鷲鼻の原因を美容外科医が詳しく解説
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個性的な鼻の形はそれなりに魅力がありますが、あまり目立ちすぎると、それがお悩みになってしまうこともあります。たとえば、鷲鼻がその典型例として挙げられます。
こちらの記事では、鷲鼻の特徴や原因、鷲鼻が他人に与える印象、鷲鼻を改善する手術についてご紹介しています。
鷲鼻ってどんな鼻?原因もあわせてご紹介
鷲鼻という言葉自体は、割と頻繁に見聞きするのではないでしょうか。
しかし、それを詳しく説明できる方は少ないという印象です。
それではまず、鷲鼻の特徴と原因からご紹介しましょう。
鷲鼻の特徴
鷲鼻とは、横から見たときに鼻筋(鼻背)がまっすぐでなだらかな形状をしておらず、鼻の付け根から先端部分までの中央部分に盛り上がりが見られ、先端部分まで緩いカーブを描く鼻をいいます。
また、先端は鷲のくちばしのように尖っているという特徴があることから、鷲鼻と呼ばれているのです。
そして、鷲鼻と混同されやすいのが段鼻ですが、この場合では、鷲鼻のように緩いカーブを描くのではなく、鼻の付け根付近に目立つ段差ができているという違いがあります。
なお、クリニックによっては鷲鼻≒段鼻として扱う場合もあります。
鷲鼻は「鷲鼻修正」という手術を受けることで、まっすぐなだらかな形状の鼻に改善することが可能なのです。
鷲鼻の原因
鷲鼻の原因は骨格によるものです。
鼻筋と呼ばれている部分の骨は、上部にある骨を鼻骨、上部から先端にかけて伸びている骨は鼻軟骨と呼ばれ、これらの骨のつなぎ目の出っ張りはハンプ(段差)と呼ばれています。
つまり、ハンプの出っ張りによる盛り上がりが多いほど、目立った鷲鼻になりやすいということですね。
また、鷲鼻はマッサージで矯正できるという話もありますが、鷲鼻は骨の形状が原因で起こっているため、マッサージでは改善できる可能性は低いでしょう。
それどころか、我流で無理なマッサージを続けてしまうと軟骨部分に強いテンションがかかり、やがて変形するリスクが高まるのです。
また、マッサージによる摩擦によって、色素沈着も起こりやすくなります。
マッサージで鷲鼻を改善できるというのは都市伝説的な話ですので、医学的根拠がない情報には惑わされないよう、十分に注意しましょう。
鷲鼻を改善する美容整形をご紹介
目立つ鷲鼻を改善したいのなら、セルフケアで何とかしようとするのではなく、クリニックの手術で対応する必要があります。
それは、鷲鼻は骨の問題で起こっている状態であるため、セルフケアでの改善は困難だからです。
それでは、鷲鼻の改善に役立つ手術や施術についてご紹介しましょう。
ヒアルロン酸注入
人体への安全性が高いヒアルロン酸を鼻の付け根部分に注入して段差をなくし、鼻筋をまっすぐなだらかな形状に整える施術です。
ヒアルロン酸は注射1本で受けられるお手軽さから大変人気の施術となっており、その場で効果を実感できる、ダウンタイムがほとんどない、費用が安価といったメリットがあります。
つまり、短期間で効果を実感したい方やダウンタイム期間中に学校や仕事を休めない方、費用を安価に抑えたい方には特におすすめの施術だということですね。
しかしその反面、ヒアルロン酸注入の効果持続期間は短く、数か月~1年程度で効果が消失すると考えておかなければならないというデメリットもあるのです。
それは、ヒアルロン酸には時間の経過とともに人体に吸収されるという性質があるからです。
そのような理由から、ヒアルロン酸による鷲鼻の改善をお考えなら、効果の持続期間が短いという点も頭に入れた上で検討を進める必要があるでしょう。
ヒアルロン酸注入がおすすめの方
ヒアルロン酸注入は、鷲鼻の原因を取り除いたり、根本から改善したりできる施術ではありません。
しかし、ヒアルロン酸注入には注射1本で治療が終了、その場で効果を実感できる、ダウンタイムがほとんどないというメリットがあるのです。
つまり、ヒアルロン酸注入はお手軽に鷲鼻修正をしたい方や、何度施術を受けてもかまわないないという方におすすめの施術だということです。
プロテーゼ挿入
プロテーゼ挿入とは、鼻筋の形状に合わせて加工したI字型プロテーゼを挿入し、鼻筋をまっすぐなだらかな形状に修正できる手術です。
使用されるI字型プロテーゼは人体への安全性が高く組織に馴染みやすい上、シリコンプロテーゼを原材料としているため、ヒアルロン酸のように人体に吸収されてしまうようなことはありません。
つまり、手術を受ければ、その効果を半永久的に維持できるということなのです。
また、プロテーゼにはある程度の厚みがありますので、鼻筋に高さを出したい方にもおすすめです。
ただし、プロテーゼ挿入は軽度の鷲鼻改善に対応できる手術で、重度の鷲鼻改善をする場合では以下でご紹介する鷲鼻修正での対応になることがあります。
鷲鼻のレベルは医師が判断し、レベルに応じた手術や施術の提案がありますので、まずはカウンセリングを受けてみて、適応となるのがどの手術や施術なのかを確認しておいてみてはいかがでしょうか。
プロテーゼ挿入がおすすめの方
鼻に高さを出して鷲鼻の出っ張りを改善したい方におすすめです。
ただし、重度の鷲鼻には適応できない場合がありますので、この点についてはカウンセリングで確認しておく必要があるでしょう。
鷲鼻修正
鷲鼻修正とは、鷲鼻の根本原因であるハンプを医療器具で削り、まっすぐなだらかな鼻筋を形成する手術です。
鷲鼻修正は、骨削り手術ハンプ削り手術と呼ばれることもあり、ハンプを直接削って理想的な形に整えるため、ご紹介してきた施術や手術の中で、最も高い鷲鼻改善効果を期待できます。
また、ハンプが大きすぎる、もしくは鼻筋の骨がもともと太く、鷲鼻修正でハンプを削っても鼻筋の太さが目立つ場合には、左右の骨を中央部分に寄せて固定するという手術を同時に行って対応することもあります。
なお、ヒアルロン酸には半永久的な効果を期待できない、鼻プロテーゼではやりすぎると不自然な仕上がりになるというデメリットがありますが、鷲鼻修正にはそのようなデメリットはありません。
むしろお客様ご自身の骨を加工する手術であるため、安全性が高く自然な仕上がりを期待できるというメリットがあるのです。
さらに、重度の鷲鼻にも対応できるというのも、大きなメリットだといえるでしょう。
つまり、鷲鼻修正は鷲鼻の根本原因を取り除ける手術だということで、鷲鼻の原因にアプローチして改善したいという方には、特におすすめの手術なのです。
鷲鼻修正は、比較的大掛かりな手術になるため、ヒアルロン酸注入やプロテーゼ挿入よりもダウンタイムが長くなる可能性があるというデメリットはあります。
しかし、完成形に仕上がってしまえば、その形状は半永久的に持続できるのです。
鷲鼻の根本原因を取り除いて理想的な形状に整えたいという方は、鷲鼻修正も視野に入れて手術や施術を検討してみると良いでしょう。
なお、鼻筋に高さを出したい場合では、プロテーゼ挿入との併用が可能ですので、ご希望があれば医師に相談してみることをおすすめします。
鷲鼻修正がおすすめの方
鷲鼻修正は、鷲鼻の根本原因である骨格を改善して理想的な形状に整えたいという方におすすめです。
おすすめは鷲鼻修正
上記では、鷲鼻改善のための3つの手術や施術をご紹介してきました。
その中でも、鷲鼻をしっかりと改善して仕上がりの形状を半永久的に維持できる手術としておすすめできるのは、鷲鼻修正です。
また、ヒアルロン酸やプロテーゼ挿入では併用できる手術が限られますが、鷲鼻修正では以下でご紹介する手術との併用が可能というメリットもあるのです。
なお、鷲鼻形成ではヒアルロン酸注入とプロテーゼ挿入を同時に行うことができますが、これらの手術や施術については上記でご紹介しましたので、割愛することにします。
以下では、「鼻尖形成」「小鼻縮小」「鼻中隔延長」についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
鼻尖形成
鼻先にある大鼻翼軟骨が開いており、なおかつ鼻先に脂肪が多くついていたり皮膚が厚くなっていたりする場合では、団子鼻になることがあり、この状態は鷲鼻修正では改善を望めません。
鼻尖形成は、大鼻翼軟骨を中央に引き寄せて固定する手術のため、鼻先を細く整えることができます。
つまり、鷲鼻改善だけでなく、団子鼻も同時に改善したい方におすすめの手術だということなのです。
小鼻縮小
鼻筋の骨が太いのではなく、張り出した小鼻で鼻が大きく見えている方は、鷲鼻修正と同時に小鼻縮小を受けておくと良いでしょう。
小鼻縮小では、鼻全体のバランスを確認しながら切除する範囲を決定することが可能なため、自然な仕上がりを期待できるというメリットがあります。
鷲鼻を改善できても小鼻が張り出していたのでは、鼻の印象が大きく変わる可能性は低いでしょう。
小鼻修正を受けることで、鷲鼻修正の効果がより引き立ちますので、鼻全体を細く整えたいという方は、小鼻修正もあわせて検討することをおすすめします。
鼻中隔延長
鷲鼻を気にする方の多くは、鼻先が下を向きすぎていてきつい印象になるということです。
そして、そのような方におすすめなのが鼻中隔延長なのです。
鼻中隔とは、鼻の間にある柱の役割をしているパーツで、この部分にお客様から採取した耳介軟骨または肋軟骨を挿入することで、アップノーズを形成できます。
アップノーズとは、鼻先の角度をやや上向きに調節することで、優しい雰囲気を演出できる手術で、鷲鼻でグッと下を向いている鼻先の改善に役立つのです。
鷲鼻の鼻の向きできつい印象になっていると感じている方は、鷲鼻修正と鼻中隔延長を同時に受ける方向で考えてみると良いでしょう。
鷲鼻修正なら東京シンデレラ美容外科へ
当院では鼻尖形成をはじめ、鼻の美容整形に関する施術に長けた医師が在籍しております。
カウンセリングは無料で実施しておりますので、たるみ等にお悩み中の方は是非お気軽にご相談下さい。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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