鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長手術を医師が解説
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鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長手術は、鼻の形状や機能を改善するために行われる美容整形です。この記事では、鼻中隔の構造や働きを理解した上で、鼻中隔延長手術の概要や効果を詳しく解説します。さらに、耳軟骨を使用する手術法と比較して、鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長手術のメリットとデメリットについても触れていきます。鼻中隔延長手術に興味がある方、鼻中隔延長手術を検討されている方は是非参考にしてみてください。
鼻中隔とは
鼻中隔は、鼻の内部を左右に分割する壁のような構造です。機能と形状の両面で重要な役割を果たしており、適切な位置とサイズが求められます。まずは、鼻中隔延長手術の前に改めて知っておきたい鼻中隔の構造と働きについて詳しくご紹介します。
鼻中隔の構造
鼻中隔のは、主に骨と軟骨から成り立っています。上部は骨で構成されており、それにより強度が確保されています。一方、下部は軟骨によって支えられており、柔軟性があります。このバランスが鼻の機能や形状を保持するために重要です。また、鼻中隔は内側から粘膜に覆われていて、潤滑や保護の役割も果たしています。さらに、鼻中隔は左右の鼻孔を均等に分けることで、呼吸時に適切な空気の流れを確保し、鼻の健康を維持する役割も担っています。
鼻中隔の働き
鼻中隔は、鼻の機能と形状において重要な働きをしています。鼻中隔は外鼻の形状維持に貢献しており、美容面でも重要です。鼻中隔が歪んでいると、鼻づまりや偏頭痛、さらには睡眠時無呼吸症候群などの問題が起こることがあります。そのため、鼻中隔の正常な働きは、鼻の健康と美容の両方にとって不可欠な要素となっています
鼻中隔延長手術とは
鼻中隔延長手術は、そんな鼻中隔の形状や機能を改善するための手術です。ここからは、鼻中隔延長手術の概要と効果について詳しく説明していきます。
この症例写真は、シリコンプロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植と鼻中隔延長と小鼻縮小内側法とわし鼻修正と斜鼻修正を受けた方の手術前と3ヶ月後の症例写真です。
鼻中隔延長手術の概要
鼻中隔延長手術は、鼻中隔の歪みや短さを改善し、鼻の通気性と形状を整える目的で行われる手術です。自身の軟骨を用いて調整し、鼻呼吸の改善や鼻づまりの緩和、さらには美容面でも効果が期待できます。
鼻中隔延長手術の効果
鼻中隔延長手術をすることで期待できる効果は、機能面の変化、そして見た目の変化です。それぞれについて簡単にご紹介します。
機能面の変化
鼻中隔延長手術による機能面の変化は、鼻呼吸がスムーズになることです。鼻中隔の形状が正常化されることで、鼻の通気性が向上し、鼻づまりや鼻水の症状が緩和されます。また、鼻の通気性が改善されることで、副鼻腔炎や偏頭痛、睡眠時無呼吸症候群などの問題も軽減されることが期待できます。鼻中隔延長手術は、これらの機能面での改善により生活の質を向上させる効果があります。手術を受けることで、日常生活での呼吸や睡眠の質が改善されることが多く、健康面でのメリットが大きいと言えます。
見た目の変化
鼻中隔延長手術は、外観上の変化ももたらします。鼻中隔の歪みや短さが改善されることで、鼻の形状が整い、顔全体のバランスが良くなることが期待できます。特に、鼻が歪んでいたり、鼻が低い人には大きな見た目の変化が現れます。美容面での効果もあるため、鼻中隔延長手術は鼻の美容整形として人気があります。
鼻中隔延長手術はこんな方に向いています
鼻中隔延長手術は、特定の症状や悩みを持つ方に適した整形手術です。以下では、手術が向いている具体的なケースをいくつか紹介します。
鼻の穴や鼻先の丸みが気になる方
鼻中隔が短かったり、歪んでいると、いわゆる”豚鼻”に見えてしまうこともあります。鼻中隔延長手術をすることにより鼻の形状が整い、顔全体を洗練された印象にすることができます。
副鼻腔炎の繰り返しを経験している方
鼻中隔の歪みが原因で副鼻腔炎を繰り返し経験している方にも、鼻中隔延長手術が適しています。鼻中隔の形状が改善されることで、副鼻腔の通気性が向上し、副鼻腔炎の発症リスクが低減されます。
鼻中隔延長手術と鼻尖形成術の違い
鼻中隔延長手術と混同されがちなのが鼻尖形成術ですが、それぞれの手術は、目的と対象部位が異なります。鼻中隔延長手術は、鼻中隔の歪みを矯正し、呼吸機能や外見を改善する手術です。一方、鼻尖形成術は、鼻の先端部分(鼻尖)の形状を整えることを目的とした美容整形手術です。鼻中隔延長手術は機能面の改善が主な目的であり、鼻尖形成術は外見上の美しさを追求する手術となります。鼻の形状やお悩みに応じて最適な手術を選択することが重要です。
軟骨を使った鼻中隔延長手術の種類
軟骨を使った鼻中隔延長手術には、鼻中隔軟骨と耳軟骨を用いるのが主流です。それぞれの特徴と違いを解説していきます。
鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長手術
鼻中隔軟骨を使った手術は、同じ鼻中隔から採取した軟骨を用いて鼻中隔の形状を調整します。同部位からの採取により、移植後の適合性が高く、術後の合併症が少ないとされています。
耳軟骨を使った鼻中隔延長手術
耳軟骨を用いた手術では、自身の耳介から軟骨を採取し、鼻中隔に移植します。耳軟骨は柔軟性が高く、形状を調整しやすいため、適切な鼻中隔の形状が得られることが特徴です。
鼻中隔延長手術で鼻中隔軟骨を使うメリット
鼻中隔軟骨を使う鼻中隔延長手術には以下のようなメリットがあります。
- 適合性が高い
- 合併症が少ない
- 自然な仕上がり
- 軟骨採取部位の負担軽減
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
適合性が高い
鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長手術では、同じ部位からの採取が行われるため、移植後の適合性が高くなります。自身の鼻中隔軟骨を使用することで、軟骨の組織がよく馴染み、手術後の安定性が向上します。高い適合性によって、術後の効果が長持ちし、仕上がりの美しさを高めることができます。
合併症が少ない
鼻中隔軟骨を使用した鼻中隔延長手術は、同じ部位からの採取を行うため、術後の合併症が少ないとされています。他の部位から採取した軟骨と比較して、鼻中隔軟骨は移植部位での適合性が高く、感染症の発症や拒絶反応のリスクが低減されます。これにより、術後の回復期間が短くなり、ダウンタイム中のストレスや負担を軽減するようなメリットが期待できます。
自然な仕上がり
鼻中隔軟骨を用いると移植部位が自然な見た目に仕上がりやすいというメリットがあります。自身の鼻中隔軟骨を使用することで、軟骨の質感や形状が適合しやすく、外観上の違和感が少なくなります。整形感のない鼻や自然に美しい鼻を作りたい方にもおすすめな手術方法です。
軟骨採取部位の負担軽減
鼻中隔軟骨を用いる鼻中隔延長手術では、耳軟骨の採取が不要であるため、体の負担が軽減されます。他の部位から軟骨を採取する場合、どうしても採取部位へのダメージが発生しますので、鼻中隔軟骨を使用することでそのリスクが低減されます。
鼻中隔延長手術で鼻中隔軟骨を使うデメリット
一方で鼻中隔軟骨を使うことによって起こりうるデメリットも存在します。主なデメリットは以下の通りです。
- 軟骨の量が限られる
- 手術の複雑さ
- 鼻中隔の形状や機能の影響
- 鼻中隔軟骨の質に依存
こちらもそれぞれ詳しくご紹介していきます。
軟骨の量が限られる
鼻中隔軟骨を使った鼻中隔延長手術では、人によって軟骨の量が限られることがデメリットとなります。採取できる軟骨が少ない場合、手術の選択肢が制限され、他の部位からの軟骨採取を検討しなければなりません。
大幅に鼻中隔を延長したい方だと、鼻中隔軟骨だけでは満足のいく仕上がりにならない可能性があります。
手術の複雑さ
鼻中隔軟骨を使用する場合、手術の技術的複雑さがデメリットとなります。鼻中隔軟骨の採取や移植は、高度な技術と熟練が求められるため、手術時間が長くなることがあります。また、複雑な手術は、術後の合併症や再手術のリスクが増加する可能性があり、お客様の不安や負担を増大させることがあります。
経験と実績のある医師を選び、手術を受ける必要があります。
当院の医師は高度なスキルや豊富な実績がありますので、安心して手術をお任せいただくことができます。
鼻中隔の形状や機能の影響
鼻中隔軟骨を採取することにより、鼻中隔自体の形状や機能に影響を及ぼす可能性があります。軟骨採取により、鼻中隔の構造が変化し、鼻の通気性や湿潤状態に悪影響を与える可能性があります。
手術を受ける前に仕上がりのシミュレーションをしっかり行い、形状や機能に影響が出ないか確認しておく必要があります。
鼻中隔延長なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、鼻中隔延長の美容整形を多く行っております。
鼻中隔延長の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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