わし鼻修正(ハンプ修正)の ダウンタイムを医師が解説
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鼻は顔の中央に位置するパーツであることから、鼻整形で鼻の形や向きに少し変化を持たせるだけで、顔全体の雰囲気がかなり変わります。
また、鼻整形というと、正面から見たデザインに目が向きますが、実は、横から見た鼻のシルエットも、顔の印象を変える要因なのです。
こちらの記事では、正面の印象だけでなく、横顔の印象も変えることが可能な「わし鼻修正(ハンプ修正)」の概要と、施術のダウンタイムについてご紹介しています。
わし鼻修正にはダウンタイムがあります
わし鼻修正の施術にはそれぞれダウンタイムがありますが、種類によってダウンタイム期間中の経過や日数には差が生じます。
それでは、上記でご紹介した施術ごとのダウンタイムについてご紹介しましょう。
この症例の経過は、鼻尖形成3D法と軟骨移植とわし鼻修正を行った手術前、手術直後、1週間後、1か月後、2か月後の経過の症例写真になります。美しく綺麗な仕上がりになってます。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム
ヒアルロン酸注入によるわし鼻修正では、施術直後から腫れや内出血はほとんど見られず、また、痛みもほぼありません。
したがって、ダウンタイムがほとんどなく、施術当日から施術以前と同様の生活を送ることができます。
ただし、注射針による刺激は受けることになりますので、人によっては軽い腫れや内出血が見られ、施術後数日間は患部に違和感が出る場合があります。
プロテーゼ挿入のダウンタイム
手術当日には、出血を防止する目的で鼻栓を使用し、テープで固定して患部を保護します。
そして、術後3日目にはテープ固定を外すことができますが、この期間中には腫れや内出血が見られることがあり、その状態は約1週間続きます。
また、固定している間は腫れや内出血がピークを迎え、場合によっては強い痛みが出ることもありますが、これらの状態はクリニックの処方の痛み止めでの緩和が可能です。
なお、プロテーゼ挿入は異物を挿入するという性質上、プロテーゼが組織に馴染むまでには約1か月間程度を要し、術後1カ月後で腫れや内出血が見られなければ完成形となります。
この症例写真は、鼻プロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植と鼻中隔延長をMD式で行ったの手術前、3日後、1週間後、2週間後、1か月後、6か月後の経過の症例写真になります。
鼻中隔延長術のダウンタイム
鼻中隔延長術では、耳介軟骨や鼻中隔軟骨を鼻中隔に挿入して固定する必要があるため、術後3日目まではギプス固定で患部を保護します。
また、この手術では手術直後から強い腫れや内出血が見られることがあり、その状態は約1週間でピークを迎えます。
そしてその後は、腫れや内出血が少しずつ治まっていきますが、腫れや内出血が完全に治まるまでには約1か月間を要します。
鼻中隔延長術ではギプスで固定する期間がありますが、固定期間は生活の中で不便さを感じるかもしれません。
しかし、お客様の自己判断でギプスを外してしまうと、患部の軟骨が安定せず、仕上がりに悪影響が及ぶリスクが高まります。
鼻中隔延長術のギプス固定は必ず必要になるものですので、お客様の自己判断で外してしまわないよう注意してください。当院では術後3日目にご来院頂き、固定を外させて頂きます。
この症例写真は、鼻プロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植と鼻中隔延長と他院修正をMD式で行った手術前、3日後、1週間後、2週間後、1か月後、3か月後の経過の症例写真になります。ダウンタイムもございますが、3か月後に綺麗に仕上がっております。
骨削りのダウンタイム
骨削りは、わし鼻修正の中で最も大掛かりな手術になるため、他の手術よりもダウンタイムが長く、腫れや内出血が出やすいという特徴があります。
また、腫れや内出血は手術の翌日から見られ、約1週間後にピークを迎えますので、この間はできる限り安静に過ごさなくてはなりません。
そして注意していただきたいのは、骨削りは完成形になるまでの期間が長いということで、その期間はおよそ3カ月~6カ月となります。
このように、ゆっくりと時間をかけて完成形に向かうのが骨削りですので、術後1カ月経過してもまだ腫れが気になる場合でも、焦らずに完成を待ちましょう。
この症例写真は、鼻プロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植とわし鼻修正をMD式で行ったの手術前と2週間後の経過の症例写真になります。
わし鼻修正(ハンプ修正)とは
わし鼻とは、どのような鼻をいうのでしょうか。
それではまず、わし鼻の特徴と、わし鼻修正に対応した施術の種類から見ていきましょう。
わし鼻とは
わし鼻とは、鼻筋の中央が盛り上がっている鼻の形を指し、横から見た形状が鳥のわしに似ていることから、こう名付けられました。
また、軽度のわし鼻では気にならないかもしれませんが、重度のわし鼻の場合では、顔の印象がきつく見えてしまったり、鼻先が低く見えてしまったりするトラブルを抱えることも少なくありません。
しかし、重度のわし鼻であっても、わし鼻修正を受けることで改善できます。
わし鼻修正とは
わし鼻修正とは、手術や施術でわし鼻を改善する手段を意味し、わし鼻のレベルによって適した施術の種類が異なります。
それでは、わし鼻を修正する施術の種類についてご紹介しましょう。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入とは、注射器を用いてヒアルロン酸を段差のへこんでいる部分に注入し、わし鼻を目立たない状態に改善する施術です。
この施術では、軽度のわし鼻を改善することができ、その場でわし鼻改善効果を実感できるというメリットがあります。
ただし、ヒアルロン酸は患部に留まっている時間が短く、時間の経過とともに体内に吸収されると効果が消失するというデメリットもあります。
つまり、美しい形状をキープするためには、効果が消失する前に再度施術を受ける必要があるということですね。
そのような理由から、ヒアルロン酸注射によるわし鼻修正は、クリニックに定期的に通い続けられる方に向いている美容整形だといえるでしょう。
この症例写真は、鼻尖形成3D法と軟骨移植とわし鼻修正と鼻根のヒアルロン酸注入の手術前と1週間後の経過の症例写真になります。
プロテーゼ挿入
鼻の穴の中から切開し、へこんでいる部分に合わせてプロテーゼを挿入することで、わし鼻を改善できる手術です。
また、プロテーゼにはI形やL字型がありますが、最近では、鼻先に大きな負担がかかりやすいことから、L字型プロテーゼを用いた手術を行うクリニックは減少傾向にあります。
ここで、プロテーゼ挿入は異物の挿入だから心配…と感じることがあるかもしれません。
しかし、プロテーゼは柔らかい医療用のシリコン製であるため、鼻にかかる負荷が少なく、安全性が高いという特徴があります。
さらに、プロテーゼはお客様ごとにオーダーメイドで削って用意しますので、より鼻にフィットしやすく、効果が半永久的に持続するというメリットもあります。
なお、プロテーゼ挿入は外部からプロテーゼを挿入するオープン法と、鼻の内部から挿入するクローズ法があり、お客様に合った方法を選択して手術を行います。
プロテーゼ挿入は、中等度のわし鼻に適した手術です。
この症例写真は、鼻プロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植と鼻中隔延長の手術前、3日後、1週間後、2週間後、1か月後の経過の症例写真になります。
鼻中隔延長術
鼻中隔は左右の鼻の穴の中央部分にある壁で、この部分に長さを出す手術を鼻中隔延長術といいます。
この手術では、鼻先に高さを出すことができるため、わし鼻の段差を目立たなくさせる効果を期待できます。
また、わし鼻とともに鼻先が上を向いていると、いわゆる”ブタ鼻”の状態になることがありますが、鼻中隔延長術では鼻先の角度を調整できるため、鼻先を下向きに調整することでブタ鼻解消効果も生まれます。
鼻中隔延長術は、軽度~中等度のわし鼻改善を行えるほか、団子鼻改善、鼻の穴が正面から見える状態の改善に役立ちます。
鼻中隔延長は、どちらかというと鼻先の雰囲気に変化を持たせる手術であるため、わし鼻修正の一端として行う場合では、プロテーゼ挿入との併用になることがあります。
この症例写真は、鼻プロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植と鼻中隔延長をMD式で行ったの手術前、3日後、1週間後、2週間後、1か月後、6か月後の経過の症例写真になります。
わし鼻修正(骨削り)
ハンプが大きく盛り上がっている重度のわし鼻は、盛り上がっている部分の骨を削って形を調整する必要があり、そのための手術をわし鼻修正(骨削り)といいます。
骨削りはやや大掛かりな手術になるため、他の施術よりもダウンタイムが長くなる可能性がありますが、一度手術を受けてしまえば、その効果は半永久的に持続します。
また、骨を直接削ることで、滑らかで美しいラインを形成できるため、横顔のシルエットが美しく整うというメリットもあります。
わし鼻から解放されて、一生モノの美しい鼻を手に入れたい方には、わし鼻修正(骨削り)がお勧めです。
この症例写真は、鼻プロテーゼと鼻尖形成3D法と軟骨移植とわし鼻修正をMD式で行った手術前、2週間後の経過の症例写真になります。
わし鼻修正のダウンタイムで注意すべきこととは
わし鼻修正で特に注意が必要な手術は、プロテーゼ挿入、鼻中隔延長術、骨削りです。
というのは、これらは手術で患部に手を加えるものであり、ダウンタイム期間中の過ごし方ひとつで仕上がりに悪影響が及ぶ可能性があるからです。
以下では、ダウンタイム期間中の注意事項をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただき、美しい仕上がりを目指してくださいね。
洗顔・メイク
洗顔やメイクは、術後48時間は患部を避けて行う必要があります。テープやギプスを外した後から顔全体のメイクが可能です。わし鼻修正の手術後1週間は特に大切な時期ですので、この間にはできる限り患部に触れず、安静に過ごすことが大切です。
入浴
わし鼻修正の手術後、首から下のシャワーは当日から行ってもかまいませんが、その際には患部を濡らさないように注意しましょう。
そして、入浴は術後1週間目から行えますが、それは、手術直後から入浴をしてしまうと、血行の促進作用によって腫れや内出血、痛みが悪化したり、出血したりするリスクが高まるからです。
また、術後1週間が経過しても患部はまだ不安定な状態で、なるべく刺激を与えないよう注意しなければなりませんので、入浴をするにしても短時間で済ませるよう注意しましょう。
飲酒
飲酒もまた、血行を促進させる作用があるため、手術後1週間程度は控えることが望ましいでしょう。
また、飲酒は血行促進だけでなく、アルコール成分が体内を巡ることで酔うと、無意識で触れてしまったり、家具などにぶつけてしまったりするリスクがあります。
このような事故を防ぐためには、術後1週間程度は飲酒を控える必要があるでしょう。
運動
日常的な動作であれば、手術当日から問題なく行えますが、激しい運動をしたい場合では、術後2週間が経過するまで待ちましょう。
それは、血行促進もその理由として挙げられますが、患部が安定しないうちに激しい運動をしてしまうと、プロテーゼや軟骨が組織に馴染むスピードが遅れたり、骨削りによる内出血や痛みが悪化したりする可能性が高まるからです。
わし鼻修正は、術後の経過を注意深く見守る必要がある手術ですので、術後1カ月程度はできる限り安静に過ごし、組織が安定するまで待ちましょう。
わし鼻修正で迷ったら東京シンデレラ美容外科
東京シンデレラ美容外科ではダウンタイムを意識して、わし鼻修正の手術を行っています。ダウンタイムを極力少なくするMD式で行う事も可能です。MD式を考案したのは当院の吉原院長になります。美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。