鼻中隔延長の修正手術を考えている女性

鼻中隔延長は修正地獄??

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

鼻中隔延長(びちゅうかくえんちょう)は、鼻先を細く整えたり鼻先の角度を変えたりできることで人気の鼻整形です。また、鼻中隔延長にはダウンタイムが短いというメリットもありますが、実は、失敗だと感じて修正地獄に陥ってしまう方が後を絶たないという事実があるのです。

鼻中隔延長で修正地獄!?具体的な症例をご紹介

鼻中隔延長は、プロテーゼを挿入することなく受けられる鼻形成術で、ダウンタイムが短く、なおかつ劇的な変化を期待できることから、高い人気を誇る美容整形となっています。
しかしその一方で、失敗したと感じて修正をする方が後を絶たないことも事実なのです。
それではまず、「失敗した」と感じる可能性がある、鼻中隔延長の手術後の症例から見ていきましょう。

鼻の修正手術で困っている女性

鼻中隔延長手術

思っていたほどの効果を得られなかった

鼻中隔延長では鼻先に軟骨を移植しますが、その際に用いられる軟骨には「鼻中隔軟骨」「耳軟骨」「肋軟骨」などの種類があります。
鼻中隔軟骨は採取できる量に限界があり、限界ギリギリで採取した軟骨を移植したとしても大きな変化を期待できないことがありえます。

鼻の修正手術について説明する女性


特に日本人は、欧米人と比較した場合に生まれつき鼻中隔軟骨が小さいという特徴がありますので、鼻中隔軟骨を用いての手術では、代り映えしない仕上がりになる可能性があります。

なお、鼻中隔軟骨は強度があるため鼻中隔延長に適してはいますが、採取には高い技術が必要になり、採取できたとしてもその量は個人差が大きいです。

そうなると、残っているのは耳軟骨と肋軟骨ということになり、これらであれば、鼻中隔軟骨よりも多くの量を採取できるというメリットを得られます。

ただし、肋軟骨を採取して移植する場合では、採取する際の切開で、胸部に3~5㎝程度の傷跡が残ります。そのため当院では肋軟骨による鼻中隔延長は行っていません。
胸部の傷跡が心配な方は、肋軟骨よりも傷跡が目立たない耳軟骨の採取で検討してみると良いでしょう。

鼻先だけが目立つ仕上がりになってしまった

移植した軟骨の量が多すぎた場合では、鼻先だけが飛び出たような仕上がりになることがあり、移植部分だけが目立ってしまうことがあります。
このようなトラブルは、大量採取が可能な肋軟骨を用いた手術で多く見られるものですが、鼻先だけが目立ってしまうと、いわゆる”魔女鼻”のようになってしまうことがあるのです。

このように鼻先だけが目立ってしまったケースでも、移植した肋軟骨を削って移植し直す、耳軟骨に変えるなどの処置で対応できます。
ただし、医師とデザインの共有をしておかないと、再手術でもイメージ違いの仕上がりになる可能性があるため、十分な注意が必要でしょう。
イメージ違いで修正を繰り返していると、やがて修正地獄に陥るリスクが高まります。

経年によって軟骨にズレが生じてきた

もともと鼻中隔が曲がっていたなど、お客様本人の問題に加えて縫合時に左右のバランスが悪いと、経年によって軟骨にズレが生じ、鼻先が曲がってしまうことがあります。
また、移植した軟骨のサイズが大きすぎた場合では、経年による軟骨の変形で鼻先が曲がってしまうこともあるのです。

鼻中隔軟骨がズレいている図解

このように軟骨が変形してしまった場合では、再度耳軟骨などを採取して移植しなければなりませんが、修正は1回で済むとは限らず、その後も必要になる可能性があります。
それは、術後5年~10年が経過すると、鼻先の皮膚が軟骨負荷に耐えられなくなって、移植した軟骨が左右のいずれかに傾いてしまうことがあるからです。
さらに、経年によって軟骨部分が浮き出て見えてくることもありますので、この場合でも修正が必要になるでしょう。

そもそも、肋軟骨は経年で曲がる性質がありますので、鼻中隔延長を受けるなら、経年変化も頭に入れた上で手術を受ける必要があります。

鼻が高くなりすぎてしまった

もともとプロテーゼが挿入されていたり、移植した軟骨のサイズが大きすぎたりした場合では、イメージしていた鼻よりも高くなってしまって驚くことがあります。
鼻中隔延長は、鼻をスッキリとした形に整えたり高さを出したりする手術ではありますが、やりすぎてしまうと高すぎる鼻になることがあるのです。

特に和風の顔立ちの方の場合では、鼻だけが欧米人のように高くなると不自然な印象になりますので、やはり修正が必要になるでしょう。

鼻の穴の大きさに左右差が生じた

左右の鼻の穴は、一見すると同じ大きさのように思えますが、実は完全な左右対称ではなく、多かれ少なかれ誤差が生じています。
そして、もともと左右差がある方の場合では、鼻中隔延長でそれが強調されて、修正が必要だと感じることがあるのです。

鼻中隔延長では、実際に手術を行う前に、鼻の穴の左右差についても調べますが、この作業を怠ってしまうと、鼻の穴の左右差で修正が必要になるリスクが高まります。
鼻の穴の左右差が大きい方の場合では、他の手術での対応となる場合があります。
ただし、鼻尖形成で対応すると、鼻中隔延長と同様に鼻の穴の左右差が目立つ仕上がりになることがありますので、十分な注意が必要でしょう。

鼻が長くなりすぎてしまった

鼻中隔延長では鼻の角度を調節できますが、角度を下げすぎてしまうと鼻が長くなり、不自然な印象になることがあります。
特に鼻の穴が正面から見える方の場合では、少しでも鼻の角度を下向きにしたいと考えるかもしれません。
しかし、それも程度問題で、角度を下げすぎてしまうと顔全体のバランスが崩れることになりかねません。
このように鼻が長くなった場合でも修正が必要になる可能性がありますが、そうならないための対策もあります。
対策については以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

鼻中隔延長手術

鼻中隔延長で修正地獄に陥らないためには

鼻中隔延長は鼻の印象を大幅に変えられる手術です。
しかし、お客様の希望通りに変わることもあれば、まったく希望していなかった状態に変わってしまうこともあるのです。
そして、お客様ご自身が失敗したと感じたなら、修正で対応するしかありません。
ところが、修正してもお客様のイメージ通りに仕上がらない可能性もあるのです。

鼻中隔延長手術をしているところ


そうなると、2回目、3回目の修正が必要になることもあり、修正地獄に陥ってしまうリスクが高まります。
それでは、鼻中隔延長で修正地獄に陥らないための対策をご紹介しましょう。

修正の必要性を知っておく

鼻中隔延長では軟骨を使用するため、軟骨が経年変化すると、それに伴い鼻中隔が曲がって左右に傾く可能性があります。
また、人によっては軟骨が浮き上がってきて目立つこともあるのです。
このようなトラブルは、鼻中隔の長さを無理に伸ばしたせいで起こることがありますので、鼻の雰囲気を劇的に変えたいと思ったとしても、鼻中隔の無理な延長はしないことが大切です。
つまり、初めて鼻中隔延長を受ける際には、鼻先への負担をできる限り減らしておく必要があるということなのです。

鼻中隔延長は、手術を受ければ必ず修正の必要性が高くなるものではありません。
しかし、もともと鼻中隔が曲がっている方や、経年によって軟骨自体が曲がってしまった場合では、再手術の必要性が高まるのです。
鼻中隔延長をお考えなら、5年後、10年後、さらにその先を見据えた上で、本当にご自身にとって必要な手術なのかどうかを考えた上で、手術に踏み切る必要があるでしょう。

また、修正が必要になった場合では、1回目のデザインと同様のデザインで手術を受けるのではなく、さらに鼻先に負担がかかりにくいデザインに変更することも大切です。

入念なカウンセリングでデザインを決める

鼻形成術全般にいえることですが、無理に高さを出したいという思いから無理な手術をすると、鼻中隔に悪影響が及ぶだけでなく、顔全体のバランスが崩れる可能性があります。
つまり、入念なカウンセリングで、お客様に最も合ったデザインを決めてから手術を行うことが何よりも大切だということなのです。

なお、カウンセリングにおいては、鼻中隔をお客様の希望通りに伸ばせないなどの説明を受けることになりますが、このときにはひとまず医師の提案に耳を傾けてください。
それは、デザインがお客様の希望とは異なったとしても、医師としてはお客様の負担を軽くするために、そのような提案をしているからです。
つまり、将来的に鼻中隔が曲がるなどのトラブルが起こりにくい提案をしているということです。

これは修正の場合でも同様ですので、お客様の希望を無理に通そうとするのではなく、できる限り医師の提案に沿った方法で手術を受けるようにしましょう。

知識と経験が豊富な医師に手術を任せる

鼻中隔延長では、移植した軟骨が曲がるなど、物理的な理由で修正が必要になることがありますが、実は、知識や経験が少ない医師が手術を担当したことでトラブルが起こることもあるのです。

たとえば、鼻先が高くなりすぎて修正が必要になったとしましょう。
この場合では、知識や経験が豊富な医師が初めから手術を担当していれば、修正する必要がない仕上がりになっていた可能性が考えられます。
これは修正でも同様で、知識や経験が豊富な医師であれば、「手術のどこがいけなくて修正が必要になったのか」「どうすればお客様に負担がかかりにくいのか」を分析し、適切な方法で修正することになるのです。
初回の手術はもちろんのこと、修正が必要になった場合でも、できる限り知識や経験が豊富な医師を探して手術を受けること、それが鼻中隔延長で修正地獄に陥らないために必要なことです。

鼻中隔延長手術

鼻中隔延長なら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、鼻中隔延長の美容整形を多く行っております。
鼻中隔延長の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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鼻中隔延長手術

Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

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美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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