目尻切開とグラマラスラインの違いは?
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。
目尻切開やグラマラスラスライン形成は、目の大きさや雰囲気に変化を持たせることができる手術として人気です。
また、これらの手術は一見すると似ているようですが、実は、これらの美容整形は似て非なるものです。
こちらの記事では、目尻切開とグラマラスライン形成の違いや効果、どんな方におすすめかについてご紹介しています。
さらに、メリット・デメリットについても触れていますので、これらの手術をお考えの方はぜひ、参考にしてください。
目尻切開とは?効果やおすすめの方をご紹介
目尻切開とは、目の外側部分である目尻のきわ部分を切開することで形を整え、全体的に目の横幅を外側に向かって広げる手術方法です。
それでは、目尻切開に期待できる効果や、おすすめの人についてご紹介しましょう。
この症例写真は、たるみとり併用全切開二重術+眼瞼下垂+目頭切開+目尻切開+他院修正※MD式の手術前と6か月後の経過の症例写真になります。
目尻切開に期待できる効果
目尻切開では、目の幅を外側に広げることができるため、白目部分の露出が増えます。
すると小さい目の改善効果やつり目改善効果が生まれます。
幅が狭く小さい目の改善効果
目の幅が狭いと、目全体が小さく見えてしまいます。
そしてそれにより、メイク映えしないなどの悩みを抱えることがありますが、目尻切開で目の幅を外側に広げれば、白目部分が増えて大きな目になれます。
また、切開部分の下側には緩やかなカーブができますので、優しい目元を目指すこともできます。
つり目の改善効果
目尻がキュッと上がった目元は凛とした雰囲気で素敵ですが、きつい印象になってしまい悩まれている方もいらっしゃいます。
このようにきつい印象の目元でも、目尻切開を受けることで改善を目指せます。
ただし、強いつり目状態の場合では、以下でご紹介するグラマラスライン形成のほうがおすすめできる場合がありますので、手術内容については以下で確認してください。
小顔効果
目尻切開を受けると、目尻とこめかみの距離が縮まり、小顔効果が生まれます。
目尻切開では、ほんの数mm程度しか皮膚を切開しませんが、その数mmで目の雰囲気をガラリと変え、小顔効果を望めます。
特に頬骨が高い位置にあって左右に張り出した状態では、必要以上に顔が大きく見えてしまうことがありますが、目尻切開を受ければ、このような状態も緩和できるでしょう。
目尻切開がおすすなのはこのような人
目尻切開は以下に該当する方におすすめです。
- 小さな目を大きくしたい方
- つり目できつい印象を改善したい方
- 目の幅を広くしたい方
- 目尻からこめかみまでの距離が長い方
なお、目尻切開のみで大きな変化が見られない場合は、目頭側の幅を広げられる目頭切開の併用も選択肢の一つです。
目尻切開と目頭切開を併用すれば、いずれか一方の美容整形よりも目の幅が広がり、より印象的な目元を目指せます。
ただし、もともと両目の距離が近い方の場合では、目頭切開を行えない可能性もありますので、この場合では目尻切開のみでの対応となります。
目尻切開のメリット・デメリット
目尻切開はいくつものメリットがある美容整形ですが、その一方で知っておかなくてはならないデメリットもあります。
メリット
目の縦幅と横幅が小さいと目全体が小さく見えてしまいますが、目尻切開を受ければ横幅が広くなり、大きな目を形成できるというメリットがあります。
また、切開部分の下側にはゆるいカーブができますので、優しい雰囲気が生まれるというメリットもあります。
さらに、目尻切開を受けると目尻寄りの白目部分が増えますので、パッチリとして印象的な目元を目指せるというメリットもあります。
デメリット
目尻切開の切開部分には毛根がないため、切開部分のみまつ毛がない状態になります。
また、目尻をこめかみ側に引っ張ってみて白目が1.5mm以上ない場合では手術を受けることができません。
それは、このように白目の露出が少ない方が無理に目尻切開をしても、効果が感じられない場合があるためです。
また無理に切開しすぎると、粘膜が露出してしまい不自然な目元になってしまいます。
この場合では、別の美容整形の手術方法での対応となる可能性がありますので、詳細については医師にご相談ください。
さらに、目尻切開ではレアケースではありますが後戻りする可能性がゼロではありませんので、その点も美容整形を受ける前に注意が必要です。
グラマラスライン形成とは?効果やおすすめの方をご紹介
グラマラスライン形成はタレ目形成や下眼瞼下制(かがんけんかせい)とも呼ばれ、文字通りタレ目風やタレ目の目元を形成できる美容整形です。
また、目尻切開でも目尻の下側が緩いカーブを描くため、ややタレ目風な目元を目指せますが、グラマラスライン形成では、まぶたの裏側(結膜部分)を切開し、下まぶたを下方に引っ張って縫い付けるという違いがあります。
さらに、目尻切開でもつり目改善効果を期待できますが、目尻切開には限界があり、しっかりとしたタレ目を形成することができない場合があります。
一方グラマラスライン形成なら、結膜部分を切開して目尻の下方をお好みのデザインに形成できますので、より高いタレ目効果を期待できます。
この症例は、目頭切開とタレ目形成(グラマラスライン)の手術前と1か月後の経過の症例写真になります。
グラマラスライン形成に期待できる効果
グラマラスライン形成には以下の効果を期待できます。
タレ目効果
グラマラスライン形成では、デザインを決めてタレ目を形成することができ、タレ目風やタレ目を強調したデザインなど、お好みのデザインでタレ目を形成できます。
なお、顔立ちによってはタレ目を強調しすぎることで不自然な仕上がりになる可能性がありますので、デザインについてはカウンセリングで医師にご相談ください。
パッチリ目効果
グラマラスライン形成では、下まぶたを下方に引っ張って固定しますので、目尻切開よりも白目の露出が多くなります。
なお、グラマラスライン形成術はメスを使用しないタッキング法(埋没法)、メスで結膜を切開する結膜切開法、皮膚切開法があり、お客様に合った方法を医師が選択して手術を行います。
グラマラスライン形成がおすすめなのはこのような人
グラマラスライン形成は以下に該当する方におすすめです。
- タレ目風、もしくはタレ目になりたい方
- 細い目をパッチリ目に改善したい方
- 上まぶたの調整プラスαの効果を得たい方
- つり目によるきつい印象を改善したい方
グラマラスライン形成は優しい雰囲気の目元を目指すことが可能です。
タレ目風やタレ目は、それだけで優しい印象になり、他者に好印象を与えやすくなります。
グラマラスライン形成のメリット・デメリット
グラマラスライン形成では、下まぶたの一部に手を加えることで目元の印象を変えられる美容整形です。
また、ダウンタイムが短いことでもよく知られていますが、この手術にはメリットもデメリットもあります。
メリット
グラマラスライン形成のいちばんのメリットは、優しい雰囲気やつり目改善、セクシーさの演出など、お好みのデザインに目元を整えられるという点にあります。
また、目尻寄りの白目が多く露出することになりますので、目全体が大きくなるというメリットもあります。
デメリット
ある程度年齢を重ねると、グラマラスライン形成を受けたことでたるみが目立つ可能性があります。
また、タッキング法でグラマラスライン形成をした場合では、経年で糸が緩むことでタレ目効果が薄れる可能性があるというデメリットもあります。
さらに、やりすぎてしまうと白目だけでなくピンク色の粘膜部分まで露出してしまい、不自然な仕上がりになる、左右非対称になることがあるなどのデメリットもあります。
このようなトラブルは、グラマラスライン形成で聞かれることが多いトラブルですので、このような状態になる可能性も念頭に置いて、美容整形を検討する必要があるでしょう。
なお、デメリットというわけではありませんが、もともと両目の距離が離れている方の場合では、グラマラスライン形成を受けることで、その状態を強調してしまうことがあります。
つまり、このような目元の方は、別の美容整形手術で検討する必要があります。
グラマラスライン形成はこちら
目尻切開とグラマラスライン形成は異なった美容整形です
今回は、目尻切開とグラマラスライン形成のそれぞれの特徴や両者の違い、おすすめの方、メリット・デメリットについてお伝えしてきました。
これらの美容整形はともに目尻に手を加えるため、混同してしまいやすいです。
しかし、目尻切開では目尻の切開で目の幅を広げるに留まるのに対し、グラマラスライン形成では、下まぶたの外側を下方に引っ張ってタレ目風やタレ目を形成するという違いがあります。
つまり、目尻切開とグラマラスライン形成で迷ったのなら、ご自身の目的はどのような点にあるのかを突き止めて、目的に合った手術を選ぶ必要があります。
また場合によっては併用することでより効果を得られます。
ご自身にどちらの美容整形が向いているのかわからないというときには、ひとまずカウンセリングで医師にご相談する事が近道です。
東京シンデレラ美容外科では目尻の状態を拝見して目尻切開やグラマラスライン形成のどちらが向いているか、またお客様のご希望の仕上がりをイメージして、併用して行った方が良いのかを考えて手術を行っています。美容整形の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、修正手術をご検討の方も、美容外科の乗り換えをご検討の方も是非一度当院のカウンセリングにお越しください。スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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