タレ目形成の手術をお考えの女性

タレ目形成をすると涙袋は無くなる?医師が分かり易く解説!

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タレ目形成はグラマラスライン形成とも呼ばれ、下まぶたを下に引っ張っている靭帯組織を縫い縮めて目尻を下げることで、優しく柔和な印象や癒し系の印象を与える目元を作ることが可能な治療です。
タレ目形成のカウンセリングで良くご質問されるのが「タレ目形成をすると涙袋がなくなるか」という点です。涙袋は生まれつきある方とそうでない方がいらっしゃいます。後者の場合ではヒアルロン酸注入で涙袋を形成することができます。
では、タレ目形成をすると涙袋がなくなるというのは本当の話なのでしょうか。
それでは、タレ目形成の手術内容と涙袋の関係、手術で涙袋がなくなるといわれている根拠についてご紹介します。この記事では、タレ目形成と涙袋の関係、そして、タレ目形成で涙袋をなくさないための対策についてご紹介しています。

タレ目形成

タレ目形成をすると涙袋は無くなるのか

涙袋は生まれつきある方とそうでない方がいらっしゃいます。後者の場合ではヒアルロン酸注入で涙袋を形成することができます。
では、タレ目形成をすると涙袋がなくなるというのは本当の話なのでしょうか。
それでは、タレ目形成の手術内容と涙袋の関係、手術で涙袋がなくなるといわれている根拠についてご紹介します。

この症例は、目頭切開+タレ目形成の術前と1か月後の経過の症例写真になります。

目頭切開×タレ目形成2
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等

タレ目形成とは

タレ目形成には「タッキング法(埋没法)」「結膜切開法」「皮膚切開法」があり、タッキング法が切開をしないのに対し、結膜切開法と皮膚切開法では、切開してタレ目形成するという違いがあります。
これらの手術は、お客様の現在の状態によっていずれかの種類を決定して行われますが、どの方法を選択したとしても、目尻が下方に垂れ下がることでタレ目効果を狙うことができ、目元をソフトな印象に改善できるのです。ただし、タッキング法は後戻りする可能性があるため、それを避けたいのなら結膜切開法もしくは皮膚切開法がおすすめです。
また、タレ目形成では目尻寄りの白目部分の露出が多くなりますので、目全体を大きく見せる効果も生まれます。
タレ目形成は小さい目でお困りの方や、つり目を改善したい方におすすめできる美容整形です。

涙袋とは

涙袋とは、下まぶたの直下にあるぷっくりとした膨らみをいい、二重まぶたで目が大きい方に多く見られるといわれ、一重まぶたで目が小さい方にはほとんど見られないと考えられがちです。
しかし、これはあくまでも都市伝説的な話であって、正しい情報とはいえません。
それは、涙袋を形成している成分が関係しています。
涙袋というと、涙成分が溜まっている袋というように誤解してしまいがちですが、実は、涙袋を形成しているのは眼輪筋で、目の周囲にあるこの筋肉が発達している方ほど、はっきりとした涙袋が出やすいとされています。
眼輪筋をよく使う方ほど、涙袋が出やすいということになりますので、二重や一重、目の大きさと涙袋の因果関係はないという結論に落ち着きます。

タレ目形成で涙袋がなくなる可能性はある?

タレ目形成を受けるにあたって心配になるのは、手術によって涙袋がなくなるという点です。
実は、タレ目形成を受けると涙袋がなくなる場合があります。
上記では、涙袋の正体は眼輪筋だという話をしましたが、皮膚切開法のタレ目形成では眼輪筋という筋肉に直接手を加えるため、当然涙袋にも影響が及びます。
とはいえ、生まれつき涙袋がある方と、ヒアルロン酸注入で涙袋を形成した方とでは、影響の受け方に違いがあります。
それでは、それぞれの影響の受け方についてご紹介しましょう。

タレ目形成で涙袋がなくなる可能性はあるか説明している看護師

生まれつき涙袋がある方の場合

涙袋の正体が眼輪筋だということがわかりましたが、結膜に手を加えるタレ目形成では、眼輪筋に影響が及ぶことはあるのでしょうか。
実は、タレ目形成で皮膚を下方に引っ張ると、眼輪筋も影響を受けて涙袋がはっきりしなくなる、なくなるという場合があります。
また、涙袋は若い年代の方ほどはっきりとしており、眼輪筋をはじめとする筋肉が衰え始める年齢に差し掛かると、その影響を受けて涙袋がなくなることもあります。
そして、このような状態になっているところに「タレ目形成」の手術を行ったら、ますます涙袋がなくなる可能性が高まります。
タレ目形成は涙袋に影響を与える可能性がある美容整形ですので、生まれつき涙袋がある方は、事前に医師に相談する事が重要です。 
ただし、タレ目形成を受ければ必ず涙袋がなくなるというわけではなく、人によってはタレ目形成後でも涙袋を維持できる場合があります。

ヒアルロン酸注入で涙袋を形成している場合

タレ目形成以前にヒアルロン酸で涙袋を形成していた方の中には、タレ目形成後に涙袋がなくなったと感じる方がいらっしゃいます。
タレ目形成ではヒアルロン酸を注入した涙袋の部分にも手を加えるため、手術をすることでヒアルロン酸が流れてしまい、涙袋がなくなる場合があります。
流れてしまうヒアルロン酸の量については個人差がありますが、多い方の場合では、約50%程度のヒアルロン酸が流れ出てしまうケースもあります。
とはいえ、タレ目形成の手術を受けたとしても、その後にヒアルロン酸を涙袋に注入すれば、涙袋を再度形成することが可能です。

タレ目形成

タレ目形成で涙袋を無くさないためには

タレ目形成で優しい目元を形成できたとしても、涙袋がなくなると考えると悲しい気持ちになってしまいますよね。
しかし、タレ目形成を受けた後でも、涙袋の維持は可能です。
涙袋を維持するための美容整形と、セルフで対処する方法についてご紹介しています。

ヒアルロン酸注入を受ける

ヒアルロン酸注入直後のタレ目形成や、タレ目形成と同時のヒアルロン酸注入は、基本的にはおすすめしておりません。しかし、それぞれの手術や施術を受けるタイミングをずらせば、タレ目形成も涙袋の維持も可能になります。
まず、ヒアルロン酸注入で涙袋を形成した場合では、1カ月以上の期間を空けてからタレ目形成を受ける事をおススメしています。
また、ヒアルロン酸による涙袋が自然に消えかけている場合では、その状態でタレ目形成を受けることができます。
そして、タレ目形成が完成する1カ月~3カ月後を目安としてヒアルロン酸注射を受けると良いと思います。

木村さん涙袋
【リスク・副作用】内出血・腫れ・赤み・むくみ・痛み・塞栓など

この方法なら、ヒアルロン酸が流れ出てしまうリスクを減らすことができ、涙袋の維持対策として役立ちます。
これは、もともとあった涙袋がタレ目形成でなくなった方でも同様です。
ただし、ヒアルロン酸による涙袋の整形は半永久的な効果を期待できず、定期的に施術を受けなければなりませんので、この点についてはあらかじめ頭に入れておく必要があります。
なお、ヒアルロン酸で得られた効果の持続期間については、ヒアルロン酸の注入量や体質によって個人差が現れますが、ボルベラXCなら、おおよそ12〜18ヶ月の効果が持続します。

また、皮膚切開のタレ目形成では、外部に傷が残ってしまっている状態の場合、ヒアルロン酸注射を行うことで傷跡が盛り上がってしまうことがありますので、細心の注意を払わなければなりません。
この場合でも涙袋は形成できますが、希望と異なる仕上がりになる可能性がありますので、この点に納得した上で施術を受ける必要があるでしょう。

この症例は涙袋のヒアルロン酸注入の術前と術後の経過の症例写真になります。

涙袋のヒアルロン酸

目尻切開で対応するという選択肢も

今ある涙袋をどうしても維持したい、あるいは涙袋の形が変わることを避けたいという方は、タレ目形成だけにこだわるのではなく、目尻切開も視野に入れて手術を検討することも選択肢の一つです。
目尻切開とは、目尻の皮膚を数mm切開して目の幅を広げられる手術ですが、この手術では下まぶたの下側に緩いカーブができますので、タレ目効果も少し期待できます。
もちろん、目尻切開だけではタレ目形成のようなはっきりとしたタレ目を形成することは難しいですが、この手術であれば、涙袋はそのままに、軽度にタレ目を形成できるというメリットがあります。
また、目尻切開ではつり目改善効果も期待できますので、タレ目形成でのつり目改善をお考えの方にもおすすめです。

この症例は、目尻切開の術後と3か月後の経過の症例写真になります。

目尻切開×下眼瞼下制2
【リスク・副作用】傷・むくみ・目がゴロゴロする・しびれ・傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着等

メイクで対処するのもひとつの方法

タレ目形成を受けて涙袋が少しでも残っている状態なら、メイクで対処するというのもひとつの方法です。
ドラッグストアはもちろんのこと、バラエティショップや通販で涙袋形成コスメを調べてみると、パウダーをはじめ、あらゆる種類の涙袋形成コスメが見つかります。
この方法では涙袋を維持することはできませんが、残っている涙袋を強調して目立たせることはできます。
 ただし、タレ目形成で涙袋がすっかりなくなってしまった場合では、この方法では対処できませんので、タレ目形成が完成してからヒアルロン酸注射を受けるという方法がおすすめできるかもしれません。

タレ目形成

タレ目形成は涙袋が変化する可能性がある手術です

今回は、タレ目形成を受けることで涙袋がなくなる可能性があるということ、そして、タレ目形成後でも涙袋を維持する方法についてご紹介してきました。
タレ目形成には、目をパッチリ大きく見せる効果や、目元に優しい雰囲気を持たせる効果を期待できますが、その一方で涙袋がなくなる可能性があるというデメリットもあります。
とはいえ、タレ目形成の数か月後にヒアルロン酸注射を受ければ、なくなった涙袋を復活させることが可能です。

タレ目形成のカウンセリングを行っている医師

タレ目形成

タレ目形成で迷ったら東京シンデレラ美容外科

東京シンデレラ美容外科では涙袋に配慮してタレ目形成の美容整形手術を行っています。そして美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。スタッフ一同心よりお待ちしております。 

タレ目形成

CASE 症例情報

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タレ目形成

Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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