目頭切開の抜糸は何日目?
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 11 分です。
「目頭切開の手術をすると、抜糸をしないといけないの?」「目頭切開のダウンタイムってどんな感じ?」と気になっている人はいますか?
目頭切開の手術をしてみたいけれど、手術内容はもちろん、ダウンタイムがどのようになるのかが心配でなかなか一歩を踏み出せない、という人も多いかもしれません。
そこでこちらのコラムでは、目頭切開の手術をした時、抜糸はいつごろ行われるのかということや、その前後のダウンタイムの状況や過ごし方、ダウンタイムを少しでも短くする方法など、気になる情報を徹底的に解説します。
目頭切開の手術が気になっている人は、ぜひ最後までご覧ください。
目頭切開の抜糸の目安は1週間ごろ
目頭切開の抜糸は、1週間ごろを目安に行われます。
目頭切開を行った後に、腫れや痛みが強く出ることもありますが、抜糸の目安となる1週間ごろには、患部の状態は落ち着いていることが多いです。
また、ダウンタイム中には、だるさや熱感、頭痛やかゆみなど、さまざまな副作用が出ることもあります。
切開を伴う手術に対する身体の正常な反応として、ある程度の副作用が起こるのは当然ですが、あまりにも激しい副作用が出る場合は、クリニックに相談するようにしてください。
この症例写真は、埋没法と目頭切開の手術前、直後、1週間後、1か月後の経過の症例写真になります。1か月後には傷跡もなくなり、綺麗な目元になっているのがわかります。
目頭切開のダウンタイムの経過
目頭切開をした場合の、ダウンタイムの経過について次のような流れで確認していきます。
- 手術直後
- 抜糸前
- 抜糸後
- 術後1ヶ月
- 術後3ヶ月
手術直後:腫れたり赤みが出たりする
手術直後は、最も腫れたり赤みが出たり、痛みが出る頃です。
ただし、個人差があり、また部位によっても、腫れが出やすいこともあれば直後から腫れないこともあります。
抜糸前:腫れは治まってくるがかさぶたが目立つ
抜糸をする1週間後ぐらいまでの間に、だんだんと腫れや痛み、赤みは落ち着いていくのが通常です。逆にひどくなるようなら一度クリニックで相談してみるほうが安心です。
切開した部分は、はじめは血がにじんだようになっているかもしれませんが、5日ほどたてばかさぶた状態になります。
むやみに触らないように注意して、そっとして安静に過ごしてください。
抜糸後(術後1週間程度):腫れや赤みはメイクで隠せる程度
抜糸をする頃には、腫れや内出血は落ち着いてくることがほとんどです。
抜糸をすることによって、患部が痛む可能性もありますが、一時的なものである場合がほとんどです。心配せず様子をみるようにしてください。
腫れや赤みがあっても、メイクをすれば隠せる程度になることが多いです。抜糸後からメイクも可能になりますので、この頃になると安心して外出することができます。
手術から1ヶ月後:よく見ないとわからない程度に
メイクすれば傷跡をだいぶごまかすことができる頃です。
目の腫れも気にならなくなり、しっかりと目頭切開の効果を感じられるようになってくる方が多いです。
手術から3ヶ月後:自然な状態になる
3ヶ月が経つと、目頭切開したことがわからないぐらい自然な目元になります。
ただ、傷跡が完全に目立たなくなるには術後半年〜1年ほどかかります。
とはいえ、手術後の経過は人それぞれで個人の差が大きいため、あくまでもひとつの目安ととらえてください。
切開の跡がなかなかよくならない、いつまでも痛みが続いているなど、心配なことがある場合は、すぐにクリニックで相談するのがおすすめです。
ダウンタイムの過ごし方を詳しく紹介
次に、ダウンタイムを少しでも短くするためのおすすめの過ごし方を詳しく紹介します。
無理をせず、正しい過ごし方をすることで、ダウンタイムの症状が悪化しにくく、回復が早まることが期待できます。ぜひ実践してみてください。
アイメイク以外なら翌日からOK
目元を避けたファンデーションやチーク、リップなどアイメイク以外のメイクは、手術をした翌日から再開して大丈夫です。
ただ、抜糸前は皮膚がくっついていない状態なので、アイメイクをしてしまうと治りが遅くなる可能性があります。
抜糸してから様子を見て再開するようにします。抜糸をしても、まだ状態が落ち着かない可能性もあるので、無理をしないのが一番です。
基本的に翌日から仕事もできる
仕事への復帰も、基本的には翌日には可能ですが、傷口に響くような体を動かす作業はしばらく控える方が安心です。
パソコンに向かっているような事務作業は、翌日から復帰してもかまいません。
とはいえ、1週間は抜糸もできない状態で傷跡が目立ちますので、もしも休みが取れるならお休みにした方が負担が少ないです。
どうしてもお休みが取れない場合は、傷が目立たないようにメガネをかけるなどの対応をしてみてください。
横にならない方がいい
目頭切開の手術を行うと、切開した部分に血液が集中して、腫れや内出血を引き起こしてしまうことがあります。
頭の位置が下になると血流が患部に集中してしまうため、悪化を防ぐためには、しばらくはなるべく横にならずに体を起こしている方が望ましいです。
手術から2〜3日は、特に意識して体を起こして過ごすようにしてください。
横になる場合は、上半身を高くすることでむくみにくくなり、腫れを抑えやすくなります。枕で頭の位置を調整するなどの工夫を行うとよいです。
なるべく患部を濡らさないように
目頭切開を行った患部は、抜糸まではなるべく濡らさないように過ごすようにします。
シャワーをするのは大丈夫ですが、目元が濡れてしまうと癒着しにくくなり、傷跡が開いてしまう恐れがあるので、目元を避けてシャワーを浴びてください。
目元を含めた洗顔は、術後2日が経った頃から再開してもかまいません。
また、湯船に入るのもしばらくは控えてください。腫れや痛みが出ている時に体を温めて血行を良くしてしまうと、悪化する恐れがあるからです。
痛みや腫れが引いて、主治医から許可が出たら湯船に浸かれるようになります。
お酒は2週間程度は控えた方が良い
入浴と同じく、飲酒も血流をよくするポイントになるため、腫れや内出血、痛みが気になるうちは控えるようにしてください。
手術後は、抗生物質などの内服薬も処方されるため、特に飲酒は禁止です。
ダウンタイムをなるべく短くしたいなら、飲酒は控えることをおすすめします。
また、激しい運動をするのも、血流を上げる行動の1つなので、患部が落ち着くまでは控えてください。
ダウンタイムを早く済ませる方法
それでは、ダウンタイムを少しでも早く終わらせるために気をつけたいことを解説します。
- 処方薬をきちんと飲む
- 安静にして過ごす
きちんと処方された薬を飲む
目頭切開の手術をしたあと、クリニックで痛み止めや抗生剤を処方されるため、それらの薬は忘れずに飲むようにしてください。
特に抗生剤は、痛みや腫れが落ち着いたとしても、飲みきりタイプであることが多いため、きちんと最後まで飲み切る必要があります。
傷が痛いうちは忘れずに飲むことができても、落ち着いてきた頃に忘れがちになるため、全て飲み切るようにしてください。
きちんと薬を飲むことが、ダウンタイムを快適にし、早く済ませる1つ目のポイントです。
安静にして過ごす
ダウンタイムの過ごし方でも書いたように、手術跡の腫れや痛みは血流をよくすると悪化するため、安静にして血流を良くしないようにしてください。
日常生活のほとんどの行動は問題ありませんが、運動したり激しく動く仕事に復帰したり、サウナに入ったり、血流がよくなる行動はしばらく控える方が安心です。
日常生活も、なるべく安静にしている方が治りが良くなる傾向が高いので、しなくてもいい作業は後回しにして、ゆっくりと過ごすことをおすすめします。
よくある質問
Q.目頭切開の手術では、抜糸をする必要がある?
A.目頭切開の場合、糸で縫合をしているので術後1週間程度で抜糸を行う必要があります。
Q.目頭切開のダウンタイムは、いつ頃まで続く?
A.目頭切開のダウンタイムは、抜糸を行う1週間後ごろまでが腫れや赤みのピークとなり、そこからだんだんと落ち着き、手術後3ヶ月ごろで完全に回復することが多いです。
傷跡に関しては落ち着くまで術後半年〜1年程度はかかると考えた方が良いです。
当然ですが、個人差のある内容となりますので、様子をみて気になる症状がある場合は、主治医やクリニックに相談するようにしてください。
Q.目頭切開のダウンタイム中にやってはいけないことは?
A.湯船に浸かることやお酒を飲むこと、運動をすることなど、血行をよくする行動は、腫れや痛みがあるうちは控えるようにすると安心です。
まとめ
こちらのコラムでは、目頭切開の手術をした場合の抜糸までの日数や、ダウンタイムの状況や過ごし方、ダウンタイムを早く済ませる方法についてご紹介しました。
目頭切開を行うと、ダウンタイム中に痛みや腫れ、赤みが出たり、内出血が生じたりすることを説明しました。
これらの症状は、ダウンタイムの過ごし方によって軽減できます。反対に、過ごし方がよくないと症状が悪化する原因にもなります。
水で濡らしたり血行をよくしたり、むやみに触ったりするのはよくないので、そっとして安静に過ごすようにしてください。
目頭切開後の抜糸について気になっている人や、ダウンタイムの上手な過ごし方を知りたい人の参考になれば幸いです。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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