鼻中隔延長の修正手術を考えている女性

鼻中隔延長で後悔した症例は?対策についても解説!

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 11 分です。

鼻中隔延長(びちゅうかくえんちょう)は、短い鼻や上を向いた鼻を改善することができる美容整形手術です。
自家組織のみを使い、短いダウンタイムで劇的な変化を得ることができます。
しかし、実は修正地獄に陥ってしまいやすい手術であるとも言われているのです。
今回の記事では、鼻中隔延長で陥りやすい症例とその対策について解説していきます。

鼻中隔延長手術

鼻中隔延長で後悔して修正地獄に?

鼻中隔延長とは、鼻腔を左右に仕切っている鼻中隔の先端に軟骨を移植し、鼻に長さや高さを出す治療のことです。
使用する軟骨としては、主に耳軟骨、鼻中隔軟骨の2種類があります。
団子鼻や短鼻など、日本人にありがちな鼻の悩みを解消できるとあって、大変人気がある手術となっています。
しかし、イメージ違いが生じやすかったり、失敗したと感じる方が多かったりと、リスクを伴う手術でもあるのです。
まずは、鼻中隔延長で後悔した具体的な症例をいくつかご紹介します。
この症例写真は、プロテーゼと鼻尖形成と軟骨移植と鼻中隔延長と小鼻縮小をMD式で行った手術前と1ヶ月後の症例写真になります。

プロテーゼと鼻尖形成と軟骨移植と鼻中隔延長と小鼻縮小をMD式で行った手術前と1ヶ月後の症例写真
【リスク・副作用】だるさ、熱感、頭痛、じんましん、かゆみ、むくみ、発熱、咳、鼻筋の違和感、異物感などが出る、鼻閉感が出る、鼻尖、鼻翼、鼻骨、わし鼻、仕上がりがイメージと異なる、鼻筋が曲がったと感じるなど

鼻中隔延長手術

鼻中隔延長で後悔した症例

プロテーゼなどを使わず、自家組織のみで劇的に顔の印象を変えられるという点でも、根強い人気を誇る鼻中隔延長手術。
一方で、正しく行われなければ修正地獄に陥ってしまいやすいのも事実です。
一般的にどのような理由で「後悔した」と感じるのか、まずは具体的な症例と原因について詳しく解説していきます。

変化が大きすぎて不自然な魔女鼻になってしまった

鼻中隔延長は、一度の手術で劇的な変化が期待できるという特徴があります。
そのため、術後に完成形を見た際、「変化が大きすぎて不自然になってしまった」と後悔される方は多いです。
ほかのパーツは平面的なのに鼻だけが高くなりすぎたり、鼻の先端だけが鋭く尖りすぎてしまったり、鼻中隔が長くなりすぎたり、といったケースがあります。
鼻は顔の中心にある部位ですから、ほかのパーツとのバランスを見ながら形成することが非常に重要です。
単体で見ると綺麗な鼻でも、顔全体で見たときに違和感があれば成功とは言えません。
このようなことが起きてしまう原因として、デザインの共有が不十分であることが考えられます。
医師とお客様の美的感覚が必ずしも一致しているわけではないため、事前に意見を出し合って理想とするデザインのすり合わせをしておくことが不可欠です。
その際、自分が理想としている鼻を具体的に伝えるとともに、「その鼻にした場合に全体のバランスはどうなるか」という点も確認しておきます。
デザインの共有ができていれば、術後のイメージ違いを最小限に抑えることができます。
イメージ違いが生じてしまった場合は、ほかの軟骨に入れ替えるなどの処置をすれば修正可能ですが、お客様にとっても修正回数は少ないに越したことはありません。
いつまでも結果に満足がいかず“修正地獄”に陥ってしまわないためにも、術前のデザイン共有は入念にするようにしてください。

変化が物足りなかった

逆に、術後の変化が物足りなかったというケースもあります。
特に鼻中隔の軟骨を使用する場合には、大きな変化が得られない可能性が高いです。
日本人の鼻中隔軟骨は欧米人に比べてサイズが小さい傾向にあります。
そのため、長さが足りず、十分な効果が得られないことがあるのです。
また、正確に鼻中隔軟骨を採取できるクリニックが少ないのも難点です。
しかし、強度の観点からみれば、薄くて硬い鼻中隔軟骨は理想そのもの。
鼻中隔軟骨を使用したいのであれば、あらかじめ「自分の鼻中隔軟骨でどれくらいの変化が出せるのか」を確認しておくことをおすすめします。
採取できる鼻中隔軟骨の量には個人差があるので、必要な場合は、鼻中隔軟骨に比べて多くの量を採取できる耳軟骨の使用も検討してみてください。
ただし耳軟骨の場合は多くの量を採取できますが強度が弱いので、状態に合わせてどちらを使用するか医師に任せるのが良いでしょう。
また、慎重になりすぎるあまり、もとの鼻と変わらない出来栄えに仕上がることもあります。
こちらは事前の入念なデザイン共有によって、ある程度は防ぐことが可能です。

経年とともに鼻中隔が曲がる

術後に移植した部分の鼻中隔が曲がってしまうケースです。
こちらは術後すぐに現れる場合もあれば、5年10年経ってから曲がってくる場合もあります。
原因として、左右の縫合バランスが悪いことや、軟骨のサイズが大きすぎること、もともとの鼻中隔が曲がっていることなどが考えられます。
このようなケースでは、曲がった部分の鼻中隔を取り除くか、ほかの箇所の軟骨を移植しなおして修正する方法が一般的です。
特に肋軟骨は経年で湾曲しやすいという特性があるため、術後数年経ってからの修正を念頭に入れておく必要があります。
また、経年により鼻先の皮膚が薄くなり、移植した軟骨が浮き出たり、鼻先が左右どちらかに傾いたりすることもあります。
この場合でも上記と同じような修正が必要になります。
しかし、術後10年ともなると、内部での癒着はかなり進行している状態です。
そのため、修正手術は決して容易なものではないと考えておいてください。

鼻の穴に左右差が生じた

鼻尖を下げて長くする鼻中隔延長手術は、正面から見て鼻の穴が見えるタイプの鼻の改善にも効果的です。
しかし、場合によっては術後の鼻の穴に左右差が生じてしまうことがあります。
原因はさまざまですが、曲がっている軟骨を使って延長してしまったり、縫合バランスが悪く術後だんだんと引き攣れたりするケースが多いです。
また、もともと鼻の穴に左右差があった場合、手術を受けたことによって強調されてしまう可能性もあります。
通常は手術前に鼻の状態を確認し、左右差を確認した上で手術をする必要がありますが、それを怠るクリニックや医師が一部存在しているのも事実です。
そのため、安易にクリニックを決めず、信頼できる医師に任せるようにしてください。

耳が変形してしまった

こちらは耳軟骨を使用した場合に起こりうるトラブルです。
医師によっては耳軟骨を必要以上に採取してしまったり、推奨されていない部分から採取したり、ということが考えられます。
耳が変形してしまうと、見た目に違和感が出るのはもちろん、イヤホンが装着できなくなることもあります。
軟骨の元々の大きさや必要な採取量によっては多少の変形や、イヤホンの付けにくさが出ることはあり得ますので、医師と相談してみてくださいね。

鼻中隔延長手術

鼻中隔延長で後悔しないために

上記のようなトラブルが生じた場合、あるいは術後の経過に満足できなかった場合には、修正で対応する必要があります。
しかし、2回、3回と修正をしていくうちに修正地獄に陥ってしまうリスクは高いです。
修正回数が多ければ、お客様の体力面や精神面での負担も大きくなってしまいます。
ここからは、イメージ違いや術後のトラブルを最小限に抑えるための対策についてご紹介します。

鼻中隔延長のカウンセリングをしている医師

軟骨の経年変化を念頭に置いておく

当院では、胸部に傷跡が残る、経年とともに湾曲しやすい性質があるなどの理由から、基本的に肋軟骨は使用しておりません。
しかし、肋軟骨に限らずどの軟骨も経年によって変形する可能性は少なからずあります。
軟骨が変形すると、鼻が傾いたり軟骨が浮き出てきたりして、修正が必要になってしまいます。
このようなトラブルは、劇的な変化を望んで多量の軟骨を移植した場合に起こりやすいです。
鼻中隔延長では、5年後10年後の経年変化を考慮して、無理のないデザインにとどめておくことをおすすめします。
また、どんなに気をつけていても物理的な問題で修正が必要になる必要はあります。
「鼻中隔延長が本当に必要なのか」「ほかの手術で補うことはできないか」など、じっくり検討した上で手術に踏み切るようにしてください。

入念にデザインの共有やすり合わせをする

鼻は細かいニュアンスが伝わりにくく、数ミリ単位で印象が大きく変化してしまうパーツです。
そのため、理想のデザインが正確に医師に伝わっていなければ、イメージ違いが起こりやすいと言えます。
言葉で伝える自信がないなら、画像を持参するのもおすすめです。
ただし、もともとの鼻の形状から見て、理想のデザインを実現できないケースもあります。
鼻の構造や皮膚に負担をかけることで、後のトラブルに繋がってしまうようなら調整するべきです。
このように、「自分の理想とするデザイン」と「鼻の状態から見て無理のないデザイン」の2つの観点から、最終的に納得のいく落としどころを見つけてください。
トラブルのもとになるので、少しでも不安が残っている状態での手術は避けるのが無難です。

クリニック選び・医師選びは慎重におこなう

高い技術力を要する鼻中隔延長では、できるだけ経歴が長い経験豊富な医師を選ぶことをおすすめします。
HPやSNSなどで鼻中隔延長の症例写真を多数掲載している医師を選ぶと安心です。
医師によってこだわりもあるので、自分の好みの症例写真の医師を選ぶとより満足のいく結果になると思います。
もちろん経験が浅くても腕のいい医師はたくさんいますが、鼻中隔延長においては特に慎重になるべきです。
初回手術はもちろん、修正を任せる場合でも、できるだけ経験が豊富な医師を選ぶようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
鼻中隔延長は、正しく行えば少ないダウンタイムで劇的な変化が望める手術です。
しかし、それなりのリスクがあることは頭に入れておく必要があります。
東京シンデレラ美容外科では、入念なカウンセリングで無理のないデザインを提案するよう心掛けています。
鼻中隔延長を検討している方は、まずは無料カウンセリングだけでも受けてみてください。

東京シンデレラ美容外科のエントランス

鼻中隔延長手術

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鼻中隔延長手術

Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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