鼻整形のダウンタイムを医師が解説
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。
鼻を高くしたい、下向きにしたいなど、鼻の悩みは尽きません。
そして、そんなお悩みを解消できるのが鼻整形ですが、鼻整形はどの種類を選んでもダウンタイムが少なからずあるため、手術を受ける際には、ダウンタイムも頭に入れた上でスケジューリングしておかなくてはなりません。
こちらの記事では、7種類の鼻整形の特徴と、それぞれのダウンタイムについてご紹介しています。
鼻整形にはダウンタイムがあります
鼻整形は多岐に渡り、種類によってダウンタイムが長かったり短かったりします。
しかし、どの種類を選んだとしても、多かれ少なかれダウンタイムはあるものとして考えておく必要があるのです。
それでは早速、7種類の鼻整形の特徴やダウンタイムについてご紹介します。
この症例写真は、プロテーゼ、鼻尖形成3D、鼻中隔延長の手術前と1か月後の経過の症例写真になります。
鼻尖形成術
鼻尖とは鼻先を意味し、手術で鼻先をシュッと細く整える方法を鼻尖形成術(びせんけいせいじゅつ)といいます。
東洋人に良く見られる団子鼻は、大鼻翼軟骨という軟骨が左右に広がることで起こりやすいといわれていますので、この軟骨を中央に引き寄せて縫合すれば、団子鼻の悩みを解消できることになります。
また、鼻先の皮下脂肪が多いことで団子鼻になっていると医師が判断した場合では、皮下脂肪も取り除くことが可能ですので、とにかく鼻先をシャープに整えたいという方にはおすすめの手術だと言えるでしょう。
鼻尖形成術のダウンタイム
鼻尖形成術には、オープン法、クローズ法、鼻尖3D法があり、それぞれ手術後2日間はギプス固定し、3日後にはお客様ご自身でギプスを外していただくことになります。
また、ギプスが外れた後でも腫れや内出血が1〜2週間続くことがありますので、この期間中には血行を促進させる入浴や運動は控える必要があります。
なお、メイクは術後3日目から行えますが、抜糸は術後5〜7日目に行われ、それまでの患部はかなり不安定な状態になっているため、なるべく控えたほうが良いです。
小鼻縮小
小鼻とは鼻の横に張り出した部分で、医学的には「鼻翼」と呼ばれます。この部分を縮小する手術を小鼻縮小術(こばなしゅくしょうじゅつ)といいます。
鼻翼部分が横に張り出していると鼻全体が大きく見え、「あぐら鼻」や「にんにく鼻」の状態になりやすいですが、このような鼻でも小鼻縮小術を受けることで、スッキリと整った鼻に改善できるのです。
小鼻縮小術のダウンタイム
小鼻縮小術当日〜抜糸までは、腫れや内出血、赤みが見られることがありますが、5〜7日後の抜糸後には、これらの症状はほぼ見られなくなります。
また、手術当日から2〜3日間は出血が見られることもありますが、目立つほどではありませんが、抜糸が完了するまでは傷口がふさがっていない状態ですので、血行を促進する入浴は抜糸まで控え、シャワーで済ませる必要があります。
小鼻縮小術はもともと腫れや内出血が少ない手術ではありますが、油断をしていると仕上がりに悪影響が及ぶリスクがありますので、ダウンタイムは2週間程度と捉え、この間はなるべく安静に過ごすよう注意してください。
鼻中隔延長手術
鼻中隔とは、左右の鼻の穴の中間にあるしきり部分をいい、この部分にお客様ご自身の鼻中隔軟骨や耳介軟骨を移植する手術を鼻中隔延長手術(びちゅうかくえんちょうしゅじゅつ)といいます。
この手術では、鼻中隔に長さを持たせることで、鼻の向きを上向きにしたり下向きにしたりできますので、横から見た鼻先の角度に変化を持たせたい方におすすめの手術です。
また、鼻が短いことで団子鼻に見えるというお悩みを解消したい方にもおすすめできます。
鼻中隔延長手術のダウンタイム
鼻中隔延長手術後2日間はギプス固定をする必要があり、3日目にご来院頂き外させて頂きます。
この手術では目立った腫れや内出血が見られることが少ないのですが、抜糸が完了するまでは患部が不安定な状態ですので、5〜7日目の抜糸までは、なるべく触れずに過ごす必要があります。
また、シャワーは首から下であれば当日から可能ですが、血行を促進する入浴は1週間程度控えてください。
なお、メイクは術後3日目から可能ですが、鼻に強い衝撃を与えると、仕上がりに悪影響が及びますので、メイクをするなら細心の注意を払う必要があるでしょう。
わし鼻修正
わし鼻とは、鼻筋の中央部分がポコッと盛り上がっている状態の鼻をいい、重度になると盛り上がりで段差ができることもあります。
そして、段差部分の骨を骨やすりで削って滑らかなラインに整える手術をわし鼻修正といいます。
わし鼻修正はやや大掛かりな手術になるため、他の手術よりもダウンタイムが長いというデメリットはありますが、1度手術を受けてしまえば、半永久的に美しい形状を維持できるというメリットを得られます。
わし鼻修正のダウンタイム
わし鼻は骨を直接削る手術であるため、鼻整形の中でもダウンタイムが長く、手術直後〜2週間経過後までは、腫れや内出血が見られる場合があります。
なお、腫れや内出血は手術当日にピークを迎え、その後は2週間程度かけて回復しますが、骨の状態が落ち着いて整うまでには、3〜6か月間程度の期間を要します。
ただし、わし鼻の種類によってはさらにダウンタイムが長くなる可能性があり、完成形に落ち着くまでの期間も長引くことがあります。
特に削る骨の量が多い場合ではダウンタイムが長引く可能性がありますので、この点については手術前に医師に確認しておくと良いでしょう。
プロテーゼ挿入
シリコンプロテーゼ(人工軟骨)を鼻筋に挿入し、鼻を高くすることができる手術です。
また、シリコンプロテーゼにはアルファベットのI字型とL字型がありますが、L字型では鼻先にテンションがかかるリスクがあるため、当院ではI字型のみでの対応となります。
なお、プロテーゼ挿入は、手っ取り早く鼻筋を整えることができる手術として人気ですが、鼻先の形を変えたり向きを変えたりすることはできません。
プロテーゼ挿入のダウンタイム
プロテーゼ挿入当日〜2日目までは、シリコンプロテーゼが動かないようにテープで固定し、3日目にはお客様ご自身でテープ固定を外していただきます。
また、手術当日〜1週間目あたりまでは、鼻とその周囲に目立った腫れや内出血が見られますが、抜糸が完了する1週間後には、これらはかなり引いた状態になります。
また、手術後1週間が経過すると入浴も可能になりますが、シリコンプロテーゼはまだ組織に馴染んでいませんので、術後1か月間程度はなるべく触れないように注意する必要があります。
そのような理由から、激しいスポーツも術後1か月間程度は控えることがベストです。
つまり、1か月間程度のダウンタイムが必要だと考えておく必要があります。
鼻のヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、注射器でヒアルロン酸を鼻根部分に注入する施術で、メスを使用しないことからお手軽に受けられる施術として人気です。
ヒアルロン酸注入では、お客様と仕上がり具合を確認しながら注入量を調節できるため、よりご希望に近い鼻形成に役立つでしょう。
ただし、ヒアルロン酸は時間をかけて体内に吸収される性質を持っているため、半永久的な効果は期待できません。
つまり、定期的な通院が可能な方に向いている施術だということです。
また、ヒアルロン酸注入は鼻根部分を高くする効果に留まり、鼻先の向きを変えるなどには対応できませんので、この点についてはあらかじめ穴間に入れておく必要があります。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムはほとんどありませんが、注入量によっては少々内出血や腫れが見られることがあります。
しかし、内出血や腫れが見られたとしても、1週間程度で回復しますので、あまり深刻に考える必要はありません。
また、内出血が見られた場合でも、ヒアルロン酸注入では施術当日からのメイクが可能ですので、メイクをしてしまえば施術を受けたことがわからなくなります。
そしてもうひとつ、注射針による痛みが出ることがありますが、1週間程度で気にならなくなります。
入浴も施術当日から行ってかまいませんし、シャンプーも施術当日から行えます。
スレッドノーズ
鼻先から鼻根にかけて医療用糸を通すことで、鼻筋をシャープに整えられる美容整形です。
通す糸の本数については、お客様の状態やご希望によって変わりますが、およそ6本〜8本程度とお考えください。
スレッドノーズもまた、ヒアルロン酸注入と同様にメスを使用せず受けられる美容整形ですが、医療用糸は溶けるタイプを使用するため、手術後約半年〜1年で効果が消失します。
つまり、定期的に通院できる方におすすめできる美容整形だということです。
また、スレッドノーズの効果も鼻筋を整えるに留まりますので、鼻先に変化を持たせたいなら、別の手術と併用する必要があるでしょう。
スレッドノーズのダウンタイム
スレッドノーズはダウンタイムがほとんどない美容整形術で、鼻周辺を除けば、手術当日からのメイクが可能です。
また、挿入した糸の本数によっては赤みや腫れが見られたり、ツッパリ感、痛みが出たりすることがありますが、これらの状態は2〜3日程度で落ち着きます。
ただし、糸を挿入しているため、手術当日に入浴をしてしまうと、患部の内出血が悪化するリスクがありますので、手術当日はシャワーで済ませ、入浴は翌日から行うように注意する必要があります。
同様の理由で、激しい運動もおすすめできませんので、行うなら内出血や腫れが治まるまで待つのがおすすめです。
鼻整形なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、鼻整形の美容整形を多く行っております。
鼻整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
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②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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