糸リフトで「くぼみ」ができる原因とは?適切な対処法も解説
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。
頬やフェイスラインのたるみ、マリオネットライン等、年齢肌に関する様々なお悩みを改善できる施術法として人気の糸リフト。
しかし、術後にくぼみができてしまったという報告もあるそうです。
そこで今回は糸リフトで「くぼみ」ができる具体的な原因や、予防方法についてご紹介致します。
糸リフトでくぼみができる原因
術後すぐはくぼみが現れることがある
糸リフトは皮下組織を持ち上げることでリフトアップ効果が期待できる他、糸の刺激によって周りにコラーゲンを生成し、肌にハリとツヤをもたらす効果もあります。
コラーゲンが増え始めるタイミングには個人差がありますが、一般的には約1カ月程度です。
施術直後はリフトアップ効果が先行されるため、顔の一部にくぼみが現れることがあります。
くぼみの程度は挿入する糸の種類や本数等で異なり、特に引き上げる力が強い糸だとくぼみが出やすい傾向にあります。
ただし、あくまでもこの症状は一時的なものです。
約1~2週間程度で徐々に落ち着いていきますので、施術後の皮膚に違和感がなくなるまで暫く様子を見るようにして下さい。
自己流のマッサージに要注意
糸リフトの施術後にくぼみが現れた際の対処法として、マッサージが挙げられることがあります。
しかし、糸が馴染んでいない時期にマッサージを行ってしまうと、痛みを感じたり、糸がずれてしまう可能性があるため、術後のマッサージは最低でも1カ月程度は空けるようにして下さい。
また、自己流で行ってしまうとダウンタイムを長引かせてしまうだけでなく、仕上がりにも影響しますのでクリニックから直接指導を受けた上で実践することをおすすめします。
糸リフトでくぼみを防ぐ!適切な対処法
口を大きく開けすぎないこと
糸リフトを挿入後、馴染むまでの間に口を大きく開けてしまうと糸が正しい位置からずれてしまい、ひきつれを起こすことでくぼみが生じる可能性が考えられます。
普通の会話や食事は問題ありませんが、施術から約1週間程度は大きく口を開けすぎないようご注意下さい。
歯科治療を控える
糸リフトの施術後は歯科治療を控える必要があります。歯科治療中は口を大きく開ける動作によって糸に刺激が加わることで、くぼみが発生したり、リフトアップ効果が薄れてしまうリスクがあるからです。
現在歯科治療中の方は、糸リフトの施術を検討していることについて歯科医に伝えておくことで、今後の治療スケジュールを組みやすくなります。
他の美容医療を受けるタイミングは事前に相談する
リフトアップ効果を高める目的として、糸リフトとHIFUやレーザーを併用治療するケースがありますが、同じタイミングで受けることが難しい場合があります。
糸リフトの施術を行った後は最低でも1ヶ月程度の期間を空けた上で、併用施術を受ける必要があるため、併用施術を行いたい方は、必ず当院の専門医にご相談下さい。
信頼できるクリニックを探す
糸リフトは気軽に受けやすい施術法ですが、クリニック選びは慎重に行う必要があります。
信頼できるクリニックに出会うには、カウンセリングを受けてみて医師の対応や院内の雰囲気をしっかりと確認するようにして下さい。
できるだけ安静に過ごす
糸リフトの施術後は糸の定着にも大きく関わるため、ダウンタイム中の過ごし方についても重視しなければいけません。
術後は医師やスタッフのアドバイスに従いながら、無理のない範囲で仕事や日常生活を送るようにして下さい。
また、万が一ひきつれや凹みが発生した場合、どのようなアフターケアを行ってくれるかについてもカウンセリングの際に確認しておくことをおすすめします。
糸リフトとはどんな施術法?
糸リフトとは、髪の毛よりも細い医療用の糸を皮膚の下に挿入し、土台から引き上げることでたるみやシワ等のお悩みを解消できる治療法です。
先端が丸いカニューレを使うことで、施術跡が目立ちにくく、切開リフトに比べるとダウンタイムが格段に短いという特徴があります。
糸リフトはこんな方におすすめ!
- 顔のたるみが気になる方
- ほうれい線やマリオネットラインが深くなったと感じている方
- 小顔になりたい方
- 痛みやダウンタイムが少ない施術を受けたい方
- リフトアップと同時に、肌質も改善させたい方
【糸リフト】くぼみ以外の副作用について
- 施術直後の痛み、腫れ
- 内出血
- 口が開けにくい
くぼみ以外に考えられる糸リフトの副作用は上記のような症状が挙げられます。
いずれも一時的なもので、切開リフトに比べると軽い症状であることがほとんどです。
痛み、腫れが現れた際の対処法
強い腫れや痛みが辛い時は、クリニックから処方された薬を用法・用量を守って正しく服用し、様子を見るようにして下さい。
内出血が現れた際の対処法
糸リフトの施術後、内出血が出たとしても多くの方が3日程度、長くても2週間程度で治まります。
また、施術当日よりメイクができますので内出血が気になる場合、コンシーラーやファンデーションでカバーすることが可能です。
ただし、クレンジングの際に強く擦ってしまうと糸がずれたり、痛みや腫れが強く出てしまう可能性がありますので石鹸やお湯で落とせる、肌への負担が少ないタイプのメイク用品を使うことをおすすめします。
口が開けづらいと感じた際の対処法
口が開けづらいという違和感を感じる原因としては、挿入した糸の感覚に慣れていないことが考えられます。
糸が定着するまでの約1~2カ月の間は安静を心がけるようにし、2カ月以上経過しても違和感が改善しない場合は医師に相談するようにして下さい。
糸リフトの種類とそれぞれの特徴
糸リフトの糸はご自身に最も合ったものを選ぶことが大切です。適した糸を施術に使用することでくぼみを始めとした副作用を抑えやすくなる他、より美しい仕上がりを叶えることに繋がります。
当院では主に4種類の糸(クイックリフト・シークレットリフト・テスリフト・ショッピングリフト)を採用しております。
クイックリフト
クイックリフトはコグ付きのPDO(ポリジオキサノン)素材で、多くのクリニックで採用されているほど安全性の高い糸です。
こめかみ周辺の髪の生え際から挿入するため、施術跡が目立ちにくく、ダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。
持続性そのものは短く、コストも比較的お手頃ですので糸リフトが初めての方でもお試し感覚で施術を受けることができます。
シークレットリフト
シークレットリフトはPCL(ポリカプロラクトン)とPLA(ポリ乳酸)を混合させた特別な糸です。
糸リフトの施術で使用されている糸の中でも非常に高い柔軟性と持続性を兼ね備えており、どの部位に挿入しても自然な仕上がりをご実感頂けます。
また、従来の糸リフトと同様に、糸の挿入後にコラーゲンの生成が促進されることから、
リフトアップと同時に肌のハリや弾力を向上する効果も期待できます。
テスリフト
テスリフトは、PDO(ポリジオキサノン)素材の網目状の3Dメッシュ構造と、バーブというトゲがついた糸が一体になった特殊な構造の溶ける糸です。
最新の糸リフトであるテスリフトは、バーブが皮下組織を引き上げ、3Dメッシュの中に自身の組織が入り込むためリフトアップ効果が非常に強く、1年を超える持続が期待できます。
また3Dメッシュ構造のため、従来の糸リフトよりもコラーゲンやエラスチンの生成が促されるため、高い美肌効果が得られ、さらに脂肪燃焼効果にも期待ができます。
ショッピングリフト
ショッピングリフトは心臓外科等の一般的な治療でも使われているPDOという素材を使用した糸リフトです。
皮下に複数本挿入し、物理的に引き上げることで施術直後より効果を実感することができます。
韓国の鍼灸で使用されている美容鍼の技術を応用していることから、『韓国式美容鍼』とも呼ばれています。
糸リフトでよくある質問
糸リフトに痛みはある?
糸リフトは麻酔をした上で行いますので、施術中に痛みを感じることはありません。
基本的には局所麻酔を使用していますが、笑気麻酔や静脈麻酔等もご用意しておりますので痛みに敏感な方や施術に対して不安がある場合はお気軽にご相談下さい。
糸リフトの持続期間は?
糸リフトの持続期間は使用する糸によって異なりますが、中でも人気の高い“テスリフト”・“シークレットリフト”は1年以上かけて少しずつ吸収されていくため、長期的なリフトアップ効果をご実感頂けます。
何歳から受けるのがおすすめですか?
20代からたるみの予防効果として継続的に受けることをおすすめしております。
またお肌の状態やご希望にもよりますが、40代以降のお客様でしっかりと皮膚を引き上げたい場合はメスを使用する切開リフトが適している場合もあります。
入院や通院の必要はある?
糸リフトは入院並びに通院の必要はありません。
ダウンタイム自体も約1週間程度と短く、メイクは当日からできるため、早ければ施術を受けた翌日よりお仕事を復帰される方もいらっしゃいます。
術後に何か不安なことがあれば遠慮なくご連絡下さい。
糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、糸リフトの美容整形を多く行っております。
糸リフトの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉 SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
-
慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。