糸リフトでの「ほうれい線」の治療を医師が解説
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 13 分です。
メスを使うことなくリフトアップできることから、美容医療初心者の方にも人気の糸リフト。
顔のしわ・たるみの改善策として採用されている施術法の1つですが、糸リフトは“ほうれい線”にもアプローチできるの?と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げると、糸リフトはほうれい線に悩んでいる方にも大変おすすめの美容医療です。
こちらではほうれい線を目立たなくするのに糸リフトが良い理由や、よくある質問についてご紹介致します。
ほうれい線が濃くなる原因について
肌の乾燥
乾燥肌を放置するとバリア機能が低下し、適切な水分量を保つことができず肌表面の弾力が失われるため、ほうれい線が目立ちやすくなります。
また、紫外線を過度に浴びることも皮膚のバリア機能の低下を招く要因の1つです。
若々しく、健康的な肌を保つためにも、紫外線対策と同時に、十分な保湿ケアを心がけるようにして下さい。
筋力の低下
表情筋は身体の筋肉と同じく、年齢と共に衰えていくものではありますが、話をする機会が少ない方や食事をする際に、咀嚼回数が少ない傾向にある方は、年齢関係なく、顔の筋力が低下しやすいです。
表情筋や口の周りの筋肉が衰えると、皮膚や皮下脂肪を支えることができず、たるみが生じることによってほうれい線が濃く見えるようになります。
また、顔の筋力が低下することで血行が悪くなり、必要な栄養や酸素が行き届きにくくなることから、更にほうれい線が目立ってしまうと言う悪循環に陥ってしまう可能性も考えられます。
表情筋はフェイストレーニングや美顔器等で鍛えることができますが、一度落ちてしまった筋力を元に戻すのにはそれなりの時間がかかるため、効率良く改善したい場合は糸リフトの施術を受けることがおすすめです。
加齢によるハリの減少
肌の土台を支える役割を持つコラーゲン・エラスチン等の繊維は、年齢を重ねることで、質や量が低下し、肌のハリが減少します。
肌のハリが失われてしまうと肌がたるみやすくなり、ほうれい線の溝が深くなります。
ほうれい線が目立つのを防ぐために、化粧品やサプリ、食事を通じてコラーゲンやエラスチンを積極的に補うことをおすすめします。
間違ったスキンケア
洗顔やクレンジングをする際に肌をゴシゴシと擦ったり、過度なピーリングを行うと角質層だけでなく、皮下組織にまでダメージを受けてしまうことから、深いしわやほうれい線が刻まれる原因になります。
スキンケアをする際は優しく行い、肌に刺激を与えないよう注意して下さい。
また、しわやほうれい線といった年齢肌に関するトラブルには抗酸化成分(コエンザイムQ10・アスタキサンチン等)や保湿成分(ヒアルロン酸、セラミド等)が配合されている基礎化粧品がおすすめです。
姿勢の悪さ
スマホやPCを夢中になって操作していると猫のように背中を丸めたり、首を前に倒したりする姿勢になっていませんか?
このような悪い姿勢は重力によって顔が引っ張られるため、長期的に続けているとしわが固定され、ほうれい線が深くなってしまう可能性があります。
対策として、隙間時間に体操やストレッチを実践したり、着座姿勢をサポートする椅子やクッションに買い替えると良いです。
食生活の乱れ
肌に必要な栄養が不足するとターンオーバーのスピードが遅くなり、バリア機能が低下することがわかっています。
ハリのある肌を保つためにも、スキンケアだけでなくインナーケアも強化することが大切です。
具体的には、たんぱく質・ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛等の成分を積極的に摂ることをおすすめします。
糸リフトはほうれい線のお悩みに効果有り!
頬やフェイスラインのたるみ・もたつきを根本的に改善する糸リフトは、ほうれい線のケアにも適しています。気になる箇所に直接アピールできるため、肌の状態によっては切開リフトよりも高い効果が得られることがあります。
ただし、たるみの度合いが強い場合、糸リフト単体での改善は難しい可能性もあります。最善な施術法を受けるためにも、信頼できるクリニックで施術を受けることが重要です。
この症例写真は、糸リフトの手術前と1週間後の症例写真になります。
ほうれい線を目立たなくするために糸リフトが良い理由
切開せずにほうれい線を改善できる
糸リフトは極細の針と医療用の糸のみで施術を行うため、皮膚を切開することなく、ほうれい線を改善することが可能です。
切開リフトの場合、傷跡が残ったり、周りの方に施術を受けたことについて気付かれてしまう可能性がありますが、糸リフトはメスを使わないので術後のリスクが心配な方にもおすすめです。
施術後すぐに効果を実感できる
糸リフトは物理的に皮膚や筋肉等の各組織を引き上げるため、施術後すぐにリフトアップ効果を実感することができます。
イベントや撮影等、大切な予定を控えている方で、すぐにほうれい線を改善したい方には大きなメリットだと言えます。
ダウンタイムがほとんどない
切るフェイスリフトのダウンタイム期間は約1週間程度かかりますが、ダウンタイムがほとんどありません。
施術を受けた当日よりメイクや洗顔も可能で、腫れや内出血等の症状が目立ちにくいため、
早ければ施術翌日から仕事に復帰される方も多いです。
小顔効果が期待できる
糸リフトは医療用の糸によって肌のたるみを持ち上げることで、フェイスラインがすっきりとし、小顔に見せる効果が期待できます。
フェイスラインがたるむと、顔が大きく見えることが多いので、若見えと同時に小顔効果も叶えたいと言う方にもおすすめの施術法です。
将来的なたるみを予防できる
糸リフトは挿入された糸の刺激によって、真皮層のコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、今あるたるみやほうれい線を改善するだけでなく、将来的なたるみの発生を防ぐことができます。
また、コラーゲン・エラスチンにはハリと艶を与えてくれる働きもあるので、小じわを目立たなくし、若々しい肌質を手に入れられるという点も糸リフトの施術を受けるメリットと言えます。
糸リフトのデメリットについて
全ての人が受けられる施術ではない
糸リフトは妊娠中や授乳中の方、他の糸治療を受けている方・皮膚に炎症を起こしている方、創傷治癒に問題がある方(ケロイド体質の方など)は施術を受けることができません。
※詳しい体質のチェックも可能ですのでご心配な方は当院専門医にご相談ください
また、お薬を服用されている場合、お薬手帳をご提示下さい。内容を確認した上で、施術可能であるかどうか、判断させて頂きます。
仕上がりに満足がいかないケースも考えられる
皮下脂肪の量が極端に多かったり少なかったり、皮膚が固い場合、糸を上手く埋め込むことができず、自分が予想していたよりもリフトアップ効果を実感できなかった、顔に左右差が生じてしまった等と感じてしまう可能性があります。
少しでも満足度の高い施術を受けていただくためにも、しっかりとカウンセリングや診断を行ってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
糸リフトと併用がおすすめの施術
下記のような施術法と糸リフトを組み合わせることで長持ちし、リフトアップや美肌効果等も相乗的に発揮することができます。
脂肪溶解注射
皮下脂肪が平均値よりも多いと、糸に重みがかかるため糸リフトの効果が出にくい場合があります。
この場合、脂肪溶解注射を併用することで脂肪が軽くなり、引きつれや凸凹等のリスクを最小限に抑えながら糸リフトによる引き上げ効果をアップさせることが可能です。
ヒアルロン酸注射
頬のコケが気になる場合、ヒアルロン酸注射でボリュームを出してから糸リフトの施術を受けるとより理想的なフェイスラインを叶えることができます。
また、糸リフトだけでは大きな変化を出しづらい、ほうれい線上部分等の部位はヒアルロン酸注射との併用術をおすすめします。
その他、小顔効果をご希望の方は糸を挿入する際に、顎先にヒアルロン酸を注入すること
で逆三角形のシャープな輪郭に整えることができます。
ボツリヌストキシン注射
ボツリヌストキシン注射と糸リフトを併用することで、ほうれい線を改善しながら、小顔効果を高めることもできます。
ボツリヌストキシン注射は筋肉を弛緩させる作用があることから、一時的に表情が不自然になったり、食事が摂りにくくなることがありますが、2~3日程度経過すれば徐々に落ち着いていきますのでご安心下さい。
糸リフトの施術によくある質問
持続期間はどのくらい?
糸リフトの持続期間は約1年~1年半程度です。糸リフトの効果は永久的ではありませんが、長期的にメンテナンスを受けることで肌質が改善され、長期的なリフトアップ効果を得ることができます。
挿入した糸はどうなる?
糸リフトの施術では、多くのクリニックで、身体への影響が少ない溶けるタイプの医療用の糸が採用されています。
個人差はありますが、溶ける糸は時間の経過と共に溶けて体内に吸収され、尿となり体外へ排出されるという特性を持っています。
糸は何本挿入するべき?
目安としては片側4-8本程度で、少なすぎると引き上げ効果が出にくく引きつれを起こす可能性があります。
ただし、これはあくまでも目安であり、糸リフトの施術で挿入する糸の本数はほうれい線の進行度や深さによって異なりますので、カウンセリングにて医師にご自身の肌を確認してもらいながら適切な本数についてしっかりと相談するようにして下さい。
ほうれい線が気になりはじめてから受けた方が良い?
糸リフトの施術を受けるタイミングとしては、ほうれい線が気になり始めてからでも問題ありませんが、20歳を過ぎると体内で生成されるコラーゲンの量が少なくなるので、その前に対策をしておくのがおすすめです。
糸リフトなら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、糸リフトの美容整形を多く行っております。
糸リフトの正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
小出 真哉(こいで しんや) SHINYA KOIDE
小さなコンプレックスが自信をそぎ、考え方や行動までもネガティブにさせてしまう一方でそれを解消できれば自信と活力に満たされ、新しいスタートを切れることを私は知っています。
お客様の最大幸福を提案できるために常に向上心をもって、最新の知見も貪欲に追い求めて参ります。
ぜひ私を上手に利用してください。いつでもお待ちしております。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
■ 略歴
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慶應義塾大学医学部医学科卒業
川崎市立川崎病院臨床研修(救急科、麻酔科、外科、形成外科、整形外科) - 慶應義塾大学病院勤務および関連病院への出向
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 川崎院院長就任
- 湘南美容クリニック 大宮院院長就任
- 湘南美容クリニック 新宿南口院院長就任
- 東京シンデレラ美容外科顧問医師就任
- 東京シンデレラ美容外科池袋院院長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
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