鼻中隔延長で理想の鼻先を目指すことができます。

なお、鼻中隔延長では、あらかじめ採取しておいた自家組織(耳軟骨など)を鼻中隔部分に挿入して鼻中隔の長さを伸ばしますが、鼻尖形成でも必要に応じて自家組織を移植することがあります。

鼻尖形成と鼻中隔延長の詳細については以下でご紹介しますので、これらの手術をお考えの方は、それぞれの特徴をよく理解した上でカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

鼻尖形成・鼻尖形成3D

鼻中隔延長

鼻尖形成の特徴とおすすめの方

鼻尖形成は、鼻先をシュッと細く整えて、団子鼻を改善できる美容整形です。
それでは、鼻尖形成の特徴と、鼻尖形成がおすすめの方についてご紹介しましょう。

034_MD式プロテーゼ+鼻尖形成3D+軟骨移植+わし鼻修正

鼻尖形成の特徴

一口に鼻尖形成と言っても、当院では鼻尖形成と鼻尖形成3D法の2種類の治療をご用意しております。
鼻尖形成は、大鼻翼軟骨を中央に寄せて縫合し、鼻先をつまんだような状態にし、鼻先をシャープにしていきます。
皮下脂肪が多い場合には余分な脂肪も取り除いていくため、総合的に鼻先をシャープにすることができます。
当院では鼻の内部の皮膚を切開するクローズド法と、外部を切開するオープン法をご用意しております。


外部の皮膚を切開するというと、手術痕が心配になるかもしれませんが、切開部分はわずかであり、目立たない部分を切開するため、手術後数カ月が経過すれば、切開部分はほぼ目立たない状態に落ち着きます。

鼻尖形成術は、大鼻翼軟骨を糸で直接縫合するので、鼻が上を向いてしまったり、高さがでない場合もありますが、鼻尖形成3D法では大鼻翼軟骨をカットして、ダイナミックな変化をさせるために上を向いたり高さが下がることなく、無理のない細い鼻先を作ることができます。
大鼻翼軟骨のカットやトリミングをしっかり行うので、鼻の丸みが解消されます。
さらに追加で、軟骨移植を行い耳軟骨などの自家組織を挿入して対応することがあるのです。

耳軟骨は採取したとしても耳の形が大きく変わったり、大きな手術痕が残ったりすることはありません。
また、耳軟骨の採取直後には患部に腫れや内出血が見られますが、これらの症状は抜糸後から急速に回復に向かいます。
腫れや内出血が見られる間は、髪で患部を隠すなどの対策が必要になりますので、詳細についてはカウンセリング時に医師に相談してみましょう。

鼻尖形成はこんな方におすすめです

鼻尖形成は以下の方におすすめです。

  • 団子鼻やニンニク鼻を解消したい方
  • 鼻先を細く整えたい方
  • 脂肪のせいで丸みを帯びた鼻先を改善したい方
  • プロテーゼを挿入したくない方
  • ダウンタイムが短い鼻形成術を受けたい方

鼻尖形成・鼻尖形成3D

鼻中隔延長の特徴とおすすめの方

鼻中隔延長は、鼻の穴を仕切る鼻中隔に長さを持たせて、鼻先をスッキリと整えたり、鼻先の角度を上下に調節できたりする美容整形です。
それでは、鼻中隔延長の特徴と、鼻中隔延長がおすすめの方についてご紹介します。

鼻中隔延長術の症例

鼻中隔延長の特徴

左右の鼻の穴の間にある鼻中隔は、長いか短いか、上下のどちらを向いているのかで、鼻全体の印象を決める大切な部分です。
そして、この部分が短いと鼻先が低くなり、上を向いていると正面から鼻の穴が見えやすい状態になります。
そして、鼻中隔部分に軟骨を移植して長さを出すことで、鼻先の低さや角度に変化を持たせることができ、理想の鼻先を目指せるのです。

また、鼻中隔延長では鼻中隔軟骨を採取して移植することもありますが、鼻中隔軟骨が小さく、不足していると医師が判断した場合では、耳軟骨を採取して移植することがあります。

鼻尖形成では鼻の印象が劇的に変化することはありませんが、鼻中隔延長では手術前と手術後では、鼻の印象が大きく変化する可能性があるという違いがあるのです。
つまり、より理想の鼻に近づきたいなら、鼻尖形成よりも鼻中隔延長のほうがおすすめできる場合があるということです。

ただし、鼻中隔延長では、経年で軟骨にずれが生じる可能性があり、この場合では再手術が必要になることがあります。
鼻中隔延長はメリットが多い美容整形ではありますが、経年変化も頭に入れた上で検討を進めないと、将来的に後悔することになりかねません。
このようなトラブルは、無理な変化を出そうとしたことで起こるものであり、頻繁に起こるようなものではありません。
つまり、鼻中隔延長をお考えなら、知識や経験はもとより、デザイン力が高い医師に手術を任せれば、このようなトラブルが起こる可能性が低くなるということです。

鼻中隔延長はこんな方におすすめです

鼻中隔延長は以下の方におすすめです。

  • 正面から見える鼻の穴を目立たない状態に改善したい方
  • 鼻先の長さを伸ばして細く整えたい方
  • ブタ鼻を形よく整えたい方
  • プロテーゼを挿入したくない方
  • ダウンタイムが短い鼻形成術を受けたい方

鼻中隔延長

鼻尖形成と鼻中隔延長のダウンタイムについて

鼻尖形成と鼻中隔延長には、ダウンタイムが比較的短いというメリットがあります。
とはいえ、手術後には腫れや内出血が見られ、この状態はしばらく続きます。
それでは、鼻尖形成と鼻中隔延長、耳の軟骨を採取後の経過と、注意事項についてご紹介しましょう。

ダウンタイムについて解説する医師

鼻尖形成と鼻中隔延長のダウンタイム

鼻尖形成や鼻中隔延長の手術では、手術直後から腫れや内出血が見られ、これらは術後3日目あたりでピークを迎えます。
そして、術後約1週間経過で抜糸となり、抜糸が完了すると目立った腫れや内出血が軽減し、術後1カ月経過すると、これらはほぼ見られなくなります。
メイクも抜糸後から行ってかまいません。
ただし、腫れや内出血が治まったとしても、患部の組織が完全に形成されているわけではなく、完成するまでには約3カ月間を要しますので、患部に強い力が加わらないように注意する必要があります。

鼻尖形成の手術をしているところ

また、顔より下のシャワーは翌日から可能です。洗顔に関しては、手術当日から数日間はテープ固定となるため、テープ固定が外れてから行えます。
入浴については抜糸後から可能ですが、しばらくは長風呂を避け、なるべく体を温めないように注意しましょう。
鼻尖形成や鼻中隔延長は切開部分が小さい手術ですが、傷口が完全にふさがる前に入浴で体を温めてしまうと、出血や腫れ、内出血が悪化するリスクが高まります。
また、同様の理由により、術後しばらくは飲酒と激しい運動も控えましょう。

さらに、術後1か月間はフェイスマッサージを行わず、うつぶせ寝にも注意して過ごしましょう。
患部が落ち着く前にフェイスマッサージやうつぶせ寝をしてしまうと、患部には余分な負担がかかり、仕上がりに悪影響が及ぶリスクが高まります。

耳の軟骨採取のダウンタイム

軟骨を採取をした耳は鼻と違い、手術直後から強い腫れや内出血が見られることがなく、これらの症状が見られたとしても目立つレベルではありません。
とはいえ、耳の軟骨を採取した直後から3日間前後程度は、ガーゼで耳を覆って過ごすことになりますので、注意しなければならない点もあるのです。

耳の軟骨を採取した後は、切開部分を縫合し、約1週間後で抜糸します。
そして、3日後まではシャンプーを行えません。
また、シャワーは手術の翌日から、入浴は1週間後から行えますが、その際にはなるべく耳を濡らさないように注意する必要があります。

さらに、腫れや内出血がほぼ見られないとはいえ、患部がダメージを受けていることは間違いありませんので、飲酒や運動も術後1週間程度は控えましょう。
なお、激しい運動は患部に悪影響が及ぶ原因になりますので、手術後2週間程度は控え、なるべく安静に過ごすことを心がけましょう。

また、耳の軟骨採取で気になるのが傷跡ですが、術後1カ月程度は線として残ります。しかし、耳の後ろ部分など、目立たない箇所に傷ができるため他人からはまず、わかりません。
その後1年が経過すれば、近くで見てもほとんど確認できないレベルにまで回復します。

鼻尖形成と鼻中隔延長なら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、鼻尖形成と鼻中隔延長の美容整形を多く行っております。
鼻尖形成と鼻中隔延長の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

東京シンデレラ美容外科の看板

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鼻尖形成・鼻尖形成3D

鼻中隔延長

Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯 NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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