目頭切開の修正手術を美容外科医が解説!
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。
目頭切開は目の横幅を広げ、目を大きくみせる美容整形です。目元のバランスを整える効果も期待できる手術ですが、中には思ったような仕上がりにならず、元の状態に戻したいという方もいらっしゃいます。
そこで今回は、目頭切開の修正について詳しくご紹介していきます。目頭切開の基礎知識から、修正方法、どんな方が修正に向いているのかなどを解説します。リスクや副作用についてもまとめているので、目頭切開の修正手術を検討されている方は是非参考にしてみてください。
目頭切開ってどんな美容整形?
まずは、そもそも目頭切開とはどんな手術なのかを解説していきます。
目頭切開はその名の通り、目頭を切開することにより、目の幅を広げ目を大きくする美容整形です。
蒙古ヒダを除去する手術で、目を大きくするだけでなく、目の距離を整える効果もあります。「離れ目で顔がのっぺりとして見えてしまう」「目の距離が離れているせいで幼い印象になる」というお悩みも目頭切開で解消することができます。
この症例写真は、埋没法と目頭切開の手術前、直後、1週間後、1か月後の経過の症例写真二なります。
蒙古ヒダとは
蒙古ヒダは東洋人の目元によくみられる目頭の皮膚のことです。目頭に覆いかぶさるようになっている皮膚で、蒙古ヒダがあると目の一部が隠れてしまいます。蒙古ヒダを目頭切開手術で除去することにより、隠れていた目頭部分を露出させ目を大きくします。
蒙古ヒダは目元を重たい印象にしてしまうため、除去することで目元をすっきりとさせる効果も期待できます。
また、蒙古ヒダがあると二重のりを使ったり、埋没法による二重整形をしても元の状態に戻りやすくなります。特に平行二重になりたいけれどうまくいかないという方は蒙古ヒダが原因の場合があります。そのため、きれいで持続力のある二重を作りたい方は目頭切開も同時に行うことも選択肢の一つです。
目頭切開修正はこんな方に向いています
上記でご紹介したような効果と魅力がある目頭切開ですが、やり方が間違っていたり、そもそも目頭切開にあまり適していない方が手術を受けてしまうと、満足な仕上がりにならないことがあります。そういった場合は目頭切開の修正手術を検討するかと思いますが、どのような方が修正手術に向いているのでしょうか。
目頭切開修正は以下のような状態、症状がある方に向いています。
- 効果が実感できない
- 目が寄りすぎている
- 左右非対称になっている
- 傷跡が目立つ
- 目頭が不自然に開いている
- 目頭がいびつになっている
それぞれについて詳しく解説していきます。
効果が実感できない
目頭の皮膚を切るのは数ミリで、細かい調整がとても重要になってきます。切開の長さが短かったり、蒙古ヒダが残っているとせっかく手術をしたのに変化が実感できないことがあります。自然さを重視しすぎた場合や、医師と仕上がりのイメージを十分に共有できていない場合に起こりやすい失敗です。
また、もともと目の横幅が広い方や蒙古ヒダが少ない方が目頭切開した場合も、思ったような仕上がりにならないケースが多いです。
目が寄りすぎている
離れ目の改善に効果的な目頭切開ですが、過剰に切開をしてしまったことで反対に目が寄りすぎてしまうケースもあります。
また、もともと目が寄り気味な方が目頭切開をするとさらに目の距離が近づいてしまいます。
両目の間隔は顔の大きさによって、多少個人差はありますが30-34mm程度が標準といわれています。さらに比率も重要で洗練された印象を与えるのは左目の長さ:両目の間の距離:右目の長さが1:1:1になっているときです。目頭切開手術を受けたが故にこの比率から離れてしまうと違和感を感じることがあります。
左右非対称となっている
人の顔はもともと完全な左右対称ではなく目も同じことがいえます。しかし、目頭切開を受けたことによってその非対称さが際立ってしまうことがあります。
左右非対称が目立つ原因は、医師の技術不足である場合と、もともと左右の目に差がある場合の2つのケースが考えられます。
先ほどもご紹介したように、目元は数ミリ変わるだけで印象が大きく変わります。目の形にあわせた切開ができてないと仕上がりが不自然になってしまう場合があります。この点は医師のセンスが大きく問われる部分でもあります。
さらにもともとの目の大きさ、蒙古ヒダの大きさに左右差があると手術後も左右の仕上がりが違ってみえてしまいます。
傷跡が目立つ
目頭切開はメスを入れる手術なので傷跡が目立つ可能性があります。こちらは医師の技術不足やダウンタイムの過ごし方が原因になっていることもありますが、医師が適切な手術を行ったとしても体質によって傷跡が残りやすい場合もあります。
切開の仕方だけでなく、手術後の処置が適切にできているかも傷の残り方に大きく影響します。目頭切開は切り込みの入れ方によっていくつか手術方法がありますが、目の状態に合わない方法で手術すると傷が目立ちやすくなります。
また、目頭切開後は安静に過ごさなければならないダウンタイムがありますが、この期間に不衛生にしていたり、引っ張ったりしていると傷がきれいに治らなくなってしまいます。
目頭が不自然に開いている
目頭切開は目の横幅を広げることができる美容整形ですが、過剰にメスを入れると不自然な目頭になってしまうことがあります。
蒙古ヒダを除去しすぎてしまっている場合は、目ではなく粘膜部分まで大きく露出してしまい、目頭の赤みが目立ちます。目頭が鋭く内側に入るため、きつい印象を与えてしまうこともあります。こちらも主に医師の調整不足によって起こりやすいですが、適切な手技で処置を行った場合でも起こりうる場合があります。
目頭がいびつになっている
適切な手術が行われないと切開部分がいびつな形になることがあります。ひきつったような目になってしまったり、シワができてしまうことも。先ほど解説した傷跡の目立ちに繋がることもあります。
目頭切開は切り込み方によってZ法やW法などいくつか手術方法があるのですが、デザインがあっていないとこういったラインのいびつさが目立ってしまう場合があります。ただ、適切にデザインをしたとしても起こりうる場合もあります。
目頭切開修正の方法
目頭切開の修正は主に以下のような方法があります。
- 手術による修正
- 注射による修正
それぞれの修正方法について詳しくみていきましょう。
手術による修正
再手術を受けて修正する方法です。手術方法は以下の2つが一般的です。
- 逆Z法
- V-Y法
定番の方法が逆Z法です。逆Z字の形に切開し、皮膚を折りたたんで目頭に被せる方法です。蒙古ヒダをもう一度形成し、キツくなってしまった目元を優しい印象に戻すことができます。皮膚で立体感を作るため自然な仕上がりが魅力です。
V-Y法は、目頭をVの字に切開したあとYの字に縫合する手術方法です。蒙古ヒダを形成しない再建手術で、目頭が平面的なのが特徴です。手術による修正は、もう一度切開が必要なため身体的負担が大きいのがデメリットです。手術後はまたダウンタイムが必要となり、人によっては傷跡が目立ってしまう可能性もあることを頭に入れておかなければなりません。
また、修正手術は医師の技術力が問われます。どの医師でもできる手術ではないのでクリニック選びも重要です。修正手術の実績が豊富な医師のもとで手術を受けるようにしましょう。
注射による修正
目頭切開したことにより、皮膚が膨らんだような傷跡が残ってしまった方に行う場合があるのが注射による修正です。ステロイドを注入することで膨らんだ部分を平坦に近づけます。
ただ、ステロイド注射は一度で十分な効果が得られる場合と、何度か繰り返し注射を打たなければ効果が実感できない場合があります。注射のみの比較的気軽な修正方法ですが、人によっては修正に時間がかかるケースがあることを頭に入れておきましょう。
目頭切開修正のリスクや副作用
手術による修正
目頭切開修正の手術では以下のような症状が出る可能性があります。
- 腫れ
- 内出血
- 痛み
- 赤み
これらの症状は2週間までがピークで、そこから徐々に解消されていきます。目頭切開手術と同じくらい、もしくはそれよりも長くダウンタイムがあるため、周りの目が気になるという方はお仕事や学校を休んだり、在宅(リモートワーク)に切り替えられるよう準備をしておきましょう。
注射による修正
稀にステロイドが体に合わない方もいらっしゃいます。合わない場合は、傷跡が悪化してしまったり、血管が浮き出てしまうという症状が出ることも。
以前ステロイドを使って症状が出た方はステロイド注射による修正が難しいです。ステロイドが合うかわからないという方や不安な方は事前に医師と相談するようにしましょう。
目頭切開修正はいつからできる?
目頭切開の修正はどの修正方法であっても、手術後3ヶ月以上経ってから行うのが望ましいです。思い通りの仕上がりにならなかった、失敗したと思っていても、実はまだ腫れが引いていない状態だったり、傷が完全に治っていない状態なだけという場合もあるからです。
また、3ヶ月待たずに修正を行うと、状態が悪化してしまったり、傷口に炎症が起きてしまう可能性も考えられます。修正がすぐに可能なのか、そしてどんな修正方法が向いているのかについては目の状態によって異なるので、気になる場合は一度当院へお越しいただければと思います。
目頭切開なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、目頭切開の美容整形を多く行っております。
目頭切開の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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