糸リフトの美容整形を受けた女性のイメージ

糸リフトは怖い?医師が分かりやすく解説

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「糸リフト」は、たるんだ肌を引き上げ、若々しい表情を取り戻すことができる注目の美容施術です。しかし、「痛そう」「何か問題が起こったらどうしよう」といった不安や怖さを感じる方も少なくありません。この記事では、糸リフトの施術の怖さを軽減するための実際の対策について詳しく解説していきます。是非最後までお読みください。

20代の糸リフトの症例
【リスク・副作用】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害など

糸リフトとは

糸リフトは、医療用の特殊な糸を皮膚の下に挿入し組織ごと引き上げるリフトアップ施術です。糸は小さな穴を開けて挿入するため、切開の必要がなく、”切らないフェイスリフト”として近年注目を集めています。メスを使わないため体への負担が少なく、回復も早いのが大きな魅力で、ダウンタイムも比較的短くて済みます。
糸リフトは顔のたるみやシワの改善に効果が期待でき、小顔になりたい方や若々しい印象を取り戻したい方に人気があります。

糸リフトの手術前と2週間後の症例写真
【リスク・副作用】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害など

糸リフトの効果

糸リフトを受けることで得られる効果は以下の通りです。

  • たるみの引き締め
  • シワの改善
  • 小顔効果
  • 肌のハリや弾力のアップ
  • 美肌効果

糸リフトの最大の効果は、その名の通り、皮膚のリフトアップにあります。年齢と共に顔に現れるたるみやシワを効果的に改善することが期待されています。しっかり効果を出すためには、糸の入れ方などもポイントで、お悩みにあわせて糸の素材を選び、挿入していきます。糸リフトは目元や口元などもアプローチしやすく、細かいシワを目立たなくできます。

また、糸リフトは糸を挿入する刺激や、糸についている”コグ”と呼ばれるトゲ加工による刺激によって、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリや弾力をアップさせる成分の生成が促進されます。そのため糸リフトをすることで、糸の引き上げによる物理的な引き締め効果だけでなく、内側からの美肌効果も実感することができます。
また、脂肪吸引と併用すると更に小顔効果が期待できます。

小顔脂肪吸引と糸リフトの症例
【リスク・副作用】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害・吸引部の皮膚が硬くなる・凹凸になるなど


糸リフトの種類

糸リフトの糸は「溶ける糸」と「溶けない糸」がありますが、現在は溶ける糸が主流となっています。
溶ける糸にも種類があり、それぞれ硬さや強度が異なります。糸リフトでよく使われる溶ける糸の種類は以下の通りです。

  • PDO(ポリジオキサノン)
  • PLA(ポリ乳酸の合成ポリマー)
  • PLLA(ポリ-L-乳酸の生分解性ポリマー)
  • PCL(ポリカプロラクトンの生分解性ポリマー)

使用する部位とお悩みにあった糸を使用することで、より理想の仕上がりに近づけることができます。

糸リフトが怖いと感じる理由と対策

糸リフトは切開の必要がなく、気軽に受けることができるリフトアップ施術として知られています。とはいえ、糸を挿入することに恐怖心があるという方も多いですよね。
ここからは糸リフトで怖いと感じる具体的な理由と、それぞれの対策についてご紹介していきます。

この症例写真は、小顔脂肪吸引と糸リフトの手術前と3か月後の症例写真になります。

小顔脂肪吸引と糸リフトの手術前と3か月後の症例写真
【リスク・副作用】傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害など

痛みが強そうで怖い

糸リフトに関心を持つ多くの人が共通して感じる不安の一つが「痛み」です。特に皮膚の下に糸を挿入するというプロセスを想像すると、どうしても痛みが伴うのではないかと懸念されます。実際のところ、痛みはどのように感じるのでしょうか。以下で、施術中とダウンタイム中の痛みについて詳しく見ていきましょう。

施術中の痛み

糸リフトの施術は、多くの場合、局所麻酔を用いて行われます。これにより、施術中の痛みは大幅に軽減されます。局所麻酔の効果により、多くの方は糸を挿入する際、痛みはなく「ちょっとした違和感」や「軽い引っ張り感」程度しか感じません。
しかし、局所麻酔は注射器を使って打つため、注射のチクッとした痛みはあります。ほんの一瞬ですがどうしても注射が怖いという方は、笑気麻酔や静脈麻酔を併用するのがおすすめです。

ダウンタイム中の痛み

糸リフトの施術後、麻酔が切れてきたタイミングで少し痛みを感じることがあります。痛みはチクチクとした違和感であったり、鈍痛であったりと人によって感じ方はさまざまです。これは糸が馴染む段階、そして体が回復する段階での自然な反応です。痛み止めが処方されるので、指示に従って服用するようにしましょう。痛みは施術後をピークとし、そこから徐々に引いていきます。3~4日で痛みが引くのですが、もし痛みが1週間以上続く場合や我慢できないほどの強い痛みがある場合は、炎症や感染症の可能性が考えられます。異変を感じたら早めにクリニックにて医師に診てもらうようにしてください。

失敗しそうで怖い

糸リフトの効果は魅力的ですが、施術に関する懸念も少なくありません。特に、「もし失敗したら?」という不安は、多くの人が感じるものです。実際のところ、どのような問題が発生する可能性があるのでしょうか。そして、それに対する対策や注意点はあるのでしょうか。糸リフトで予想される失敗をいくつかピックアップしその対策を詳しく解説します。

顔が引きつる

糸リフト後に顔が不自然に引きつってしまう失敗です。これは糸の張りが強すぎたり、適切でない場所に糸が入っている時に起こりやすい失敗となります。
糸リフトは医師の技術力がダイレクトに出やすい美容施術です。技術や経験が不足しているとこのような失敗が起こりやすいので注意が必要です。糸リフトをする場合は、どんな医師なのか経歴をしっかりと調べ、クリニックのホームページなどで実際の症例もチェックしておきましょう。口コミがよく信頼できる医師のもとで施術を受けるようにしてください。

肌の表面が凸凹になる

糸を挿入した部分の肌表面が凸凹になるような失敗例です。こちらも医師の技術力が不足しているときに起こりやすい失敗です。このような失敗を防ぐためには、上記でご紹介した通り医師選びがポイントとなります。経歴や実績、症例をチェックし、信頼できる医師に施術をしてもらいましょう。
また、糸リフトの施術がうまくいっても、その後糸の挿入部位を強く刺激することで、凸凹が発生してしまう可能性があります。ダウンタイム中は顔のマッサージなどは避け、できるだけ触らないようにして、糸がしっかり安定するまで待つようにしましょう。

糸が透けて見える

糸リフトを受けた後、糸が皮膚の表面から透けて見えてしまう失敗です。これは特に薄い皮膚の方や糸の挿入の深さが浅かった場合に起こりやすいです。施術を行う前に自分の皮膚の厚さや特性を医師としっかり相談するようにしましょう。

糸リフトのメリット・デメリット

糸リフトのメリット、デメリットを理解しておくことが重要です。施術前に頭に入れておきたい糸リフトのメリットとデメリットについてご紹介します。

糸リフトのメリット・デメリットを説明している看護師

糸リフトのメリット

糸リフトのメリットは以下の通りです。

  • 切開が必要のないリフトアップ施術
  • 短時間で施術が完了する
  • 自然な仕上がり
  • 刺激による美肌効果
  • ダウンタイムが短い

糸リフトは大掛かりな手術に抵抗がある方におすすめなリフトアップ施術です。ダウンタイムの期間が短く、周りにバレずに施術を受けることができます。医師選びとアフターケアさえしっかりできていれば、自然で美しい仕上がりが期待できます。糸による物理的な引き上げ効果だけでなく、コラーゲンやエラスチンの生成促進による内側からの引き上げ効果もあるのが糸リフトの大きな魅力です。

糸リフトのデメリット

糸リフトのデメリットとして挙げられるのは以下のような点です。

  • 限定的な効果
  • 一時的な腫れや痛み
  • 炎症や感染症のリスク

糸リフトは一定期間が過ぎると、糸が体内に吸収され、効果が徐々に薄れていきます。半永久的な効果は期待できず、効果を持続させるためには定期的に施術を受ける必要があります。しかし、糸リフトは施術回数を重ねるほど持続期間は長くなります。施術回数に制限もないのでメンテナンスの一環として糸リフトを続けている方も多いです。
また、多くの美容施術と同じく、糸リフトには一時的な腫れや痛み、炎症や感染症のリスクがあります。ダウンタイム中はできるだけ施術部位に負担がかからないように安静にして過ごし、もし違和感を感じることがあれば早めにクリニックで医師に診てもらうようにしてください。

糸リフト

糸リフトが怖い方におすすめな施術

糸リフトが怖いという方におすすめな他のリフトアップ施術をご紹介します。メスを必要とせず、比較的気軽に受けられる施術をピックアップしましたので是非参考にしてみてください。

ショッピングリフト

美容鍼とも呼ばれる美容施術です。糸リフトよりも細い糸を針を使って数カ所に挿入することで肌を刺激し、ハリと弾力をアップさせます。針を刺して抜くだけの施術なので、糸リフト以上に気軽に受けることができ、ダウンタイムはほとんどありません。

ショッピングリフト

ショッピングリフト

HIFU(ハイフ)

ハイフは、超音波を利用して皮膚の深部に熱を発生させる美容施術です。この熱によってコラーゲンの収縮と新しいコラーゲンの生成が促され、リフトアップやしわの改善が期待できます。切開を必要としないため、リスクやダウンタイムが少ないのが魅力です。

ウルトラフォーマー3

HIFU(ハイフ)

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は、皮膚にボリュームを与えるために使用されるものです。内側からふっくらさせることでシワやたるみを改善し、若々しい顔立ちを取り戻すことができます。
ボツリヌストキシン注射
筋肉の働きを抑制するボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉のハリを目立たなくする施術です。筋肉の動きによるシワやエラのハリ解消に効果的です。ボツリヌストキシン製剤を肌の浅い層に少しずつ注入する美容施術も、美肌ケアとして最近注目を集めています。

ほうれい線にヒアルロン酸を注入しているところ

ヒアルロン酸注入

糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、糸リフトの美容整形を多く行っております。
糸リフトの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

東京シンデレラ美容外科の看板

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当クリニックでは、専門カウンセラーによる無料カウンセリングを行っております。
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糸リフト

Doctor 本ページの監修医師

小出 真哉

小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE

小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)

■ 略歴

  • 慶應義塾大学医学部医学科卒業
    川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科)
  • 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
  • 湘南美容クリニック入職
  • 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
  • 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
  • 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
  • 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
  • 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

医師紹介ページ

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