全切開で失敗するか不安な女性

全切開で失敗するケースを医師が解説

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この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。

元に戻りにくい二重形成術として人気の全切開。
全切開は二重形成術の中でもデザインの自由度が高く、お好みの二重を形成できるという特徴があります。
しかし、全切開を受けた方の中には、失敗したと感じ、修正をお考えの方も存在しているのです。
では、それはどのような理由によるものなのでしょうか。
こちらの記事では、全切開の失敗例と、全切開で失敗しないため対策についてご紹介しています。

全切開の失敗例と原因をご紹介

全切開は極端に難易度が高い手術ではなく、実際に手術を受けた方の多くは満足の結果を得られています。
ところが、手術を受けた一部の方は仕上がりに満足できず、修正を検討しているという事実があります。
また、手術の担当医が成功したと感じても、お客様側からすると失敗したと感じる事例もあります。
それではまず、全切開での失敗例とその原因から見ていきましょう。

この症例は手術前と1週間後と2週間後と3ヶ月後と6ヶ月後のたるみ取り併用全切開の経過の症例写真です。MD式で行っているため、術後の状態が腫れすぎてしまったという失敗のリスクを大きく減らしています。

全切開の症例写真

全切開二重術

目立つ傷跡が残ってしまった

全切開は二重のラインを切開する手術であるため、手術直後から数か月間は、患部に目だった傷跡ができます。
しかし、通常であれば手術でできた傷跡はいつまでも残るものではなく、約1年後にはほぼわからない状態に回復します。
つまり、傷跡が治らないと感じたとしても、最低1年間は様子を見る必要があるということなのです。
一方、術後1年以上が経過して、今なお目立った傷跡が残っているのなら、以下の原因を疑う必要があるでしょう。

  • アレルギー体質で患部に炎症が起こった
  • 傷跡が残りやすい体質がある(ケロイド体質)
  • ダウンタイム期間中に患部を触ってしまった

これらが、目立った傷跡が残る原因として考えられます。
特に以前に全切開を受けていて、2回目、3回目の修正を受けた方の場合では、傷跡が目立ちやすい傾向にあります。
また、ダウンタイム期間中に気になって患部を触ってしまうと、傷口が開いて仕上がりに悪影響が及ぶこともあり、結果として目立った傷跡が残ることもあるのです。
つまり、傷跡が残ってしまうのが心配であれば、初めから傷跡が残らない対策をしておく必要があるということですね。

手術前とあまり変わり映えがしない

切開法で形成できるデザインには末広型と平行型があり、いずれの場合でも、手術後の目元は大きく変化します。
しかし、全切開を受けた方の中には、手術以前と代わり映えしない仕上がりになって、修正をお考えの方も存在しているのです。
そして、その原因として考えられるのは、極端に幅が狭い二重を形成した、眼窩脂肪(がんかしぼう)を取り除かなかったなどです。
このような失敗は、お客様の仕上がりイメージが医師に伝わり切れていなかったことで起こることが多いため、お客様の希望を医師にしっかりと伝えておくことで回避できるでしょう。

眠たそうな印象の目元になってしまった

切開法では、二重幅を自由にデザインできますが、眼窩脂肪が多く、なおかつ極端に幅広の二重を形成した場合では、パッチリとした目元ではなく、眠たそうな印象の目元になってしまうことがあります。
これもまた、お客様と医師のイメージの違いによって起こりやすくなると考えられますので、お客様の希望を医師にしっかり伝えることで防げる失敗でしょう。

全切開で失敗しないための対策とは

全切開は二重幅を微調整したり、デザインを選んで受けられたりする二重術です。
また、切開法の難易度はけっして高いとはいえませんが、事前に対策をしておかないと、仕上がりの段階になって失敗したと感じることがあるのです。
それでは、切開法で失敗しないための対策についてご紹介しましょう。

全切開で失敗しないための対策を案内している看護師

全切開二重術

全切開の名医に手術を任せる

全切開はデリケートな部分の手術であり、切開ラインが少し違っただけでまったく異なった仕上がりになることがあります。
また、医師によって全切開に対する得手・不得手があることも確かで、不得手な医師が手術を担当してしまうと、イメージ違いの仕上がりになることがあるのです。
つまり、全切開の手術を受けるなら、前提条件として全切開の名医と呼ばれる医師に手術を任せる必要があるということです。
全切開の名医と呼ばれる医師なら、手術の知識や技術はもちろんのこと、デザインセンスにも定評がありますので、目立った傷跡が残る、代り映えしない仕上がりになるといったトラブルを回避できるでしょう。
また、このような医師なら、お客様の目元をよく確認した上で眼窩脂肪の除去や切開を行いますので、眠たそうな印象の目元に仕上がるリスクも低いでしょう。

カウンセリングでお客様と医師が仕上がりイメージを共有する

お客様と医師が仕上がりイメージを共有することは、全切開を成功させるための必要不可欠な条件です。
まず、カウンセリングは以下の流れで行われます。

  1. お客様がカウンセラーもしくは医師に対してご自身の希望を伝える
  2. 医師がお客様の状態を確認し、適切な手術の提案をする
  3. 仕上がりイメージの最終確認と情報の共有

たとえば、お客様が欧米人のようにクッキリとした幅広の二重を希望されたとしましょう。
この場合、医師はお客様の希望を丸々聞き入れるのではなく、お客様の顔全体の雰囲気やバランスを確認し、最もお客様に適していると思われる幅の二重デザインを提案します。
つまり、この段階でお客様と医師がイメージしているデザインに食い違いが生じる可能性があるということです。
そして、この段階でシミュレーションを行い、お客様と医師がしっかりと情報の共有をしておかないと、お客様側からするとイメージ違いの仕上がりになる可能性があるのです。
つまり、お客様と医師の仕上がりイメージに対する食い違いが、「全切開で失敗した」と感じる原因になるということですね。
そうならないためには、お客様の希望を医師にしっかりと伝えつつ、医師が提案するデザインにも耳を傾ける姿勢が大切だということです。

他の治療の併用も検討してみる

全切開は万能な手術ではありませんので、できることとできないことがあります。
たとえば、末広型や平行型の二重形成は全切開で行えますが、「目の幅を広くする」「タレ目形成をする」などは、全切開では行えません。
この場合、目の幅を広くするなら目頭切開や目尻切開、タレ目形成ならグラマラスライン形成の手術が必要になります。
つまり、お客様のイメージ通りの仕上がりにするためには、場合によっては別の手術との併用が必要になる可能性があるということなのです。
この点を知らずに全切開を受けてしまうと、全切開に対する過度な期待から、仕上がりに満足できなくなる可能性があります。
全切開を受けるなら、全切開の限界を知り、場合によっては別の種々との併用になる可能性があるということも頭に入れておきましょう。

全切開の失敗は修正で対応できます

全切開で失敗しないためには、「お客様の希望を医師にしっかりと伝える」「医師の提案にも耳を傾ける」「仕上がりの最終イメージをお客様と医師とで共有する」ことが大切です。
しかし、それでもお客様の希望通りに仕上がらず、修正を考えなくてはならないこともあるでしょう。
そのようなときには、全切開の修正を受ける必要性が高まりますが、その際にはリスクが伴うことも知った上で、再手術に踏み切る必要があるでしょう。

全切開の修正をしている医師

全切開二重術

必ずしも希望通りに修正できるとは限らない

全切開の修正で再手術を受ける際にも、お客様の希望が100%叶うという保証はありません。
それは、上記でもお伝えした通り、全切開にはできることとできないことがあり、1回目の手術でできなかったことは、修正でもできない可能性が高いからです。
また、デザインセンスは医師ごとに異なるため、手術の担当医が変わることで、お客様の仕上がりイメージがより伝わりにくくなる可能性も考えられます。
全切開の失敗は手術で修正できますが、その際は、100%お客様の希望通りに仕上がらない可能性も頭に入れた上で受ける必要があるでしょう。

複数回の修正で傷跡が目立つことも

全切開の手術で修正し続けると、次第に二重のラインが硬くなったり、傷跡が目立つ状態になったりすることがあります。
この状態は、何度も皮膚にメスを入れることで起こる可能性がある現象で、修正回数が多い方ほど起こりやすいと考えられています。
とはいえ、全切開を得意とする医師に手術を任せれば、その可能性は低いでしょう。
つまり、全切開の修正を受ける場合でも、知識や経験が豊富で、高い技術力を持つ医師に任せる必要があるということですね。

アレルギーがある方は事前の対策が必要

アレルギーをお持ちの方は、あらかじめ抗アレルギー剤を服用しておくなどの対策が必要になるでしょう。
この点については、アレルギーに対する処置に詳しいアレルギー科の専門医などに相談する必要があり、その医師から美容外科医に情報が引き継がれていることが重要です。
なお、アレルギーに対する専門医の所見については文書で受け取ることが可能ですので、ぜひ、アレルギーの専門医に相談してみてください。

全切開の修正後にはここに注意

全切開の修正後には、1回目の手術と同様に、患部に触れずダウンタイムを過ごしてください。
修正後には仕上がりが気になって、患部に触れてしまいたくなりますが、それをしてしまうと傷口がきれいにふさがらず、1回目と同様に失敗したと感じる結果になりかねません。
しかし、せっかく修正のための手術を受けたのなら、今度こそ成功させたいですよね?
そのためには、傷口が完全にふさがるまでは傷口に触れず、なるべく安静に過ごすことが大切です。

また、傷口がふさがる前にお風呂で温まったり激しいスポーツをしたりすると、それが原因で仕上がりに悪影響が及ぶリスクが高まります。
ダウンタイム期間中の過ごし方については医師から説明がありますので、できる限り説明に耳を傾け、傷口に悪影響が及ばない生活を送ることを心がけましょう。

全切開二重術なら東京シンデレラ美容外科へ

東京シンデレラ美容外科では、全切開二重術の美容整形を多く行っております。
全切開二重術の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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CASE 症例情報

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全切開二重術

Doctor 本ページの監修医師

吉原 伯

吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA

美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。

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■ 資格

  • 美容外科専門医(JSAS)
  • サーマクール認定医
  • ベイザー脂肪吸引認定医
  • 日本救急医学会ICLSコース取得
  • 日本美容外科学会正会員(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会正会員

■ 略歴

  • 神戸大学医学部医学科卒業
    医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
    (麻酔科、皮膚科、形成外科)
  • 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
  • 湘南美容クリニック大宮院院長就任
  • 早稲田大学大学院卒 MBA修了
  • 湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
    SBCメディカルグループ統括院長補佐就任
  • SBCメディカルグループ代表補佐就任
  • 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
  • 医療法人社団東新会理事長就任

さまざまな学会の専門医・会員が在籍

下記の資格を持つ医師が在籍しています。

美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員

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